- 三種は独学で通ったけど、二種も同じやり方でいけるのか
- 一次に受かって二次で落ちたら、また一次からやり直しなのか
- 科目合格って何年もつんだっけ
- 免除って自動で付くの、それとも申請が要るの
- 記述式の答案、合っているかどうかをどうやって確かめる
- 二次は問題を選ぶらしいけど、選び方で落ちることはある
- 電卓は持ち込めるのか
- 当直明けの日をどう使えばいいのか
上記の様な悩みを解決します。
電験二種の独学は、どれだけ勉強するかより先に、どの年度を何に使うかで見通しが決まる試験です。一次に合格した時点で科目合格という「あと1年、この科目だけ仕留めればいい」という保険が消え、二次に挑めるのも実質連続2年まで。三種のときと同じ感覚で進めると、この期限に気づかないまま貴重な受験機会を落としかねないんですよね。今回は科目合格と二次の連続枠という2つの期限の関係、2種類ある免除で申請の扱いが逆になること、一次と二次で解答が公表される時期が約2か月ずれること、選択解答と答案用紙の注意、電卓の条件までを、合格体験記が並びがちな検索結果では抜け落ちる「年度をまたいだ受験計画の立て方」を軸に、公式資料の文言に当たって整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、三種に受かったばかりで二種の全体像をこれから組み立てる方にも読み進めやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
独学の設計は、勉強量より先に「どの年度を何に使うか」で決まる
科目合格は何年もつのか、一次に受かって二次で落ちたらまた一次からやり直しなのか、二次に落ちたら次はいつ受けられるのか。三種を独学で通した人が二種の計画を立てるとき、最初に引っかかるのがこのあたりです。結論を先に言うと、電験二種には有効期間の違う窓が2つあって、しかもその2つは同時には開いていません。
1つめは科目合格の窓です。一般財団法人 電気技術者試験センターの令和8年度 第一種・第二種電気主任技術者試験 受験案内7頁には「4科目中一部の科目だけ合格した場合は、「科目合格」となって翌年度及び翌々年度の試験では、申請により当該科目の試験免除を受ける権利が得られます。つまり、3年間で4科目に合格すれば二次試験の受験資格が得られます。」と書かれています。同じ7頁の表では、令和6年度に科目合格した科目の免除期間は令和8年度まで、令和7年度に科目合格した科目は令和9年度まで、と年度で示されています。
ところが、この窓は自分の都合では閉じられません。同じ受験案内7頁に「ただし、一次試験に合格した時点で科目合格の権利はなくなります。」とあります。つまり、4科目そろって一次に合格した瞬間、「あと1年、この科目だけ」という後戻りの選択肢は手元から消えます。
2つめは二次に挑める窓です。受験案内7頁は続けて「一次試験が合格した年度の二次試験に不合格となった場合、翌年度の一次試験が免除されて二次試験から受験できます。」「ただし、翌年度の二次試験に不合格となった場合は、翌々年度からは新たに一次試験から受験することになります。」と定めています(出典:同 受験案内 7頁)。ここが、この記事のタイトルに置いた「実質2年の壁」という言い方が指している一文です。造語のほうを覚える必要はなくて、覚えるべきはこの受験案内7頁の記述そのものです。
2つの窓を並べると、関係がはっきりします。
- 科目合格の窓:一部科目だけ合格した年度の翌年度・翌々年度まで。3年のあいだに4科目そろえれば二次の受験資格が得られる(受験案内7頁)
- その窓が閉じる瞬間:一次試験に合格した時点。以後、科目合格の権利は手元に残らない(同7頁)
- 二次に挑める窓:一次に合格した年度の二次と、一次免除を申請して臨む翌年度の二次(同7頁。この免除に申請が要る点は次の節で見ます)
- 窓を使い切った翌々年度:新たに一次試験から受験することになる(同7頁)
誤解しないでほしいのは、二次の受験回数に上限が設けられているわけではない、という点です。連続して挑める期間が区切られているだけなので、そこを過ぎたら一次から積み直せば、また二次に手が届きます。ただし積み直しの年は一次の4科目に時間を持っていかれるので、二次の記述に割ける時間は目減りします。
だからこそ独学の計画表は、教材の目次ではなく年度の欄から書き始めるのが理にかなっていると考えています。一次を何年度に取り切るつもりなのか、その年の二次に何時間残せるのか。この2つが決まらないうちに教材を積んでも、期限のほうが先に来てしまいます。
免除は2種類ある。申請しなかったときの結末が、その2つで逆になる
免除って自動で付くのか、それとも申請が要るのか。ここは「同じ免除だろう」と思って読み飛ばすと危ないところで、電験二種には性格の違う免除が2つあり、申請しなかったときにどうなるかが逆になります。
まず一次免除のほうです。受験案内7頁の②には「令和7年度(前回)の第一種試験又は第二種試験の一次試験に合格し、二次試験に不合格となった方は、申請により本年度の一次試験が免除され、二次試験からの受験となります。この免除申請をしなかった場合、その一次試験免除の権利がなくなり、試験の結果が優先されます。」と書かれています(出典:試験センター 令和8年度 受験案内 7頁)。前の節で見た二次の窓は、この申請を出して初めて開くということです。
一方、科目免除は扱いが違います。同じ受験案内7頁の①には「科目合格し試験免除の権利を有している方が、試験免除の申請をしなかった場合、試験申込内容及び試験の結果が優先されます。但し、次回以降も科目免除期間がある場合、その権利は喪失しません。」とあります。申請を出さずに受けても、免除期間そのものが残っていれば権利は消えない、という書き方です。
ただし、申請しないことに代償がないわけではありません。同じ7頁①には、3科目の科目合格を持つ人が科目の免除申請をせずに申し込み、科目合格をしていない科目だけを受験して科目合格になった場合、この時点で科目合格は4科目になるものの一次試験は合格とならない、という例が挙げられています(出典:同 受験案内 7頁)。科目合格を4つ集めることと、一次試験に合格することは、同じではないわけです。
2つの免除の違いを、申請しなかったときに何が起きるかで並べておきます。
- 一次免除を申請しなかった場合:その一次試験免除の権利がなくなり、試験の結果が優先される(受験案内7頁②)
- 科目免除を申請しなかった場合:試験申込内容と試験の結果が優先されるが、次回以降も科目免除期間があればその権利は喪失しない(同7頁①)
- 科目免除を出さずに残り科目だけ受けて科目合格した場合:科目合格は4科目になるが、その時点では一次試験の合格にならない(同7頁①)
- 申込後に科目免除と科目受験を変更する場合:令和8年度は6月26日が指定期日として示されていた(同7頁)
僕なら、この2つを頭の中で並べて覚えようとはしません。申請書を出す前に受験案内7頁を開き直して、自分がどちらの免除を使おうとしているのかを確認する。それだけで足ります。独学で一番もったいないのは、実力ではなく手続きで1年を落とすことです。
一次は当日に答えが出る。二次の標準解答は年をまたぐ
記述式の答案が合っているかどうかを、どうやって確かめるのか。独学で二種に挑む人が本当に困るのはここで、しかもこの困り方には制度上の理由があります。一次と二次では、解答が公表される時期がまるで違うのです。
一次のほうは、その日のうちに答え合わせができます。受験案内30頁の公表予定では、令和8年度一次試験の試験問題・解答の公表日は8月30日(法規試験終了後)、合格基準点は9月14日とされています(出典:試験センター 令和8年度 受験案内 30頁)。実際、2026年8月30日に実施された令和8年度一次の問題と解答は、試験センターの「第二種電気主任技術者試験の問題と解答」ページにすでに掲載されています。
二次はここが大きく違います。同じ受験案内30頁によれば、令和8年度二次試験の試験問題の公表は11月16日ですが、標準解答の公表は令和9年1月13日、合格基準点は令和9年1月29日です(出典:同 受験案内 30頁)。二次試験そのものは2026年11月15日です(出典:同センター「第二種電気主任技術者試験」ページ)。答案を書いてから標準解答を見るまでに、令和8年度なら約2か月あります。これは今年だけの話ではなく、令和7年度二次試験の結果を伝える試験センターの発表文にも「なお、試験問題の標準解答については、本年 1 月 14 日(水)に公表済みです。」と記されていて、前年度も同じ間隔でした(出典:試験センター 令和7年度第一種及び第二種電気主任技術者二次試験の結果について 1頁)。
ここを正確に押さえておきたいのですが、二次の標準解答は公表されないのではありません。出るのが遅いだけです。過去問と標準解答は誰でも見られますし、試験センターの問題と解答のページには「当センターで公表している過去の試験問題の使用については、許諾や使用料は必要ありません。」と明記されています(著作権は放棄していない旨も同ページに併記されています)。
この時差から、二次の学習の組み方が決まります。
- 一次は本番当日に自己採点ができるので、直前期の演習をそのまま本番の予行に使える
- 二次は本番から標準解答まで約2か月あるため、本番を答え合わせの機会として当てにできない(受験案内30頁)
- したがって二次は、過去問と公表済みの標準解答を使って、学習期間中に照合の回数を稼いでおく必要がある
- 照合の材料は無償で使える(試験センター 問題と解答ページ)ので、足りないのは材料ではなく照らす習慣のほう
自分としては、二次対策で最初に決めるべきは教材ではなく「書いた答案を、いつ、何と照らすか」だと思っています。本番が採点してくれない前提で組めば、独学でも自分の位置は見失いません。
二次は解く問題を自分で選び、その書き方ごと採点される
マークシートしかやったことがない人にとって、二次でいちばん想像しにくいのは「記述式」という言葉の中身のほうです。試験センターの試験概要ページによれば、二次試験は電力・管理と機械・制御の2科目で、各科目の解答方式は記述方式です。ただ、記述というだけでは足りなくて、実際の問題用紙を見ると選び方と書き方のルールが先に書かれています。
令和7年度の二次・電力・管理の問題冒頭には「問1~問6の中から任意の4問を解答すること。(配点は 1 問題当たり 30 点)」とあり、機械・制御には「問1~問4の中から任意の2問を解答すること。(配点は 1 問題当たり 30 点)」とあります(出典:試験センター 令和7年度 第二種電気主任技術者二次試験 電力・管理/機械・制御 問題)。出された問題を全部解く試験ではなく、どれを解くかを自分で決める試験だということです。
そして、その答案用紙には注意書きが並んでいます。同じ問題用紙2頁には、「「選択した問の番号」欄には,必ず選択した問番号を記入してください。記入した問番号で採点されます。問番号が未記入のものは,採点されません。」とあり、続けて「導出過程が不明瞭な答案は,0 点となる場合があります。」と書かれています。答の書き方にも指定があって、「答は,問題文で指定がない限り,3桁(4桁目を四捨五入)です。」「例えば「3つ答えよ。」という要求は,4つ以上答えてはいけません。」の2つが並びます。提出の仕方についても「答案用紙は,白紙解答であっても4枚すべて提出してください。」とされています(出典:試験センター 令和7年度 第二種電気主任技術者二次試験 電力・管理 問題 2頁)。
読み比べると分かりますが、これは解答の中身以前のルールです。選んだ問の番号を書き忘れれば採点対象になりませんし、答えにたどり着いていても途中が読み取れなければ0点になり得ます。マークシートを塗る形式では起こりようのない落とし方が、ここに集まっています。
合格の条件も、点数だけでは読み切れません。令和7年度二次試験の結果について試験センターは、合格基準を「100 点満点換算で 60.0 点以上(実得点 180 点満点で 108 点以上)、かつ、各科目ともに平均点以上」と決定したと発表しています(出典:試験センター 令和7年度第一種及び第二種電気主任技術者二次試験の結果について)。後半の条件は、自分の得点だけを見ていても満たせているか判断できない種類のものです。運任せという意味ではなく、目標点を1つ置いて終わりにはできない、という意味で受け取るのが妥当です。取りこぼしを減らすほうに寄せて組むのが素直な対応です。
もう1つ、当日の設計に関わる規定があります。受験案内4頁には、電力・管理を欠席した場合でも機械・制御は受験できる旨が書かれています。片方の手応えが悪くても、その日のもう1科目は最後まで受け切れるということです。
以上を踏まえると、二次の練習で見るべき点は自然に決まります。
- 解く4問(機械・制御なら2問)をどう選んだか、その判断に何分かけたか
- 選択した問の番号を答案用紙に書いたか(問番号未記入は採点されない・令和7年度 電力・管理 問題2頁)
- 答えの数字ではなく、導出の過程が他人に読み取れる形で残っているか(同2頁)
- 桁の丸め方と、答える個数の指定を守れているか(同2頁)
ここで独学の弱点がはっきりします。答えが合っているかは標準解答で確かめられますが、導出の過程が他人に読み取れるかどうかは、自分の答案を自分で見ても判定しにくい。記述式の答案の書き方を身近な人に見てもらえるかどうかは、独学で進めるときにいちばん埋めにくい部分だと思っています。
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二次試験の答案、独学のまま出し続けていませんか。
- 二次の標準解答が公表されるのは試験からおよそ2か月後で、本番の答案をその場で照らす手段がない
- 一次に合格した時点で科目合格という後戻りの選択肢が消え、二次に挑めるのは実質連続2年まで
- 記述式の答案の書き方を、独学だと身近な人に見てもらえない
一次は電卓が使える。三種から持ち越せる道具と、持ち越せない前提
三種と同じやり方で通るのか、一次の4科目は三種の焼き直しなのか。この問いに答える前に、道具の話を片づけておきたいです。電験二種の試験では電卓が使えます。受験案内28頁は、四則演算と開平計算(√)を行うための電卓の使用を認めたうえで、「試験問題によっては、開平計算(√)が必要となります。開平機能付きの電卓を使用するようにしてください。」と添えています。「電卓は貸与しません。」ともあるので、自分で用意する前提です(出典:試験センター 令和8年度 受験案内 28頁)。
ただし何でもよいわけではありません。同じ28頁は、数式が記憶できる電卓・関数電卓・印字機能を有する電卓・電子パット付きの電卓・定規付きの電卓を使用できないものとして挙げ、使用した場合は不正行為となるとしています。電卓から音を発することもできません。なお、試験概要ページ側の記載は禁止の列挙が3種類で、受験案内28頁のほうが範囲が広いので、手元の電卓を確認するなら厳しいほうに合わせておくのが安全です。
持ち込みで注意したいのが、次の点です。
- 電卓は貸与されない(受験案内28頁)ので、当日は自分で持参する
- 試験問題によっては開平計算が必要になるため、開平機能付きの電卓を使うよう案内されている(同28頁)
- スマートフォンや携帯電話等を時計や電卓として使うことはできない(同28頁)
- 筆記用具はHBの鉛筆またはシャープペンシルで、二次については薄いと採点されないため見えづらければHBより濃いBや2Bを使うよう書かれている(同28頁)
三種から二種へ移るとき、この開平機能のところで前提が1つ変わります。手持ちの電卓をそのまま持っていけるかどうかは、試験勉強の中身とは無関係に、いま確認しておける話です。
もう1つ、三種にはなかった落とし方が一次にもあります。令和8年度の一次試験の問題を見ると、理論と機械には「6.問7と問8は選択問題です。どちらか1問を選択してください。選択問題は両方解答すると採点されません。」という注意が付いています(出典:試験センター 令和8年度 第二種電気主任技術者一次試験 理論・機械 問題)。念のため両方書いておこう、が裏目に出る作りです。ただし選択問題がどの科目のどの問に置かれるかは年度で変わり得るので、この構成が毎年そうだとは考えないでください。確認するのは自分が受ける年度の問題用紙の冒頭です。
一次の科目そのものは、試験概要ページのとおり理論・電力・機械・法規の4科目で、解答方式はマークシートに記入する多肢選択方式です。数学がどこまで必要かという点については、公表資料に出題範囲としての記載を確認できていないので、この記事では深さを断定しません。三種のときの進め方そのものを振り返りたい方は、こちらにまとめています。

道具の条件は勉強量で埋め合わせがきかない部分なので、ここは意地を張らずに案内の記載に合わせておくのがいいと思います。
本番の時間割を、そのまま練習の単位にする
当直明けの日をどう使えばいいのか、という悩みは、突き詰めると「まとまった時間をどこに置くか」の話です。独学の情報は勉強時間の総量で語られがちですが、二種の場合は本番の時間割そのものが練習の単位を教えてくれます。
一次試験は4科目を1日で受けます。受験案内4頁の時間割はこうです。
- 理論:9時15分から10時45分
- 電力:11時25分から12時55分
- 機械:14時15分から15時45分
- 法規:16時25分から17時30分
(出典:試験センター 令和8年度 受験案内 4頁)
朝から夕方までの1日仕事で、最後の法規は他の3科目より枠が短く取られています。これを見ると、一次直前期に必要なのは「1科目分の演習」ではなく「朝から夕方まで集中を切らさずに4科目分を通す日」だと分かります。当直明けで半日しか取れない日に4科目通しは組めませんから、通し練習は休日に置いて、平日は科目単位で刻む、という置き方が素直です。
二次はまったく別の形です。同じ4頁によると、電力・管理は10時から12時、機械・制御は13時20分から14時20分。時刻の差を取れば電力・管理が2時間、機械・制御が1時間ということになります(受験案内4頁の時間割から算出した値で、資料に「◯分」という表記があるわけではありません)。長いほうの枠で4問を選んで書き切り、昼をはさんで短いほうの枠で2問を書く。この配分をそのまま持ってきて練習の単位にすると、選ぶ時間と書く時間の按分が体で分かってきます。
当日の入退室にも決まりがあります。受験案内26・27頁には「各科目試験開始30分経過後までに入室をしていないと受験できません」とあり、注意事項の説明は各科目の試験開始20分前から行われるとされています。試験地は一次・二次とも10地区(北海道、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県)で、同4頁に示されています。移動を伴う人ほど、この30分の締め切りは前日の行程に効いてきます。
なお、合格までに必要な勉強時間の総量や参考書の選び方、そして一次の4科目をどの順で仕上げるかの優先順位は、この記事では扱いません。電験二種の全体像をまとめた記事のほうで、三種との違いや難易度の推移、認定取得のルートと合わせて整理しています。

年度の使い方が決まって、本番の形が分かっていれば、日々の積み上げは自動的に決まってきます。当直明けの半日をどう使うか悩むより先に、通し練習を置く休日を年間カレンダーに落とす。そのくらいの順番でちょうどいいはずです。
電験二種の独学に関する情報まとめ
- 年度の使い方:科目合格は翌年度・翌々年度まで有効で3年で4科目そろえば二次の受験資格。ただし一次合格の時点で科目合格の権利は消え、二次に連続で挑めるのは一次合格年度と翌年度まで
- 2種類の免除:一次免除は申請しないと権利がなくなるが、科目免除は申請しなくても免除期間が残っていれば権利は喪失しない
- 解答が出る時期:一次は試験当日に問題と解答が公表されるが、二次の標準解答は令和9年1月13日で、本番から約2か月後
- 二次の解き方:電力・管理は6問から4問、機械・制御は4問から2問を選択。問番号の未記入は採点されず、導出過程が不明瞭だと0点になる場合がある
- 二次の合格基準:令和7年度は100点満点換算で60.0点以上、かつ各科目ともに平均点以上と決定された
- 道具と選択問題:四則演算と開平計算の電卓が使え、開平機能付きが推奨される。令和8年度の一次では理論と機械に選択問題があり、両方解答すると採点されない
- 当日の形:一次は4科目を1日で、二次は電力・管理10時から12時と機械・制御13時20分から14時20分。試験開始30分経過後までに入室していないと受験できない
以上が電験二種の独学に関する情報のまとめです。
電験二種の独学でつまずくのは、たいてい実力が足りないからではなく、期限と手続きの形を知らないまま1年を使ってしまうからです。まずは受験案内7頁の科目合格と免除の記述を読んで、自分の計画表に年度の欄を作るところから始めてください。そのうえで、二次は本番が答え合わせをしてくれない試験だと割り切って、学習期間中に答案を照らす回数を積む。この2つが決まっていれば、独学でも進んでいる方向は見失わないと僕は考えています。
三種・二種・一種の難易度がどう並んでいるのかを見比べたい方は、こちらへ。


