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不足電圧継電器(27)とは?記号、耐用年数、試験方法、設定値など

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  • 不足電圧継電器(27)ってなに?
  • 記号は?
  • 耐用年数って?
  • 試験方法について知りたい
  • 設定値はどうやって決めるの?
  • どんなメーカーが作っているの?

上記の様な悩みを解決します。

現場で打ち合わせを行うと「27」という単語をよく聞くと思います。27とは不足電圧継電器のことでして、電気関係の仕事をしていると遭遇頻度が高いです。

電気のプロとして、基礎知識をキッチリと抑えておきましょう。

この記事では不足電圧継電器とは?といったところから、記号、耐用年数、試験方法、設定値、メーカーなどについて解説していきます。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも分かりやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 




不足電圧継電器(27)とは?

不足電圧継電器(27)とは、結論「電圧が不足した時に信号を発する機器のこと」です。

電気設備には常用の電気設備と非常用の電気設備の2種類があります。

一番分かりやすい例を挙げると、照明器具と非常灯です。常用つまり通常時は照明器具が点灯していて、非常時つまり停電時には非常灯が付くといった流れですよね。

受変電設備にも常用の回路と非常用の回路があり、停電時には非常用の回路が動作する様設計されています。この中で不足電圧継電器は、常用回路と非常用回路のスイッチングの働きをしていると言えます。

不足電圧継電器の役割は不足電圧の監視です。回路の電圧が一定値を下回らないように監視し、一定値を下回った場合、つまりは非常時になった時に各所安全装置に信号を出します。

現時点で通常時なのか?非常時なのか?の判断を行うのが不足電圧継電器です。

もし不足電圧継電器が回路になければ、非常時の判断ができない為、AC回路とGC回路の切り替えができなくなってしまいます。

電気設備のほとんどには常用と非常用がありますから、不足電圧継電器はどの設備においてもほとんど必須の装置と言えるでしょう。

 

不足電圧継電器の記号

不足電圧継電器の記号は「27」です。「にーなな」と呼ばれたりします。

これは設備番号と呼ばれるもので、電気の設備手帳にて定義されている番号です。他にも複数の電気機器に番号が割り当てられていますが、27は最も出現頻度の高い記号になります。

また、他の番号でいうなら「51」と「52」と「76」が挙げられます。

 

不足電圧継電器(27)の設定値

不足電圧継電器(27)の設定値は、結論「100Vに対して85V以下2秒」です。

まず「不足電圧」の定義についてです。100Vの回路において99Vも不足電圧といえば不足電圧かもしれません。ただ1V低下した程度では回路に問題はありません。

電気は常に動いています。1V低下したくらいで非常用回路に切り替えていては、電気設備がまともに動作しているとは言えません。

ではどれくらい低下したら「不足電圧」なのか?結論、100Vに対して85Vというのが一般的です。「80Vから90V」の間くらいですね。

また、不足電圧継電器は動作時間も設定できます。

要するに、何秒間不足電圧が継続したら不足電圧継電器が動作するのか?という話です。

例えば一瞬だけ84Vになって、その直後に100Vに戻った場合、電圧が不足しているのは一瞬ですので非常時かの判断は難しいですよね。

そこで動作時間は2秒間とされていることが多いです。

ちなみに不足電圧継電器の動作時間は50msから30秒まで設定することが可能になります。ただ実際には上限下限で設定することはなく、だいたい2秒くらいが丁度いい数値とされています。

 

不足電圧継電器(27)の試験方法

不足電圧継電器(27)の試験方法は、製品によって異なります。

製品付随の取扱説明書、もしくはメーカーのホームページにて確認が必要です。下にリンクを貼っておくので参照してみてください。

不足電圧継電器の試験方法

 

不足電圧継電器(27)を作っているメーカー

不足電圧継電器(27)を作っているメーカー

  • 三菱
  • オムロン
  • 富士電機
  • 東芝
  • 双興電機製作所
  • ムサシインテック

以上のメーカーが不足電圧継電器を制作しています。

各メーカーによって大きな違いは感じません。ある程度会社によって使用するメーカーは決まっていると思うので、そのメーカーを使えば問題ないかと思います。

 

不足電圧継電器(27)の耐用年数

不足電圧継電器(27)の耐用年数は、約15年とされています。

前提として、どれだけ動作したのか?ということによっても変化します。頻繁に動作しているものでしたら、それなりに早く耐用年数が来ますし、あまり動作しなければもっと長持ちします。

また、15年という値は定期メンテナンスなどをする前提での数字です。

メンテナンスを行わずにしておいた場合は、もう少し早く更新が必要になる可能性もあります。

不足電圧継電器の役割は、常用と非常用に切り替えをするという重要なものです。正しく動作する様、定期的なメンテナンスを行う必要があります。

 

不足電圧継電器(27)に関する情報のまとめ

不足電圧継電器(27)に関する情報のまとめ

  • 不足電圧継電器とは:電圧が不足した時に信号を発する機器のこと
  • 記号:27
  • 耐用年数:15年
  • 試験方法:上章参照
  • 設定値:100Vに対して85V以下2秒
  • メーカー:三菱、オムロン、双興電機製作所、ムサシインテック

以上が不足電圧継電器に関する情報のまとめです。

一通り基礎知識は網羅できたと思います。

「27」とは設備番号のことであり、27以外にもよく出てくる設備番号の機器がいくつかあります。全てを覚えきるのは少し大変ですが、頻繁に出てくるものを抑えておけば、ある程度仕事になります。

下によく出てくる設備番号の機器とそれに類する機器に関する記事リンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。

それでは!
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