鉄骨の種類とは?H鋼・Iビーム・C型鋼・寸法と規格の違いなど

  • 鉄骨の種類って結局どれだけあるの?
  • H鋼とIビームって何が違うの?見た目ほぼ同じじゃん
  • C型鋼とLアングルって呼び方が多すぎて混乱する
  • 図面の「H-400×200×8×13」の数字、どれが何を指してるの?
  • うちの現場、柱が四角い鋼管なんだけど、これも鉄骨の種類?
  • 結局どの部材(柱・梁)にどの鋼材を使うのが普通なの?
  • 材料表のSN400BとかSS400って何が違う?
  • 軽量鉄骨と重量鉄骨ってどこで線引きしてるの?
  • ネットの記事、種類は羅列してるけど現場でどう見分けるか書いてない

上記の様な悩みを解決します。

鉄骨の種類は、断面の形が「H・I・コの字・L・四角い筒」と違うだけで、覚え方の軸さえ掴めば一気に整理できます。鉄骨造の現場に配属されると、いきなり材料表や鉄骨製作図に「H-400×200×8×13」「□-300×300×9」みたいな記号が並んでいて、最初は何が何だか分からないんですよね。今回は種類の一覧・呼び方の違い・規格と寸法の読み方といった基本を押さえた上で、現役の施工管理目線で「SS400とSN材の材質の違い」「柱・梁・ブレース・母屋胴縁の部材別の使い分け」「現場での見分け方」まで、図面と現物が結びつくレベルで網羅的に整理しました。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

目次

鉄骨の種類とは?

鉄骨の種類とは、結論「断面の形状によって分けられた鋼材の種類」のことです。H形鋼・I形鋼・溝形鋼(C型鋼)・山形鋼(Lアングル)・鋼管などがあり、いずれも名前がそのまま断面の形を表しています。

ここが最初のつまずきポイントなんですが、鉄骨の種類は「材質の違い」ではなく「断面の形の違い」で分類されているんですね。Hの形に見えるからH形鋼、コの字だから溝形鋼、Lの形だから山形鋼、という具合です。だから図面で「H-400…」と書いてあれば、それは断面がHの形をした鋼材だと一瞬で判断できます。形=名前という関係を先に頭に入れておくと、種類の暗記がかなり楽になります。

呼び方 断面の形 別名・現場での呼ばれ方 主な使われ方
H形鋼 Hの形 エイチ鋼 柱・梁(鉄骨造の主役)
I形鋼 Iの形 アイビーム クレーンの走行レール
溝形鋼 コの字 チャンネル、C型鋼 小梁・胴縁・母屋・下地
山形鋼 L字 アングル、Lアングル ブレース・下地・補強材
CT形鋼 Tの形 カットティー 下地材・トラス弦材
軽量形鋼 C・Z等(薄板) リップ溝形鋼(Cチャン)等 母屋・胴縁・間柱
角形鋼管 四角い筒 コラム、角パイプ 柱(中低層の主流)
円形鋼管 丸い筒 パイプ、丸パイプ 柱・ブレース・トラス

鉄骨そのものや鋼材全体の位置づけを整理したい場合は、形鋼を体系的にまとめたこちらが参考になります。

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僕の感覚だと、鉄骨の種類は「形で分ける(H・I・C・L・筒)」と「材質で分ける(SS400・SN材等)」の2つの軸が別物だと最初に切り分けておくと、後の混乱がほとんど消えます。多くの記事や教科書がこの2軸をごちゃ混ぜに説明するせいで、新人さんが「種類が無数にある」と感じてしまうんですよね。

鉄骨の種類一覧【断面形状で覚える】

鉄骨の主な種類は、断面の形で次の8タイプに整理できます。現場で出てくるのはほぼこの範囲なので、まずはこの一覧を押さえれば十分です。

H形鋼

H形鋼とは、断面が「H」の形をした鋼材で、鉄骨造でもっとも主役級に使われる種類です。

ウェブ(縦の板)とフランジ(上下の板)の組み合わせで、少ない重量で大きな曲げ強度を出せるのが最大の特徴です。柱にも梁にも使え、コストも比較的安く、接合もしやすい。鉄骨造の現場で「鉄骨」と言ったらまずH形鋼を思い浮かべる人が多いはずです。フランジ幅とせいの比率によって「広幅・中幅・細幅」の3シリーズがあり、ここの使い分けは後の規格の章で詳しく触れます。寸法と強度の関係を深掘りしたい場合はこちらが参考になります。

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I形鋼(アイビーム)

I形鋼とは、断面が「I」の形をした鋼材で、フランジの内側にテーパー(勾配)が付いているのが特徴です。

見た目はH形鋼にそっくりですが、フランジが内側に向かって厚くなる傾斜が付いている点で区別されます。この傾斜のせいでボルトを留める面が斜めになるため、建築の柱や梁にはほとんど使われません。実際の用途はホイストクレーンやチェーンブロックの走行レールが中心で、工場や倉庫の天井で見かける程度です。H鋼とI形鋼の違いは混同が多いので、次の章で改めて整理します。

溝形鋼(C型鋼・チャンネル)

溝形鋼とは、断面が「コ」の字をした鋼材で、現場では「チャンネル」「C型鋼」とも呼ばれます。

片側が開いているぶん他の部材に取り付けやすく、小梁・胴縁・母屋・階段のささら桁・各種下地など、強度がそこそこ要る場面で幅広く使われます。ただし断面が左右非対称で重心が中心からずれている(偏心している)ため、柱や大梁のような主要構造材に単体で使うときは偏心の影響を考慮する必要があります。背中合わせに2本組んで使うのもよくある手です。

山形鋼(Lアングル)

山形鋼とは、断面が「L」字をした鋼材で、現場では「アングル」「Lアングル」と呼ばれることがほとんどです。

2辺の長さが等しい「等辺山形鋼」と、長さが違う「不等辺山形鋼」があります。ブレース(筋かい)や軽微な架台、各種下地、ピース(接合用の小片)など、補強的な役割で登場することが多い鋼材です。アングル材の規格やサイズの詳細はこちらにまとめています。

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CT形鋼(カットティー)

CT形鋼とは、断面が「T」字をした鋼材で、H形鋼を中央から半分に切断して作られます。

カットティーとも呼ばれ、トラスの弦材や仕上げの下地材などに使われます。H形鋼由来なので断面性能は悪くありませんが、非対称で外力の向きに注意が要ります。詳しくはこちらで解説しています。

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軽量形鋼(リップ溝形鋼など)

軽量形鋼とは、薄い鋼板をロールで冷間成形して作る鋼材の総称です。

代表格が先端を内側に折り曲げた「リップ溝形鋼(Cチャンネル)」で、母屋・胴縁・間柱といった二次部材に多用されます。軽くて加工しやすい反面、板が薄いぶん主要構造材には向きません。重量形鋼との線引きや種類はこちらが詳しいです。

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角形鋼管(コラム)

角形鋼管とは、断面が四角い筒状の鋼材で、現場では「コラム」「角パイプ」と呼ばれます。

ここが多くの「鉄骨の種類」記事で抜け落ちているポイントなんですが、今どきの中低層の鉄骨造では、柱に角形鋼管(コラム)を使うのがむしろ主流です。四角い筒はどの向きにも曲げ強度のバランスが良く、柱として理にかなっているからですね。一般構造用のSTKR(JIS G 3466)や、建築の主要構造部に使う冷間成形角形鋼管のBCR・BCP(大臣認定品)などがあり、材料表では「□-300×300×9」のように四角記号で書かれます。

円形鋼管(パイプ)

円形鋼管とは、断面が丸い筒状の鋼材で、現場では「パイプ」「丸パイプ」と呼ばれます。

どの方向にも均等な断面性能を持つため、ブレース・トラス・意匠を見せる柱などに使われます。一般構造用のSTK(JIS G 3444)が代表で、建築の主要構造部にはSTKN(JIS G 3475)を使います。材料表では「○-139.8×4.5」のように外径×板厚で表記されます。配管用のSGPとは規格が別なので、構造材として使うときは混同しないよう注意が要ります。

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僕の整理では、鉄骨の種類は「主要構造材になれる組(H形鋼・角形鋼管・円形鋼管)」と「二次部材・補強材の組(溝形鋼・山形鋼・CT形鋼・軽量形鋼)」、そして「建築ではほぼ使わないI形鋼」の3グループに頭の中で仕分けると、現場での扱いがぐっと分かりやすくなります。

H鋼・Iビーム・C型鋼・Lアングルの違いを整理

呼び方が多くて混乱しやすいので、よく取り違えられる4つの違いをここで一度に整理します。結論から言うと、迷う原因は「同じ部材に別名が複数ある」ことと「H形鋼とI形鋼が似ている」ことの2点に集約されます。

通称 正式名称 建築での扱い
H鋼 H形鋼 H 柱・梁の主役
Iビーム I形鋼 I(フランジに傾斜) 建築では稀、クレーンレール用
C型鋼・チャンネル 溝形鋼 コの字 小梁・胴縁・下地
Lアングル・アングル 山形鋼 L ブレース・下地・補強

H鋼とIビームの違いで一番分かりやすいのは、フランジ(上下の板)の内側です。H形鋼はフランジの厚みが端から端まで一定で内側が平らなのに対し、I形鋼は内側に向かって厚くなる傾斜(テーパー)が付いています。だからボルトを留める面が、H形鋼は水平、I形鋼は斜め。建築の接合では水平な面のほうが圧倒的に扱いやすいので、結果としてH形鋼が建築の主役になり、I形鋼はクレーンレールなど特殊用途に追いやられている、という関係です。

C型鋼とLアングルの違いはもっと単純で、断面がコの字(溝形鋼)かL字(山形鋼)かというだけです。ただし「C型鋼」という言葉は要注意で、断面が厚い重量級の溝形鋼を指すこともあれば、薄板を曲げた軽量形鋼のリップ溝形鋼(Cチャン)を指すこともあります。図面で「C-100×50…」と出てきたら、それが重量の溝形鋼なのか軽量のCチャンなのかを板厚と材質記号で見分ける癖をつけておくと安全です。

個人的には、新人のうちは「通称ではなく正式名称(H形鋼・溝形鋼・山形鋼)で材料表と照合する」のをおすすめします。通称は会社や職人さんによって揺れるので、図面に書かれた正式名で確認するほうがミスが出にくいんですよね。

鉄骨の規格・寸法の読み方(材料表・図面記号)

鉄骨の規格と寸法は、材料表や鉄骨製作図に並ぶ「記号+数字」を読めるようになるのがゴールです。種類が分かっても寸法記号が読めないと、現場では結局使い物にならないので、ここはしっかり押さえておきましょう。

H形鋼の寸法表記は「H−せい×フランジ幅×ウェブ厚×フランジ厚」の順で書かれます。たとえば「H-400×200×8×13」なら、せい(断面の高さ)400mm、フランジ幅200mm、ウェブ(縦板)厚8mm、フランジ(横板)厚13mmという意味です。最初の2つが外形のサイズ、後ろの2つが板の厚みと覚えると整理しやすいです。

主な鉄骨の寸法表記と、関連するJIS規格を一覧にすると次のようになります。

種類 寸法表記の例 読み方 主なJIS規格
H形鋼 H-400×200×8×13 せい×幅×ウェブ厚×フランジ厚 JIS G 3192
溝形鋼 [-150×75×6.5×10 高さ×幅×ウェブ厚×フランジ厚 JIS G 3192
山形鋼 L-75×75×6 辺長×辺長×厚さ JIS G 3192
角形鋼管 □-300×300×9 幅×幅×板厚 JIS G 3466(建築構造用はBCR/BCP)
円形鋼管 ○-139.8×4.5 外径×板厚 JIS G 3444 / G 3475

JIS G 3192は熱間圧延形鋼(H形鋼・I形鋼・溝形鋼・山形鋼など)の形状・寸法を定めた規格です。寸法の正確な値や断面性能(断面二次モーメントなど)は、このJIS規格や鉄鋼メーカーの規格表で確認できます。

H形鋼の「広幅・中幅・細幅」も寸法の読み方に関わります。広幅はフランジ幅がせいとほぼ同じで柱向き、細幅はフランジが狭くせいが大きい梁向き、中幅はその中間という性格です。材料表のサイズを見て「これは幅が広いから柱だな」と当たりが付けられると、図面を読むスピードが一段上がります。

現場目線で言えば、寸法の読み方を覚える一番の近道は、実際の鉄骨製作図と材料表を1枚開いて、書かれている記号を片っ端から日本語に翻訳してみることです。構造図の読み方全般はこちらも合わせて確認しておくと、材料表と伏図・軸組図がつながって理解が深まります。

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鉄骨の材質(SS400・SN材・SM材)と軽量・重量鉄骨の違い

鉄骨の材質は、形とは別軸の分類で、材料表では「SN400B」「SS400」のような記号で書かれます。ここを混同すると種類が無数にあるように感じてしまうので、形(H・C・L等)とは切り離して理解するのがコツです。

代表的な材質記号の意味は次のとおりです。頭の「S」はスチール(鋼)を表します。

  • SS材(一般構造用圧延鋼材/JIS G 3101):もっとも一般的。SS400は二次部材や軽微な部位で広く使われる
  • SN材(建築構造用圧延鋼材/JIS G 3136):建築の主要構造部向け。降伏点の幅や溶接性が管理され、A種・B種・C種がある
  • SM材(溶接構造用圧延鋼材/JIS G 3106):溶接性を重視した材質。橋梁など溶接が多い構造で使われる
  • SMA材(耐候性鋼):表面に保護性のさびを作り、塗装を省略できる屋外構造向け

建築構造で押さえるべきは、SN材が「建築の主要構造部のために作られた材質」だという点です。柱や大梁のように地震時に大きな力を受ける部材では、ただ強いだけでなく「想定どおりの強さで粘って壊れる」性質が求められます。SN材は降伏点の上限・下限や溶接性が管理されているため、こうした要求に応えやすい。一方でSS400は降伏点の上限が定められていないので、重要部材ではSN材を使うのが今の建築の基本的な考え方になっています。材質の使い分けはこちらでさらに詳しく整理しています。

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軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは、ざっくり言うと鋼材の板厚です。一般に板厚6mm未満を軽量鉄骨、6mm以上を重量鉄骨と区別することが多く、軽量鉄骨は薄板を冷間成形した軽量形鋼、重量鉄骨はH形鋼などの厚い熱間圧延材を指します。アパートや小規模建物は軽量鉄骨、中高層やビルは重量鉄骨、という住み分けが現場の感覚に近いです。厚み・耐用年数・用途を含めた違いはこちらが詳しいです。

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僕の考えでは、材質の章でつまずく人の多くは「形の種類」と「材質の種類」を1つの表で覚えようとしているのが原因です。形はH・C・L・筒、材質はSS・SN・SM、と縦軸と横軸を分けて持っておくと、材料表のどんな記号が来ても「形はこれ、材質はこれ」と分解して読めるようになります。

現場での部材別の使い分け(柱・梁・ブレース・母屋胴縁)

鉄骨の種類は、最終的に「どの部材にどの種類を使うか」が分かって初めて現場で役に立ちます。種類のカタログだけ覚えても、自分の現場の図面と結びつかないと意味がないので、ここが今回の一番の山場です。

鉄骨造の代表的な部材と、そこに使われる鉄骨の種類の対応をまとめると次のようになります。

部材 よく使われる鉄骨の種類 補足
角形鋼管(コラム)/H形鋼(広幅) 中低層は角形鋼管が主流
大梁 H形鋼(中幅・細幅) せいの大きいH形鋼
小梁 H形鋼/溝形鋼 大梁の間に渡す
ブレース(筋かい) 山形鋼/円形鋼管/丸鋼 引張・圧縮を負担
母屋・胴縁 軽量形鋼(リップ溝形鋼) 屋根・外壁の下地
間柱 軽量形鋼/溝形鋼 外壁を支える二次部材

柱に角形鋼管が多いのは前述のとおり、四角い筒がどの向きにも曲げのバランスが良いからです。大梁・小梁にH形鋼が使われるのは、曲げに対して断面を効率よく使えるから。ブレースは引っ張りと圧縮を受け持つ斜め材で、規模によって山形鋼・鋼管・丸鋼を使い分けます。母屋・胴縁は屋根材や外壁材を留めるための下地で、ここは荷重が小さいので軽量形鋼で十分、という具合に、部材ごとに「求められる役割」と「鋼材の得意分野」がきれいに対応しています。

部材の名称や呼び方そのものがあやふやな場合は、先にこちらで部位の名前を押さえておくと、図面と現物の照合がスムーズになります。

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実務だと、配属直後はまず「自分の現場の柱・大梁・小梁・ブレースが、それぞれ何の鋼材でできているか」を材料表で一通り確認するのが効きます。種類を一般論で暗記するより、目の前の現場の使われ方を1つずつ潰していくほうが、知識が一気に定着するんですよね。

鉄骨の種類に関するよくある質問

最後に、現場で実際に出てくる素朴な疑問をQ&A形式でまとめておきます。

Q. H鋼とI形鋼、現場でどう見分ければいい?

フランジ(上下の板)の内側を見るのが一番確実です。内側が平らならH形鋼、内側に向かって厚くなる傾斜が付いていればI形鋼です。建築の柱や梁はほぼH形鋼なので、現場で見かける大半はH形鋼だと考えて差し支えありません。

Q. C型鋼とリップ溝形鋼(Cチャン)は同じもの?

厳密には別物です。C型鋼が重量級の溝形鋼を指すこともあれば、薄板を曲げた軽量形鋼のリップ溝形鋼(Cチャン)を指すこともあります。図面では板厚と材質記号で区別できるので、「C」とだけ書かれていたら板厚を確認する癖をつけると安全です。

Q. 材料表のサイズだけで柱か梁か分かる?

ある程度は分かります。H形鋼ならフランジ幅とせいがほぼ同じ「広幅」は柱、せいが大きく幅が狭い「細幅」は梁に使われる傾向があります。柱が角形鋼管(□表記)なら一目で柱と分かります。最終的には伏図・軸組図で位置を確認するのが確実です。

Q. 鉄骨と鉄筋は何が違うの?

鉄骨は柱や梁そのものを形づくる鋼材、鉄筋はコンクリートの中に入れて引張力を負担する棒鋼で、役割も使われ方も別物です。違いの詳細はこちらで整理しています。

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鉄骨の種類に関する情報まとめ

  • 鉄骨の種類とは:断面の形で分けた鋼材の種類(H・I・C・L・筒)
  • 主な種類:H形鋼/I形鋼/溝形鋼(C)/山形鋼(L)/CT形鋼/軽量形鋼/角形鋼管/円形鋼管
  • H鋼とIビームの違い:フランジ内側が平らか傾斜か。建築の主役はH形鋼
  • 寸法の読み方:H-せい×幅×ウェブ厚×フランジ厚(例:H-400×200×8×13)
  • 規格:熱間圧延形鋼はJIS G 3192、角形鋼管はG3466(建築構造用はBCR/BCP)、円形鋼管はG3444/G3475
  • 材質:SS400(一般構造)・SN材(建築構造)・SM材(溶接構造)。主要部材はSN材が基本
  • 軽量・重量の違い:おおむね板厚6mmが境目
  • 部材別の使い分け:柱は角形鋼管/H形鋼、梁はH形鋼、ブレースは山形鋼/鋼管、母屋胴縁は軽量形鋼

以上が鉄骨の種類に関する情報のまとめです。

鉄骨の種類は数が多く見えますが、「形で分ける軸」と「材質で分ける軸」を切り分けて、最後に「どの部材に何を使うか」を自分の現場で確認していけば、材料表も鉄骨製作図も読めるようになります。まずは目の前の現場の柱・梁・ブレースが何の鋼材かを1つずつ照合するところから始めてみてください。形鋼全体の整理や、鉄骨の材料・部材名称といった隣接知識も合わせて押さえると、図面の解像度がさらに上がりますよ。

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