- 第一種電気工事士、結局何時間くらい勉強すれば受かるの?
- サイトによって「300時間」「500時間」とバラバラで、どれを信じればいいのか分からない
- そもそも何点取れば合格なのか、基準は公表されているのか知りたい
- 学科と技能、どっちから手を付ければいいのか迷う
- 学科の試験日と技能の試験日って、実際どれくらい間が空いているの?
- 技能の練習っていつから始めればいいのか
- 技能は何を練習すればいいのか、候補問題っていつ出るの?
- CBT方式だと自己採点できないって聞いたけど本当?
- 受かったらすぐ第一種として現場に出られるの?
上記の様な悩みを解決します。
第一種電気工事士の勉強時間は、調べれば調べるほど数字が合わなくなる資格です。上位記事の目安は30時間から500時間まで開きがあり、実は電気技術者試験センターは受験案内にもFAQにも目安を出していません。代わりに公表されているのは、学科の合格基準点が事前に60点と決まっていることや、技能の候補問題が3年連続で1月上旬に公表されていることといった、動かせない事実のほうです。今回はその公表資料の側から、施工管理の目線で勉強の組み立て方を逆算して整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、勉強のスケジュールをどう組み立てればいいか迷っている方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
第一種電気工事士の勉強時間は?調べるほど数字が合わなくなる
この記事は「必要な勉強時間は◯◯時間です」という数字を1つ出す形では答えません。試験を実施している一般財団法人電気技術者試験センターの公表資料をたどると、目安の時間そのものは出てこない一方で、合格基準点・試験日・技能の候補問題の公表時期といった動かせない事実が並んでいます。数字を選ぶのではなく、その動かせない事実の側から勉強の組み立てを逆算する、というのがこの記事の立て方です。
数字を1つ選んで信じる、という決め方が成立しない
「何時間やればいいのか」を調べ始めると、最初にぶつかるのが数字の食い違いです。同じキーワードで並んでいる記事なのに、片方が30時間、もう片方が500時間を出している。どちらかが間違っているのだろうと思って読み比べても、そもそも数字の出どころが書かれていないので比べようがない、という状態になります。
この食い違いは、読み手の探し方が悪いから起きているわけではありません。あとで見ていくとおり、比べるための共通の基準そのものが公表されていないからです。目安が公式に無い以上、各社が別々の前提で別々の数字を置くのは避けられない構造になっています。
動かせない事実の側から順番を決める
一方で、公表資料には日付と点数がはっきり書かれています。何点取れば学科に通るのか、技能試験は何月何日なのか、練習する候補問題はいつ手に入るのか。ここは誰が調べても同じ答えになる部分です。
この記事では、次の順番で組み立てていきます。
- 試験センターが勉強時間の目安を公表していないという事実の確認
- 事前に公表されている合格基準点と、受験案内が示している出題方針
- 令和8年度の実際の日付と、学科から技能までの間隔
- 技能の候補問題が公表される時期と試験時間
- 学科をCBT方式で受けた場合に、手元に何が残るのか
- 合格したあと、免状が出るまでに何が必要か
順番そのものに意味があります。総量を先に決めてから割り振るのではなく、締切と合格ラインを先に固定して、そこから逆算する形です。
試験センターは勉強時間の目安を出していない
まず確認しておきたいのが、この資格の勉強時間について公式が何も言っていない、という事実です。ここが分かると、数字が合わない理由も、どこを信じればいいのかも一気に整理できます。
公表資料のどこにも目安が書かれていない
試験センターが第一種電気工事士について出している主な資料は、試験概要のページ、受験案内のPDF、学科試験のポイントのページ、技能試験の候補問題PDF、そしてよくあるご質問です。この5系統を通して確認しましたが、勉強時間の目安に相当する記述はどこにもありませんでした(出典:電気技術者試験センター 試験概要/受験案内PDF/学科試験のポイント/技能試験候補問題PDF/よくあるご質問 全95問 https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq01/ /2026年9月4日確認)。
書かれていないだけでなく、難易度の判断そのものを受験者に委ねる案内が出ています。よくあるご質問の「難しい試験ですか?」には「難易度の感じ方には個人差があります。受験を予定している試験の案内ページを開くと、メニューの中に 「第○種〜試験問題と解答」 ボタンがあります。そこから過去の問題を確認して、ご自身に対する難易度を判断する際の参考にご活用ください。」と示されています(電気技術者試験センター「よくあるご質問(11)」 https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq01/000146.html /2026年9月4日確認)。難易度は過去問を見て各自で測ってくださいという回答です。
同じ姿勢は教材と講座についても示されています。「試験センターでは、参考書は発刊しておりません。また、他社の推薦や紹介もしておりません。」(同「よくあるご質問(12)」 https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq01/000147.html /2026年9月4日確認)、「試験センターでは、各試験の対策講座や講習会等は実施しておりません。また、他社の推薦や紹介もしておりません。」(同「よくあるご質問(13)」 https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq01/000148.html /2026年9月4日確認)と、いずれも明言されています。つまり教材選びも学習量の設計も、公式は関与しないという立て付けです。
上位記事の数字は30時間から500時間まで開いている
その空白を、解説記事の側が数字で埋めています。2026年9月4日時点でBingの検索上位に並んでいた8本を調べたところ、目安として示されていた数字は次のような並びでした(対象=2026年9月4日時点のBing上位8本を当サイトで調査)。
- 最も少ない数字が30時間から100時間、最も多い数字が300時間から500時間で、下限と上限で16倍の開きがある
- 8本の内訳は資格スクールが2本(同一運営)、転職サイトが1本、資格転職メディアが1本、匿名運営のメディアが1本、個人ブログが2本で、残り1本は運営者の属性を確認できなかった
- 総量の数字を出さず、1日あたりの学習時間だけを示している記事もある
- 第二種を取得済みかどうかで数字を切り分けている記事もあるが、切り分けの根拠は示されていない
- 数字の出どころを書いていたのは1本だけで、それも受験者アンケートに基づく学科の目安という説明だった
- 8本のうち、試験センターの受験案内PDFにあたっている記事は無かった
誤解のないように書いておくと、これは各社の数字が間違っているという話ではありません。前提が違えば数字が違うのは当然で、たとえば第二種を取ったばかりの人と、電気工事に触れたことがない人では出発点がまるで違います。ここで指摘したいのは、ほとんどの記事で根拠が示されていないため、読み手の側に自分がどの前提に当てはまるのかを判断する材料が無い、という一点だけです。
そうなると、数字を1つ選ぶという行為自体が当てずっぽうになります。だからこの記事では、目安の数字を新しくもう1つ足すことはしません。公表されている側、つまり点数と日付から組み立てます。
決まっているのは点数のほう。合格基準点60点は事前に公表されている
勉強時間が公表されていないかわりに、合格の条件は試験前から数字で示されています。しかも受験案内の本文に書かれているので、申し込む前に読めます。ここが逆算の起点になります。
学科は60点、技能は欠陥がないこと
受験案内の「合格基準について」には「学科試験における合格基準点は、60点とする。」「技能試験における合格基準は、作品に欠陥がないこととする。」と書かれています(出典:電気技術者試験センター 令和8年度第一種電気工事士下期試験受験案内 印刷ページ p.11 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8psimokiannai2.pdf /2026年9月4日確認)。同じ文言は試験結果の発表を説明する箇所にも再掲されています(同 印刷ページ p.50 /2026年9月4日確認)。
これは「たぶん6割くらい」という相場の話ではなく、受験案内に印刷された事前の基準です。実際、結果発表のプレスリリースでも「第一種電気工事士試験委員会において決定した合格基準(60点以上)に基づき」という形で改めて示されており、令和5年度から令和8年度上期までの学科6回すべてで60点以上、技能は全回が欠陥のないことという扱いでした(同 各回の試験結果プレスリリースPDF https://www.shiken.or.jp/ecee-overview/press/ /2026年9月4日確認)。
ひとつ注意点があります。60点が何問の正解にあたるかは公表されていません。配点の内訳が示されていないため、「60点イコール何問」と読み替えるのは推測になります。基準として使えるのは、あくまで点数のほうです。
受験案内が過去問を活用する方針を明言している
もう一段踏み込んだ記述もあります。同じ受験案内には「これまで学科試験においては、受験者の知識を適切に問うことができるような、良質な問題が多数出題されてきました。試験に際しては、これらの問題を活用し、積極的に出題する方針とします。」と書かれています(前掲「令和8年度第一種電気工事士下期試験受験案内」印刷ページ p.11 /2026年9月4日確認)。
過去に出た問題を活用して積極的に出題する、と実施側が明言しているわけです。よくあるご質問が難易度の判断を過去問に委ねていたこと(電気技術者試験センター「よくあるご質問(11)」 https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq01/000146.html /2026年9月4日確認)と、きれいに揃います。参考書を発刊も紹介もしていない(電気技術者試験センター「よくあるご質問(12)」 https://www.shiken.or.jp/shiken/faq/faq01/000147.html /2026年9月4日確認)一方で、出題の方向だけは受験案内で先に示している、という立て付けです。勉強の方向という意味では、これ以上ないくらい具体的な情報だと僕は受け取っています。
学科の器の大きさも公表されている
点数の基準に加えて、学科試験の枠そのものも示されています。試験時間は140分、出題数は50問で、内訳は一般問題が40問程度、配線図問題が10問程度です。ただし資料には「*試験時間、出題数は変更される場合があります。」という但し書きが添えられているので、年度をまたぐときは必ず最新の案内を見てください(同「第一種電気工事士の学科試験のポイント」 https://www.shiken.or.jp/construction/first/department/ /2026年9月4日確認)。出題される科目は9科目と示されています(同ページ /2026年9月4日確認)。
ここまでで、学科について確定している数字は次のとおりです。
- 合格基準点は60点で、受験案内に事前に印刷されている
- 技能のほうは、作品に欠陥がないことが合格基準
- 試験時間は140分、出題数は50問。内訳は一般問題が40問程度、配線図問題が10問程度
- 学科試験の科目は9科目
- 試験時間と出題数には変更されうるという但し書きが付いている
- 60点が何問の正解にあたるかは公表されていない
なお合格率については、令和8年度上期の学科が57.3パーセント、技能が56.1パーセントというように、各回のプレスリリース本文に公表値として示されています(同 令和8年度上期 学科・技能の試験結果プレスリリースPDF https://www.shiken.or.jp/ecee-overview/press/ /2026年9月4日確認)。学科と技能それぞれの水準感や、第二種との難易度差はこちらで整理しています。

動かせないのは日付。令和8年度の実際の並びで見る
点数の次に固いのが日付です。勉強量は自分で調整できますが、試験日は動きません。令和8年度の実際の並びを置いてみると、学科と技能の間隔がどれくらいなのかが見えてきます。
令和8年度の日程を並べる
実施日程の案内には、令和8年度第一種電気工事士試験について次の日付が示されています(出典:電気技術者試験センター 令和8年度電気工事士試験の実施日程等のご案内 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/R08denkounittei2.pdf /2026年9月4日確認)。
下期を例に取ると、技能試験日の11月21日から手前へたどる形になります。学科のCBTを受けられるのが9月11日から10月18日まで、その前に会場を予約できるのが8月20日から9月24日、いちばん手前に申込みの受付が7月27日から8月13日まで置かれています。筆記方式を選ぶ場合の学科は10月4日の1日だけです。上期は同じ並びがそのまま前倒しになり、申込みの受付が2月13日から、会場の予約が3月9日から、学科のCBTが4月1日から5月8日まで、技能試験日は7月4日です(前掲 令和8年度電気工事士試験の実施日程等のご案内 /2026年9月4日確認)。
上期の学科には注記が付いていて、「※1 第一種電気工事士上期学科試験は、CBT方式のみ実施します。」と書かれています(前掲 令和8年度電気工事士試験の実施日程等のご案内 /2026年9月4日確認)。上期を選ぶと方式は1つに決まる、ということです。
下期については、学科のあとの流れも受験案内に載っています。学科試験の結果発表が11月2日の12時、試験結果通知書と技能試験受験票の発送が11月6日、技能試験が11月21日、技能試験の結果発表が12月11日の12時という並びです(同「令和8年度第一種電気工事士下期試験受験案内」印刷ページ p.54 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8psimokiannai2.pdf /2026年9月4日確認)。なおCBT方式で受けた場合の結果は、受験日から2週間経過後の12時以降に確認できる予定と案内されています(同 印刷ページ p.54 /2026年9月4日確認)。
間隔を数えると、技能の準備期間が見えてくる
この日付から間隔を数えてみます。以下はいずれも公表された日付から数えた算出値で、公表資料にこの日数そのものは書かれていません。
- 下期は、学科CBTの開始日である9月11日から技能試験日の11月21日まで71日(算出値)
- 下期は、学科の結果発表である11月2日から技能試験日の11月21日まで19日(算出値)
- 上期は、学科CBTの開始日である4月1日から技能試験日の7月4日まで94日(算出値)
- 上期は、受験申込みの受付開始である2月13日から技能試験日の7月4日まで141日(算出値)
数えて分かるのは、学科の結果を見てから技能に取りかかると、下期の場合は19日しか残らないということです。しかもその19日には、技能試験受験票の到着を待つ期間も含まれます。逆に、CBT方式の期間の初日に学科を受けたと仮定すれば、技能試験までは71日あります。
つまり技能の準備期間の長さは、勉強の総量をどう見積もるかではなく、CBTの38日間のどこで学科を受けるか、そして結果を待ってから動くか先に動くかで決まります。ここは自分で選べる数少ない変数です。学科の手応えが微妙だったときにどう構えるかまで含めて、申し込みの段階で決めておくと迷いが減ると僕は考えています。
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技能の候補問題は1月上旬に出る。試験時間は60分
技能試験について、もうひとつ日付で決まっているものがあります。何を練習すればいいのかという問いの答えが、年度の初めに公表されるという点です。
候補問題10問が年度ごとに公表される
試験センターは年度ごとに技能試験の候補問題を公表しています。令和8年度の資料には「令和8年度の技能試験問題は,次のNo.1~No.10の配線図の中から出題します。」と示されており、あわせて「なお,試験時間は,すべての問題について60分の予定です。」と書かれています(出典:電気技術者試験センター 令和8年度第一種電気工事士技能試験候補問題の公表について 令和8年1月6日付 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/P_R08P.pdf /2026年9月4日確認)。
候補問題の位置づけも同じ資料に説明があります。「ここに公表した候補問題(No.1~No.10)は,最大電力500kW未満の自家用電気工作物及び一般用電気工作物等の電気工事に係る基本的な作業であって,試験を机上で行うことと使用する材料・工具等を考慮して作成してあります。」という記述です(前掲「令和8年度第一種電気工事士技能試験候補問題の公表について」 /2026年9月4日確認)。出題の範囲が10問に絞られたうえで事前に示される、というのが技能試験の性格です。
公表は3年度続けて1月上旬だった
公表の時期も確認しておきます。過去3年度分の公表日は、令和6年度が1月10日、令和7年度が1月7日、令和8年度が1月6日でした(同 令和6年度 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/P_R06P.pdf /令和7年度 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/P_R07P.pdf /令和8年度 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/P_R08P.pdf 各「第一種電気工事士技能試験候補問題の公表について」 /2026年9月4日確認)。3年度とも1月上旬です。
ただし、次年度も同じ日に出ると決まっているわけではありません。公表日そのものは事前に約束されていないので、ここは「3年続けて1月上旬だった」という実績として押さえるにとどめます。
そのうえで、技能の準備という観点で言えることは次のとおりです。なお下に挙げる技能試験日は実施日程の案内によります(出典:電気技術者試験センター 令和8年度電気工事士試験の実施日程等のご案内 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/R08denkounittei2.pdf /2026年9月4日確認)。
- 練習する対象は年度ごとに10問へ絞られ、その内訳は年度の初めに公表される
- 過去3年度の公表日は1月10日・1月7日・1月6日で、いずれも1月上旬だった
- 試験時間は、どの問題でも60分の予定と示されている
- 候補問題は机上で行うことと使用する材料・工具を考慮して作成されている
- 上期の技能試験は7月4日、下期は11月21日なので、公表から試験までの間隔は期によって大きく変わる
候補問題そのものの中身や、工具の準備と時間配分の話はこちらが詳しいです。

CBTを選ぶと、問題も解答も返ってこない
学科をCBT方式で受けると、受験案内が「学科試験(CBT方式)では、試験問題・解答は非公開です」としているとおり、自分が受けた回の問題を見返せません。ホームページ上の解答による自己採点に代えて、試験終了後に返ってくるのは正答数です(出典:電気技術者試験センター 令和8年度第一種電気工事士下期試験受験案内 印刷ページ p.49 https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8psimokiannai2.pdf /2026年9月4日確認)。第一種の上期学科はこの方式でしか実施されないため(前掲 令和8年度電気工事士試験の実施日程等のご案内 ※1 /2026年9月4日確認)、期の選び方がそのまま復習の設計に効いてきます。方式ごとの受け方と結果の返り方、令和9年度からの移行と留保は、こちらで一本まるごと扱っています。

合格しても免状はすぐ出ない。実務経験3年以上が要る
最後に、勉強時間とは別軸の時間の話をひとつ。試験に合格することと、第一種電気工事士免状が交付されることは同じではありません。免状の取得には所定の電気工事に3年以上従事することが必要と示されています(出典:電気技術者試験センター 電気工事士の免状交付ページ https://www.shiken.or.jp/construction/license/ /2026年9月4日確認)。
この3年は学歴を問いません。経済産業省の資料が「令和3年4月1日以降に第1種電気工事士免状の交付申請を行う場合、第1種電気工事士試験の合格日に関わらず、合格された全ての方の必要な実務経験が3年以上となります。」と説明しています(経済産業省「電気工事士法施行規則の一部改正について」令和3年2月10日 https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2021/02/20210210.html /2026年9月4日確認)。認められる工事の範囲には条件があるので、資格の位置づけと免状交付の流れはこちらで確かめてください。

第一種電気工事士の勉強時間に関する情報まとめ
- 数字が合わない理由:勉強時間の目安は比較の基準そのものが公表されていないため、各社が別々の前提で別々の数字を置いている
- 公表資料の状況:試験概要・受験案内・学科試験のポイント・候補問題PDF・FAQ全95問のいずれにも目安の記載が無く、難易度は過去問で各自判断するよう案内されている
- 上位記事の実情:30時間から500時間まで16倍の開きがあり、出どころを書いていたのは8本中1本だけだった
- 合格基準:学科は60点と受験案内に事前公表、技能は作品に欠陥がないこと。60点が何問かは公表されていない
- 出題方針:受験案内が、これまでの良質な問題を活用し積極的に出題する方針と明言している
- 日程:令和8年度下期は学科CBT開始から技能試験まで71日、学科の結果発表から技能試験まで19日(いずれも算出値)
- 技能の候補問題:年度ごとに10問が公表され、過去3年度の公表日はいずれも1月上旬、試験時間は60分の予定
- CBT方式:試験問題・解答は非公開で、確認できるのは正答数。上期の学科はこの方式でしか実施されない
- 免状:交付には3年以上の実務経験が必要で、令和3年4月1日以降の申請は学歴を問わず一律3年以上
以上が第一種電気工事士の勉強時間に関する情報のまとめです。
総量の見積もりから入ると、どの数字を信じるかという答えの出ない問いに時間を取られます。先に決めるべきなのは、どの期に申し込むか、CBTの38日間のどこで学科を受けるか、技能の候補問題が出る1月上旬に何をしているか、この3つです。合格ラインは60点と分かっていて、出題は過去問を活用する方針だと公表されている。つまり測るべきは時間ではなく、過去問を解いたときの得点のほうです。締切と合格ラインを先に紙に書き出してから、足りない分を埋めていく。その順番で組み立てるのが、いちばん遠回りが少ないやり方だとみています。
あわせて読むなら、独学で進める場合の全体の流れをまとめたこちらから。

