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PF管とCD管とは?違い、サイズ、特徴など【現場監督が解説】

  • PF管ってなに?
  • CD管ってなに?
  • PF管とCD管の違いって?
  • サイズ表が欲しい
  • メリットとデメリットは?
  • 定尺は?
  • 支持間隔はどれくらいなの?
  • メーカーはどこ?

上記の様な悩みを解決します。

PF管もCD管も現場にて頻繁に使用される電線管です。現場では必須の知識ですので、正しい情報を理解しておきましょう。

この記事ではPF管とは?CD管とは?といったところから、PF管とCD管の違い、サイズ表、メリット、デメリット、定尺、支持間隔、メーカーなどについて解説していきます。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう。

 

PF管とは?

PF管とはプラスチック製のフレキ管のことです。

PF管の「PとF」の意味は下記となります。

PF管のPとFの意味

  • P:Plasutic→プラスチック(合成樹脂)
  • F:Flexible→フレキシブル(柔軟性がある)

つまり、合成樹脂でできた柔軟性のある電線管という訳ですね。

電線管は「電線やケーブルを収容する管」のことですので、PF管を明確に定義すると「合成樹脂でできた柔軟性のある電線やケーブルを収容する管」となります。

ちなみにPF管にはPFSとPFDというものがあります。(CD管にはありません)

PFSのSは「シングル」で、PFDのDは「ダブル」という意味です。つまり、単層構造か複層構造かの違いとなります。単層構造よりも複層構造の方が耐候性が強く、悪環境下でも機能してくれます。

 

CD管とは?

CD管とは、プラスチック製のフレキ管のことです。

CD管のCとDの意味

  • C:Combined→コンバインド(合成された)
  • D:Duct→ダクト(管)

上記が「CD管のCとD」の意味でして、要は合成樹脂で出来た電線管という意味です。

あれ?PF管と一緒では?

そう思う方も多いはず。

PF管とCD管は「プラスチック製の柔軟性がある電線管」という点では全く同じですが、その用途や色、特徴がちょっとだけ違います。

次はPF管とCD管の違いについて解説していきます。

 

PF管とCD管の違いって何?

PF管とCD管の違い①汎用性

PF管とCD管の違いの一つとして、汎用性があるか?ないか?が挙げられます。

まず、CD管は基本的に打ち込み専用です。つまりコンクリート埋設にしか使えません。それ以外の部分に使うことは出来ないんです。

汎用性が無いCD管に対しPF管には汎用性があります。(コンクリート埋設にPF管を使うことも可能)

というのもPF管はCD管とは違い、耐候性に優れているんです。

よって、屋外での施工にも使うことが出来ます。これが大きな違いです。

 

PF管とCD管の違い②色

PF管とCD管の見分け方は色を見れば一発です。

まずCD管の色はオレンジ色で固定です。オレンジ色の合成樹脂管があればCD管だと思ってもらって相違ありません。

逆にPF管の色はオレンジ以外です。黒だったりアイボリックだったりします。

 

PF管とCD管の違い③耐燃性

PF管とCD管の違いは、耐燃性にもあります。

そもそも「耐燃性」とはなんぞや?といったところですよね。

要は炎に強いかどうか?ということです。火に晒された時、それに耐えられるか耐えられないか?という話です。自己消化性と言ったりもしますね。

  • PF管:耐燃性アリ
  • CD管:耐燃性ナシ

つまりはPF管の方が炎に強いということです。

CD管はコンクリート埋設専用ですので「そもそも耐燃性なんて必要ないよね」って話で耐燃性が付与されてないみたいですね。

逆にPF管は屋外での施工に用いられることもありますから、耐燃性が付与されています。

 

PF管とCD管の違い④値段

ここまでの話を聞くと、

PF管の方がすごくね?CD管とか必要なくない?

そう思いますよね。

CD管がPF管に比較して優れている点として「価格が安い」ということが挙げられます。

汎用性もない。耐燃性もない。けど、値段は安い。これがCD管の良さです。値段が安いからコンクリート埋設にはCD管を使うといった感じです。

工事業者もお金を稼ぐ為に工事をしている訳ですから、重要な要素の一つとなります。

 

PF管とCD管のサイズ表

次はPF管とCD管のサイズ表について解説していきます。項目としましては、

  • サイズ
  • 外径
  • 内径
  • 面積
  • 面積の0.32掛け

とします。最後の「面積の0.32掛け」は「電線の収容可能面積」のことです。

電線管に対して電線の占有率は32%ですので、電線管の内断面積に対しては0.32をかけることにより、電線の収容可能面積を求めることができます。

電線管サイズを選定する際に是非役立ててください。

 

PF管(PFS単層)のサイズ表

サイズ 外径 内径 面積 面積0.32掛け
14 21.5 14 153.9 49.2
16 23 16 201.0 64.3
22 30.5 22 379.9 121.6
28 36.5 28 615.4 196.9
36 45.5 36 1017.4 325.6
42 52 42 1384.7 443.1
54 64.5 54 2289.1 732.4

 

PFD管(複層構造)のサイズ表

サイズ 外径 内径 面積 面積0.32掛け
14 21.5 14 153.9 49.2
16 23 16 201.0 64.3
22 30.5 22 379.9 121.6
28 36.5 28 615.4 196.9
36 45.5 36 1017.4 325.6

 

CD管のサイズ表

サイズ 外径 内径 面積 面積0.32掛け
14 19 14 153.9 49.2
16 21 16 201.0 64.3
22 27.5 22 379.9 121.6
28 34 28 615.4 196.9
36 42 36 1017.4 325.6
42 48 42 1384.7 443.1
54 60 54 2289.1 732.4

 

PF管とCD管の特徴

次はPF管とCD管の特徴について解説します。

PF管とCD管の良さだけではなく、良くない点についても言及していきたいと思います。

 

PF管とCD管の特徴①施工性が良い

まずPF管とCD管の特徴として、施工性が良いことが挙げられます。

金属電線管は曲げるのが大変です。ベンダーを使って曲げなければなりませんし、技術も必要です。上手く曲げられない場合、その電線管は捨てるしかありません。

薄鋼電線管やねじなし電線管は厚鋼電線管と比較すると曲げやすいですが、PF管とCD管には勝てません。

PF管とCD管はフレキ管ですので、簡単に曲げることができます。超簡単でありがたい。

 

PF管とCD管の特徴②軽い

PF管とCD管の軽さも特徴の一つです。めっちゃ軽い。

金属電線管を肩に担いで移動するとなると、肩がえぐれるような痛みに襲われますが、PF管とCD管はそんなことありません。楽々持ち運びできます。

「PF管とCD管を6階まで持ってって!」と言われても余裕ですが「厚鋼電線管を6階まで持ってって!」と言われると顔がひきつります。

ちなみに金属管は1本が3660mmで長いですが、PF管はソフトクリーム見たく巻かれて届くので持ち運びもしやすいです。

軽くて、持ち運びが簡単なのもPF管とCD管の良さです。

 

PF管とCD管の特徴③ナイフで簡単に切れる

これは「施工性」といった面では特徴①と被りますが、PF管とCD管はナイフで簡単に切ることができます。簡単に切断可能です。

金属管を切断するとなると大変ですが、PF管とCD管はナイフを使ってすぐです。

切断に時間がかからない分、施工スピードも早いです。

 

PF管とCD管の特徴④屋外でも使用可能

これはPF管の特徴ですが、耐候性が付与されているので屋外でも使用可能です。

わざわざ金属管を使う必要がなくなる場合があります。元々は金属管だったものをPF管にすることにより、コストカットにつながります。

安くなりますし、職人からしても施工が楽で一石二鳥です。

屋外でも使える、という使い勝手の良さもPF管の特徴です。

 

PF管とCD管の特徴⑤強度がない

PF管とCD管のバッドポイントとして「強度がない」ということが挙げられます。

金属管と比較するとやはり強度は弱いです。これによって、何が嫌かというと、踏まれてぶっ壊れたりするんですよね。

金属管を踏まれておじゃんになることはありませんが、PF管とCD管が踏まれておじゃんになることはあります。この強度の無さはPF管とCD管の良くない点です。

 

PF管とCD管の定尺は?

PF管とCD管の定尺は50mです。50mで一巻きとなります。

もし施工する上で「PF管が80m必要だ!」となった場合、PF管を80mジャストで注文することはできません。50mのPF管を2巻き注文することになります。

ちなみに金属管(厚鋼電線管、薄鋼電線管、ねじなし電線管)は3660mmです。

 

PF管とCD管の支持間隔は?

PF管とCD管の支持間隔は1m以内です。(内線規定より)

例えば、コンクリート埋設のスラブ配管では、1m毎にCD管を鉄筋に結束線やバインド線を使用して結束する必要があります。

ちなみに金属管の場合は2m以内です。他の電線管はまた支持間隔が異なるので注意が必要です。

 

PF管とCD管を作っているメーカーは?

  • 未来工業
  • パナソニック
  • 古河電気工業

上記がPF管とCD管を作っているメーカーとなります。

僕としては未来工業のイメージが強いですね。どこのPF管とCD管を使っているかは会社によって異なると思うので、上司に確認が必要だと思います。

 

PF管とCD管まとめ

  • PF管、CD管とは:プラスチック製の柔軟性がある電線管
  • PF管とCD管の違い:色、耐燃性、耐候性、値段
  • PF管とCD管の良さ:施工性が良く、持ち運びが簡単
  • PF管とCD管の悪さ:衝撃に弱く、壊れやすい
  • PF管とCD管の定尺:50mで一巻き
  • PF管とCD管の支持間隔:1m以内
  • PF管とCD管を作ってるメーカー:未来工業、パナ、古河電気工業

上記がPF管とCD管のまとめとなります。

PF管とCD管は、ほとんどの現場で使われているので必ず基礎は抑えておきましょう。

また、他にも様々な種類の電線管がありますので、合わせて知識として抑えておくことをオススメします。

下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。

それでは。

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