- 次の電験三種はいつ?今から申し込める?
- 下期の申込期間はいつからいつまで?最終日の夜でも間に合う?
- CBTと筆記、試験日はそれぞれいつ?
- CBTを選んだら会場予約が別に要るって本当?忘れたらどうなる?
- 申込のあとでCBTと筆記を入れ替えられる?いつまで?
- 上期で落ちたら、そのまま下期を受けられる?
- 受験料はいくら?書面だと高い?
- 合格発表はいつ?CBTだとその場で点数がわかる?
- 受かったら免状はどうやってもらう?何日かかる?
上記の様な悩みを解決します。
電験三種は、令和8年度が上期と下期の2回実施です。電気技術者試験センターの公表では、2026年10月22日時点で申込を受け付けている回はなく、次は下期で、申込は11月9日(月)10時〜11月26日(木)17時です。試験はCBT方式が2027年2月4日〜2月28日、筆記方式が2027年3月21日で、CBT方式は申込とは別に12月7日〜2027年1月7日の会場予約が要ります。
電験三種(第三種電気主任技術者試験)の日程は、試験日だけ見ていると落とし穴があります。CBT方式を選んだ人には申込とは別に「会場予約」の締切があり、ここを逃すと方式を問わず受験できなくなるからです。日付の表だけでは、手続きの順番や「やらないと受けられなくなる締切」までは見えてきません。今回は令和8年度の日程・申込方法・受験手数料といった基本を押さえた上で、今日の時点で次に申し込める回、申込と会場予約の二重の締切、申込後に変えられることの締切一覧、合格発表の予定日が実際に動いた回まで、施工管理の目線で整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、仕事の合間に申込の段取りだけ先に押さえておきたい方にも読みやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
電験三種の次の試験は令和8年度下期、申込は11月9日10時から26日17時まで
結論から言うと、2026年10月22日時点で申込を受け付けている回はありません。電気技術者試験センター(以下、試験センター)の第三種のページでは、令和8年度上期が「申込受付は終了しました。」、下期が「申込受付期間前(受付開始までお待ちください)」と表示されています(試験センター 第三種電気主任技術者試験のページ・2026年10月22日確認)。次に申し込めるのも、次に実施されるのも令和8年度下期です。
令和8年度の日程は、試験センターの「令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内」(2025年12月)に上期・下期ともまとまっています。第三種の部分を表にすると次のとおりです。
| 区分 | 受験申込み受付期間 | CBT会場予約期間 | CBT方式の試験 | 筆記方式の試験 |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年度上期(実施済み) | 5月18日(月)〜6月4日(木) | 6月11日(木)〜7月12日(日) | 7月16日(木)〜8月9日(日) | 8月30日(日) |
| 令和8年度下期(次の回) | 11月9日(月)〜11月26日(木) | 12月7日(月)〜令和9年1月7日(木) | 令和9年2月4日(木)〜2月28日(日) | 令和9年3月21日(日) |
出典は同じく「令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内」(試験センター・2025年12月)です。CBT会場予約期間はどちらの回も32日間、CBT方式の試験期間は25日間と記載されています。
ここで1つ注意したいのが年度の数え方です。令和9年(2027年)の1月・2月・3月の日付が並んでいますが、これはすべて令和8年度下期の日程です。令和9年度の試験とは別物で、令和9年度の日程は公表資料に記載がありません(確認範囲:試験センターの第三種のページ・お知らせ一覧・上記の日程PDF・令和8年度上期の受験案内、2026年10月22日確認)。
申込期間は方式に関係なく1つ、受付は10時から最終日の17時まで
申込期間はCBT方式でも筆記方式でも同じです。日程PDFには「申込み期間は CBT 方式・筆記方式・二次試験(一次試験免除者)共に同一」と書かれています。CBT方式だからといって申込が早く締め切られることはなく、下期なら11月9日から11月26日までの間に、どちらの方式の人も申し込みます。
受付時間にも決まりがあります。日程PDFの注記は「お申込み方法は、原則、インターネット申込みとなります。インターネット申込みは受付開始日の10時から最終日の17時までとなります。」です(令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内・2025年12月)。初日は朝10時から、最終日は17時までという点を、カレンダーに入れるときに日付と一緒に控えておくと安心です。
方式の選び方そのものにも、令和8年度から変わった点があります。上期の受験案内には「令和8年度より、受験方式(CBT/筆記)を受験申込み時に選択できるようになりました。」とあり、CBT方式は「試験センターでは、令和5年度より導入しました。」とされています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内・2026年5月作成)。また日程PDFの冒頭には、試験センター自身の案内として「第三種電気主任技術者試験の受験には、試験会場、試験日時が選択・変更可能な CBT 方式をお勧めします。」と書かれています。
下期の受験案内はまだ出ていない
もう1つ押さえておきたいのが、2026年10月22日時点で、第三種のページの「受験案内」欄には「令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内」しか掲載されていないことです。下期用の受験案内は公表資料に記載がなく、下期の時間割・各種変更の期日・入金期限日・合格発表日・会場予約の時刻は、まだ決まった形では確認できません(確認範囲:試験センター 第三種のページ・2026年10月22日確認)。
この記事でも、下期の値として書けるのは上の表の日付と受験手数料だけです。手続きの細かい期限は令和8年度上期の受験案内の値で示し、そのつど「上期の受験案内では」と断ります。下期の受験案内が出たら、同じ項目を下期の日付で確認し直してください。
電験三種と電気工事士の資格の関係から整理したい方は、立ち位置の違いをこちらにまとめています。電気工事士と電験三種の違い
申込から試験当日までの順番:CBT方式は会場予約という2つ目の締切がある
電験三種の手続きは、申込を済ませれば終わりではありません。特にCBT方式を選んだ人には、申込期間とは別にもう1つの締切があります。下期で言えば、申込の締切が11月26日(木)17時、会場予約の締切が令和9年1月7日(木)です(令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内・2025年12月)。この2つを別々の締切としてカレンダーに入れておくことが、この節で一番伝えたいことです。
手続きの流れを時系列に並べると、次のようになります。日付は令和8年度上期の受験案内の値で、下期の値が公表されているものは下期の日付も添えています。
- マイページの作成と受験申込み:申込期間内にインターネットで行う(下期は11月9日10時〜11月26日17時)
- 受験手数料の支払い:入金期限日は申込期限とは別に決まっている(上期の受験案内では申込最終日の翌日の6月5日(金)。下期は受験案内の公表後に確認)
- 申込内容の精査:申込手続完了日から3営業日が必要
- CBT方式の人だけ会場予約:会場予約期間内に自分でマイページから予約する(上期は6月11日10:00〜7月12日23:59、下期は12月7日〜令和9年1月7日で時刻は未公表)
- 試験当日の準備:筆記方式は郵送される受験票、CBT方式は顔写真付きの公的証明書
この流れは、試験センターの受験申込み方法のページの手順と、令和8年度上期の受験案内を合わせて並べたものです。
申込は17時で締め切られ、入力途中でも完了しない
最終日の夜に申し込めば間に合う、とはなりません。上期の受験案内には「申込内容の入力途中であったとしても、17 時で締め切られ、お申込みは完了しません。」「如何なる理由であっても、受付期間外でのお申込みは受付できません」と書かれています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。下期の受験案内はまだ出ていませんが、日程PDFでも受付は最終日の17時までとされています。
17時の時点で申込が完了していなければ、その回には申し込めません。仕事終わりに手を付けるつもりでいると、最終日は間に合いません。
CBT方式は申込とは別に会場予約が要る
CBT方式を選んだ人は、申込のあとにもう一度マイページで手続きをします。上期の受験案内では「CBT方式で受験を希望する方は、受験申込み時にCBT方式を選択し、受験申込みを完了してください。続いて、下記のCBT会場の予約期間中に、ご自身でマイページからCBT会場の予約を完了してください。予約が完了できなかった場合、CBT方式、筆記方式ともに受験はできません。」と書かれています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
この「CBT方式、筆記方式ともに受験はできません」の対象は、CBT方式で申し込んで、会場予約期間内に予約を完了できなかった人です。予約を忘れたからといって筆記方式に回してもらえるわけではなく、その回は受験できなくなります。しかも受験手数料は戻りません。上期の受験案内には「CBT会場予約期間内にCBT会場の予約が完了していない場合、試験は受験できません。また、受験申込みを受理しているため、受験手数料は返金しません」とあります。
なお、申込の画面で会場まで決まるわけではありません。上期の受験案内には「受験申込み手続きでは、CBT方式は選択できますが、CBT会場の予約はできません。」と書かれています。申込を済ませて安心してしまうのが、一番起きやすい抜けです。
精査に3営業日、不備があると予約できない
会場予約ができるのは、受験料の入金が済み、申込に不備がない人です。上期の受験案内には「申込みに不備等がある場合、CBT会場の予約ができません。また、申込内容の精査には申込手続完了日から 3 営業日が必要となりますので、ご注意ください。」とあります(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
会場は、予約枠に空きがあれば全国どのCBT会場でも選べます。ただし同じ案内に「予約の混雑状況により、ご希望の試験日時に希望の会場への予約ができない場合があります。」とも書かれています。会場は「パソコン教室などの小規模な会場」で「本試験専用の会場ではありません」とされています。
筆記方式は追加手続きなし、受験票は約2週間前に届く
筆記方式の人は、申込と入金が済めば追加の手続きはありません。上期の受験案内には「筆記方式で受験を希望する方は、追加となる手続きはありません。」とあります。受験票は試験日の約2週間前に試験センターから発送され(試験センター 受験申込み方法のページ)、上期では8月14日(金)が発送日でした(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
CBT方式は受験票なし、当日は顔写真付きの公的証明書
CBT方式には受験票がありません。上期の受験案内には「CBT方式では、受験票の発送がありません。試験当日は、顔写真付きの公的証明書を試験会場の受付でご提示ください。ご提示いただけない場合、受験はできません。」と書かれています。試験日前日には登録したEメールアドレスに試験日時と試験会場を記載したメールが届きますが、「Eメール未着による返金や別試験への振替等は一切行いません」とされています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
CBT方式の特徴として、上期の受験案内は次の3点を挙げています。指定期間内なら予約枠の空きから試験日時を自由に選べること、試験開始後は自分のタイミングで試験終了と退出ができること、そして試験終了時に得点が表示されることです。どちらが向いているかは人によって違うので、ここでは手続きの違いだけを並べるにとどめます。
申込のあとで変えられること・変えられないことの締切一覧
申込を済ませたあとでも、期限までなら変えられることがあります。逆に、期限を過ぎると変えられないことや、そもそも変えられないこともあります。令和8年度上期の受験案内に載っている変更の期限を1枚の表にまとめると次のとおりです。下期の期日は受験案内が未公表のため、下期の受験案内が出たら同じ項目を確認してください。
| 変更したい内容 | 令和8年度上期の受験案内での期限 |
|---|---|
| 試験方式の変更(筆記方式⇄CBT方式) | 6月26日(金) |
| 科目受験⇄科目免除の変更 | 6月26日(金) |
| 筆記方式での試験地の変更、筆記方式の受験票の記載事項 | 6月26日(金) |
| 受験申込みの取消、受験者情報の変更、援助措置の申請 | 6月26日(金) |
| CBT方式のセット(連続受験)予約を科目単位の予約へ変更 | 7月12日(日) |
| 予約済みのCBT試験日時・CBT試験会場 | 予約試験日の3日前まで(前倒しは変更日の3日後以降の日へ) |
| 郵送物の送付先住所 | 9月4日(金) |
出典は「令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内」(試験センター・2026年5月作成)の各種手続きの頁です。CBTの予約変更は、受験案内の例で言えば「予約日:7/20 ➡ 7/17 の 23:59 まで予約の変更が可能」とされています。予約を変える場合は「予約した内容のセット単位での変更となります。」とも書かれています。
CBT方式へ変更する場合にも条件があります。上期の受験案内には「CBT 方式を希望される方は、受験申込み時に受験するとした全ての科目について、CBT 会場の予約をしなければ、CBT 方式へ変更されません。」とあります。またCBT方式では科目単位や連続受験の予約、それらの組み合わせはできますが、「CBT方式と筆記方式を併用することはできません。」とされています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
変えられないこと
一方で、上期の受験案内にはっきり「できない」と書かれていることもあります。
- 試験方式の変更可能期間を過ぎてから、CBT方式を筆記方式に変えること
- CBT方式の試験を欠席したあとで、改めて筆記方式で受験すること
- 筆記方式で、受験票とマイページに記載された試験会場を変えること(試験地の変更は上の表の期限までなら申請できる)
- 上期試験の受験権利を、下期試験やそれ以降の試験へ振り替えること
- 申込み後に受験者を変えること、受験の権利を他人に譲ること
原文はそれぞれ「試験方式の変更可能期間を超えた場合、CBT 方式を筆記方式に変更することはできません。」「CBT 方式での試験を欠席した場合でも、改めて筆記方式で受験することはできません。」「受験票及びマイページに記載された試験会場の変更は一切できません」「上期試験の受験権利を、下期試験やそれ以降の試験へ振替することはできません。」「申込み後に受験者を変更すること、受験の権利を他人に譲渡することはできません。」です(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
試験会場と試験地は別の言葉として使われている点に気を付けてください。筆記方式の「試験地」は期限までなら変更を申請できますが、受験票に記載された「試験会場」は変えられません。
上期で受けられなかった・落ちた人の下期の扱い
上期の受験の権利は下期に振り替えられないので、下期を受けるなら下期の申込期間(11月9日〜11月26日)にあらためて申し込みます。受験手数料についても、上期の受験案内では「試験を欠席した場合」「指定期日までに受験申込みの取消申請をしなかった場合」「指定期日までにCBT会場予約が完了しなかった場合」は返金しないとされています。ただし2026年10月1日付で、福井県会場の大雨対応と令和8年熊本地震対応の手数料返還についての告知が別に出ているので、返金しないのはあくまで上期受験案内での原則の扱いです(試験センター お知らせ一覧・2026年10月22日確認)。
科目合格した科目は、申込で免除の申請が要る
上期までに一部の科目だけ合格している人は、下期の申込で免除の申請を忘れないようにしてください。上期の受験案内には「科目の免除対象者の方であっても、自動的には科目の試験免除にはなりません。」とあり、申込み時に一部科目受験を選び、合格証明書番号を入力して申請します。合格証明書番号は試験センターのホームページの「免除情報の検索」から確認できます(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
免除を受けられるのは最大で連続5回までで、上期の受験案内の免除期間表では、令和6年度上期に科目合格した科目の免除は令和8年度下期までです。免除期間の数え方や申請を忘れた場合の扱いは、こちらで詳しく整理しています。電験三種に落ちた後の科目免除の扱い
現場目線で言えば、この節の表は申込を済ませた直後に一度見ておくのが一番効きます。方式を変えたくなったときに期限が過ぎていた、となると、その回は申込時の方式のまま受けるしかなくなるためです。
試験科目と時間割:筆記は1日で4科目、CBTは理論→電力→機械→法規の順
試験科目は理論・電力・機械・法規の4科目です。筆記方式は4科目を1日で受けます。令和8年度上期(8月30日)の時間割は次のとおりでした。下期の時間割は公表資料に記載がないため(2026年10月22日時点)、下期の受験案内で確認してください。
| 科目 | 集合時刻 | 試験時間 | 入室禁止時刻 |
|---|---|---|---|
| 理論 | 8:55まで | 9:15〜10:45 | 9:45 |
| 電力 | 11:05まで | 11:25〜12:55 | 11:55 |
| 機械 | 13:55まで | 14:15〜15:45 | 14:45 |
| 法規 | 16:05まで | 16:25〜17:30 | 16:55 |
出典は「令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内」(試験センター・2026年5月作成)の試験概要です。
CBT方式は1科目90分、法規は65分
CBT方式は、予約した試験開始時刻から90分後(法規科目は65分後)に終了します。上期の受験案内には「予約の試験開始時刻を30分経過後より入室禁止」「試験開始時刻から 30 分を経過すると理由の如何にかかわらず、受験できません。」とあります(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
複数科目を連続で受ける場合は、順番が決まっています。上期の受験案内では「受験の順番は、理論→電力→機械→法規 となります。」「科目の間の休み時間は、メモ用紙の交換時間を含めて 7 分です。」とされ、さらに「理論を受験した後で、他の科目の受験を取り止める(欠席する)ことはできません。」「遅刻で理論を受験できなかった場合、その後のすべての科目も受験できません。」と書かれています。
解答数と解答方式
解答数は、理論がA問題14題・B問題3題、電力がA問題14題・B問題3題、機械がA問題14題・B問題3題、法規がA問題10題・B問題3題です。理論と機械のB問題には※印があり、「選択問題を含んだ解答数です。」と注記されています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。解答方式はどちらも五肢択一で、CBT方式はコンピューター上で選択し、筆記方式はマークシートに記入します。
各科目の範囲は、試験センターの試験概要のページで次のように定められています。
- 理論:電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
- 電力:発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
- 機械:電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
- 法規:電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理
電卓は、四則演算と開平計算(√)を行うためのものなら使えます。一方で「数式が記憶できる電卓」「関数電卓」「印字機能を有する電卓」は使えません(試験センター 第三種電気主任技術者試験の概要・2026年10月22日確認)。
合格基準は、上期の受験案内では「各科目ともに原則 60 点です。なお、試験の難易度等から合格基準を調整する場合があります。」とされています。実際に令和7年度上期の筆記方式では機械科目が55点以上に調整されました(試験センター プレス発表資料・2025年10月14日)。合格基準の調整の経緯は 科目合格と免除の記事 で扱っています。
受験手数料と受験資格
第三種の受験手数料(非課税)は上期・下期とも同じで、ネットで申し込むと7,700円、書面で申し込むと8,100円です(令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内・2025年12月)。上期の受験案内には、インターネット申込みの金額について「受験する科目数に係わらず、同額となります。」とあります。科目免除で受ける科目が少なくても、手数料は変わりません。
申込は原則インターネットです。インターネットを使えないなど、やむを得ない事情で書面申込みを希望する場合は、日程PDFに「受付終了日の 10 日前までには、ご連絡ください。」と書かれています。連絡先は試験センター(TEL 03-3552-7691、9時から17時15分まで、土・日・祝日を除く)です(令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内)。
支払い方法は、個人申込みならクレジットカード決済・コンビニ決済・ペイジー決済、団体申込みなら銀行振込です。クレジットカード決済とコンビニ決済の事務手数料は別途、払込人の負担になります。コンビニ決済は払込用紙が届かず、支払い用の番号が必要です(試験センター 受験申込み方法のページ・2026年10月22日確認)。
受験資格はありません。上期の受験案内には「受験に対して制限や条件はございません。どなたでも受験ができます。」とあります。
参考までに、第一種・第二種の受験手数料はインターネット申込みが13,800円、書面申込みが14,200円です(同日程PDF)。上位の区分の試験の流れは 電験二種の解説 にまとめています。
合格発表の時期と合格率:予定日が後ろにずれた回もある
合格発表の日付は、受験案内に予定として書かれていますが、その予定が実際に動いた回があります。令和8年度上期がそうでした。
令和8年度上期の受験案内では、当初「結果発表期間 9 月 14 日 (月) ~ 10 月 15 日 (木)」「結果通知書発送日 10 月 13 日 (火)」と予定されていました。ところが8月30日の筆記方式の試験で、福井県会場が大雨により中止になり、CBT方式で延期して実施することになりました。これを受けて試験センターは、全国の試験結果発表についても「6-11日程度遅らせることといたしました」と告知し、合格者一覧の検索は9月25日(金)、結果通知書の発送は10月19日(月)に変わりました(「電験三種(令和8年度上期)の試験結果発表の日程変更について(お知らせ)」令和8年9月1日)。
なお、8月30日までに受験した人については、9月14日以降に受験者マイページで結果を検索できるとも案内されていました。結果通知書は10月19日(月)に受験者全員に送付するとされていました(試験センター プレス発表・2026年10月19日)。
下期の合格発表日は、2026年10月22日時点で公表資料に記載がありません(確認範囲:日程PDF・第三種のページ。下期の受験案内は未公表)。参考までに、令和7年度下期は「試験結果は、4 月 17 日(金)に受験者全員に試験結果通知書を送付する予定です。」とされていました(試験センター プレス発表資料・2026年4月17日)。
CBT方式の得点と合否の発表は別のタイミング
CBT方式では「試験終了時に得点が表示されます」とされ、得点は「マイページで、受験当日から確認できます。(反映に数時間要します。)」とあります。これとは別に、合否の発表はマイページで「CBT 試験の受験日から約 2 週間経過後の正午より」となっています。
筆記方式の得点は「マイページから確認できます。試験日から、約2週間経過後の正午より」とされ、上期は試験問題と解答が8月30日の法規試験終了後に公表されました。CBT方式は「試験問題・解答は非公開です。」とされています(いずれも令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。
直近5回の合格率
試験センターのプレス発表資料に載っている推移は次のとおりです。合格率は4科目合格者を受験者で割ったもので、受験者は1科目でも出席した人の合計です。
| 回 | 受験者 | 4科目合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度上期 | 25,416人 | 4,064人 | 16.0% |
| 令和6年度下期 | 24,547人 | 4,117人 | 16.8% |
| 令和7年度上期 | 24,766人 | 3,201人 | 12.9% |
| 令和7年度下期 | 24,176人 | 3,164人 | 13.1% |
| 令和8年度上期 | 25,127人 | 3,223人 | 12.8% |
出典は試験センターのプレス発表資料(2025年10月14日・2026年4月17日・2026年10月19日)の「(参考)受験者数・合格者数・合格率の推移」です。令和8年度上期の受験者25,127人の内訳は、CBT方式11,286人、筆記方式13,841人で、受験率は76.5%でした。同じ回の科目合格者(4科目合格者を除く)は7,193人で、科目合格率は28.6%です(試験センター プレス発表資料・2026年10月19日)。
個人的には、発表日の予定は「予定」として受け止めておくのがよいと思います。上期のように会場の事情で全国の発表が後ろにずれた実績があるので、次回以降も、発表日は試験センターのお知らせで確かめておくと動きやすくなります。
合格したあとの免状の交付申請:手数料2,350円、申請からおよそ2ヶ月
4科目に合格しても、それだけでは免状は手元に届きません。試験センターに免状の交付申請をして初めて交付されます。試験センターの免状のページには「免状交付申請書の提出や交付手数料の払い込みは、当試験センター宛となります。」とあり、合格者には結果通知書に免状交付申請書と免状交付申請要領などが同封されます。所要期間は「申請からおよそ2ヶ月となります。」とされています(試験センター 免状の交付のページ・2026年10月22日確認)。
交付手数料は2,350円(非課税)です。一方、認定校の卒業など試験合格以外のルートで免状を受ける場合は、申請窓口が各地域の産業保安監督部(署)の電力安全課等になり、交付手数料は6,600円とされています(令和8年度第三種電気主任技術者上期試験受験案内)。試験センターが行う免状交付事務は、平成9年度以降の合格者が対象です。
申込みの段階で注意が要る点もあります。上期の受験案内には「登録の氏名(漢字・カナ)、生年月日が住民票の表記と異なると免状が発行されません。」と書かれています。申込のときに住民票と同じ表記で登録しておくのが、免状までを含めた最初の段取りになります。
第三種の免状で保安監督にあたれる範囲は、上期の受験案内では「電圧 50,000V 未満の電気施設(出力 5,000kW 以上の発電所を除く。)」とされています。選任されたあとの仕事の中身は 電気主任技術者の実務 で、資格を活かした仕事の探し方は 電験三種を活かした転職 で整理しています。
電験三種の試験日程に関する情報まとめ
- 次の回:2026年10月22日時点で申込受付中の回はなく、次は令和8年度下期。申込は11月9日(月)10時〜11月26日(木)17時、CBT方式は令和9年2月4日〜2月28日、筆記方式は令和9年3月21日
- 申込の順番:申込と入金のあと、CBT方式の人だけ12月7日〜令和9年1月7日に会場予約。予約できないとCBT方式・筆記方式ともに受験できず、手数料も戻らない
- 変更の締切:上期の受験案内では方式変更・科目免除の変更・試験地の変更は6月26日まで。上期の受験の権利は下期へ振り替えられず、科目免除は申請しないと付かない
- 試験科目と時間:筆記方式は4科目を1日で、CBT方式は1科目90分(法規65分)で理論→電力→機械→法規の順
- 手数料と資格:インターネット7,700円・書面8,100円(非課税)で、受験資格の制限はない
- 発表と免状:上期は発表が9月25日・通知書が10月19日に後ろへずれた。免状は試験センターへ申請し、手数料2,350円・およそ2ヶ月
以上が電験三種の試験日程に関する情報のまとめです。
日程の表を眺めるより、締切を自分のカレンダーに3つ入れてしまうほうが確実です。11月9日10時の申込開始、11月26日17時の申込締切、そしてCBT方式を選ぶなら令和9年1月7日の会場予約の締切。この3つと、下期の受験案内が出たら変更期限と入金期限を確認し直すこと。それだけ押さえておけば、手続きで受験の機会を落とす場面は減らせると、僕は考えています。
Q1:今から電験三種に申し込めますか?
2026年10月22日時点では申し込めません。試験センターの第三種のページでは、令和8年度上期は申込受付終了、下期は申込受付期間前と表示されています。次に申し込めるのは令和8年度下期で、受付は2026年11月9日(月)10時から始まり、11月26日(木)17時に締め切られます。
Q2:上期の受験の権利は下期に振り替えられますか?
振り替えられません。令和8年度上期の受験案内に「上期試験の受験権利を、下期試験やそれ以降の試験へ振替することはできません。」とあります。下期を受ける場合は、下期の申込期間にあらためて申し込みます。福井県会場の大雨と令和8年熊本地震に関しては、手数料の返還について別の告知が出ているので、該当する人は試験センターのお知らせを確認してください。
Q3:CBT方式の会場予約を忘れたらどうなりますか?
CBT方式で申し込んで、会場予約期間内に予約を完了できなかった場合は、上期の受験案内で「CBT方式、筆記方式ともに受験はできません。」とされています。受験申込みは受理されているため、受験手数料も返金されません。下期の会場予約期間は12月7日(月)〜令和9年1月7日(木)です。
