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水平荷重とは?種類、計算、地震・風荷重、鉛直荷重との違いなど

  • 水平荷重ってなに?
  • 鉛直荷重とどう違う?
  • 種類はどんなものがある?
  • 計算はどうやる?
  • 地震・風はどっちが大きい?
  • 施工管理で気をつけることは?

上記の様な悩みを解決します。

水平荷重とは、結論「建物に水平方向に作用する力の総称」のことです。地球の重力に対する 鉛直荷重と対をなす概念で、建物の構造設計では 鉛直荷重よりも厄介な存在。代表的なのは 地震荷重・風荷重・土圧荷重の3つ。なかでも日本では 地震荷重が支配的で、ほとんどの建物は地震に耐えるための 耐震設計で水平荷重の検討が進みます。建物高さによって支配荷重が変わり、低層〜中層は地震が、超高層は風が支配することもあるなど、現場経験者でも混乱しがちなポイントがあります。本記事では、水平荷重の意味・種類・計算式・鉛直荷重との違い・施工管理での確認ポイントまで、現場で困らないレベルで整理します。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

目次

水平荷重とは?

水平荷重とは、結論「建物に水平方向(横方向)に作用する力」のことです。

英語では lateral load または horizontal load。「横力」「水平外力」と呼ばれることも。単位は kN または kN/m²(圧力換算時)。

水平荷重の主な発生源

建物に水平方向の力をかけるものは、地震(地盤の揺れによる慣性力)、風(建物表面に作用する風圧)、土圧(地下の壁面に作用する土の押す力)、水圧(地下水・洪水時の水の押す力)、車両・船舶の衝突(偶発的荷重)、クレーンの横引き力(機械荷重)、温度変化による変位拘束(拘束荷重)、というあたり。

→ 日本の建築設計で最重要なのは 「地震荷重」「風荷重」の2つ。あとは特殊建築物(地下構造、橋梁、護岸)で土圧・水圧を考慮します。

なぜ水平荷重が重要か

建物に作用する荷重を考えるとき、鉛直荷重は常に下向きに作用し安定している(設計しやすい)、水平荷重は方向が変わり瞬間的に大きい(設計が難しい)、という違い。

→ 「鉛直荷重で建物を作り、水平荷重で耐震性を決める」というのが現代建築の鉄則。地震大国・日本では、水平荷重の評価が建物設計の心臓部です。

荷重の全般的な解説はこちらに整理しています。

水平荷重の種類

主要な水平荷重の 種類別の特徴を整理します。

①地震荷重

地震時に建物に作用する 慣性力

地震荷重 = 建物質量 × 加速度
       = 建物重量 × 地震層せん断力係数

地震荷重の性質は、短時間に強く作用し方向は水平の全方向、大きさは建物重量の20〜30%(中規模建築)〜100%以上(重要施設・大地震)、設計の主流は建築基準法・耐震設計指針、日本での扱いは圧倒的に支配的、というあたり。

→ 「日本の建物は地震で設計される」と言われるのは、地震荷重が他のすべての水平荷重を凌駕するから。

地震荷重・地震力の計算はこちらに整理しています。

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②風荷重

風が建物に当たって作用する力。

風荷重 = 速度圧 × 風力係数 × 面積

風荷重の性質は、継続的に作用し方向は基本的に一方向(風向き)、大きさは基本風速や地域で大きく変動、設計の主流は建築基準法・AIJ風荷重指針、日本での扱いは超高層では支配的、というあたり。

→ 一般の建物では地震荷重が大きいですが、60m超の超高層になると風荷重が支配することがある。設計フローが変わります。

③土圧荷重

地下の壁・擁壁に作用する 土の圧力。主働土圧(壁が動こうとする側の土圧=小さい)、静止土圧(壁が動かない場合の土圧=中)、受働土圧(壁が押し返される側の土圧=大きい)、という3種類。

→ 地下室・擁壁・山留めの設計で必須。地表面より下の構造物で水平荷重として作用します。

④水圧荷重

地下水位以下や洪水時に作用する 水の圧力

水圧 = 水の単位体積重量γw × 水深h
     = 9.8 × h(kN/m²)

→ 水深1mで約10kN/m²。地下構造物では 必ず考慮します。

⑤偶発水平荷重

通常時は発生しないが、設計で考慮することがある荷重。車両衝突(高架下、駐車場)、船舶衝突(港湾構造)、設備の異常(機械の横揺れ)、というあたり。

→ 重要構造物では「偶発時荷重」として 個別に評価されます。

水平荷重の大小関係(一般建築)

地震荷重 ≫ 風荷重 > 土圧荷重 ≒ 水圧荷重 > 偶発荷重

ただし建物高さで逆転:高さ20m以下では地震>>風(地震が支配)、20〜60mでは地震>風(地震がまだ支配)、60m超(超高層)では地震≒風(拮抗 or 風が支配)、というあたり。

→ 設計者は 「地震と風のどちらが支配か」を必ず確認します。

風荷重・地震の話はこちらに整理しています。

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水平荷重の計算(地震)

地震荷重の 計算式を整理します。

①地震層せん断力Q

建物の各階に作用する地震荷重を 層せん断力として表現します。

Qi = Ci × Wi

ここでQiが第i層に作用する層せん断力、Ciが第i層の地震層せん断力係数、Wiが第i層より上の建物重量。

→ 「地震が建物に加える水平方向の力」がそのまま 層せん断力として現れます。

②地震層せん断力係数Ci

Ci = Z × Rt × Ai × C0

ここでZが地域係数(0.7〜1.0、地震頻度で変動)、Rtが振動特性係数(建物固有周期と地盤種別による)、Aiが建物の高さ方向の分布係数(上階ほど大きい)、C0が標準せん断力係数(0.2=一次設計、または1.0=二次設計)。

→ 一次設計(許容応力度設計)では C0 = 0.2、二次設計(保有水平耐力)では C0 = 1.0 を使う。

③一次設計でのQ算出例

例:地上5階建て、各階建物重量1000kN。

上階累積重量Wi Ai Ci Qi
5階 1000 2.20 0.44 440
4階 2000 1.80 0.36 720
3階 3000 1.50 0.30 900
2階 4000 1.20 0.24 960
1階 5000 1.00 0.20 1000

1階の層せん断力が最大になり、上階の建物重量がすべて累積。これが「地震は下階が一番苦労する」現象の説明。

④振動特性係数Rt

建物の 固有周期Tと地盤種別で決まる係数。

地盤種別 Rt = 1.0 となる周期 適用
第1種地盤 0.4秒以内 良好な地盤(岩盤・締まった砂礫)
第2種地盤 0.6秒以内 中位の地盤
第3種地盤 0.8秒以内 軟弱地盤

長周期建物(高層)では Rt が低下、短周期建物(低層)では Rt が高い。

層間変形角・剛性率の関係はこちらに整理しています。

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水平荷重の計算(風)

風荷重の 計算式を整理します。

①風荷重の基本式

P = q × Cf × A

ここでPが風荷重(kN)、qが速度圧(kN/m²)、Cfが風力係数(無次元)、Aが作用面積(m²)。

②速度圧q

q = 0.6 × E × Vo²

ここでEが環境係数(露出度・地表面粗度区分による)、Voが基本風速(地域別、30〜46m/s)、0.6が空気密度関連の係数。

→ 基本風速 Vo = 34m/s、E = 1.0 とすると、q = 0.6 × 1.0 × 34² = 693 N/m² ≒ 0.7 kN/m²

③地域別の基本風速

地域 基本風速Vo(m/s)
沖縄・離島 46
太平洋沿岸(台風常襲地) 38
一般地域 34
内陸寒冷地 30

→ 沖縄・四国・九州南部・関東沿岸では風荷重が大きくなる傾向。

④風力係数Cf

建物形状・部位別に決まる係数。

部位 Cf目安
建物壁面(風上) 0.8〜1.0
建物壁面(風下) -0.5
屋根(風上勾配側) 変動
屋根(風下勾配側) -0.5〜-0.8
建物全体 1.3〜1.6

→ マイナスは 「吸い出される力」(負圧)。

⑤地震 vs 風の比較

項目 地震荷重 風荷重
発生確率 大地震は数十年に1回 強風は毎年あり
作用時間 短時間(数十秒) 数時間〜継続
動的特性 衝撃的 やや動的
構造体への影響 塑性域での評価が前提 弾性域内に収める

→ 設計思想が大きく違うのが特徴。地震は塑性で粘らせる、風は弾性で耐える、というのが基本姿勢。

鉛直荷重との違い

水平荷重と 鉛直荷重を整理して比較します。

①作用方向の違い

項目 鉛直荷重 水平荷重
方向 下向き(重力方向) 水平方向
大きさ変動 ほぼ一定 大きく変動
主な原因 自重、積載 地震、風、土圧
設計上の役割 部材断面決定 耐震性能決定

②種類別の鉛直荷重

種類別の鉛直荷重は、固定荷重(建物自重で変動なし)、積載荷重(人・家具・設備で用途別に規定)、積雪荷重(雪国では大きい)、長期荷重 vs 短期荷重、というあたり。

→ 鉛直荷重は 「建物が動かないとき」の荷重。基本的に 常時作用しているのに対して、水平荷重は 「異常時の荷重」

③設計での扱いの違い

項目 鉛直荷重 水平荷重
支える部材 柱・梁・スラブ 耐震壁・ブレース・ラーメン
主な検討 部材応力・たわみ 層間変形・水平耐力
安全率 1.5〜3.0 2.0〜5.0
計算法 単純な静力学 動的応答解析

→ 水平荷重は 解析の難易度が高く、構造計算の主たる仕事になります。

④鉛直荷重と水平荷重の組み合わせ

実際の設計では、両者を 組み合わせて検討します。

長期荷重組合せ:固定 + 積載
短期荷重組合せ:固定 + 積載 + 地震 OR 風 OR 雪

「短期 = 異常時 = 水平荷重あり」と覚える。短期は許容応力度が 1.5倍に緩和される。

集中荷重・等分布荷重との関係はこちら。

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水平荷重への抵抗メカニズム

建物は どんな仕組みで水平荷重に抵抗しているか整理します。

①耐震壁(壁式構造)

コンクリートの で水平力に抵抗。水平荷重を壁のせん断力で受ける、壁量計算で必要壁量を確保、マンション・低層集合住宅で標準、という構造。

→ 「壁で粘り強く抵抗する」のが耐震壁の特徴。

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②ブレース(筋交い・斜材)

斜めの部材で トラス的に水平力に抵抗。軽量・高剛性、鉄骨造の耐震要素として標準、偏心配置・耐力配置のバランス設計が重要、というあたり。

→ V字・X字・K字ブレースなど、形状で挙動が変わります。

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③ラーメン(剛接合骨組)

柱・梁の 剛接合で水平力に抵抗。塑性ヒンジでエネルギー吸収、自由な平面計画が可能、中〜大規模建築の標準、という特徴。

→ 現代の鉄骨建築の 主役。「柱梁が一体で動いて水平力に耐える」設計思想。

④免震・制振

近年の高層建築で標準的な技術。免震は地盤と建物を絶縁し地震力を建物に伝えない、制振はオイルダンパー等でエネルギー吸収、というあたり。

→ 水平荷重を 「受け流す」ことで建物本体への負担を減らす。

⑤抵抗メカニズムの使い分け

構造 主な抵抗要素
木造戸建 耐力壁(壁倍率管理)
低層RC 耐震壁+ラーメン
中高層S造 ラーメン+ブレース
超高層 ラーメン+制振 or 免震

→ 建物規模で メカニズムが進化していくのが分かりやすい。

偏心率・剛性率の話はこちらに整理しています。

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水平荷重に関する施工管理の注意点

施工管理として 水平荷重関連でチェックすべき点を整理します。

①構造計算書での確認事項

構造計算書での確認事項は、各層の地震層せん断力(各階の水平力の大きさ)、層間変形角(1/200以下を満たすか)、偏心率(0.15以下)、剛性率(0.6以上)、保有水平耐力(必要保有水平耐力以上か)、というあたり。

→ 構造計算書を読むときの 必須5項目。これらが NGだと建築確認が下りません。

②耐震要素の施工管理

水平荷重を受ける部材は 特に施工品質が重要。耐震壁の鉄筋(定着長・継手位置・配筋ルールを厳格に遵守)、ブレース接合部(高力ボルトのトルク管理)、ラーメン接合部(完全溶け込み溶接の超音波探傷検査)、というあたり。

→ 「水平荷重を受ける部材=施工不良が許されない部材」と思って取り組む。

③耐震壁の特殊配筋

耐震壁の周辺
←──D13@200 縦筋──→
←──D13@200 横筋──→
←──D13 補強筋(コーナー・開口)──→

耐震壁の特殊配筋は、間隔を守る(指定間隔を勝手に変えない)、継手位置を分散、定着長を確保(40d以上が多い)、というあたりがチェック項目。

→ 配筋検査では 耐震壁を最優先でチェック。

④施工中の仮設構造の水平荷重

施工途中の 足場・型枠にも水平荷重がかかります。風荷重(足場の倒壊事故の原因)、生コン打設時の側圧(型枠への水平荷重)、クレーンの横引き(揚重時の水平力)、というあたり。

→ 仮設構造の 強風時撤退基準を設けるのが施工管理の役目。

⑤地下構造の土圧管理

地下を作るとき、山留め壁の支保工(土圧で倒れないか)、掘削深さの段階管理(必要支保段数)、湧水・含水比の変動(土圧の増加要因)、というあたりをチェック。

→ 地下工事は 土圧 = 水平荷重との戦い。配筋・支保のチェックが命。

杭基礎・地盤許容応力度の話はこちらに整理しています。

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水平荷重に関する情報まとめ

  • 水平荷重とは:建物に水平方向に作用する力の総称
  • 主な種類:地震荷重・風荷重・土圧荷重・水圧荷重
  • 計算式:地震は Ci × Wi、風は速度圧 × 風力係数 × 面積
  • 地震 vs 風:低〜中層は地震支配、超高層は風支配 or 拮抗
  • 鉛直荷重との違い:方向・変動性・設計上の役割
  • 抵抗要素:耐震壁・ブレース・ラーメン・免震・制振
  • 施工管理の要点:構造計算書5項目、耐震要素の施工品質、仮設・土圧管理

以上が水平荷重に関する情報のまとめです。

水平荷重は 「建物の耐震性能を決める力」であり、設計者の最大の関心事。施工管理として、構造計算書の 層せん断力・層間変形角・偏心率・剛性率といったキーワードが読めるようになると、設計者との対話が一段深くなります。「地震 vs 風のどっちが支配か」を知るだけで、建物高さと構造種別の関連性が見えてきますね。

合わせて、地震・風・荷重・耐震要素のテーマをまとめてあるので、水平荷重の理解を深める参考にしてください。

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