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墨出しとは?種類や必要工具、注意点など【施工管理が解説】

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墨出しとは?

墨出しとは、結論「目印を付けること」です。

何を施工するにしても、施工する位置は決まっています。他の機器との兼ね合いがあるので、違った場所に置くことはできません。

簡単な話、空調機器が置かれる場所に盤が置いてあったら、空調機器を施工することはできませんよね。設計図や打ち合わせで、機械を置く場所が決まっています。

ミズノ
「なんとなくこの辺かな?」と、ザックリ施工することは許されません。

建物はミリ単位で設計しているので、正確な位置に物を施工する必要があります。そこで登場するのが墨出しという訳です。

例えば、壁から200mmの位置にコンセントを施工するとしましょう。

壁から200mmを目分量でやったら確実にブレますので。「ここにコンセントを置く」という目印が必要になります。この目印を付ける行為が墨出しです。

 

墨出しの種類

墨出しの種類その①陸墨

陸墨は、水平高さを表す墨です。

よく現場で「FL1000」という墨を見かけると思います。これが陸墨でして、地面から1000mmの高さがここですよ!と示す墨です。腰墨、水墨とも呼ばれます。

ミズノ
「いや、地面から測ればよくね?」と思う方もいるかもしれません。

例えばコンセントを床から300mmの位置に施工したいなら、地面から300mmの位置に墨を出して施工すればいいと思いますよね。

結論、違うって話です。

コンクリートの床は仕上げの高さではありません。例えば二十床だとしたら、実際の仕上げはもう少し上になります。

二十床の高さが500mmだとしたら、コンセントは床の中に埋まってしまいます。そんなこんなで陸墨が必要になってきます。

 

墨出しの種類その②親墨(基準墨)

ミズノ
親墨とは、結論「通り芯を表した墨」です。

設計図には通り芯が乗ってますよね。X3通りとか、Y4通りとか。設計図で見れば「盤の位置は通り芯から400mm」とか簡単に理解できます。

ただ、現場に通り芯はありません。

位置は通り芯が基準になっていることが多いので、通り芯から長さを測って施工。。。という流れが基本ですが、現場に行けば通り芯なんて存在しないんです。

れでは施工に困ってしまうので「通り芯はここですよ!」と示してくれる親墨が必要になります。基準墨とも言われたりします。

 

墨出しの種類その③逃げ墨(返り墨)

ミズノ
逃げ墨とは、結論「本来の位置から〇〇mm離れていますよ」という墨です。

先ほどの親墨の話をすると、親墨は通り芯の位置を示します。ただ、通り芯には柱があり、墨を出すことはできません。

通り芯を書くスペースが無いので「通り芯から1000mm左に行ったのがここですよ!」と示す必要があります。これが逃げ墨です。

例えば、通り芯から300mmの位置に盤を置きたいとしましょう。

柱があって通り芯は書けないので、通り芯から左に1000mm離れた逃げ墨を基準に墨出しを行います。通り芯から1000mm離れているのが左だから、逃げ墨から700mm右へ行けばいいという訳です。

 

墨出しの種類その④心墨

心墨とは、結論「部材の中心を表した墨」です。

例えば、型枠があったとしましょう。型枠には当然のことながら目盛りが付いていませんから、中心がどこにあるかは分かりません。

それでは中心から100mm離れたところに釘を打て!と言われてもできませんよね。ここで登場するのが心墨です。

ミズノ
部材の中心に墨を出すことで、その後の施工を効率良く進めることができます。

 

墨出しに必要な工具

墨出しに必要な工具その①エンピツ

簡単な墨出しなら、エンピツを使えば可能です。

ボールペンはあまり書けないので、エンピツの方が良いですよ。たまにヘルメットにペンを刺している人がいると思うのですが、あれは墨出しをするためのエンピツです。

ミズノ
墨出しをするならエンピツがオススメです。

 

墨出しに必要な工具その②墨壺

ミズノ
墨壺は親墨(基準墨)を出す為に使われます。

簡単な墨出しならエンピツを使ってコンクリートなり、柱なりに墨を出せば大丈夫ですが、親墨を出すと思うとエンピツでは大変です。

なにせ通り芯は建物の端から端まであります。エンピツと定規では流石に無理があります(笑)。

墨壺は長い墨を出すのに適しています。中に長い糸がありその糸に墨が付いているので、糸を地面に叩きつけることによって、長い距離の墨を出すことができるんです。

 

墨出しに必要な工具その③レーザー

ミズノ
レーザー墨出し器も親墨を出すために用いれられます。

直線状のレーザーを出すことにより、通り芯の位置を明確に理解できるようにします。通り芯の位置を把握することができれば、その線に向かって墨壺で叩きつければ親墨を出すことができます。

人の目ではなく機械を使っているので、正確な墨出しをすることができます。

 

墨出しに必要な工具その④メジャー

ミズノ
親墨や基準墨など、長い墨を出すことばかりではありません。

ボックスに穴を開ける位置の墨を出すとか、型枠に墨を出すとか、手元で簡単に行えるような墨出しの方が多かったりします。

そんな時にいちいちレーザーを置いてとかやると、普通に時間がかかって仕方ないです。手元で行えるような墨出しはメジャーを使って墨を出します。

 

墨出しをする際の注意点

墨出しは正確さが命

ミズノ
墨出しは正確さが命です。墨出しの位置が間違っていたら、大変なことになります。

例えば、親墨が500mmズレていたとしたら、他の機器も全部500mmズレてしまします。全ての基準となる墨ですので、正確性は必須です。

また、ボックスに穴を開ける墨出しをしたとしましょう。

もし一つ墨出しの位置が間違えていたら、全ての墨を再チェックしなければなりません。全数チェックです。数個だったらいいのですが、数十個数百個とかあったら。。。想像したくもありません。

墨出しでは正確性が超重要ですので、早さよりも正確さを重視しましょう。

 

墨を出したら消さないことが重要

ミズノ
墨を踏みまくると消えます。足元を確認して、なるべく墨を踏まないようにしましょう。

先ほども言ったように、墨出しは正確性が命です。基準となる墨がズレていると、全てがズレてしまうからです。

その為、墨出し屋さんも相当神経を研ぎ澄まして墨出しを行います。頑張って出した墨が消されてしまったら、ブチギレ待った無しです。

 

墨出しに関する情報まとめ

  • 墨出しとは:目印を付けること
  • 墨出しの種類:陸墨、親墨、逃げ墨、心墨
  • 墨出しに必要な道具:墨壺、エンピツ、メジャー、レーザー墨出し器
  • 墨出しの注意点:正確にやって、消さないこと

以上が墨出しに関する情報のまとめとなります。

現場に関わるものとして、墨出しの知識は必須です。「墨出し?なんだそりゃ?」と言った日には、顔面をひっぱたかれます。

ミズノ
正確に墨出しについて理解を深め、現場で活躍できるようにしましょう!
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