ドレンとは?用途、種類、メーカーなど【施工管理が解説】

  • ドレンってなに?
  • どんな用途があるの?
  • 種類について知りたい
  • メーカーは?

上記の様な悩みを解決します。

ドレンと一言で言っても様々な種類・用途があります。それぞれ役割が異なりますので、違いについてしっかりと理解しておきましょう。

この記事ではドレンとは?といったところから、使用用途、種類、メーカーなどについて解説していきます。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

ドレンとは?

ドレンとは、結論「排水口」のことです。正確に言うと、排水用の配管のことをドレンと呼びます。

水が無い建物なんてありません。エアコンを使おうと思ったら水が必要ですし、トイレを使おうと思えば水が必要です。シャワーにも蛇口にも水が必要ですよね。

分かりやすい例でいけば、シャワーを浴びたら排水が出ますよね。

排水は配管を通じて建物の外へと出さなければなりません。そこで登場するのがドレンであり、排水口という訳です。

施工担当は主に設備工事業者です。空調と衛生の業者が担当します。

ドレンは「drain」から派生してドレンと呼ばれています。

drainは直訳「排出する」という意味です。水を排水するといった感じ。

よくファイナルファンタジーで「ドレイン」って技が出てくるのですが、これは相手のHPを吸収する魔法なんですよ。本当の意味合いと乖離していて、ちょっと覚えにくいですよね。

 

ドレンの使用用途は?

ドレンの使用用途は、結論「排水」ですが、排水を必要とする機械は多数あります。それぞれでドレンが必要です。

具体的には下記のようなものが挙げられます。

ドレンが必要な機器

  • 冷蔵庫
  • 冷凍機
  • エアコン
  • トイレ
  • シャワー
  • 蛇口

要は水を排水する必要のある機器には全てドレンが付きます。

また、ドレンは雨水の排水にも使われたりします。というか、一般的にはこっちの方がメジャーな使われ方な気がします。

屋上は傾斜になっていますよね。

重力があるので、水は坂道の下の方へと流れます。下の方にドレンがあれば、雨水を排水することができるという訳です。

 

ドレンの種類

ドレンの種類その①ACドレン

結露防止用のドレンがACドレンです。

北海道などの気温の低い地域では、寒すぎて水が凍ります。排水されるはずの水が凍ってしまったら、詰まって排水できませんよね。

ACドレンには結露防止の機能がついています。

凍らないので寒い地域でも、ちゃんと排水することができます。

 

ドレンの種類その②ドレンライン

ドレンラインとは、結論「平たいドレン」です。

基本的にドレンは配管です。配管なので、断面が丸いものが一般的になります。丸いものになるとその分、ドレンのスペースが多めに必要になってしまいます。

そこで登場するのがドレンラインでして、平たいので多くのスペースを必要としません。

ただ、排水機能は若干落ちます。

 

ドレンの種類その③ドレンホース

ドレンホースとは、結論「可とう性のあるドレン」です。

基本、ドレンに可とう性はありません。強度が強いというメリットはあるものの、フレキシブルに配管を設置することはできません。

ドレンホースはフレキシブルですので、なにかと便利です。

長かったら切れますし、軽いので持ち運びも簡単です。配管の位置も微調整できますし、取り換えも楽だったりします。

 

ドレンの種類その④ルーフドレイン

屋上に溜まった雨水を排水するのが、ルーフドレインです。

「ルーフ=屋上」の意味ですので「屋上の排水=ルーフドレイン」といった感じになりますね。屋上へいった際は是非チェックしてみてください。

 

ドレンを作っているメーカー

  • 積水化学工業(フィブロックを作ってるとこ)
  • 日新工業
  • DAIKIN
  • 未来工業
  • イワタドレン

上記のようなメーカーがドレンを作っています。

ドレンと一言で言ってみても広いですからね。DAIKINのようなBtoCの会社もあれば、未来工業や積水化学工業のようなBtoBの会社もあります。

色々と会社があるので、会社選びを間違えると粗悪品を使うことになる可能性があります。

メーカー選定はキッチリ行いましょう。