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建築のアスベストとは?見た目、病気の症状、影響、資格など

  • 建築のアスベストってなに?
  • 見た目や見分け方ってあるの?
  • 病気の症状や影響について知りたい
  • アスベスト関連の資格ってあるの?

上記のような悩みを解決します。

今でも建築物にはアスベストが使われているところがあります。

アスベストは非常に危険であり、正しい知識を付けなければ健康に被害を及ぼす可能性があります。正しい知識を身につけ、自分の身は自分で守りましょう。

この記事では建築のアスベストとは?といったところから、見た目、見分け方、病気の症状、影響、資格について解説していきます。

なるべく専門用語は使わず、分かりやすい言葉で記事を編集していくので、初心者の方にも分かりやすい記事になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 

建築のアスベストとは?

建築のアスベストとは、結論「便利だが健康被害が大きい素材のこと」です。

別名では「石綿」とも呼ばれたりします。

アスベストの詳しい説明をすると「鉱物でできた繊維」でして、その性質から建築において非常に役立つんです。具体的には熱や摩擦、酸やアルカリに強く、耐久性にも優れます。

建築において非常に便利な性質を持ちますから、多くの建築物に採用されてきましたが、アスベストには一つ大きな欠点があります。

健康被害が大きく、発ガン性のある素材を含まれているという点です。

工事現場ですので、アスベストの加工をすると、アスベストが空間に充満します。そのアスベストを吸ってしまった人全てがガンになる訳ではありませんが、なってしまう人もいるんです。

実際のところ、アスベストを吸ってすぐにガンになる訳ではありません。数十年の期間を置いて病気が発生します。

具体的に、アスベストには下記のような種類があり、種類によって発ガン性の高さが変化します。

アスベストの種類

  • 白石綿
  • 茶石綿
  • 青石綿

発ガン性の順位としては白石綿が一番弱く、青石綿が一番強いです。茶石綿はその間になります。

建築で一番使われているのは白石綿ですが、それでも発ガン性は高いです。

現在では発ガン性が問題視され、現在では建築物にアスベストを使用することは禁止されています。とはいえ古い建築物にはアスベストが使用されていますから、現代でも注意しなければなりません。

 

アスベストによる病気の症状、影響

アスベストに発ガン性があると言うことはお伝えしたと思いますが、もっと詳しくアスベストによる病気の症状や影響について見てみましょう。

まず、アスベストによる病気の症状と影響には、大きく分けて3つあります。

アスベストによる病気の症状と影響

  • 石綿肺
  • 肺ガン
  • 悪性皮腫瘍

石綿肺とは、簡単にいえば「肺が壊死してしまう病気」です。吸い込んだアスベストは肺に行きます。そこでアスベストが悪さをして、肺がダメになってしまうんです。

似たような症状の病気もいくつかありますが、アスベスト(石綿)が原因になっているものを石綿肺と読んでいます。10年以上アスベストを吸い続けると石綿肺になってしまうみたいです。

肺ガンに関しては説明するまでも無いかもしれません。

明確には解明されていませんが、肺にアスベストが入るとアスベストが肺を刺激し、ガン細胞を生み出してしまうという流れですね。潜伏期間は15年から40年です。

悪性皮腫瘍を簡単にいえば、肺や臓器を覆う膜に異常が発生してしまう病気です。

潜伏期間は20年から50年と言われており、若い時にアスベストを吸った方がなりやすい病気になります。

具体的に「どれくらいアスベストを吸ったら病気になる」というのは解明されていません。ただ、アスベストを吸うことは、明らかに健康被害があるというのは事実です。

 

アスベストの見た目、見分け方

まず大前提として、アスベストを見た目で簡単に判断することはできません。

アスベストで使用頻度の多い種類は「白石綿」ですが、これって壁の色とほとんど一緒なんです。他の素材との見分けがつきません。

よって、見た目以外での見分けが必要になります。

では具体的に見た目以外でどうアスベストを判断すればいいのでしょうか?下記3パターンがあります。

アスベストの見分け方

  • 業者にお願いする
  • 建築物の竣工時期を確認する
  • 竣工図を確認する

一番簡単な方法は「業者にお願いする」という方法です。アスベストか否かを判断してくれる業者さんがいるので、業者さんに発注するのが一番簡単です。

ただお金がかかってしまいますから、お金をかけたく無い場合は別の手段が必要になります。

業者以外の方法でしたら、まずは建築物の竣工時期を確認しましょう。

アスベストは法律で製造と使用が禁止されています。法律が制定された年を見て、それ以降に施工された建築物ならアスベストは使用されていません。

具体的には2006年以降に竣工された建物ならアスベストが使われている心配は無いです。逆に、2006年以前に竣工した建物ならアスベストが使用されている可能性があります。

2006年以前の建物ならば、竣工図を確認しましょう。

竣工図にはどこの壁どこの天井にどの素材が使用されているのかが記されています。竣工図は建物の説明書のようなものですから、竣工図から判断するのが確実な手段です。

 

アスベスト撤去・解体するのに必要な資格

アスベストを撤去・解体するのに必要は資格は「石綿取扱い作業従事者」と「石綿作業主任者」です。

2つの資格の違いは「作業者」か「監督者」かです。作業する人用の資格が「石綿取扱い作業従事者」であり、作業する人を監督する人用の資格が「石綿作業主任者」になります。

アスベストに関する工事を行う場合、「石綿作業主任者」を一人現場に置かなければなりません。

もしアスベストの解体を行う会社にいるとかなら、必須の資格ですので取っておきましょう。ちなみに、どちらも特別教育で資格を取ることが可能です。

2006年以降に竣工した建物なんて山ほどあります。

アスベストに直接関係する仕事をしないとしても、改修工事に関わる人なら取っておいた方がいいかもしれません。

 

アスベストに関する情報のまとめ

アスベストに関する情報のまとめ

  • 建築のアスベストとは:便利だが健康被害が大きい素材のこと
  • アスベストの見た目や見分け方:業者に依頼、竣工時期の確認、竣工図の確認
  • アスベストの病気の症状や影響:石綿肺、肺ガン、悪性皮腫瘍
  • アスベスト関連の資格:石綿取扱い作業従事者、石綿作業主任者

以上がアスベストに関する情報のまとめです。

一通り基礎知識は網羅できたと思います。

アスベストを判別するには、設計図や竣工図などの図面を読み取れるようにならなければなりません。図面に関する知識も合わせて抑えておきましょう。

下に図面関係のリンクを貼っておきますので、よかったら読んでみてください。

それでは!

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