- 軸径って結局ボルトの太さのこと?
- 呼び径と軸径って同じじゃないの?
- 孔径との違いがいまいち分からない
- 読み方は「じくけい」で合ってる?
- ABRのM16なのに軸部径14.54mmって書いてあるけど誤記?
- 高力ボルトの孔って軸径+いくつで開けるんだっけ
- 強度計算の軸断面積って軸径から出すの?
- 機械の軸径(シャフト)の話と混ざって検索結果が読みにくい
上記の様な悩みを解決します。
軸径は、鉄骨製作図やボルトの規格表を見ているとサラッと出てくる用語ですが、「呼び径」「孔径」と並ぶと途端にややこしくなります。特にアンカーボルトのABRで「M16なのに軸部径14.54mm」のような数字に出くわすと、誤記を疑いたくなる人も多いはずです。今回は軸径の定義・読み方・孔径との違いといった基本を押さえた上で、現役の施工管理目線で「呼び径・軸径・孔径の3語の整理」「ABRの軸部径が呼び径より小さい理由」「孔径クリアランスの根拠」「軸断面積を強度計算でどう使うか」「機械分野の軸径との違い」まで、現場で孔あけやボルト選定を判断するときに迷わない形で整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
軸径とは?
軸径とは、結論「ボルトなど軸状の部材の、軸部の直径」のことです。読み方は「じくけい」です。
鉄骨造の現場では、ほぼ「ボルト軸の径」という意味で使われます。M16の高力ボルトなら軸径は16mm、M20なら20mm、という具合に、ボルトの太さそのものを指す言葉だと考えてまず問題ありません。
ただし、後で詳しく触れますが、アンカーボルトのABR(転造ねじ)だけは「呼び径」と「軸部径」がズレるので、ここだけは別扱いで覚えておく必要があります。図面や規格表で「軸部径ds」という表記が出てきたら、それはこの軸径のことです。
軸径という言葉が現場でややこしく感じられるのは、「呼び径」「孔径」という似た言葉と一緒に出てくるからです。まずはこの3語の関係を一枚で整理しておくと、以降の話が一気に分かりやすくなります。
ボルトの基本については、こちらも参考になります。

軸径・呼び径・孔径の違い(3語の整理)
軸径でつまずく人の大半は、軸径そのものではなく「呼び径」「孔径」との区別で混乱しています。まずはこの3語の役割を整理します。
| 用語 | 読み方 | 意味 | 何を表すか |
|---|---|---|---|
| 呼び径 | よびけい | ねじの呼び寸法(M16のような表記) | ボルトの「サイズ名」 |
| 軸径(軸部径) | じくけい | ボルト軸部の実際の直径 | ボルトの「太さの実寸」 |
| 孔径 | あなけい | ボルトを通す板側の孔の直径 | 母材に開ける「穴の大きさ」 |
ざっくり言えば、呼び径は「サイズの名前」、軸径は「ボルト本体の実寸」、孔径は「相手側の穴」です。高力ボルトや中ボルトでは呼び径と軸径が一致するので、この3語のうち実質的に区別が必要なのは「ボルト側(軸径)」と「母材側(孔径)」の2つになります。
孔径については、こちらの記事で詳しく整理しています。

呼び径・軸径と紛らわしい「外径」「内径」も、配管や電線管では頻出します。混同しやすい人はこちらも合わせて押さえておくと整理しやすいです。

僕の感覚だと、この3語は「名前・本体・相手の穴」という3点セットで覚えるのが一番ブレません。図面で数字だけを追うと「16なのか18なのか14.54なのか」で迷子になりますが、その数字が「呼び径の名前なのか・軸の実寸なのか・孔の寸法なのか」を毎回確認する癖をつけると、混乱がほぼ消えます。
ボルト種類別|呼び径と軸径の関係
軸径の話で一番引っかかるのが「呼び径と軸径は同じなのか違うのか」です。結論を先に言うと、ボルトの種類によって変わります。
| ボルトの種類 | 呼び径と軸径の関係 | 補足 |
|---|---|---|
| 高力ボルト | 呼び径=軸径 | M16なら軸径16mm |
| 中ボルト(普通ボルト) | 呼び径=軸径 | M16なら軸径16mm |
| アンカーボルトABR(転造ねじ) | 呼び径>軸部径 | M16で軸部径14.54mm |
| アンカーボルトABM(切削ねじ) | 呼び径=軸部径 | M24なら軸部径24mm |
つまり、混乱の元凶はほぼ「ABRアンカー」だけです。高力ボルトと中ボルトは「呼び径=軸径」で素直なので、ここで悩む必要はありません。問題はABRで、なぜ「M16なのに14.54mm」になるのか。これは誤記でも何でもなく、転造ねじという加工方法に理由があります。次の章で詳しく説明します。
高力ボルトそのものの種類・規格はこちらが詳しいです。

中ボルト(普通ボルト)と高力ボルトの使い分けについては、ボルト全般の記事も参考になります。

僕としては、新人のうちは「高力・中ボルトは呼び径=軸径、ABRだけ別」と割り切って覚えるのが実用的だと感じます。すべてのボルトで呼び径と軸径の関係を暗記しようとすると逆に混乱するので、「素直な多数派」と「例外のABR」に分けて整理するのがおすすめです。
なぜABRはM16で軸部径14.54mmなのか
ABRアンカーボルトの軸部径が呼び径より小さくなるのは、「転造ねじ」という加工方法を使っているからです。ここが理解できると、規格表の数字に納得がいきます。
ねじの作り方には大きく2種類あります。
- 転造ねじ(ABR):丸棒を回転する金型で挟み、材料を塑性変形させて山を「盛り上げて」作る。だから軸部(ねじを切る前の素材径)は仕上がりの呼び径より細い
- 切削ねじ(ABM):丸棒を削ってねじ山を「彫り込む」。軸部は呼び径と同じ太さのまま
転造ねじは、材料を削らずに押し出してねじ山を作るので、ねじを切る前のブランク(素材)の径が、できあがりのねじ呼び径より小さくなります。これがABRの軸部径が呼び径より小さい理由です。だからM16のABRは軸部径が約14.54mm、M20で約18.20mm、M24で約21.85mmと、呼び径より一回り細い値になります。
| ABR呼び径 | 基準軸部径ds(約) |
|---|---|
| M16 | 14.54mm |
| M20 | 18.20mm |
| M24 | 21.85mm |
ここで「軸が細いなら強度は大丈夫なのか?」と不安になる人がいますが、転造ねじはむしろ切削ねじより有利な面があります。転造は金属組織を切断せず連続させたまま塑性加工するため、切削ねじに比べて強度が高く(おおむね5〜20%程度)、伸び(変形能力)も大きい(約20%程度)とされます。アンカーボルトは地震時に伸びて粘ることが求められる部材なので、伸びが大きいABRはM16〜M48の中小径で理想的とされ、広く使われています。
ABRアンカーボルトの規格・寸法はこちらでさらに詳しく扱っています。

アンカーボルト全般の種類・施工方法はこちらが参考になります。

僕の整理では、ABRの「M16なのに14.54mm」は、誤記を疑うべき数字ではなく「転造ねじだから軸が細い=そのぶん粘る良いボルト」と理解するのが正解です。図面で初めてこの数字を見るとギョッとしますが、加工方法の違いを知っていれば動じずに済みます。
軸径の規格(高力ボルト・アンカーの寸法)
軸径の規格は、高力ボルト系とアンカーボルト系で押さえどころが違います。
高力ボルトと中ボルトは、前述の通り呼び径がそのまま軸径です。M12・M16・M20・M22・M24・M27・M30といった呼び径が並び、その数字がそのまま軸の太さ(mm)になります。鉄骨接合で多用されるのはM16・M20・M22あたりで、現場で「20のボルト」と言えば軸径20mmの意味になります。
アンカーボルトは、2015年12月のJIS改正で整理されました。それまでABR(JIS B 1220)とABM(JIS B 1221)に分かれていた規格が、新しい「JIS B 1220:2015 構造用両ねじアンカーボルトセット」に統合され、ABR・ABMの両方がこの規格内で扱われるようになっています。
| 種類 | ねじ加工 | 規格サイズ | 軸部径の扱い |
|---|---|---|---|
| ABR | 転造ねじ | M16・M18・M20〜M48 | 呼び径より細い |
| ABM400 | 切削ねじ | M24〜M48 | 呼び径と同じ |
| ABM490 | 切削ねじ | M24〜M100 | 呼び径と同じ |
ABRが中小径中心、ABMが中大径まで対応という住み分けです。古い知識のまま「JIS B 1221がABM」と覚えていると現行規格とズレるので、2015年改正で統合された点は押さえておくと安心です。
アンカーボルトのJIS改正の経緯は、業界団体(建築鉄構技術支援協会など)の解説も参考になります。
僕の考えでは、規格表は丸暗記する必要はなく、「高力・中ボルトは呼び径=軸径」「アンカーは2015年改正でJIS B 1220に統合、ABRは軸部径が細い」の2点だけ押さえておけば、あとは必要なときに寸法表を引けば十分だと考えています。
軸径と孔径のクリアランス(根拠と現場の実値)
軸径とセットで必ず問われるのが「じゃあ孔は何mmで開けるのか」です。孔径は軸径より少し大きく開けますが、その「少し」がボルトの種類で変わり、しかも規格値と現場の実際にズレがあります。
| ボルトの種類 | 標準的な孔径の考え方 |
|---|---|
| 高力ボルト | 軸径+2.0mm程度(M27以上は+3.0mm程度) |
| 中ボルト(普通ボルト) | 軸径+0.5〜1.0mm |
| アンカーボルト | 軸径+5.0mm程度(ベースプレート側はさらに大きい) |
中ボルトの孔径の根拠は少し奥が深いです。日本建築学会の鋼構造設計規準では「軸径+0.5mm」、建築基準法施行令では「軸径+1mm以内」とされています。普通ボルト接合は大きな初期張力を与えていないため、構造体に地震や風の大きな荷重がかかったときに、孔のクリアランス(軸径と孔径の差)に応じて部材がずれる「すべり」が起きます。そのため、すべりを抑えたい規準ではクリアランスを0.5mmと小さく規定しているわけです。
ただし、実際の製作精度・施工誤差を考えると0.5mmはほぼ実現不可能で、現場では1.5〜2mm程度のクリアランスで運用されているのが実情です。高力ボルト接合では、大きな初期張力で板同士を締め付けて摩擦で力を伝える「摩擦接合」のため、多少クリアランスがあってもすべりが起きにくく、孔径は軸径+2mmで規定されています。
ボルト孔による断面欠損(孔の分だけ部材の有効断面が減ること)は、引張部材の強度計算で効いてくる重要な論点です。こちらが参考になります。

高力ボルト摩擦接合の仕組みは、こちらで詳しく整理しています。

僕の感覚だと、孔径は「規格値そのもの」より「なぜその値なのか(すべり・摩擦の理屈)」を理解しておく方が現場で効きます。ファブに孔径の指示を出すときも、検査で「孔が大きい/小さい」と議論になったときも、根拠を持って話せると一目置かれます。逆に数字だけ暗記していると、イレギュラーな場面で判断できず固まってしまいます。
軸断面積と強度計算での軸径の使い方
軸径は、ボルトの強度計算と直結します。ここを押さえると「軸径を知って何の役に立つのか」が腹落ちします。
ボルトの引張やせん断の強度を計算するときは、軸の断面積を使います。ここで注意したいのが、「軸部の断面積」と「ねじ部の有効断面積」は別物だという点です。
- 軸部の断面積:軸径から円の面積として計算(直径16mmなら約201mm²)
- 有効断面積:ねじ山で削られたねじ部の、強度上有効な断面積(M16で約157mm²)
引張力がねじ部にかかる場合は、軸部より細いねじ部で破断する可能性があるため、安全側に「有効断面積」で評価するのが基本です。一方、せん断力がボルト軸部にかかる接合(支圧接合など)では、軸部の断面積で評価する場面もあります。どの断面積を使うかは「どこに力がかかり、どこが一番弱いか」で決まります。
ボルトの有効断面積については、こちらが参考になります。

応力の基本(断面積と力の関係)を整理したい場合は、こちらも合わせてどうぞ。

正直なところ、ここは1級施工管理技士や構造設計の領域に踏み込む部分なので、現場の施工管理が日々手計算するわけではありません。ただ「軸径から軸断面積、ねじ部は有効断面積で評価する」という枠組みを知っているだけで、構造図のボルト本数の根拠が読めるようになり、設計者との会話がスムーズになります。
機械分野の「軸径」との違い
「軸径」で検索すると、建築・鉄骨の話と、機械(回転軸・モーターシャフト・ベアリング)の話が混ざって出てきて読みにくい、という人は多いはずです。ここを整理しておきます。
機械分野の「軸径」は、回転する軸(シャフト)の直径を指します。モーターの出力軸、ポンプのシャフト、ベアリングの内径と合わせる軸の太さなど、「回転する丸棒の太さ」という文脈です。建築・鉄骨の「ボルト軸の径」とは、同じ言葉でも対象がまったく違います。
| 分野 | 軸径が指すもの | 主な関心事 |
|---|---|---|
| 建築・鉄骨 | ボルト・アンカーの軸部の径 | 孔径との関係、接合強度 |
| 機械・設備 | 回転軸(シャフト)の直径 | ベアリング適合、トルク伝達 |
設備施工管理の場合は、ポンプや送風機の軸径(シャフト径)に触れる場面もあるので、両方の文脈を知っておくと混乱しません。検索で機械系の記事が出てきたら「これはシャフトの話だ」と切り分けて読み飛ばせばOKです。
僕としては、用語が同じでも分野で意味が変わるのは建築用語あるあるなので、「今は鉄骨のボルトの話をしている」と文脈を固定して読むのが混乱を防ぐコツだと感じます。検索結果が読みにくいのは知識不足ではなく、複数分野の記事が混在しているだけなので、安心してください。
軸径に関する現場での注意点
最後に、軸径まわりで現場で実際にハマりやすいポイントを整理します。
- 呼び径=孔径と思い込む誤発注:「M16だから孔も16mm」と勘違いすると孔が小さすぎてボルトが通らない。孔は軸径より大きいのが前提
- 孔径過大の検査指摘:孔を大きく開けすぎると、高力ボルト摩擦接合ですべり耐力が不足する。指摘されたら添え板の追加や孔の補修(溶接後再孔あけ等)で対応が必要
- ABRの軸部径を呼び径と取り違える:強度検討でM16を16mmで計算すると過大評価になる。ABRは軸部径14.54mmで評価
- 図面表記の混在:設計図の「軸部径」と製作図の「軸径」が同じ意味か、呼び径と取り違えていないかを照合する
- アンカーの孔の余裕:ベースプレートの孔は建込み誤差を吸収するため軸径+9〜25mm程度と大きく取る。これは設計上の意図なので「孔が大きすぎる」と早合点しない
特に孔径過大の指摘は、対処にコストと手間がかかるので、孔あけ前の段取り段階で「どのボルトに何mmの孔か」を確定させておくのが鉄則です。
トルク管理など本締め側の話は、こちらも参考になります。

僕の整理では、軸径の知識が現場で一番効くのは「孔あけの指示」と「検査での受け答え」の2場面です。定義を知っているだけでなく、軸径・孔径・呼び径の関係を即答できると、ファブとのやり取りも検査対応も格段にスムーズになります。
軸径に関する情報まとめ
- 軸径とは:ボルトなど軸状部材の軸部の直径。読み方は「じくけい」
- 呼び径・軸径・孔径の違い:呼び径=サイズ名、軸径=ボルト本体の実寸、孔径=相手側の穴
- ボルト種類別:高力ボルト・中ボルトは呼び径=軸径、ABRアンカーは呼び径>軸部径、ABMは呼び径=軸部径
- ABRがM16で14.54mmの理由:転造ねじで軸部(素材径)が呼び径より細いため。むしろ強度・伸びは有利
- 規格:高力・中ボルトは呼び径がそのまま軸径。アンカーは2015年JIS改正でJIS B 1220に統合
- 孔径クリアランス:高力ボルト+2mm、中ボルト+0.5〜1mm、アンカー+5mm程度。根拠はすべり・摩擦の考え方
- 軸断面積:軸部は軸径から、ねじ部は有効断面積で強度評価。「どこが一番弱いか」で使い分け
- 機械の軸径との違い:機械は回転軸(シャフト)の径を指し、建築のボルト軸径とは別物
- 現場の注意点:呼び径=孔径の誤解、孔径過大の指摘、ABR軸部径の取り違えに注意
以上が軸径に関する情報のまとめです。
軸径は、定義だけ見れば「ボルト軸の径」とシンプルですが、呼び径・孔径との関係、ボルト種類ごとの差、ABRの軸部径、孔径クリアランスの根拠まで押さえて初めて「現場で使える知識」になります。特に孔あけの指示と検査対応の場面で効いてくるので、3語の整理と「ABRだけ例外」という構図を頭に入れておくと、図面チェックでもファブとのやり取りでも迷わなくなるはずです。
軸径に関するよくある質問
Q1:軸径と呼び径は同じですか?
高力ボルトと中ボルト(普通ボルト)では、呼び径と軸径は同じです。M16なら軸径16mmです。ただしアンカーボルトのABR(転造ねじ)だけは例外で、呼び径より軸部径が小さくなります(M16で約14.54mm)。「高力・中ボルトは一致、ABRだけ別」と覚えておくと混乱しません。
Q2:軸径の読み方は何ですか?
「じくけい」と読みます。関連語の「呼び径」は「よびけい」、「孔径」は「あなけい」です。会議や打合せで口に出す機会が多い言葉なので、読み方を押さえておくと安心です。
Q3:ABRアンカーがM16なのに軸部径14.54mmなのはなぜですか?
転造ねじという加工方法を使っているためです。転造は材料を削らず、丸棒を金型で挟んでねじ山を盛り上げて作るので、ねじを切る前の素材(軸部)の径が、できあがりの呼び径より細くなります。これは誤記ではなく規格通りの値で、転造ねじは切削ねじより強度・伸びが大きいという利点があります。
Q4:高力ボルトの孔は軸径+何mmで開けますか?
標準的には軸径+2.0mm程度です(M27以上は+3.0mm程度)。高力ボルトは板を強く締め付けて摩擦で力を伝える摩擦接合なので、多少のクリアランスがあってもすべりにくく、+2mmが規定されています。中ボルトは+0.5〜1.0mm、アンカーボルトは+5mm程度と、ボルトの種類で変わります。
Q5:強度計算では軸径から求めた断面積を使いますか?
力のかかり方で変わります。引張力がねじ部にかかる場合は、軸部より細いねじ部で破断する恐れがあるため、安全側に「有効断面積」(ねじ部の強度上有効な断面積)で評価します。せん断力が軸部にかかる場合は軸部の断面積を使う場面もあります。「どこに力がかかり、どこが一番弱いか」で使う断面積を選びます。
Q6:機械の軸径と建築の軸径は同じ意味ですか?
言葉は同じですが、対象が違います。機械分野の軸径は回転軸(モーターのシャフトなど)の直径を指し、建築・鉄骨の軸径はボルト・アンカーの軸部の径を指します。検索で機械系の記事が混ざって出てくるのはそのためで、「今は鉄骨のボルトの話」と文脈を固定して読み分ければ混乱しません。
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