- 砕石ってなに?
- 砂利と何が違うの?
- 種類はどんなものがあるの?
- C-40とかRC-40って何?
- どんな場所で使うの?
- 価格はどれくらい?
上記の様な悩みを解決します。
「砕石」は基礎工事・舗装・路盤材として、建設現場で日常的に使われる地味だけど超重要な建設資材。種類と規格、用途を整理しておくと、見積もり・発注・施工管理がスムーズになります。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
砕石とは?
砕石とは、結論「岩石をクラッシャーで砕いて作った、人工的な角張った石」のことです。
英語で「Crushed Stone」。原料となる岩石を砕石場(採石場)で破砕・ふるい分けして、用途別にサイズ別に出荷されます。
砕石のざっくりとした特徴
- 角張った形で噛み合いが良く、締固めしやすい
- 人工的に作られるため、サイズ管理がしやすい
- 建設用骨材・路盤材・基礎下地として超メジャー
- 砂利と違い川や海から採取しない
「地味だが建設業の血液」と言ってもいいくらい、現場で消費される量が多い資材です。
砕石と砂利の違い
混同しやすい砕石と砂利を整理します。
砕石と砂利の違い
- 砕石:岩石を機械で砕いて作った角張った石
- 砂利:川・海・山から採取した丸みを帯びた石
- 形状:砕石=角張り、砂利=丸み
- 用途:砕石=路盤・基礎、砂利=コンクリート骨材・装飾
- 環境:砕石は人工、砂利は自然由来(採取規制あり)
最近は自然砂利の採取が規制強化されているため、コンクリート用骨材としても砕石(粒度を細かく調整したもの)が広く使われるようになっています。
砕石の種類・規格(JIS)
砕石はJIS A 5001(道路用砕石)で規格化されています。
JIS A 5001での砕石の主な分類
- 単粒度砕石(S):1種類のサイズに揃った砕石
- 粒度調整砕石(M):複数粒径を混ぜた砕石
- クラッシャラン(C):原石を砕いただけで粒度調整しない
- 再生クラッシャラン(RC):解体コンクリートから再生
単粒度砕石(S)
サイズが揃っていて透水性が高い。コンクリート骨材、雨水浸透層に。
代表例:S-30、S-40、S-13など
粒度調整砕石(M-30、M-40)
各サイズの石が混ざっていて締固め性が高い。アスファルト舗装の基層など。
クラッシャラン(C-30、C-40)
最も汎用的。基礎下の砕石床、路盤、敷地造成で大量使用。
数字は最大粒径(mm)を表します:
– C-40:最大粒径40mm。基礎下、路盤の標準
– C-30:最大粒径30mm。仕上げ層、軽量物の下
– C-20:最大粒径20mm。表層、敷き均し用
再生クラッシャラン(RC-40等)
解体コンクリートを砕いて再生した砕石。SDGs時代の必須資材で、公共工事では指定されることが増えています。
砕石のサイズ規格
サイズ表記の見方を整理します。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| C-40 | クラッシャラン、最大粒径40mm |
| C-30 | クラッシャラン、最大粒径30mm |
| RC-40 | 再生クラッシャラン、最大粒径40mm |
| M-40 | 粒度調整砕石、最大粒径40mm |
| S-40 | 単粒度砕石、粒径30〜40mm(実質40mmサイズ) |
| S-13 | 単粒度砕石、粒径5〜13mm(細かい) |
「最大粒径」が表記されているのがミソ。最大粒径40mmだからといって40mmの石ばかりが入っているわけではなく、40mm以下の各サイズが混ざっているのが正解です。
砕石を敷くと、現場の通称で「しの」(4号砕石~)「60-0」(最大粒径60mm)などの呼び方も使われますが、これは正式規格名ではないので、施工管理者はJIS規格名で発注するのが原則です。
砕石の主な用途
砕石が建設現場でどう使われているかを整理します。
砕石の主な用途
- 基礎下の砕石床:建物基礎の下に150〜300mm厚で敷く
- 道路の路盤:上層路盤・下層路盤・路床に
- アスファルト舗装の骨材:アスファルト合材に混合
- コンクリート骨材:粗骨材として使用
- 盛土・埋め戻し:転圧してかさ上げ
- 雨水浸透層:単粒度砕石で雨水浸透
- 庭・駐車場の敷材:装飾兼ねた敷石
- 造園・外構の防草対策:雑草抑制
施工管理として最もよく見るのは基礎下の砕石床ですね。建物を建てる前に地耐力を確保するクッション層として、建物面積分にしっかり敷くのが標準。
捨てコンの直下に砕石床が来るのが基本構成です。

基礎下砕石(C-40など)の施工
基礎下砕石の標準的な施工フローを整理します。
1. 根切り
地盤を計画深さまで掘削。

2. 砕石の敷き均し
C-40を150〜300mm厚で敷き均し。建物の規模・荷重で厚みが変わります。
3. 転圧
ランマ・プレートコンパクタ・ローラーで転圧。3〜5往復で十分な締固めが得られます。
4. 平板載荷試験(必要時)
地耐力の試験的確認。地盤調査結果と整合するかチェック。
N値の話はこちらでも触れています。

5. 防湿シート敷設
砕石の上に防湿シートを敷き、湿気の上昇を防ぐ。
6. 捨てコン打設
その上に捨てコン50〜100mmを打設して墨出し基準とします。
砕石の価格
「砕石の価格はいくらくらい?」とよく聞かれます。地域や運搬距離で大きく変動しますが、目安として:
砕石の概算単価(2026年4月時点)
| 種類 | 単価目安 |
|---|---|
| C-40(クラッシャラン) | 1,500〜2,500円/㎥ |
| RC-40(再生砕石) | 1,000〜2,000円/㎥(C-40より安い) |
| M-30(粒度調整) | 2,000〜3,000円/㎥ |
| S-40(単粒度) | 2,500〜3,500円/㎥ |
| 庭・装飾用化粧砂利 | 5,000〜10,000円/㎥(種類で大幅変動) |
これに運搬費(ダンプチャーター)+敷設・転圧費が加わるので、現場渡し・施工込みでは1.5〜2倍の単価になるイメージ。
地域による価格差が大きく、山が近く採石場が複数ある地域では安く、輸送距離が長い都市部では割高になります。
施工管理として押さえる砕石のポイント
砕石を扱う際の実務的なチェックリストです。
砕石施工管理のチェック項目
- 規格指定の確認:図面・仕様書のC-40 or RC-40 or M-30
- 納品時の品質確認:粒度・含水率・異物混入の有無
- 敷設厚みの管理:図面寸法を絶対守る
- 転圧の十分性:プレート・ランマでの転圧回数
- 支持力の確認:必要に応じて平板載荷試験
- 天候管理:雨天時の含水率上昇に注意
- 数量管理:㎥単位の発注と消費量管理
- 再生砕石(RC材)の指定対応:公共工事で指定されることあり
公共工事は「再生砕石(RC材)指定」を見落とすな
砕石は天然由来のC-40等と、コンクリート廃材を再生した再生砕石RC-40が並存しています。公共工事では再生材使用が原則で、仕様書に「RC-40使用」と明記されているケースが大半。これを見落として「普通のC-40で十分」とノーチェックで発注すると、検査で「指定材料違反」を食らう可能性があります。「砕石」と一括りにせず、C-40 / RC-40 / RC-30など規格番号まで仕様書で確認するのが、公共工事での当たり前です。再生材は環境配慮の観点でも今後さらに増えていく流れ。
ハツリで出たコンクリートも再生砕石の原料になります。

砕石に関する情報まとめ
- 砕石とは:岩石をクラッシャーで砕いた、角張った人工石
- 砂利との違い:砕石は人工で角張り、砂利は自然由来で丸みあり
- JIS規格:JIS A 5001で規格化
- 主な種類:単粒度砕石(S)/粒度調整砕石(M)/クラッシャラン(C)/再生クラッシャラン(RC)
- 代表規格:C-40、C-30、RC-40、M-40、S-13など
- 主な用途:基礎下砕石/路盤/アスファルト骨材/コンクリート骨材/盛土/装飾敷材
- 基礎下の標準厚:150〜300mm(C-40等)
- 価格:C-40で1,500〜2,500円/㎥、RC-40で1,000〜2,000円/㎥(運搬費別)
- 施工管理の勘所:規格指定/納品品質/敷設厚み/転圧十分性/支持力確認/天候管理
以上が砕石に関する情報のまとめです。
一通り砕石の基礎知識は理解できたと思います。「規格名で発注、サイズと種類で使い分け、再生材の指定にも対応」という3点を押さえておけば、現場運用で困ることはほぼなくなりますね。
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