- 継手ってなに?
- 読み方は?
- どんな種類があるの?
- 仕口について知りたい
- 役割などを実例を交えて見たい
上記の様な悩みを解決します。
継手は多くのシチュエーションで使われる材料です。空調、電気、衛星、鳶など、様々な職種で使われたりしますので、基礎知識については抑えておきましょう。
この記事では継手とは?といったところから、読み方、種類、仕口、役割などについて実例を交えて解説していきます。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にもそれなりに分かりやすい記事になっているかなと思います。
継手とは?読み方についても解説する
継手とは、結論「何かと何かを接合する部品の総称」です。
読み方は(つぎて)でして、意味合いが広い部品です。
建築において「何かと何かを接合する」というのは頻繁に起こります。例えば、配管を伸ばす為には配管と配管を接合しなければなりませんし、足場を組むには単管と単管を接合しますよね。接合部分に使用されるのが継手です。
継手は接合する部品の総称と言えます。
配管と配管を直線状に接続する際、ニップルという部品を使います。配管自体が雄ですので、雄同士を接続することはできません。ニップルは雌雌ですので、ニップルを使えば、配管同士の接続が可能になります。
ニップルの役割としては「配管と配管を繋げる」というものですから、「継手(つぎて)」に分類されます。他の配管材、エルボーやユニオン、プラグやフランジなども継手です。配管関係ならこれくらいです。
鳶や大工や鉄筋、それぞれにおいても様々な種類の継手があります。
あまり「接合」という用語に馴染みの無い方は「コネクター」というイメージを持つと分かりやすいかもしれません。
継手の種類と実例
エルボ
エルボとは、配管を直角に曲げる継手の一種です。
覚え方としては「エルボー(ひじ)」が分かりやすいと思います。使い方としては、天井へ配管する際、梁をまたぐのに使用したりします。
梁をまたぐ場合、直角な部分が4箇所出てきてしまいます。
これを配管曲げで対応するのは中々難しいものがあります。ただ、エルボを使うことにより、配管同士の接続で梁を跨げるという訳ですね。
現場にて非常に頻繁に使用される材料です。
ノーマルベンド
ノーマルベンドは、配管を直角に曲げる継手の一種です。
役割としてはエルボと近いですが、実際は異なります。エルボは完全に直角ですが、ノーマルベンドは弧を描いて90度を再現します。
イメージとしては、曲がる配管の一部を切り取ったのがノーマルベンドといった形です。
ノーマルベンドを使えば、わざわざ配管を曲げる必要はありませんし、工場で作ったものを使うので綺麗に曲げられることができます。
施工性も良好であり、また、配管を曲げるというシーンは頻繁に出てきますから、現場で重宝されている部材の一つです。
ニップル
上写真がニップルです。使い方は前の章で説明した通りです。
ニップル自体がメスメスになっていますので、オスとオスを接続する際に使用されます。
単管と単管の間にある継手
単管と単管の間にある材料も継手と言えます。ジョイントとか直角とかですね。
単管足場を組み立てるには、単管同士を接続しなければなりません。でなければ単管が足場として成立しませんからね。
配管だけでなく、この様に足場でも継手は存在します。
継手の仕口
継手の仕口とは「何かと何かを接合する役割を持つ穴のこと」です。
特に多いのは木材同士の接合になります。木材と木材を接合する際、片方の木材にあらかじめ穴を開けておきます。穴に対して木材を差し込むと、木材同士が接合されるという流れです。
今まで解説して様な金属製の継手を使う訳ではなく、継手の様な役割の穴が仕口という訳です。
木造の住宅なんかで使われることがあります。S造RC造SRC造などで使用されることはあまりありませんので、今後も採用数が減っていく考え方だと思います。
継手に関する情報のまとめ
継手に関する情報のまとめ
- 継手とは:何かと何かを接合する部品の総称
- 読み方:つぎて
- 継手の種類:ニップル、エルボ、ノーマルベンド、他
- 仕口とは:何かと何かを接合する役割を持つ穴のこと
以上が継手に関する情報のまとめです。
一通り、基礎知識は網羅できたと思います。
継手は基本的に配管工事にて使用されます。配管工事に対する理解を深めておけば、より継手に対する理解も深まりますから、よく理解しておきましょう。
また、継手にはいくつか種類があります。それぞれの知識も必要になります。
下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。