経験記述の準備だけ進めても、残りの問題に何が出るのかが見えないと手を付けにくいものです。2級電気工事施工管理技士の第二次検定は、令和8年度は11月8日(日)の14時15分から16時15分までです。令和6・7年度の問題は5問題で全問解答、問題1から問題3が記述式、問題4と問題5が四肢択一式でした。合格基準は得点60%以上で、記述式の設問の正答は公表されません。
- 二次って何問あって、何分の試験なの?
- 全部手書きの記述?マークシートの問題も混ざってる?
- 経験記述のほかに、問題2から問題5では何を聞かれるの?
- 自分で選べる問題と、全員が答える問題の区別がつかない
- 法規って、どの法律の、いつ時点の条文で出るの?
- 答え合わせしたいけど、記述の模範解答って出るの?
- 受検票がまだ来ない。いつ届くものなの?
- 鉛筆とボールペン、どっちで書けばいいんだっけ
- 今年ダメだったら、来年も今の受検資格のままで受けられる?
上記の様な悩みを解決します。
2級電気工事施工管理技術検定の第二次検定(旧・実地試験)は、2段階ある検定の後ろ側の試験で、後期日程にだけ実施されます。ところが調べ始めると経験記述の話が先に出てきて、問題2から問題5で何を聞かれるのか、当日どう動けばいいのかが後回しになりがちなんですよね。今回は出題構成・合格基準・日程・受検資格といった基本を押さえた上で、検索上位の解説記事約10本を調べた範囲では触れられていなかった「当日の時間割と受検票・持ち物・退室の決まり」「法令は令和8年1月1日に有効なもので出題されること」まで、建設業振興基金の受検の手引と令和6・7年度の問題冊子を突き合わせて整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、一次を通って11月8日に向けて何から手を付けるか決めかねている方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
2級電気工事施工管理技士の二次試験は令和6・7年度とも5問題。記述式3問・四肢択一式2問を2時間で解く
令和6・7年度の第二次検定は、5問題をすべて解答し、問題1から問題3を記述式、問題4と問題5を四肢択一式で答える試験でした。試験時間は令和8年度も14時15分から16時15分までの2時間です。
形式の根拠は問題冊子の表紙にあります。令和7年度の表紙の注意事項には「3.試験問題は,5問題です。全問解答してください。」「4.問題1から問題3は,記述式の問題です。解答は,解答用紙の定められた範囲に記入してください。」「5.問題4及び問題5は,四肢択一式の問題です。解答は,正解と思う肢の番号を塗りつぶしてください。」と印刷されています(建設業振興基金 令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第二次検定問題 表紙)。令和6年度の問題冊子も、表紙の3〜5項は同じ区分でした(令和6年度 同 第二次検定問題 表紙)。
時間のほうは、令和8年度の受検の手引に「第二次検定試験時間 14:15~16:15」とあります(令和8年度 2級電気工事 第二次検定のみ申請用 受検の手引 p.23)。令和7年度の表紙にも「2.試験時間は,14時15分から16時15分までです。」と書かれていました。
なぜ記述とマークが混ざるのかは、手引p.24の検定科目表を見ると腑に落ちます。第二次検定の施工管理法は2つの基準に分かれていて、「電気工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識」の側が「四肢択一(マークシート)」、「設計図書を正確に理解し、電気設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる応用能力」の側が「記述」と対応づけられています(同 受検の手引 p.24)。問題4・5のマークは知識、問題1〜3の記述は応用能力を見る枠、と分けて読むと、各問の性格がつかみやすいと僕は考えています。
令和7年度の5問を、中身の側から並べ直すとこうなります(令和7年度 第二次検定問題 pp.2-6)。
- 問題1:記述式。問Aか問Bのどちらかを選んで、自分の電気工事の経験を踏まえて書く
- 問題2:記述式。2−1は語句6つから2つを選び、2−2は高圧受電設備の単線結線図を全員が解く
- 問題3:記述式。電気工事に関する用語9つから3つを選んで書く
- 問題4:四肢択一式。4−1と4−2の計算問題
- 問題5:四肢択一式。建設業法・労働安全衛生法・電気工事士法の3問
注意したいのは、これが令和6・7年度の冊子の記載だという点です。検定問題の公表は「試験日の翌営業日午前9時から」とされているので(同 受検の手引 p.26)、令和8年度の問題数と形式は当日表紙を開くまで分かりません。今年も同じ構成になるとは言い切れないので、本番は表紙の注意事項から読む、という順番だけは決めておいてください。一次と二次の制度上の違いは施工管理技士の一次と二次の違いの記事で整理しています。
問題1は「あなたの電気工事の経験を踏まえ」。令和7年度は安全管理、令和6年度は工程管理
問題1は自分の現場経験をもとに書かせる設問で、令和7年度は安全管理、令和6年度は工程管理が問われました。どちらの年度も、問Aと問Bのどちらか一方を選んで答える形です。
令和7年度の柱書は「次の問A又は問Bのどちらかを選択して答えなさい。解答する2項目の記述については,留意すべき事項とその理由,対策又は処置の内容は重複しないこと。なお,保護帽の着用のみ又は要求性能墜落制止用器具(安全帯)の着用のみの記述については配点しない。」でした(令和7年度 第二次検定問題 p.2)。続く設問は、問Aが「あなたの電気工事の経験を踏まえ,施設等が運用中で大勢の来客がある現場の電気工事において,安全管理上あなたが留意すべき事項とその理由について,2つ具体的に記述しなさい。」、問Bが「あなたの電気工事の経験を踏まえ,関連工事と輻輳する現場における電気工事において,安全管理上あなたが留意すべき事項とその理由について,2つ具体的に記述しなさい。」です。両方に「そのうえで,適切な安全管理を実施するために,あなたがとるべき対策又は処置について,その事項ごとに具体的に記述しなさい。」が付いています(同 p.2)。
令和6年度の問題冊子では、問Aが「あなたの電気工事の経験を踏まえ,屋外の作業のある電気工事において,工程管理上,あなたが留意すべき事項とその理由を2つあげなさい。」、問Bが「あなたの電気工事の経験を踏まえ,土曜日,日曜日及び祝祭日のみ施工が可能な電気工事において,工程管理上,あなたが留意すべき事項とその理由を2つあげなさい。」でした。条件として「ただし,解答は電気工事に附帯する工事を主体に記述しないこと。」も添えられています(令和6年度 第二次検定問題 p.2)。令和6年度は「あげなさい」、令和7年度は「記述しなさい」と、設問の結びの言葉も年度で違います。
出題の見直しについても触れておきます。経験記述を「工事概要が示される」形式へ変えるという告知は、確認した範囲(建設業振興基金の2級電気工事の案内ページ、令和8年度の受検の手引2本、過去の検定問題のページ、令和6・7年度の問題冊子、トピックス一覧。確認日:2026年10月16日)には見当たりませんでした。令和8年度の問題1が変わるとも変わらないとも、この範囲の資料からは言えません。
書き方の組み立てや、条件文で点を落とさない考え方は2級電気の経験記述の記事にまとめているので、ここでは繰り返しません。管理項目ごとの題材づくりは、安全管理で書く場合の記事と工程管理で書く場合の記事に分けてあります。問題1は二次の入口にすぎないので、ここに準備時間を全部つぎ込まず、問題2から問題5の手当てと並行させるのが現実的だと僕は考えています。
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【PR】記述の対策を、一人きりで回している人へ
記述の答えは公表されないので、自分の答案が合っているのか一人では測りにくい試験です。同じ悩みを抱える人向けの講座がどんな形で出ているのか、提供元のページで眺めておくのも一案です。
- 経験記述は書き始めたが、ほかの問題の準備に手が回っていない
- 記述の答案を見てもらえる相手が、身近にいない
- 仕事の合間に進める学習の組み方を探している
問題2と問題3は語句・用語の記述。選べるのは2−1と問題3で、2−2の単線結線図は全員が解く
問題2と問題3は、出題された語句や用語の中から指定の数を選んで、その内容を書く記述問題です。ただし選べるのは2−1(6つから2つ)と問題3(9つから3つ)だけで、2−2の単線結線図には選択がありません。
令和7年度の2−1は「電気工事に関する次の語句の中から2つ選び,番号と語句を記入のうえ,施工管理上留意すべき内容について,それぞれ2つ具体的に記述しなさい。」、2−2は「一般送配電事業者から供給を受ける,図に示す高圧受電設備の単線結線図について,次の問に答えなさい。」として、アに示す機器の「名称又は略称」と「機能」を答えさせる設問でした(令和7年度 第二次検定問題 pp.2-3)。問題3は「電気工事に関する次の用語の中から3つ選び,番号と用語を記入のうえ,技術的な内容について,それぞれ2つ具体的に記述しなさい。」です(同 p.4)。
問題3の「技術的な内容」が何を指すかは、問題文の中で「施工上の留意点,選定上の留意点,動作原理,発生原理,定義,目的,用途,方式,方法,特徴,対策などをいう。」と定義されています(同 p.4/令和6年度も同文)。用語の意味を1行書いて終わりではなく、この中から2つの切り口で書く、と読むのが素直です。
2年分の選択肢を並べると次のとおりです(表1)。
| 年度・設問 | 書く内容 | 選ぶ数 | 選択肢 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 2−1 | 電気工事に関する語句の、施工管理上留意すべき内容を2つずつ | 6つから2つ | 機器の搬入/電線相互の接続/低圧ケーブルの敷設/資材の受入検査/低圧分岐回路の試験/分電盤の取付け |
| 令和7年度 2−2 | 高圧受電設備の単線結線図のアの機器の名称又は略称と機能 | 選択なし | なし |
| 令和7年度 問題3 | 電気工事に関する用語の技術的な内容を2つずつ | 9つから3つ | 太陽光発電システム/単相変圧器のV結線/2Eリレー/屋内配線用差込形電線コネクタ/定温式スポット型感知器/電車線路の帰線/ループコイル式車両感知器/A種接地工事/電線の許容電流 |
| 令和6年度 2−1 | 安全管理に関する語句の内容を2つずつ | 6つから2つ | 危険予知活動(KYK)/安全施工サイクル/感電災害の防止対策/安全パトロール/墜落災害の防止対策/新規入場者教育 |
| 令和6年度 2−2 | 高圧受電設備の単線結線図のアの機器の名称又は略称と機能 | 選択なし | なし |
| 令和6年度 問題3 | 用語の技術的な内容を2つずつ | 9つから3つ | 揚水式発電/架空送電線のたるみ/力率改善/漏電遮断器/高周波同軸ケーブル/自動列車停止装置(ATS)/超音波式車両感知器/絶縁抵抗試験/波付硬質合成樹脂管(FEP)の施工 |
出典:建設業振興基金 令和7年度・令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定 第二次検定問題 pp.2-4
表で見ると、2−1の語句の分野は年度で動いています。令和6年度は安全管理の語句、令和7年度は機器の搬入や分電盤の取付けといった施工寄りの語句でした。問題3は、太陽光発電システムやA種接地工事のような語と、電車線路の帰線やループコイル式車両感知器のような鉄道・道路の設備の語が、同じ9つの中に並んでいます。
選ぶ数が決まっている以上、全部を覚える必要はありません。僕は、2年分の選択肢から自分の担当してきた工種に近い語を拾い出し、1語につき2つずつ書ける材料を先に作っておくのが、残りの期間では現実的だと考えています。一方で2−2の単線結線図は選べないので、高圧受電設備に出てくる機器の名称と働きは、苦手でも外せない範囲です。
問題4は計算、問題5は3つの法律。法令は令和8年1月1日に有効なもので出題
問題4は計算の四肢択一、問題5は建設業法・労働安全衛生法・電気工事士法の穴埋めの四肢択一です。出題の前提になる法令は、令和8年度は令和8年1月1日に有効なものとされています。
令和7年度の問題4は、4−1が「図に示すブリッジ回路において,スイッチSを投入すると,検流計Gの値が0Aとなった。未知抵抗Xの値〔Ω〕として,正しいものはどれか。」、4−2が「出力285kWで運転している変圧器があり,そのときの負荷損は5kW,無負荷損は10kWであった。このときの変圧器の効率〔%〕として,正しいものはどれか。」でした。4−2には「ただし,負荷損,無負荷損以外の損失はないものとする。」という条件が付いています(令和7年度 第二次検定問題 p.5)。令和6年度の問題冊子では、4−1が直流回路網の起電力、4−2が配電線路の変圧器の一次電流を求める問題でした(令和6年度 第二次検定問題 p.5)。計算の書き込みは、表紙の注意事項10で問題用紙の余白を計算などに使ってよいとされています(令和7年度 第二次検定問題 表紙)。
問題5の柱書は「「建設業法」,「労働安全衛生法」又は「電気工事士法」に関する次の問に答えなさい。」です。続く5−1は「建設工事の施工技術の確保に関する」記述の空欄を「建設業法」上の語句で、5−2は「事業者等の責務に関する」記述を「労働安全衛生法」上の語句で、5−3は「電気工事士免状に関する」記述を「電気工事士法」上の語句で埋める設問で、それぞれアとイの2か所を四肢から選びます(令和7年度 第二次検定問題 p.6)。柱書は「又は」でつながっていますが、3つの法律から1つを選ぶ形ではなく、5−1から5−3はそれぞれ別の設問です。表紙の「全問解答してください。」のとおり、3問とも答えます。令和6年度も、5−1が建設業法(主任技術者及び監理技術者の職務)、5−2が労働安全衛生法、5−3が電気工事士法という並びでした(令和6年度 第二次検定問題 p.6)。
条文の時点については、受検の手引に「なお、法令等は令和8年1月1日に有効なものとします。」と明記されています(令和8年度 第二次検定のみ申請用 受検の手引 p.24)。古い参考書で覚えた条文が、その後の改正で変わっていないかは、この日付を基準に確かめることになります。
四肢択一の2問は、公表された正答肢で答え合わせができる範囲です。令和7年度の正答肢は次のとおりでした(令和7年度 第二次検定問題 正答肢ページ)。
- 問題4 4−1:正答肢1
- 問題4 4−2:正答肢3
- 問題5 5−1:ア 3、イ 1
- 問題5 5−2:ア 4、イ 2
- 問題5 5−3:ア 3、イ 1
記述と違って、ここは公表される正答肢で正誤を確かめられます。個人的には、過去問を解いたら正答肢と照らし、外した問題の根拠を条文や公式までさかのぼって確かめておくのが、2時間の中で取りこぼしを減らす手堅い準備だと考えています。過去の問題の探し方は2級電気の過去問の記事にまとめています。
合格は60%以上。正答が出るのは四肢択一だけで、記述は公表されない
合格基準は得点の60%以上で、公式に正答が出るのは四肢択一の設問だけです。記述式の問題1から問題3は、正答が公表されず、設問ごとの得点も通知されません。
令和8年度の受検の手引は「2級第二次検定では、満点に対する得点の比率が次の基準に合致する者を合格としますが、試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性があります。・第二次検定 60% 以上」としています(令和8年度 第二次検定のみ申請用 受検の手引 p.27)。60%という線と、変わることがあるという断り書きは一組で読んでおく必要があります。同じ日に一次と二次を受ける人は、実施機関の合格基準の表にある「※第一次検定及び第二次検定を同日に受検した場合、第一次検定の得点が合格基準を満たさなかった者については、第二次検定の採点は行わないものとします。」という注記も関わってきます(建設業振興基金「過去の受検状況・検定問題・合格基準」)。
公表の範囲は「公表範囲:第二次検定は検定問題と四肢択一の設問の正答肢番号 なお、解答形式が記述の設問は正答を公表いたしません。」、時期は「公表期間:試験日の翌営業日午前9時から1年間」です(同 受検の手引 p.26)。令和8年度は試験日が11月8日(日)なので、翌営業日の11月9日(月)午前9時以降に問題と正答肢番号が出る計算になります。令和7年度の問題と正答肢は、確認日の2026年10月16日時点で基金の「過去の受検状況・検定問題・合格基準」ページに載っていますが、公表期間は1年間とされているので、いつまでも同じ場所で見られるとは考えないほうが安全です。
記述の答えを配る業者については、手引に「なお、検定の正答内容について、模範解答を配布したり、採点結果と称して得点等を通知したりする業者がありますが、それぞれの業者が独自に行っているものであり、本財団とは全く関係がありません。」とあります(同 p.26)。業者の模範解答と照らして出した点は、公式の採点とは別物として扱うのが筋です。
不合格だった場合に返ってくるのは、評定の3段階だけです。手引の記載は「【評定】A:合格基準以上/B:得点が40% 以上合格基準未満/C:得点が40% 未満」で、「通知する成績については、全体の結果のみとし、設問毎の得点等については通知いたしません。」「合格者については成績の通知は行いません」とされています(同 p.27)。
難しさの目安も1つだけ置いておきます。令和7年度の第二次検定は受検者数5,023名、合格者数2,600名で(建設業振興基金 令和7年度 2級電気工事施工管理技術検定 第二次検定 実施結果)、受検者数に対する合格者数の割合を計算すると51.8%です(算出値)。実施結果に合格率の欄は無く、年度ごとの推移や数字の読み方は2級電気の合格率を計算した記事に譲ります。記述の答え合わせができないことを前提にした勉強の組み方は、独学で受ける場合の記事で扱っています。
11月8日までの段取り|受検票・時間割・持ち物・退室・合格発表
当日までにやることは、受検票の到着を確かめること、入室時刻から逆算して移動を決めること、筆記具をHBの鉛筆かシャープペンシルにそろえることの3つが中心です。会場は受検票で初めて分かります。
受検の手引には「受検票は、令和8年10月22日(木)に本財団から発送する予定です。」「10月29日(木)を過ぎても届かない場合は、11月6日(金)までに受検者本人より本財団あてに電話してください。」とあります(令和8年度 第二次検定のみ申請用 受検の手引 p.23)。会場については「試験会場は、受検票にてお知らせいたします。事前に照会いただいても回答できません。」、届かないまま試験日を過ぎた場合は「試験終了後に問い合わせても、受検は欠席扱いとなりますのでご注意ください。」とされています(同 p.23)。10月29日を過ぎて手元に無ければ、11月6日の期限を待たずに早めに電話しておくほうが安心です。
当日の時間割は、申請区分で入室時刻が変わります(表2)。
| 区分 | 入室時刻 | 検定問題配付説明 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 第二次検定のみ | 13:45まで | 14:00〜14:15 | 第二次 14:15〜16:15 |
| 第一次・第二次同時(第一次) | 9:45まで | 10:00〜10:15 | 第一次 10:15〜12:45 |
| 第一次・第二次同時(第二次) | 13:45まで(昼休み 12:45〜13:45) | 14:00〜14:15 | 第二次 14:15〜16:15 |
出典:令和8年度 2級電気工事 第二次検定のみ申請用 受検の手引 p.23/第一次・第二次同時 受検の手引「試験日時」
受検票を忘れたときは「受検票等忘失者は会場受付にて再発行手続きをおこなってください。13:15より受付します。」とされています(第二次検定のみ 受検の手引 p.23)。同時受検の人は「試験日には必ず第一次検定から受検しなければなりません。」(同時 受検の手引 p.30)、「※第一次・第二次検定同時受検を申請され第一次検定を欠席した方は、第二次検定を受検することはできません。」(同 試験日時)の2点も押さえておいてください。
持ち物は「①受検票 ②HBで黒の鉛筆またはシャープペンシル ※マークシート方式の設問では、ボールペン・サインペン・色鉛筆等でマークした場合採点されません。 ③消しゴム」です(第二次検定のみ 受検の手引 p.25)。手引の注記はマークシートの設問についての書き方ですが、問題冊子の表紙の注意事項7は記述を含む解答全体について「HBの芯を用いたシャープペンシル又はHBの鉛筆で記入」「それ以外のボールペン,サインペン,色鉛筆などを使用した場合は,採点されません。」としています(令和7年度 第二次検定問題 表紙の注意事項7)。記述もHBで書く、と覚えておけば迷いません。書き直しについても「解答を訂正する場合は,消しゴムできれいに消してください。消しかたが十分でないと,減点となる場合があります。」とあります(同 注意事項8)。
机の上に置けるのは「受検票、筆記具(鉛筆・シャープペンシル・消しゴム)、小型の時計のみです。」で、時計は「通信・記録・計算・辞書機能のついていない小型のもの」とされています(第二次検定のみ 受検の手引 p.25)。退室は「試験開始後1時間以内及び試験終了前10分間は、退室できません。」(同 p.25)、さらに「※試験開始後1時間以内に退室した場合は棄権となり、欠席扱いとなります。」(同 p.26)です。問題用紙は「問題用紙は、試験終了時まで在席した者に限り希望者は持ち帰ることができます。」なので(同 p.25)、問題用紙を持ち帰りたい人は、終了時刻まで席に残る必要があります。
前日までに確かめておくことをまとめるとこうなります。
- 受検票が手元にあり、記載の試験会場までの経路を調べた
- HBの黒の鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムを入れた
- 時計は通信・記録・計算・辞書機能のない小型のものにした
- 第二次検定のみなら13時45分、同時受検なら9時45分までに入室できるよう移動手段と出発時刻を決めた
- 開始後1時間と終了前10分は退室できないことを頭に入れた
合格発表は、第二次検定が令和9年2月5日(金)です(建設業振興基金 令和8年度2級 電気工事施工管理技術検定のご案内)。手引には、合否の通知が届かない場合は「令和9年2月12日(金)以降に本財団へお申し出ください。」、合格者の受検番号のWEB掲載は「合格発表日の午前9時から2週間」とあります(第二次検定のみ 受検の手引 p.26)。年間の日程は2級電気の試験日程の記事、発表の確かめ方は合格発表の記事にまとめています。
今年落ちたときの受検資格|旧受検資格は令和10年度まで、それ以降は条件つき
令和6年度から受検資格が改正されましたが、旧受検資格でも令和10年度までは第二次検定を申請できます。令和11年度以降も旧受検資格で再受検できるのは、令和6〜10年度に旧受検資格で申請し、有効な第二次検定の受検票を受け取った人に限られます。
受検の手引は「令和6年度から施工管理技術検定の受検資格が改正されました。ただし経過措置として、新しい受検資格(以下、「新受検資格」)を満たしていない方であっても、今までの受検資格(以下、「旧受検資格」)を満たすことができれば、令和10年度まではひきつづき第二次検定の受検申請を行うことができます。」と書き、続けて「旧受検資格により令和6年度から10年度までの間に受検申請を行い、有効な第二次検定受検票の交付(※)を受けた方」は、令和11年度以降も再受検者として第二次検定を申請できるとしています(令和8年度 第二次検定のみ申請用 受検の手引 p.2)。
この「有効な」に当たらない場合が2つ、手引に書かれています。第二次検定のみの申請では「『第二次検定受検を辞退された』方については、当該第二次検定の受検票は無効となります。」(第二次検定のみ 受検の手引 p.2)、同時申請では「『第一次検定不合格(棄権含む)』の方については、当該第二次検定の受検票は無効です。」(同時 受検の手引 p.2)です。今年の後期を同時受検で受けて一次が基準に届かなかった人は、この2つ目に当たる点に注意が要ります。
案内ページの書き方は「旧受検資格は令和10年度まで 申請可能です。令和11年度以後は 新受検資格のみ となります。ただし、令和6年~10年度の間に「第二次検定のみ」の再受検対象者となった場合は、令和11年度以後も旧受検資格で「第二次検定のみ」の申請が可能です。」です(建設業振興基金 令和8年度2級 電気工事施工管理技術検定のご案内 5.受検資格)。
新受検資格の側では、第二次検定の行の1つ目が「2級電気工事施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験3年以上」となっています(同 新受検資格)。また「令和8年度から新受検資格の申請方法は「インターネット申請のみ」に変更されました。」とされているので(建設業振興基金 新受検資格の申請方法のページ)、新受検資格で申し込む場合はインターネットでの申請になります。自分がどちらの資格で何年度まで受けられるかの細かい場合分けは2級電気の受検資格の記事、1級の二次まで視野に入れるなら1級電気の二次試験の記事が続きの話になります。
2級電気工事施工管理技士の二次試験に関する情報まとめ
- 出題構成:令和6・7年度は5問題を全問解答。問題1〜3が記述式、問題4・5が四肢択一式で、時間は14時15分から16時15分まで
- 問題1:問Aか問Bを選んで経験を踏まえて書く。令和7年度は安全管理、令和6年度は工程管理で、出題の見直しの告知は確認範囲に無い
- 問題2・3:2−1は語句6つから2つ、問題3は用語9つから3つを選ぶ。2−2の単線結線図は選択なしで全員が解く
- 問題4・5:問題4は計算、問題5は建設業法・労働安全衛生法・電気工事士法の3問すべて。法令は令和8年1月1日に有効なもの
- 合格基準と公表:得点60%以上(変更の可能性あり)。正答が出るのは四肢択一だけで、記述は非公表。不合格者にはA・B・Cの評定のみ
- 当日の段取り:受検票は10月22日発送予定、10月29日を過ぎて未着なら11月6日までに電話。筆記具はHB、開始後1時間と終了前10分は退室不可
- 受検資格:旧受検資格は令和10年度まで。令和11年度以降は有効な受検票を受けた人に限られ、辞退した場合と、同時受検で一次不合格(棄権含む)の場合は対象外
以上が2級電気工事施工管理技士の二次試験に関する情報のまとめです。
11月8日までにやることは、意外と絞れます。まず10月29日までに受検票が届いたかを確かめ、会場と入室時刻から当日の移動を決める。勉強のほうは、記述の問題1を仕上げつつ、問題2・3は2年分の選択肢から書ける語を増やし、問題4・5は正答肢で答え合わせできる過去問を回す。そして本番では、今年の問題冊子の表紙を最初に読んで、問題数と選ぶ数がここに書いた令和6・7年度と同じかを確かめてから解き始める。この順番さえ崩さなければ、当日になって慌てる場面はかなり減らせるはずだと、僕は考えています。
過去の問題をどこで手に入れるかは2級電気の過去問の探し方、年間のスケジュールの確認は試験日程のまとめからどうぞ。
