- パッキンってなに?
- ガスケットとの違いって?
- 種類について詳しく知りたい
- 規格は?
- メーカーはどこ?
上記の様な悩みを解決します。
パッキンは現場にて多用されます。
目に見える部分ではあまり使われませんので、目立つわけではありませんが、設備において重要な役割を発揮します。抑えるべき知識については抑えておきましょう。
この記事ではパッキンとは?といったところから、種類、ガスケットとの違い、メーカーについて解説していきます。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、それなりに分かりやすい記事になっているかなと思います。
パッキンとは?
パッキンとは、結論「接続部分の隙間を埋める材料のこと」です。
現場では様々なものが接合されます。写真は配管と配管を接続している訳ですが、この配管と配管の間に敷き詰められているのがパッキンです。
接続部分(継手)はそもそも隙間の無い様に設計されています。
配管の中には気体や液体が通りますが、ほんの少し、隙間があるだけで外に漏れてしまいます。パッキンで隙間を塞ぎ、密閉することにより、外へと液体が流れ出すのを防ぐことが可能です。
逆に、内側へと液体が侵入するのを防ぐ役割もあります。
具体例としてはハンドホールが挙げられます。ハンドホールは屋外に置かれることが多い訳ですが、屋外に置くということは水が侵入してしまう可能性があるということです。
勿論、蓋はしますが、蓋をしても水が侵入してしまうことはあります。ハンドホール内に水が侵入してしまえば、ハンドホール内の湿度が上がり、電線やケーブルに悪影響を及ぼします。
パッキンを蓋とハンドホールの間に置くことで、外部から水が侵入するのを防げます。パテみたいな役割ですね。
パッキンとガスケットとの違い
パッキンとガスケットは、同じものと考えてしまって問題はありません。
ガスケットもパッキンと同様に「接続部分の隙間を埋める材料」になります。では何故言葉として分けられているのかというと、用途が異なるからです。
具体的な用途の違いとしては、下記の様な違いになります。
パッキンとガスケットの違い
- パッキン:動く部分に使われる
- ガスケット:動かない部分に使われる
パッキンの動く部分というのは、ピストン運動する動力系の機器などが挙げられます。対してガスケットの動かない部分というのは、配管のフランジなどです。
役割は一緒ですが、定義上、用途は異なります。
とはいえ、現場では「動かない部分に使われるガスケットのこと」もパッキンと呼んだりしています。逆に現場でガスケットという用語はあまり使われません。
パッキン、ガスケットの種類
パッキン、ガスケットの種類
- オイルシール:油関係の漏出を防ぐ為のパッキン
- ラビリンスシール:回転機に使われるパッキン
- Uパッキン:水道や蛇口に使われるパッキン
- Oリング:断面が輪っかになってるパッキン
- Xリング:一部が欠けている様なパッキン
- 金属ガスケット:金属製で劣化の少ないパッキン
- ゴムガスケット:最も一般的なパッキン
パッキン、ガスケットを制作しているメーカー
パッキン、ガスケットを制作しているメーカー
- ヤマキン
- 篠原電機
- 第一
- ダイコー
- シナガワ
- アカシカ
- 大成機材
- 共和工業
- 三洋ゴム
- ヤマキゴム
- ニチアス
- コタニ
パッキンに関する情報のまとめ
パッキンに関する情報のまとめ
- パッキンとは:接続部分の隙間を埋める材料のこと
- ガスケットとの違い:違いは無い
- 種類:ゴムパッキン、金属パッキン、オイルシール、ラビリンスシール、他
- メーカー:ヤマキン、篠原電機、第一、ダイコー、シナガワ、他
以上がパッキンに関する情報のまとめです。
一通り基礎知識は網羅できたと思います。
パッキンは大きめの配管だったり、ハンドホールだったり「何かしらの接続が発生し、隙間を充填する必要がある場合」は必ずといっていいほど使用されます。
現場では接続や隙間の重点は度々登場します。具体的にどの様なタイミングで必要になるのかを理解しておけば、よりパッキンに関する理解は深まります。
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