- 過去問って結局どこで手に入るの。無料でPDFで欲しい
- 公式サイトの過去問には解説が付いていない。なぜ
- CBTで受けるつもりだけど、過去問と同じ形式で出るの
- CBTだと試験問題を持ち帰れないと聞いた。答え合わせできないのでは
- 「14年分」と書いてあるサイトがあるけど、本当にそれだけあるの
- 無料の過去問サイトを使って著作権的に大丈夫なの
- 何点取れば合格なのか、正確な数字が知りたい
- 学科の過去問と技能の準備は別物?どっちを先にやる
上記の様な悩みを解決します。
第二種電気工事士の過去問は、一般財団法人電気技術者試験センターが公式サイトで無料公開しています。ただし並んでいるのは各回の問題と解答だけで、解説は付いてきません。多くの解説記事は「過去問を解けば対策できる」とだけ書きますが、CBT方式で受験した場合はその回の試験問題も解答も非公開で、受験者には知り得た試験問題を第三者に開示しない同意が求められます。この記事では、その前提を踏まえたうえで実際に手に入る過去問の範囲と使い方を整理します。今回は入手先・公開されている年度の幅・合格基準といった基本を押さえた上で、年度別のリンクを並べるだけの記事では触れられない「CBT方式で受けた回は公表されないこと」「令和9年度から学科が原則CBT方式へ移ること」「二次利用で連絡が求められていること」まで、施工管理の目線で整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、これから独学で過去問に手を付ける方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
公式が出しているのは問題と解答だけで、解説は付いてこない
独学を始めた人がほぼ全員でつまずくところから片付けます。公式の過去問に解説は付いていません。手が回っていないのではなく、実施している側が意図して引いた線です。
一覧に並んでいるのは「問題」と「解答」の2つだけ
試験センターの「第二種電気工事士試験の問題と解答」というページには、実施日と試験名を軸にした行が並びます。各行にぶら下がるリンクは「問題」と「解答」の2つで、解説にあたるリンクも解説文も1件も置かれていません(一般財団法人電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の問題と解答」/https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ /2026-09-07確認)。解答とは正解の番号のことです。合っているか外れているかまでは分かるが、外した理由はどこにも書かれていない。それが公式で手に入るもののすべてです。
受験案内には「一切応じられません」と書かれている
無料だから仕方ない、で終わる話でもありません。受験案内の試験問題及び標準解答の公表という節には「試験問題や解答の内容等に関する問い合わせには、一切応じられません。」と明記されています(一般財団法人電気技術者試験センター「令和8年度第二種電気工事士上期試験受験案内」p.45/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kamikiannai.pdf /2026-09-07確認)。問い合わせても答えないと先に宣言している一文です。解説が無いのは載せ忘れではなく、出題の意図や正解の根拠は公表の対象に含めない設計だと読めます。
だから解説は、どれも第三者が作ったもの
無料サイトのものも市販の過去問集のものも、解説はすべて試験センター以外の誰かが後から書いたものです。どれが正しいかを当サイトが順位付けして断定することはしません。公式側に判断材料が無い以上、各社の主観の比べ合いにしかならないからです。代わりに使えるのが、公表されている正解の番号という動かない基準です。解説どおりに考えて公式の解答と食い違ったなら、その解説か自分の読み方のどちらかがずれている。そこだけは自分で検証できます。
- 公式一覧のリンクは各回の「問題」と「解答」の2つだけ
- 解説にあたるリンクも解説文も一覧のどこにも無い
- 受験案内には、問い合わせには一切応じられないと明記されている
- 解説はすべて第三者が作ったもので、公式のお墨付きは付いていない
- 突き合わせの基準に使えるのは、公表されている正解の番号だけ
解説をどこから補うかという本選びの話は、別の記事にまとめています。

CBT方式で受けた回の問題は、公表されない
ここがこの記事の核心です。過去問という素材は、受験方式によって残る回と残らない回に分かれます。そして残らない側が、これから増えます。
受験案内に「非公開です」と書かれている
同じ受験案内p.45には学科試験(CBT方式)の項目が別に立っていて、「学科試験(CBT方式)では、試験問題・解答は非公開です」と書かれています。すぐ下には筆記方式について「試験問題及び解答の公表は、試験センターホームページで行います。」という項目が並びます(前掲「令和8年度第二種電気工事士上期試験受験案内」p.45/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kamikiannai.pdf /2026-09-07確認)。同じ学科試験でも方式が違えば扱いが正反対になる。この線引きが、一覧に何が載るかを決めています。
手元に残るのは正答数だけ
ではCBT方式で受けた人は出来をどう確認するのか。受験案内は「筆記方式のような、ホームページ上で公表する解答からの自己採点に代えて、CBT方式では試験終了後に正答数を確認することができます。正答数は、マイページでも確認できます。」と説明しています(同p.45/2026-09-07確認)。点数の感触は分かるが、どの問題を落としたかは分からないまま会場を出ます。復習の素材が残らないのがCBT方式の性格です。
知り得た問題を第三者に開示しない同意が要る
受験の条件そのものにも非開示が組み込まれています。受験案内には「① CBT方式の受験で知り得た、試験問題及びその内容を、第三者に開示(漏洩)しないこと。」という同意事項が置かれ、開示によって試験実施に支障や混乱が生じた場合は失格や損害賠償請求等の措置が取られる場合がある旨が続きます(同p.10「4) CBT方式における試験問題の第三者への非開示(漏洩禁止)の同意」/2026-09-07確認)。CBTで受けた人から問題を教えてもらうという発想が成り立たないのは、公式が出さないだけでなく受験者側にも持ち出さない義務が乗っているからです。なお試験センターはCBTについて「令和5年度より学科試験へ導入しました。なお、出題形式や出題の難易度には、変更はありません。」とも書いており(同p.10/2026-09-07確認)、問われ方に慣れるための過去問演習が無駄になるという話ではありません。
令和8年度は方式を選べるが、両方は受けられない
下期の受験案内には「令和8年度より、学科試験の受験方式(CBT/筆記)を受験申込み時に選択できるようになりました。」とあり、試験概要では「1) 学科試験 CBT方式または筆記方式、どちらかの方式での受験となります。両方を受験することはできません。」と書かれています(一般財団法人電気技術者試験センター「令和8年度第二種電気工事士下期試験受験案内」p.2・p.5/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kmousikomiannai2.pdf /2026-09-07確認)。選べるが、片方だけです。
令和9年度から、学科試験は原則としてCBT方式へ移る
先の予定も公表済みです。試験センターは令和8年4月8日付の通知で「電気工事士試験一種・二種学科試験につきまして、令和9年度(2027年度)より原則として(※)CBT 方式(PC と情報ネットワークを用いて実施する試験方式)に移行することといたしましたので、お知らせします。」と告知しました。通知の表でも、第二種は令和8年度が上期・下期ともCBTとPBTの併記なのに対し、令和9年度以降はどちらもCBTだけです。「原則として」の注釈には、災害等でCBT方式による試験が実施できない場合は必要に応じてPBT方式で実施する旨が書かれています(一般財団法人電気技術者試験センター「電気工事士学科試験(一種、二種)のCBT方式への移行について(令和9年度~)」令和8年4月8日付/https://www.shiken.or.jp/upload/2027_transitiontoComputer-BasedTesting.pdf /2026-09-07確認)。筆記方式の回が完全に消えると決まったわけではない、という余白がここに残ります。
3つを並べると、学科の過去問には期限が見えてくる
記載を並べます。ひとつ、CBT方式の学科試験は試験問題・解答が非公開である。ふたつ、筆記方式の学科試験は実施日の夜に問題と解答が公表される。みっつ、令和9年度より学科試験は原則としてCBT方式へ移行する(前掲の受験案内p.45および前掲の移行通知/2026-09-07確認)。この3つを重ねると、学科試験で問題と解答が公表される回は令和8年度下期が最後になると読めます。断定はできません。最後の公表回だと試験センターが書いた一文は無く、災害等の但し書きも残っているからです。それでも、公表される学科の回が増えていく方向には無いとは言えます。
必ず切り分けてほしいのが、これは学科試験に限った話だという点です。移行通知が対象にしているのは一種・二種の学科試験で、技能試験は入っていません。また、同じ通知にはCBT方式に不安がある人や予習をしたい人向けに、CBT方式の体験版等のサポートツールをホームページに掲載している旨も案内されています(いずれも前掲の移行通知/2026-09-07確認)。「過去問が公表されなくなる」「問題に一切触れられなくなる」と一般化すると、どちらも実際とずれます。
- CBT方式の学科試験は、試験問題も解答も非公開だと受験案内に明記されている
- CBT方式で残るのは正答数だけで、どの問題を落としたかは分からない
- CBT受験者には、知り得た試験問題を第三者に開示しない同意が求められる
- 令和8年度はCBT方式と筆記方式を選べるが、両方を受験することはできない
- 令和9年度より学科試験は原則CBT方式へ移行し、災害等の場合にPBT方式で実施することがある
- 移行通知の対象は学科試験で、技能試験は含まれていない
学科の過去問はどこにあるか|技能と混ざった一覧の読み方
入手先は1ページに集約されています。ただしこの一覧には、拾うときに足を取られる癖が2つあります。学科と技能が同じ列に並ぶことと、同じ年度に上期と下期の2回分が載ることです。
一覧は学科と技能が同じ列に混ざって並ぶ
第二種の過去問は「第二種電気工事士試験の問題と解答」というページに集約されています(前掲「第二種電気工事士試験の問題と解答」/https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/ /2026-09-07確認)。実施日と試験名が並び、そこから問題と解答のPDFへ直接飛べます。
ここで足を取られるのが並び方です。この一覧は学科と技能を分けずに、実施日の新しい順で1列に流します。実際、1ページ目の最上段は「2026年7月19日(日)実施 令和8年度第二種電気工事士上期技能試験」で学科ではありませんし、最終ページの最下段も技能試験の行です(同一覧および同7ページ目/https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/index_7.html /2026-09-07確認)。日付だけを目で追うと、学科の過去問を集めているつもりで技能の問題をダウンロードすることになります。拾うときは試験名まで読んでください。
第二種は年2回。上期と下期が別の回として並ぶ
もうひとつが回数です。第二種は年に2回あり、上期と下期はそれぞれ別の行として載ります。試験日も別で、令和8年度下期なら筆記方式の学科試験が10月25日(日)、技能試験が12月12日(土)又は12月13日(日)と案内されています(前掲「令和8年度第二種電気工事士下期試験受験案内」p.5/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kmousikomiannai2.pdf /2026-09-07確認)。
公表のタイミングも回ごとに決まっています。上期は筆記方式の学科試験が「5月24日(日) 試験実施完了後(夜)」、技能試験が「7月19日(日) 試験実施完了後(夜)」(前掲「令和8年度第二種電気工事士上期試験受験案内」p.45/2026-09-07確認)。下期は学科試験が10月25日、技能試験が12月13日の、いずれも試験実施完了後(夜)です(前掲「令和8年度第二種電気工事士下期試験受験案内」p.46/2026-09-07確認)。同じ年度でも中身の違う問題が2回分ある、ということです。演習の素材を数えるときは、年度ではなく回で数えるほうが実態に合います。
範囲は平成21年度の回まで。ページ送りに気づかないと視界から消える
さかのぼれる範囲も見ておきます。一覧は全7ページに分かれていて、学科にあたるものでは「2009年6月7日(日)実施 平成21年度第二種電気工事士筆記試験」が最も古く、新しい側の学科は「2026年5月24日(日)実施 令和8年度第二種電気工事士上期学科試験」です(同一覧および同7ページ目/https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa/index_7.html /2026-09-07確認)。1ページ目だけを見て閉じると、残り6ページが丸ごと視界から消えます。なお古い側は試験名が「筆記試験」で、「学科試験」の表記になるのは令和5年度からです(同一覧の各ページ/2026-09-07確認)。ページ内検索を「学科試験」だけで回すと令和4年度以前を取りこぼします。
「14年分」といった数字を掲げるサイトもありますが、公式一覧に「何年分公開しています」という表記はありません(前掲「第二種電気工事士試験の問題と解答」/2026-09-07確認)。誰かが数えた算出値だという前提で見てください。何回分を解けば合格するのかという指針も、公式には示されていません。
- 一覧は学科と技能を分けずに実施日順で1列に並べるので、試験名まで読んで拾う
- 第二種は年2回で、上期と下期は別の回として載る
- 公表は回ごとに試験実施日の夜(上期は5月24日と7月19日、下期は10月25日と12月13日)
- 一覧は全7ページで、学科の最古は2009年6月7日実施の平成21年度筆記試験
- 学科の最新は2026年5月24日実施の令和8年度上期学科試験
- 令和4年度以前は「筆記試験」の表記なので、検索語を変えないと取りこぼす
さかのぼれる範囲の見方と、回ごとの載り方の不ぞろいについては、第一種の一覧を題材に詳しく整理しています。

過去問は誰でも使ってよい|連絡が求められている点と、提供されないもの
無料の過去問サイトを使うとき、後輩向けの資料を自分で作るとき、著作権が気になって手が止まる人は多いはずです。ここは条件が明示されていて、しかもほとんど紹介されていない部分に肝があります。
利用者は7項目をメールで連絡するよう求められている
先に、ほとんどの記事が飛ばしているところから書きます。試験センターのよくあるご質問の末尾には「なお、利用状況を参考にするため、利用者は下記の事項をメールで、試験センター(E-mail:info@shiken.or.jp)までご連絡ください。」とあり、(1)法人名・部署、(2)担当者氏名、(3)住所、(4)電話番号、(5)メールアドレス、(6)使用する問題の試験名、(7)使用目的の7項目が挙げられています(一般財団法人電気技術者試験センター よくあるご質問(277)「試験の過去問題の使用方法について教えてください。」末尾/https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq08/000082.html /2026-09-07確認)。原文は「ご連絡ください」であって、義務だとは書かれていません。ただ、許諾不要という一点だけを紹介してこの7項目に触れない記事がほとんどです。
公表PDF以外の電子データはもらえない
提供範囲も決まっています。留意点には「・公表しているPDF以外の電子データの提供はできません。」と書かれています(同FAQ(277)/https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq08/000082.html /2026-09-07確認)。過去問アプリや学習サイトが独自に文字を起こしているのは、この制約が一因だと考えられます。素材の出所は同じでも、そこから先の作り込みは各社が別々にやっている。アプリと紙の過去問集のどちらが良いかを当サイトが順位付けしないのも、比べているのが問題そのものではなくこの作り込みだからです。
許諾も使用料も要らないが、著作権は残っている
前提の部分も押さえておきます。同じFAQには「試験センターで公表している過去の試験問題の使用に関し、許諾や使用料は必要ありません。(ダウンロードでのご利用も特に問題ございません。)」とあり、留意点には「・著作権は、一般財団法人電気技術者試験センターに帰属しています。」「・出典は、明記してください。(問題の一部を改変している場合、その旨を明記してください。)」と続きます(同FAQ(277)/https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq08/000082.html /2026-09-07確認)。無料で使えるが権利は手放していない、という状態です。書き方の例も示されているので、どの回のものか後から特定できる形にして、手を入れたならその旨も併記する。それで条件は満たせます。
- 利用者は7項目をメールで連絡するよう求められている(義務とは書かれていない)
- 公表しているPDF以外の電子データの提供は受けられない
- 公表されている過去の試験問題は、許諾も使用料も不要で使える
- 著作権は試験センターに帰属し、放棄されているわけではない
- 出典の明記が条件で、一部を改変して使う場合はその旨も明記する
何点で受かるのかと、1回分の中身|60点・四肢択一・2時間
過去問を1回分解いたとき、何点なら手応えありと見ていいのか。数字は公表されています。
合格基準点は60点。出題は四肢択一で、筆記方式は2時間
受験案内の合格基準の節には「学科試験における合格基準点は、60点とする。」と書かれています。出題形式の節では、CBT方式が「一般問題、配線図の記号等を四肢択一方式により、予約した会場にてコンピューター上で解答する方法」、筆記方式が「一般問題、配線図の記号等を四肢択一方式により、マークシートで解答する方法」とされ、入力手段が違うだけで四肢択一という中身は共通です(前掲「令和8年度第二種電気工事士上期試験受験案内」p.9・p.8/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kamikiannai.pdf /2026-09-07確認)。試験時間は問題PDFの表紙に「〔試験時間 2時間〕」と印字されています(同センター「令和8年度第二種電気工事士上期学科試験」問題PDF表紙/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/20260524_co_second_q01.pdf /2026-09-07確認)。
配点は1問2点。一般問題と配線図で問題数が分かれている
1回分の器も問題PDFに書かれています。前半が「問題1.一般問題(問題数 30,配点は 1 問当たり 2 点)」、後半が「問題2.配線図(問題数 20,配点は1問当たり 2 点)」という構成です(前掲「令和8年度第二種電気工事士上期学科試験」問題PDF印字p.5・p.11/2026-09-07確認)。配点が同じなので、配線図が苦手なぶんを一般問題で埋め合わせる計算は点数の上で成立します。なお同じPDFの最後の設問は「問50」でした(同問題PDF印字p.13/2026-09-07確認)。受験案内の本文に「50問」という明記があるわけではなく問題番号の実測値なので、そのつもりで扱ってください。
「過去問をやれば受かる」の根拠は、受験案内に書かれている
受験案内の出題する試験問題についての節には、こう書かれています。「これまで学科試験においては、受験者の知識を適切に問うことができるような、良質な問題が多数出題されてきました。試験に際しては、これらの問題を活用し、積極的に出題する方針とします。(問題文、選択肢、数値、用語等を見直し、最新の知識や応用・判断力等を適切に問うための所要の変更を行う場合があります。)」(前掲「令和8年度第二種電気工事士上期試験受験案内」p.9/2026-09-07確認)。他サイトが「傾向が似ている」としか書けていない部分に、公式の一文が対応しています。ただし、かっこ内の但し書きを外して読んではいけません。過去問は問われ方を覚える素材であって答えの並びを覚える素材ではない、というのが但し書きの読み方だと僕は考えています。
なお、何年分やればいいのか、何周すれば安心かという疑問に公式の答えはありません(前掲の受験案内および前掲の一覧/2026-09-07確認)。外から借りられる基準は合格基準点の60点だけです。
- 学科試験の合格基準点は60点
- 出題はCBT方式でも筆記方式でも四肢択一
- 筆記方式の試験時間は2時間で、問題PDFの表紙に印字されている
- 中身は一般問題30問と配線図20問で、配点はいずれも1問2点
- 受験案内には、過去の問題を活用し積極的に出題する方針が書かれている
- 同じ文に、問題文・選択肢・数値・用語等を見直す場合があるという但し書きが付く
試験そのものの全体像や合格率から確認したい方はこちらです。

※以下はPR(アフィリエイト広告)を含みます。
【PR】解説が公開されない試験だからこそ、体系的に学べる講座という選択肢
試験センターは過去問の解答は公開していますが、解説までは出していません。独学で該当箇所を調べ直す時間がとれない場合は、電気系の資格取得を専門にしている能セン(日本エネルギー管理センター)の講座で学習の道筋を作るという選択肢もあります。受講が合格を保証するものではないため、内容やサポート体制を確認したうえで、自分の学習スタイルに合うかどうかを判断してください。
技能試験の公表は、学科がCBTへ移っても残る
最後に、学科の過去問と技能の準備をどう並べるかです。素材の性質がそもそも違います。
技能試験も、問題と標準解答が公表される
受験案内の技能試験の項目には「試験問題及び標準解答の公表は、試験センターホームページで行います。」と書かれ、公表日は「7月19日(日) 試験実施完了後(夜)」とされています(前掲「令和8年度第二種電気工事士上期試験受験案内」p.45/https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kamikiannai.pdf /2026-09-07確認)。下期も同様に、公表日は12月13日(日)の試験実施完了後(夜)です(前掲「令和8年度第二種電気工事士下期試験受験案内」p.46/2026-09-07確認)。学科と同じく、受けた日の夜には出ます。
移行通知の表に、技能試験は入っていない
令和9年度からの移行通知が対象にしているのは電気工事士の学科試験であって、技能試験はその表に入っていません(前掲「電気工事士学科試験(一種、二種)のCBT方式への移行について(令和9年度~)」/https://www.shiken.or.jp/upload/2027_transitiontoComputer-BasedTesting.pdf /2026-09-07確認)。学科側は公表される回に終わりが見えてきているのに、技能側の公表は同じ仕組みのまま残る。過去問という言葉でひとくくりにすると見えなくなる非対称です。
学科の過去問と技能の準備は、同じ土俵に乗せない
学科は四肢択一を解いて60点を超えるかを測る作業、技能は手を動かして作る作業で、片方の進み具合がもう片方を保証しません。技能の進め方や当日の組み立てはこの記事の担当外ですが、学科の過去問を回していて配線図で手が止まるなら、原因は演習量ではなく図の読み書きにあることが多いです。そちらを先に埋めるほうが早く進みます。
- 技能試験も、問題及び標準解答が試験センターのホームページで公表される
- 公表は試験実施日の夜で、上期は7月19日、下期は12月13日と受験案内にある
- 令和9年度からの移行通知の対象は学科試験で、技能試験は含まれていない
- 学科側の公表に終わりが見えても、技能側の公表の仕組みはそのまま残る
- 学科の演習量と技能の仕上がりは連動しないので、別々に測る
複線図の書き方そのものは、こちらで整理しています。

第二種電気工事士の過去問に関する情報まとめ
- 解説の有無:公式一覧に並ぶのは問題と解答だけ。問い合わせには一切応じられないと受験案内に明記されている
- CBT方式:学科試験(CBT方式)は試験問題も解答も非公開。残るのは正答数だけで、第三者への非開示に同意して受験する
- 制度の先行き:令和8年度は方式を選べるが両方は受験できない。令和9年度より学科試験は原則CBT方式へ移行し、技能試験は対象外
- 一覧の読み方:学科と技能が同じ列に混ざるので試験名まで読む。第二種は年2回で上期と下期が別の回として並ぶ
- 公開範囲:一覧は全7ページ。学科の最古は2009年6月7日実施の平成21年度筆記試験、最新は2026年5月24日実施の令和8年度上期学科試験。令和4年度以前は「筆記試験」の表記
- 二次利用:許諾も使用料も不要だが著作権は試験センターに帰属。出典明記と改変の明示が条件で、7項目の連絡も求められ、公表PDF以外の電子データは提供されない
- 1回分の中身:合格基準点60点、四肢択一、筆記方式は2時間、一般問題30問と配線図20問で配点はいずれも1問2点
- 技能試験:問題と標準解答は実施日の夜に公表され、移行通知の対象外
以上が第二種電気工事士の過去問に関する情報のまとめです。
素材そのものは、お金をかけずに平成21年度の回までそろいます。ただし公式が用意してくれるのは問題と正解の番号までで、外した理由は付いてきません。そのうえ学科試験は、その素材が今後も増え続けるという前提が動き始めています。今ある回を何周したかで数えるのをやめて、直近の回を2時間で通しに解き、60点の線をまたげるかで測る。切り替えるならこの形が早いです。どちらの方式で申し込むかも、その手応えを見てから決めれば間に合います。
独学の進め方と費用感まで見ておくなら、あわせて読むならこちらです。

