1級電気工事施工管理技士の解答速報|二次で正答が出る範囲

令和8年度の受検の手引では、1級電気工事施工管理技士の正答は、一般財団法人建設業振興基金が試験日の翌営業日の午前9時から1年間、WEBサイトで公表することになっています。第一次検定は検定問題と正答肢番号が出ますが、第二次検定は記述式の設問の正答が公表されません。この記事では、公表の範囲と、結果が出るまでの流れを順に整理します。

  • 解答速報って、公式のものはどこで見られるの?
  • 10月18日の二次が終わったら、いつ答えが出る?
  • 試験当日の夜に答え合わせしたいけど、公式は間に合う?
  • ネットに出ている速報って、どこまで信じていいの?
  • 二次の記述式、模範解答はどこにもないの?
  • 7月の一次の答えは、まだ見られる?
  • 自己採点で何問取れていれば合格ライン?
  • 問題用紙を持って帰れなかったら、答え合わせはできない?
  • 落ちたとき、点数は教えてもらえるの?
  • 二次の合格発表まで、何をしておけばいい?

上記の様な悩みを解決します。

「解答速報」で検索すると、正答の表を並べたページがいくつも出てきます。ところが、実施機関そのものが正答をいつから・どの範囲で・いつまで出すと決めているのか、そして第二次の記述式について実施機関が民間の模範解答をどう扱っているのかは、そうしたページを読んでも見えてこないんですよね。今回は公式の正答の出る時期・第一次の正答と合格基準・合格発表といった基本を押さえた上で、受検の手引に書かれている公表ルールの文言そのもの、問題用紙を持ち帰れる条件、不合格のときに届く成績の中身まで、施工管理の目線で整理しました。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、この秋の第二次検定を控えている方にも、7月の第一次を振り返りたい方にも読みやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

目次

公式の正答は、試験日の翌営業日の午前9時から建設業振興基金のサイトに出ることになっている

公式の解答速報にあたるものは、建設業振興基金のWEBサイトに載る「検定問題と正答肢番号」です。令和8年度の受検の手引には、公表期間を試験日の翌営業日の午前9時からとする規定があり、試験当日に公式の正答が出る仕組みにはなっていません。

令和8年度の受検の手引(旧受検資格用)の「検定問題等の公表」には、次のように書かれています。「本財団では、検定問題と正答肢番号の公表を以下のとおり行います。 公表期間:試験日の翌営業日午前9時から1年間 公表方法:本財団 WEB サイトに掲載」(令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 受検の手引 p.31)。同じ手引のよくある質問でも、公表期間について「それ以外の期間は、公表いたしておりません。書店で市販されている問題集等をご利用ください。」と答えています(同 よくある質問)。

つまり「いつ出るか」と「いつまで見られるか」は、どちらもこの1文で決まっています。始まりは翌営業日の午前9時、期間は1年間です。試験の当日中に公式の正答を見る手段は、この規定の上では用意されていません。

掲載される場所は、建設業振興基金のサイトの「過去の受検状況・検定問題・合格基準」というページの中の「検定問題・正答肢」の節です。電気工事施工管理技術検定の1級の欄に、年度ごとのリンクが並びます(建設業振興基金「過去の受検状況・検定問題・合格基準」・2026年10月10日確認)。

令和8年度の第二次検定は10月18日(日)に実施されます(令和8年度 受検の手引 表紙)。規定どおりに読むと、公表の始まりは試験日の翌営業日の朝です。暦の上では、10月18日の翌平日は10月19日(月)にあたります。実際の掲載時刻は実施機関の運用によるので、ここでは「規定ではそうなっている」というところまでにとどめておきます。

  • いつから・いつまで:翌営業日の朝9時に始まり、そこから1年間(令和8年度 受検の手引 p.31)
  • 公表方法:建設業振興基金のWEBサイトに掲載(同)
  • 掲載ページ:「過去の受検状況・検定問題・合格基準」の「検定問題・正答肢」の節(2026年10月10日確認)
  • 1年間を過ぎた分:手引のよくある質問では、市販の問題集等の利用を案内している

公表期間が1年なので、置いてある年度は入れ替わっていきます。2026年10月10日時点で、このページの1級電気の第一次検定の欄にリンクがあるのは令和8年度だけでした(建設業振興基金「過去の受検状況・検定問題・合格基準」・2026年10月10日確認)。ページのリンクから外れる年度もあるので、問題と正答肢を手元に置いておきたい方は、リンクがあるうちに保存しておくと安心です。

第二次検定で正答が公表されるのはマークシートの設問だけ。記述式の正答は出ない

第二次検定も、試験のあとに検定問題そのものは公表されます。ただし正答として公表されるのは、解答形式がマークシートになっている設問の正答肢番号だけで、記述式の設問の正答は公表されません。

令和8年度の受検の手引の「検定問題等の公表」は、公表範囲を次のように書いています。「第二次検定は検定問題と解答形式がマークシートとなっている設問の正答肢番号 なお、解答形式が記述の設問は正答を公表いたしません。」(令和8年度 受検の手引 p.31)。掲載ページの「検定問題・正答肢」の節にも「※解答形式が記述の設問は正答を公表しません。」という注記が付いています(建設業振興基金「過去の受検状況・検定問題・合格基準」・2026年10月10日確認)。

第二次検定の中身について、令和8年度の受検の手引は「第二次検定は、施工管理法について筆記試験を行います。」とし、検定科目を施工管理法(知識)は五肢択一のマークシート方式、施工管理法(能力)は記述としています(令和8年度 受検の手引 p.28)。問題が何問あり、どの番号が記述式になるかは、令和8年度については試験前のため公表資料に記載がありません。

参考に令和7年度の例を挙げると、第二次検定の問題用紙には「試験問題は, 6 問題です。全問解答してください。」「問題 1 から問題 4 は,記 述 式の問題です。」「問題 5 及び問題 6 は,五肢択一式の問題です。」と書かれていました(建設業振興基金 令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 第二次検定問題)。同じ令和7年度のPDFには、問題5と問題6の正答肢の表が「五肢択一式問題の正答肢」として載っています。これは令和7年度の構成で、令和8年度も同じになるとは限りません。

民間の模範解答について、実施機関が書いていること

第二次検定の記述式に「模範解答」を出しているページを見かけることがあります。これについて令和8年度の受検の手引は、第二次検定の合格発表の注記で次のように書いています。「第二次検定の正答内容について、一部業者(ゼミ屋等)が模範解答を配布したり、採点結果と称して、得点結果を通知しているところがありますが、本財団とは全く関係ありません。」(令和8年度 受検の手引「7.第二次検定の合格発表」注2)。

民間の解答例が合っているか間違っているかを、この記事で判定することはしません。ただ、実施機関が記述式の正答を出していない以上、どの模範解答も実施機関の正答ではない、という位置づけは手引の文言から読み取れます。僕は、記述式の模範解答は「自分の書いた内容を見直すための他人の答案の1つ」として読むのがちょうどよい距離だと考えています。

第二次検定のうち、どの設問なら自分で答え合わせができ、記述式にどう備えるかという準備の話は、1級電気工事施工管理技士の二次検定対策で年度ごとの設問を並べて書いています。問題1の書き方に絞った準備は1級電気の経験記述にまとめています。

第一次検定の正答は、令和8年度分が今も見られる

7月12日に行われた令和8年度の第一次検定は、2026年10月10日時点で、検定問題のPDFの末尾に正答肢の表が載っています。午前の部と午後の部に分けて、問題No.1からNo.89までの正答肢が並んでいます(建設業振興基金 令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定問題・2026年10月10日確認)。

自己採点をするときに押さえておきたいのが、配点と合格基準の書かれ方です。令和8年度の第一次検定の正答肢の表の末尾には「配点:89問出題し,そのうち60問解答を要する試験であり,各問題1点,60点満点です。」とあります(令和8年度 第一次検定問題 正答肢)。89問すべてを解く試験ではなく、選択問題を含めて60問に答える形です。

そのうえで、令和8年度の第一次検定の合格基準(確定)は「※合格基準 60.0点(100点換算)、施工管理法(応用能力)6問中3問以上。」でした(建設業振興基金 令和8年度 1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 実施結果)。全体の基準は100点に換算したうえでの60点として示されていて、それとは別に、施工管理法(応用能力)の6問のうち3問以上という条件がかかっています。

事前の目安としては、令和8年度の受検の手引に「第一次検定 (全体) 得点が60%以上 (施工管理法(応用能力))得点が50%以上」と書かれています。ただし同じ箇所に「試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性があります。」とあるので(令和8年度 受検の手引 p.31)、最終的には年度ごとの合格基準(確定)を確かめることになります。

項目 令和8年度 第一次検定(公表資料の表記)
出題数と解答数 89問出題し、そのうち60問解答(正答肢の表の配点欄)
配点 各問題1点、60点満点(同)
合格基準(確定) 60.0点(100点換算)、施工管理法(応用能力)6問中3問以上(実施結果)
解答方式 マークシート方式(受検の手引 p.26-27)
選択問題の注意 解答数が指定数を超えると減点(問題用紙の注意事項)

選択問題は、答えすぎると減点になる

自己採点で見落としやすいのが、選択問題の扱いです。令和8年度の第一次検定の問題用紙の注意事項には「選択問題の解答数が指定数を超えた場合は,減点となります。」とあります。たとえば午前の部には「〔No.13〕から〔No.44〕までは,32 問題のうちから 14 問題を選択」という指定がありました(令和8年度 第一次検定問題 午前の部 注意事項)。

さらに午前の部の注意事項には、マークの訂正について「消しかたが十分でないと指定数を超えた解答となり,減点となります。」という一文もあります(同)。問題用紙に書き込んだ正誤だけで点数を数えると、この減点は反映されません。自己採点の数字は、解答数を指定どおりに守れていた場合の値として扱うのが安全だと思います。

合格した人数の面では、令和8年度の第一次検定は受検者数27,387名、合格者数9,947名でした(令和8年度 第一次検定 実施結果)。この2つの数字から計算すると、受検者数に対する合格者の割合は約36.3%(算出値)です。令和7年度の第一次検定は、結果表で受検者数24,821、合格者数10,290、合格率41.5%と示されています(建設業振興基金 令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 結果表)。年度ごとの推移は1級電気工事施工管理技士の合格率で追っています。

自己採点の前提は、問題用紙を持ち帰れるかどうか

公式の正答肢と突き合わせるには、自分がどの肢を選んだかの記録が要ります。その記録になる問題用紙は、令和8年度の第一次検定では、試験終了時刻まで在席した人のうち希望者だけが持ち帰れる決まりで、途中で退席した人の問題用紙は回収されます。

令和8年度の第一次検定の問題用紙には、午前の部・午後の部とも「この問題用紙は,試験終了時刻まで在席した方のうち,希望者は持ち帰ることができます。途中退席者や希望しない方の問題用紙は回収します。」と書かれていました(令和8年度 第一次検定問題 注意事項11)。受検の手引の「試験会場における注意」にも、第一次検定の言い方で「問題用紙は、午前・午後のそれぞれの試験終了時まで在席した者に限り持ち帰ることができます。」とあります(令和8年度 受検の手引 p.30)。

第二次検定については、令和7年度の第二次検定の問題用紙に「この問題用紙は,試験終了時刻まで在席した方のうち,希望者は持ち帰ることができます。」という注意事項がありました(令和7年度 第二次検定問題 注意事項12)。令和8年度の第二次検定の問題用紙の文言は試験前のため確認できていないので、当日に配られる問題用紙の注意事項で確かめてください。

退室できる時間にも決まりがあります。受検の手引の試験会場の注意として「試験開始後1時間以内及び試験終了前10分間は、退室できません。」と書かれています(令和8年度 受検の手引 p.30)。

  • 持ち帰れる人:試験終了時刻まで在席した人のうち希望者(令和8年度 第一次検定問題)
  • 回収される場合:途中退席した人、持ち帰りを希望しない人(同)
  • 第二次の例:令和7年度の第二次検定の問題用紙にも同じ趣旨の注意事項があった(令和7年度 第二次検定問題)
  • 退室の制限:試験開始後1時間以内と試験終了前10分間は退室できない(令和8年度 受検の手引 p.30)

マークシートに塗った肢を、問題用紙の側にも印で残しておく。これをしておかないと、翌営業日に公式の正答肢が出ても、突き合わせる相手がありません。第二次検定の記述式は正答が出ないので、自分が何を書いたかを問題用紙に残しておくことが、あとで振り返るときの手がかりになります。

合格発表と、届く成績の中身

令和8年度の第二次検定の合格発表は、令和9年1月8日(金)です。その日に本人宛てに合否の通知が発送され、建設業振興基金のWEBサイトには午前9時から2週間、合格者の受検番号が掲載されます(令和8年度 受検の手引「7.第二次検定の合格発表」)。

手引の文言は「合格発表日に、本財団から本人宛に合否の通知を発送します(欠席者へは通知しません)。本財団 WEB サイトで、合格発表日の午前9時から2週間、合格者の受検番号を掲載します。」です(同)。第一次検定の合格発表は令和8年8月25日(火)にすでに行われています(令和8年度 受検の手引「3.第一次検定の合格発表」)。WEBでの確認の手順は1級電気工事施工管理技士の合格発表で、日程全体は令和8年度の試験日程で確かめられます。

合格者には成績が届かず、不合格者には全体の結果だけが届く

自己採点の答え合わせという意味で知っておきたいのが、成績の通知の範囲です。令和8年度の受検の手引の「技術検定における個人成績の通知について」には「※合格者については成績の通知は行いません。また問い合わせにもお答えできません。」とあります(令和8年度 受検の手引 p.32)。合格した場合、自分が何点だったかは公式には分かりません。

不合格の場合に届く成績は、検定によって形が違います。第一次検定は全体の得点が合格基準未満のとき「◯◯問 正解」という形で、第二次検定は評定で通知されます。評定の区分は「A:合格基準以上 B:得点が40%以上合格基準未満 C:得点が40%未満」です(同 p.32)。さらに「通知する成績は、全体の結果のみとし、設問毎の得点等については通知いたしません。」と書かれているので、第二次検定のどの問題で点を落としたかは、通知からは分かりません。

問い合わせについても手引ははっきりしていて、「通知した成績や採点方法に関する問い合わせにはお答えできません。」(同 p.32)、第二次検定の合格発表の注記でも「試験結果・合否内容等に関するお問い合わせには、一切対応いたしません。」とされています(令和8年度 受検の手引「7.第二次検定の合格発表」注3)。

第二次検定の合格基準は、令和8年度の受検の手引では「第二次検定 得点が60%以上」で、同じく「変更する可能性があります。」と添えられています(令和8年度 受検の手引 p.31)。令和8年度の確定基準は、試験前のため公表資料に記載がありません。参考までに令和7年度の第二次検定は、結果表で受検者数9,494、合格者数6,607、合格率69.6%でした(令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定 結果表)。

試験が終わってから発表までにやること

第二次検定のあとは、翌営業日に出る公式の正答肢で択一の設問を確かめ、記述式は自分の書いた内容を記録に残しておく。これが、結果を待つ間にできることのほぼすべてだと僕は考えています。どれも公表ルールから組み立てた意見で、公式の推奨ではありません。

試験当日の夜にネットの速報を見るのは自由ですが、マークシートの設問については、翌営業日の午前9時以降に公式の正答肢と突き合わせ直しておくのが確実です。記述式は公式の正答が出ないので、答えを探し回るより、問題用紙に残した自分の記述を読み返して、書けた所と詰まった所をメモにしておくほうが、万一の再受検のときに役立ちます。

もうひとつは、結果が出る前に次の準備の入口だけ決めておくことです。第二次検定の合格発表は令和9年1月8日(金)で、それまでの期間を待つだけで過ごすより、記述式の答え方を誰かに見てもらう手段を持つかどうかを先に決めておくほうが、結果がどちらでも動きやすいと思います。第二次検定の準備の組み立ては二次検定対策の記事に、独学と講座の線引きは1級電気の独学にまとめています。

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1級電気工事施工管理技士の解答速報に関する情報まとめ

  • 公式の正答の出る時期:試験日の翌営業日午前9時から1年間、建設業振興基金のWEBサイトに掲載される規定(令和8年度 受検の手引)
  • 第二次検定の公表範囲:問題は公表されるが、正答が出るのはマークシートの設問の正答肢番号だけ。記述式の正答は公表されず、民間の模範解答は実施機関と関係ないと手引に明記
  • 第一次検定の正答:令和8年度分は問題PDFの末尾に正答肢の表がある(2026年10月10日確認)。合格基準(確定)は100点換算で60.0点、応用能力6問中3問以上
  • 問題用紙:試験終了時刻まで在席した希望者だけが持ち帰れる。途中退席すると回収される
  • 合格発表と成績:第二次の発表は令和9年1月8日(金)。合格者に成績通知はなく、不合格者は第一次が正解数、第二次が評定A・B・Cで、設問ごとの得点は通知されない
  • 発表までにやること:翌営業日の公式正答肢で択一を確かめ、記述は自分の書いた内容を残しておく

以上が1級電気工事施工管理技士の解答速報に関する情報のまとめです。

公式の正答がいつ・どこまで出るかが分かると、試験当日の夜に速報をいくつも見比べて気持ちを揺らす必要はなくなります。マークシートは翌営業日の正答肢で確かめ、記述は自分の答案の記録を残し、あとは令和9年1月8日の発表を待つ。その間に次の準備の入口だけ決めておけば、結果がどちらに転んでも次の一手で迷わずに済むはずです。

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