- 建築のCチャンネルってなに?
- 先輩が言う「シーチャン」と同じもの?
- 規格について知りたい
- 利用用途はどんなものがあるの?
- H鋼やLアングルとの違いについて知りたい
- ダクターとは違うのもなの?
上記の様な悩みを解決します。
先に結論だけ言うと、現場で言う「シーチャン」「シーチャンネル」は、このCチャンネル(C形鋼)のことです。
シンプルな鋼材な為、多くの現場で様々な使われているのがCチャンネルです。建築において必須の鋼材ですので基礎知識は抑えておきましょう。
この記事ではCチャンネルとは?といったところから、規格、利用用途、H鋼やLアングルとの違い、ダクターとの区別について解説します。
なるべく専門用語は使わずに分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にもそれなりに分かりやすい記事になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
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建築のCチャンネル(C形鋼)とは?(通称Cチャン)
Cチャンネルは現場で「シーチャン」「シーチャンネル」と読まれることも多く、その意味なら探しているものはこのページで合っています。ただ同じシーチャンでも、話す相手によって思い浮かべているものが違うことがあり、そのあたりの取り違えは記事の後半で触れます。まずは基本から、僕なりに順を追って整理していきます。
建築のCチャンネルとは、結論「Cの形をした鋼材」です。
その名の通り「C形鋼」と呼ばれることもありますし、Cチャンネルを略して「Cチャン」と呼ばれることもあります。
鋼なので強度が強く、多くの建築現場に活用されています。というか、Cチャンを使ってない現場なんて無いんじゃ無いかな?って思うくらいです。
鋼だと加工するのが大変そうだと思いますよね。
実際は全然そんなことありません。
- 穴を開けるのも
- 切断するのも
全然大変じゃ無いです。勿論、電動工具を使用するのが前提になります。電動工具を持ち運ぶのは面倒ですが、概ね施工性は良好です。
しかも大して重くないので持ち運びも楽です。
C形鋼材(Cチャンネル)の規格
下の表は左から順に、板の厚み・コの字の開いている側から見た辺の幅・断面全体の高さ・1mあたりの重さです。2列目と3列目はどちらも「高さ」と読めてしまいがちですが、数字が大きいほう(3列目)が断面の背丈で、小さいほう(2列目)が辺の幅になります。並んでいるのは板厚5mm以上の厚い側のサイズで、軽天や内装の下地で使う薄いCチャンはこれより薄い別系統です。
| 板厚(mm) | 辺の幅(mm) | 断面の高さ(mm) | 単位質量(kg/m) |
| 5 | 40 | 75 | 6.92 |
| 5 | 50 | 100 | 9.36 |
| 6 | 65 | 125 | 13.4 |
| 6.5 | 75 | 150 | 18.6 |
| 9 | 75 | 150 | 24.0 |
| 7 | 75 | 180 | 21.4 |
| 7.5 | 80 | 200 | 24.6 |
| 8 | 90 | 200 | 30.3 |
| 9 | 90 | 250 | 34.6 |
| 11 | 90 | 250 | 40.2 |
| 9 | 90 | 300 | 38.1 |
| 10 | 90 | 300 | 43.8 |
| 12 | 90 | 300 | 48.6 |
| 10.5 | 100 | 380 | 54.5 |
| 13 | 100 | 380 | 67.3 |
Cチャンネルの使用用途

Cチャンの使用用途は多岐に渡りますが、代表的な例を挙げるとケーブルの固定などです。
例えば、幹線の更新工事などです。小さい現場なら一気に幹線を引き換えてしまえば良いのですが、大きな現場になると一気に幹線を引き換えることはできません。
となると少しずつ(1/5とか)幹線を更新することになります。すると既存の幹線がケーブルラックに残りますよね(4/5とか)。
既存の幹線が邪魔になるので、幹線ルートを確保する必要があります。
幹線ルートを確保する為に、一旦幹線を寄せて結束する必要があります。そこでCチャンの登場です。Cチャンに既存の幹線を結束すれば、幹線ルートを確保することができるんです。
固定するにはブラケットを使用します。
壁にアンカーを打ち、ブラケットを出して、ブラケットにCチャンネルを固定することでケーブルの固定を完了します。
これはほんの一例です。汎用性のある部材なので、アイデア次第でいろんな使い方ができます。
H鋼やLアングルなどの鋼材とCチャンネル(C形鋼)との違い

Cチャンと似たような鋼材で、H鋼やLアングルなどがあります。
違いは、形です。
Cの形をしているか、Lの形をしているか、Hの形をしているかの違いになります。使用されている材料に違いはありません。
- Cチャンだったらケーブルの固定
- Lアングルだったら外壁の固定
- H鋼だったら柱
シンプルに形が違うからこそ、違った使い方ができます。
どれも「これ!」といった使用用途は無く、アイデア次第で効果を発揮することがあります。どの現場でも出てくるので必ず抑えておきましょう。


現場で言う「シーチャン」は、いつも同じ鋼材とは限らない
ここが取り違えの起きるところです。「シーチャン」と呼ばれる鋼材は、大きく2つの系統があります。
ひとつは、薄い鋼板を常温で折り曲げて作る軽量形鋼の仲間で、断面の先端が内側に折り返してあるタイプです。この折り返しがあることで断面がCの字に見えるので、母屋・胴縁・間柱や内装の下地として使うこれを指して「Cチャン」と呼ぶ人が多いです。
もうひとつが、上の規格表に並べたような熱間圧延で作る厚い形鋼で、断面はコの字です。こちらは「チャンネル」と呼ばれることが多いのですが、形がCに見えるという理由で、同じように「Cチャン」「シーチャン」と呼ぶ人もいます。鋼材全体の呼び分けは鉄骨の種類の記事で整理しています。
見分けたいときは、断面の先端に内側への折り返しがあるかどうかを見るのが一番早いです。折り返しがあれば薄いほう、コの字のまま切りっぱなしなら厚いほうになります。
- 折り返しあり・薄い・軽い → 下地や母屋に使うタイプ
- 折り返しなし・厚い・重い → 上の規格表のタイプ
口頭の「シーチャン」だけで発注まで進めるのは危ないので、拾い出しや手配の前に図面の材料表を見て寸法まで確認するのが確実です。僕の場合は、口で言われたときは必ず「どっちのCチャンですか」と一度聞き返すようにしています。
このあとに出てくる「ダクターをCチャンと呼ぶ」のも根っこは同じで、Cの形に見えるものがまとめて「Cチャン」になってしまうという、呼称の側の問題です。
ダクターのことを「Cチャンネル」と呼ぶ人もいる

少し余談ですが、職人さんによっては、ダクターのことをCチャンと呼ぶ人もいます。
ダクターもCの形をしているので、そう呼んでるんでしょうね。
職人さんによって、呼び方が変わったりするので新人現場監督の人は困惑してしまうかもしれません。「統一しろや!紛らわしい!」って思いますよね(笑)。
ただ現場では通用しません。明確な定義なんて気にしないのが現場ですからね。
「Cチャン持ってこい!」と言われたら、視界に入ったCの形をした材料を持っていきましょう。もしかしたらダクターのことかもしれません。
技術の話が通じる相手と働けているかどうかは、意外と待遇より効いてきます。年収・拘束時間・職種のどれを変えたいかで選ぶ形にまとめています。

建築のCチャンネルに関する情報まとめ

建築のCチャンネルに関する情報まとめ
- 建築のCチャンネルとは:Cの形をした鋼材
- 読み方:現場では「シーチャン」「シーチャンネル」とも呼ばれる
- 注意:同じシーチャンでも薄い下地用と厚い形鋼の2系統がある
- 規格:上章参照
- 利用用途:ケーブルの固定や配線など
- H鋼やLアングルとの違い:形
- ダクターとの違い:同じものとして扱われることがある
以上がCチャンネルに関する情報のまとめです。
一通り基礎知識は網羅できたと思います。
似た様な鋼材としてはH鋼やLアングル、Iビームなどが挙げられます。これらもCチャンネル同様に現場で多用される鋼材ですので、合わせて抑えておきましょう。
下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。
それでは!



