1級管工事施工管理技士に落ちた後にやることは、結果通知がどの形で返ってきたかで分かれます。第一次検定の不合格通知は2つの型に書き分けられ、第二次検定は評定A・B・Cで届きます。ここを読み違えなければ、次に受け直すのが一次からなのか二次だけなのかが決まります。
- 結果通知に書いてある文言の意味がよく分からない
- 一次は受かってたのに二次で落ちた…来年は二次だけでいいの?
- これ、一次から受け直しになるパターンなの?
- 再受検申込みって、新規の申込みと何が違うの?
- 申込みはいつからいつまでなんだろう
- 今年だけ特別に難しかったんじゃないの?
上記の様な悩みを解決します。
1級管工事施工管理技士は、現場に専任技術者や監理技術者を置くために欠かせない国家資格です。ただ落ちた直後に詰まるのは勉強法ではなく、自分が次に何をどの手続きで受け直すのかという段取りのほうです。今回は結果通知の読み方・再受検申込みと新規申込みの違い・申込み期間といった基本を押さえた上で、通知の文面から次に受け直す検定区分を確定させるところまで、施工管理の目線で整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、次の申込みをどうするか決めきれていない方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
結果通知の読み方|第一次は2パターン、第二次は評定A・B・C
結論から言うと、1級管工事施工管理技術検定の結果通知は、合否の二文字だけを伝える紙ではありません。第一次検定の不合格通知は2つの型に書き分けられていて、第二次検定は評定という3段階の記号で返ってきます。自分の手元にある通知がどの型なのかを確定させるのが、次を決める出発点になります。
第一次検定から見ていきます。一般財団法人 全国建設研修センターの「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引」20ページ「(6)個人の成績の通知」には、不合格だった人に通知される形が2通り示されています。1つ目が「① 全体の得点が合格基準未満 ・第一次検定 ○○問 正解」、2つ目が「② 全体の得点が合格基準以上で、かつ応用能力問題の得点が合格基準未満 ・第一次検定 ○○問 正解 (施工管理法(応用能力))問題の得点が合格基準未満のため不合格」という書き方です(同手引20ページ・2026-09-19確認)。○○問のところに自分の正解数が入る形なので、どちらの文面が印字されているかで型が判別できます。
同じページには「※ 合格者については成績の通知は行いません。また問い合わせにもお答えできません。」とも書かれています(同上)。つまり、手元に成績の通知が届いているという事実そのものが、第一次検定については不合格だったことを意味します。逆に、受かった人は何問正解だったのかを知る手段がありません。
型を分ける基準になっているのが合格基準です。第一次検定については、同手引20ページの「(5)合格基準」に「第一次検定 全体の得点が60%以上 かつ検定科目(施工管理法(応用能力))の得点が50%以上」とあります(同手引20ページ・令和8年度)。60%と50%という2つのハードルが並んでいて、どちらか片方でも割ると不合格になる作りです。先ほどの①は前者を割った場合、②は前者が基準以上なのに後者を割った場合に対応しています。なお①②の文面は令和8年度の手引に示されているもので、手元の通知は受けた年度の様式である点に注意してください。
令和7年度に実際に適用された数字も公表されています。センターの「令和7年度『第一次検定』の合格者の発表について」には「解答する必須問題38問、選択問題22問の合計60問につき、1問1点としてその合計の得点が60%以上(36問以上正解)かつ施工管理法(応用能力)の8問の内その合計の得点が50%以上(4問以上正解)を合格とする。」と書かれています(同発表資料・令和7年10月9日付・2026-09-19確認)。60問中36問、応用能力8問中4問。通知に印字された正解数を、この2つの数字と突き合わせるのが第一次検定の読み方です。
通知の型を整理すると、次のようになります。
- 第一次検定①:全体の得点が合格基準未満。令和7年度の基準なら36問に届かなかった
- 第一次検定②:全体は基準以上だが、応用能力問題の得点が基準未満。令和7年度の基準なら8問中3問以下
- 第二次検定:評定A・B・Cのいずれかが印字される
- 第一次検定に合格した場合:成績の通知は行われず、問い合わせにも答えてもらえない
第二次検定は点数ではなく評定で返ってくる
第二次検定は、第一次検定と通知の作りが違います。同手引26ページおよび「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定 新受検資格 受検の手引」22ページの「(6)個人の成績の通知」には「・第二次検定 【評定】A:合格(合格基準以上)/B:得点が40%以上合格基準未満/C:得点が40%未満」と書かれています(同各手引・2026-09-19確認)。正解数ではなく、A・B・Cの記号で返ってくるということです。
その合格基準は、第一次検定とは別の項目として書かれています。同「第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引」26ページの「(5)合格基準」には「第二次検定 得点が60%以上」とあります(同手引26ページ・令和8年度)。令和7年度の実績でも「第二次検定の合格基準は、得点が60%以上を合格とする。」と公表されています(センター「令和7年度『第二次検定』の合格者の発表について」・令和8年3月4日付)。60%が合格ラインなので、評定Bは40%以上60%未満、評定Cは40%未満という幅を指していることになります。
ここで注意したいのは、評定が示しているのは合格基準との位置関係だけだという点です。何点だったのかも、どの設問で落としたのかも書かれていません。評定Bだった人が「あと少しだった」と受け取るのは自然ですが、40%台の前半と50%台の後半がどちらもBに入る以上、Bという一文字から詰めるべき距離は出てこない、というのが正確なところです。
合格基準の中身そのものと、応用能力がどの設問なのかは、一次対策の記事で詳しく扱っています。

パターン別に、通知から言えることと言えないこと
結果通知を型に当てはめたら、次はそこから何が言えるのかを確定させます。落ちた直後に検索して出てくる記事の多くはすぐ勉強法の話に進みますが、通知に書かれている情報の範囲を先に決めておかないと、書かれていないことまで推測で埋めてしまいます。
第一次検定の①と②では、次にやることの重さが違います。①は60問全体で合格基準に届かなかった状態、②は60問全体では36問以上を取れていて、施工管理法(応用能力)の8問だけが4問に届かなかった状態です(前掲・令和7年度第一次検定の発表資料)。8問しかないぶん、1問の重みが全体の1問より大きい構造です。
第二次検定のBとCも、示している幅が違います。Bは40%以上60%未満、Cは40%未満です(前掲・手引の個人の成績の通知)。Cのほうが合格基準から遠いところにいるという事実は言えますが、それ以上の内訳は通知からは出てきません。
4つのパターンについて、通知から言えることをまとめます。
- 第一次検定①:全体で合格基準に届かなかった。どの分野が足りなかったかは通知に書かれていない
- 第一次検定②:全体は基準以上。足りなかったのは応用能力8問のうちの得点だけ
- 第二次検定B:得点が40%以上60%未満の範囲にあった。設問ごとの内訳は不明
- 第二次検定C:得点が40%未満だった。設問ごとの内訳は不明
自己採点で原因を追えるかどうかも、第一次と第二次で分かれます。第一次検定については、センターの令和7年度発表資料に「試験問題、正答番号については、一般財団法人全国建設研修センターのホームページにて公表しています。公表期間:令和7年9月8日(月)から1年間」と書かれています(同発表資料)。問題と正答番号がそろっているので、手元に問題用紙があれば自分で答え合わせができます。
一方、第二次検定については、令和7年度の発表資料に「試験問題については…公表期間:令和7年12月8日(月)から1年間。」とあるだけで、正答番号の公表はありません(センター「令和7年度『第二次検定』の合格者の発表について」)。記述式である以上、正答番号という形で出しようがないとも言えますが、実務上の意味は明快です。第二次検定で落ちた人は、自分がどこで点を落としたのかを公式の資料から特定できません。評定という1文字と、試験問題そのものだけが手元に残ります。
ここから言えるのは、第一次検定②の人と第二次検定の人とでは、次の1年の設計の仕方が変わるということです。②の人は落とした設問を特定できるので、的を絞る材料があります。第二次検定の人は特定できないので、出題の形式そのものに合わせて組み直すしかありません。どちらにしても、通知に書かれていないことを「この分野が弱かったはずだ」と補って走り出すと、根拠のない配分で1年を使うことになります。
勉強時間をどう割り振るかの目安は、別の記事で整理しています。

一次に受かって二次で落ちた人|次は第二次検定だけでよいのか
第一次検定に合格して第二次検定で落ちた人にとって、いちばん先に知りたいのはここだと思います。結論から言うと、第二次検定だけを受け直す道は制度として用意されています。ただし、自分がどの受検資格でそこに入るのかは、資料の上で確かめる必要があります。
まず、第一次検定に合格した事実そのものの扱いです。センターの「令和7年度 1級 管工事・電気通信工事・造園 施工管理技術検定『第一次検定』の合格者の発表について」には「「第一次検定」の合格者は、それぞれ「1級管工事・電気通信工事・造園施工管理技士補」と称することができ、所定の手続きを行うことで国土交通大臣から第一次検定合格証明書が交付されます。」と書かれています(同発表資料・令和7年10月9日付・2026-09-19確認)。この称号について、期限や取り消しを定めた文言は同資料には書かれていません。
そのうえで、令和8年度に第二次検定を受けるときの受検資格を見ます。制度は令和6年度に変わっています。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引」のはじめにには「今般、建設業における担い手確保、育成を図るため、技術検定の受検資格見直し等の関係法令等の改正が行われ、受検資格は、令和6年度から、第一次検定は学歴に関係なく19歳以上の者になり、第二次検定は学歴ごとに定められていた卒業後の一定の実務経験を有する者から、学歴に関係なく第一次検定等合格後の一定の実務経験を有する者になりました。なお、令和10年度までは、制度改正前の第二次検定の旧受検資格での受検も可能となる経過措置が設けられています。」と書かれています(同手引はじめに・2026-09-19確認)。
新受検資格のほうで、第一次検定合格者が第二次検定を受けるときの区分は3つに分かれています。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定 新受検資格 受検の手引」の受検資格区分表3ページには、受検資格区分1として「1級管工事施工管理技術検定第一次検定合格者」が挙げられ、その下に「1-① 1級 第一次検定合格後の実務経験5年以上」「1-② 1級 第一次検定合格後の特定実務経験(※1)1年以上を含む実務経験3年以上」「1-③ 1級 第一次検定合格後の監理技術者補佐としての実務経験(※2)1年以上」と書かれています(同手引3ページ・2026-09-19確認)。第一次検定に合格していることに加えて、合格後の実務経験がこの3つのいずれかの形で必要になる、という構成です。
旧受検資格のほうには、別の区分が置かれています。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定 旧受検資格 受検の手引」5ページには「以下の受検対象区分①~③のいずれかに該当する者が「第二次検定のみ」を受検できます。受検対象区分①「第一次検定・第二次検定」を受検し、第一次検定のみ合格した者・再受検申込者に該当します。受検対象区分②「第一次検定のみ」を受検して合格し、所定の実務経験(7~10ページ)を満たした者 受検対象区分③ 技術士試験の合格者で、所定の実務経験(7~10ページ)を満たした者」と書かれています(同手引5ページ・2026-09-19確認)。
新旧のどちらで受けるかは選べます。センターの「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定の実施について」には「※第二次検定は、令和6年度から令和10年度までの5年間は制度改正に伴う経過措置として、【令和6年度からの新受検資格】と【令和5年度までの旧受検資格】のどちらの受検資格でも受検が可能です。※申込締切後の検定区分及び新・旧受検資格の変更はできません。」と書かれています(同ページ・2026-09-19確認)。選べるのは申込みの時点までで、締切後には変えられないという条件が付いています。
自分の立ち位置を確かめる順番としては、次の3つを押さえる形になります。
- 自分が受けたのは新受検資格か旧受検資格か。申込み時の控えで確認する
- 新受検資格なら、第二次検定の受検資格区分1-①から1-③のどれに当たるか
- 旧受検資格なら、第二次検定のみの受検対象区分①から③のどれに当たるか。経過措置の対象は令和10年度まで
最後に、多くの人が気にする点に触れておきます。第一次検定の合格に有効期限があるのかどうかです。この記事を書くにあたって、センターの令和8年度の各受検の手引と合格発表資料、実施案内を確認しましたが、1級管工事施工管理技術検定の第一次検定合格について「何年以内」「何回まで」といった期限を定めた記載は見当たりませんでした。書かれているのは、上に引いた受検資格区分の文言だけです。他の検定や級の規定を当てはめて期限があるものとして動くより、自分が該当する年度の手引で区分の文言を確認するほうが確実だと僕は考えています。
第二次検定で何が問われるのかは、別の記事にまとめています。

申込みの手続きは受検実績で変わる|再受検申込者に当たるか
次に申し込むときに最初につまずきやすいのが、自分が再受検申込者に当たるのかどうかです。ここは調べ方を間違えやすい構造になっています。再受検申込者という言葉は、令和8年度の2つの受検の手引に別々の定義で書かれていて、内容が同じではないからです。どちらの手引を見ているのかを意識しないまま読むと、自分の扱いを取り違えます。
1つ目は、第一次検定と第二次検定をまとめて受ける人向けの手引です。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引」16ページの「6.再受検申込みについて/再受検申込者とは」には「以下に該当する対象者は、令和8年度に再度受検申込みを行う方となります。・新受検資格で「第一次検定・第二次検定」を受検し、第一次検定が不合格の方(欠席した方を含みます)」と書かれています(同手引16ページ・2026-09-19確認)。第一次検定で落ちた人に向けた定義です。
2つ目は、第二次検定だけを受ける人向けの手引です。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定 新受検資格 受検の手引」18ページの「6. 再受検申込みについて」には「以下の①~③いずれかに該当する対象者は、令和8年度に再度受検申込みを行う方となります。①新受検資格で「第二次検定」を受検した方(欠席した方を含みます)②新受検資格で「第一次検定・第二次検定」を受検し、第一次検定に合格した方③新受検資格で「第一次検定・第二次検定」を受検した後、令和7年度に第一次検定のみに合格した方」と書かれています(同手引18ページ・2026-09-19確認)。こちらは第一次検定に受かっている人や、第二次検定を受けた人に向けた定義です。
2つの定義は、対象がそもそも別です。前者は第一次検定が不合格だった人、後者は第一次検定に合格している人や第二次検定を受けた人を指しています。自分が次にどちらの検定区分で申し込むのかを先に決めて、その区分の手引の定義だけを読む。これが取り違えを防ぐ読み方です。
再受検申込者に該当しない3つの類型
該当しないほうの類型は、2つの手引に同じ文言で書かれています。「なお、次のいずれかに該当する方は、再受検申込者には該当しませんのでご注意ください。① 初めて1級管工事施工管理技術検定の受検申込みを行う方 ② 過去の受検実績が「第一次検定のみ」の方 ③ 過去に受検申込みをしたが、書類不備や受検辞退等により受検票の交付を受けていない方」というものです(前掲・第一次検定・第二次検定の手引16ページ、第二次検定の手引18ページ・2026-09-19確認)。
見落とされやすいのが②です。過去に受けたのが「第一次検定のみ」という検定区分だった人は、受検実績があっても再受検申込者には当たりません。これに関連して、センターは「令和8年度 1級及び2級 施工管理技術検定「第一次検定・第二次検定」「第二次検定」の再受検申込方法」という資料で「【注意】1級及び2級「第一次検定のみ」の申込みに「再受検」の区分はなくなります。過去に受検実績のある方も、新規受検者と同一の手続きとなります」と告知しています(同資料・2026-09-19確認)。第一次検定のみで申し込む場合は、実績にかかわらず新規と同じ手続きになるということです。
同じ資料には、第二次検定のみで申し込む場合の条件も書かれています。「1級 第二次検定のみ ①直近の受検実績が【令和3年度以降】の方 ⇨インターネットでの申込みとなります。書面(申込用紙)での申込みはできません。※「第一次検定・第二次検定」の第一次検定合格者も対象 ※「第一次検定のみ」合格者で、合格以前に「第一次検定・第二次検定」の受検実績がある方も対象」という書き方です(同資料)。直近の受検実績がいつかによって入口が分かれる形になっています。
手続きの前に用意しておくものも決まっています。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引」16ページには「再受検申込みには、過去に受検した際の「受検年度」「受検番号」の入力が必要となります。「受検票」もしくは「結果通知書」で確認してください。」とあり、続けて「インターネットから直接受検申込みを行ってください。(書面による申込みはできません)」と書かれています(同手引16ページ・2026-09-19確認)。受検番号を控えていない人でも、手元の結果通知書に載っています。落ちた通知を捨ててしまう前に、受検年度と受検番号だけは書き写しておくほうがいい、ということになります。
申込みで押さえる点を並べると、次のとおりです。
- 次に申し込む検定区分を先に決める。区分によって読むべき手引が変わる
- その手引に書かれた再受検申込者の定義を読む。もう一方の手引の定義を当てはめない
- 該当しない3類型に入っていないかを確認する。特に過去の実績が「第一次検定のみ」の場合
- 再受検申込みなら、受検年度と受検番号を受検票または結果通知書から用意する
- 再受検申込みはインターネットからで、書面による申込みはできない(第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引16ページ)
申込み画面で入力する項目や必要書類の全体像は、申込みの記事で扱っています。

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
【PR】次の一歩:通知の型が分かったうちに的を絞る
応用能力問題だけが足りなかったのか、全体の得点から見直す必要があるのか。結果通知のパターンが分かった今は、次の勉強の的を絞り直すタイミングです。
- 第一次検定の不合格通知は2つの型に分かれ、足りなかったものが型ごとに違う
- 第二次検定の評定Bは40%以上60%未満という幅で、詰めるべき距離が通知からは出てこない
- 第二次検定は正答番号が公表されておらず、落とした設問を自分では特定できない
令和8年度の日程はどこまで進んだか|いま動ける窓口と、もう閉じた窓口
日程は年度単位で決まっているので、いま自分がどの位置にいるのかを先に確かめます。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 新受検資格 受検の手引」1ページのフロー図には「第一次検定・第二次検定 受検申込み 5月7日(木)~5月21日(木)/第一次検定 9月6日(日)/第一次検定合格発表 10月8日(木)/第二次検定受検手続き 10月8日(木)~10月22日(木)/第二次検定 12月6日(日)/第二次検定合格発表 令和9年3月3日(水)」と示されています(同手引1ページ・2026-09-19確認)。
この記事を書いている令和8年9月の時点では、受検申込みの2週間(5月7日から5月21日)と第一次検定(9月6日)はすでに過ぎています。まだ先にあるのは、第一次検定の合格発表(10月8日)、同日から10月22日までの第二次検定受検手続き、第二次検定(12月6日)、そして令和9年3月3日の合格発表です。
ここで取り違えが起きやすいのが、5月と10月に2つの受付があるように見える点です。10月8日から10月22日の「第二次検定受検手続き」は、令和8年度の第一次検定に合格した人が、同じ年度の第二次検定へ進むための手続きです。前年度までの第一次検定に合格していて第二次検定だけを受け直す人が、この10月の窓口を使うのではありません。
第二次検定だけを受け直す人の受付期間は、5月のほうでした。「令和8年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定 新受検資格 受検の手引」19ページの「7.受検申込受付期間・申込方法等について」には「受付期間 令和8年5月7日(木)~5月21日(木)/申込方法 インターネットによる申込受付」と書かれています(同手引19ページ・2026-09-19確認)。第一次検定から受け直す人と同じ2週間です。12月の第二次検定まで半年以上ありますが、申込みは春に締め切られているということです。令和9年度の日程は、この記事が確認した令和8年度の受検の手引と実施案内には含まれていません。最新の日程はセンターの公式ページで確認してください。
費用は2つに分かれています。同手引19ページには「8. 受検手数料 12,700円(消費税非課税)」とあり、続けて「・上記のほか事務手続き手数料として250円(税込)が必要となります。」と書かれています(同手引19ページ)。受検手数料と事務手続き手数料は別立てで、合わせて12,950円になる計算です。
立場ごとに、次に見る日付を整理します。
- 令和8年度の第一次検定を受けた人:10月8日の合格発表。合格していれば同日から10月22日までが第二次検定受検手続き
- 上で合格した人:12月6日の第二次検定、令和9年3月3日の合格発表
- 令和7年度以前に落ちていて令和8年度は受けていない人:5月の受検申込みは終了済み。次は令和9年度。日程は上記の令和8年度資料には載っていないので、センターの公式ページで確認する
- 第二次検定を受ける人:受検手数料12,700円と事務手続き手数料250円(令和8年度 第二次検定 新受検資格 受検の手引19ページ)
年間の日程の全体像と、合格発表の見方はそれぞれの記事にまとめています。


今年が特別に厳しかったのか|合格率の推移で確かめる
落ちた直後に「今年だけ難しかったのでは」と考えるのは自然なことだと思います。数字だけは公表されているので、そこに当たっておきます。
第一次検定の令和7年度は、センターの発表資料に「23,826人が受検。令和6年度の23,240人よりも586人増加。令和5年度の14,990人より8,836人増加。9,224人が合格し合格率は38.7%。」と書かれています(前掲・令和7年度「第一次検定」の合格者の発表について・2026-09-19確認)。同じ資料の参考表には、令和6年度が受検者23,240人・合格者12,147人・合格率52.3%、令和5年度が受検者14,990人・合格者5,628人・合格率37.5%と示されています(同資料別紙)。
第二次検定のほうは、令和7年度が「6,886人が受検。令和6年度の受検者数8,736人よりも1,850人減少」「4,360人が合格。合格率は63.3%。令和6年度の合格者数6,661人よりも2,301人の減少」と公表されています(センター「令和7年度『第二次検定』の合格者の発表について」別紙・2026-09-19確認)。
3年分を並べると、第一次検定の合格率は令和5年度37.5%、令和6年度52.3%、令和7年度38.7%です。令和7年度は前年から13.6ポイント下がっています。一方で受検者数は前年より586人増えています。受ける人が減って合格率が下がったわけではない、という関係です。なぜ下がったのかについては公表資料に説明が無いので、この記事では数字の事実だけにとどめます。
3年分の数字を整理しておきます。
- 令和5年度 第一次検定:受検者14,990人/合格者5,628人/合格率37.5%
- 令和6年度 第一次検定:受検者23,240人/合格者12,147人/合格率52.3%
- 令和7年度 第一次検定:受検者23,826人/合格者9,224人/合格率38.7%
- 令和7年度 第二次検定:受検者6,886人/合格者4,360人/合格率63.3%
合格率の年度ごとの振れ幅は、もう少し長い期間で見ると別の見え方をします。推移そのものはこちらが詳しいです。

1級管工事施工管理技士に落ちた後にやることまとめ
- 結果通知の読み方:第一次検定の不合格通知は全体不足と応用能力のみ不足の2パターン、第二次検定は評定A・B・C。合格者に成績の通知は行われない
- パターン別に言えること:通知で分かるのは合格基準との位置関係だけ。第一次は正答番号が1年間公表されるが、第二次に正答番号の公表は無い
- 二次だけ受け直せるか:新受検資格は第二次検定の受検資格区分1-①〜1-③、旧受検資格は受検対象区分①〜③。経過措置は令和10年度まで。第一次検定合格の有効期限を定めた記載は公表資料に見当たらない
- 申込みの手続き:再受検申込者の定義は2つの手引で別。過去の実績が「第一次検定のみ」の人は該当せず、受検年度と受検番号の入力が要る。再受検申込みはインターネットのみ
- 令和8年度の日程:申込み(5月7日〜5月21日)と第一次検定(9月6日)は終了済み。これからは第一次の合格発表10月8日、第二次検定受検手続き10月8日〜10月22日、第二次12月6日、合格発表は令和9年3月3日。第二次検定の手数料は12,700円と事務手続き250円
- 合格率の推移:第一次は令和5年度37.5%、令和6年度52.3%、令和7年度38.7%。受検者は前年より増えている
以上が1級管工事施工管理技士に落ちた後にやることのまとめです。
まず決めるべきなのは、勉強の中身ではなく検定区分です。次に申し込むのが「第一次検定・第二次検定」なのか「第二次検定」なのかが決まれば、読む手引が1冊に決まり、再受検申込者の定義も受検資格区分も1本の線でつながります。そこが決まらないうちに教材の話から入ると、受付が終わってから区分の取り違えに気づく、ということが起こり得ます。結果通知は捨てずに、受検年度と受検番号だけ書き写しておく。落ちた直後に手を動かせることとしては、ここがいちばん効くと僕は思います。まずそれだけで、次の申込みは止まらずに進むはずです。
資格そのものの位置づけを改めて確認したいときは、こちらで整理しています。

使う教材を入れ替えるかどうかを迷っているなら、参考書の記事も判断材料になります。

