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基礎工事とは?工程(流れ)や雨の場合、工事の期間などを解説

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基礎工事とは?


基礎工事とは、結論「建物の地盤を整える工事」です。

簡単な話、建物の地盤がゆるゆるだったら建物は安定しません。建物の重みに耐えられずに沈下してしまったり、地震が起こった際に傾いたりしてしまいます。

ミズノ
要は歯と歯茎のような関係性です。

歯が建物で歯茎が地盤になります。歯茎(地盤)がゆるゆるなら、歯は真っ直ぐ立ち続けられませんよね。キッチリ外圧に耐えられる歯茎(地盤)にする必要があります。

では具体的に基礎工事ではどんなことをするのか?といった点です。

「土を掘って、コンクリートを流し込む」というのが超大枠の考え方になります。

コンクリートが土に代替することによって、地盤が強くなりますよね。コンクリートが建物を支える基礎になるという訳です。

躯体工事と同様に基礎工事はやり直しのきかない工事になります。

内装工事ならやり直しは出来る部分もありますが、基礎工事では「あ!間違えた!やり直し!」とカジュアルにやり直せる工事ではありません。

一回の基礎工事でミスなく漏れなく進めなければならない工事です。明確に計画を立てて、忘れ物のないようにしなければなりません。

 

基礎工事の工程(流れ)

基礎工事の工程その①縄を張る

建物が立つ範囲を縄で示します。

基本、大きな土地の中にポツンと建物が立つことはありません。隣に建物や他人の土地があることの方が多かったりします。土地と土地の境目は明確に区別しなければなりません。

ミズノ
そこで縄を張ることによって、自分の建物をどこに建てるのかを明確にします。

超重要な工事でして、この段階で縄がズレていたら、建物全体がズレてしまうんです。相当な正確性の求められる仕事になります。

 

基礎工事の工程その②掘削工事(根切り)

掘削とは、簡単に言えば「穴を掘ること」です。

建物の基礎部分を土からコンクリートに変えるのが基礎工事な訳ですが、今の土があったらコンクリートを流し込めませんよね。土を掘って搬出する必要があります。

ユンボ等を使って、土を掘って搬出するのが掘削工事です。

 

基礎工事の工程その③砕石を敷く

掘削が終了したら、砕石を敷きます。

砕石とは「細かく砕いた石」のことでして、砂利をイメージしていただければ相違ないかなと思います。砕石を敷いて転圧します。

転圧は道路工事で道路を叩いてる姿を想像してみてください。

ミズノ
要は上から圧力をかけて、砕石を固める訳です。

 

基礎工事の工程その④捨てコンを流す

砕石敷きが終われば、次は「捨てコン」と呼ばれるコンクリートを流し込みます。

捨てコンの役割は、基礎面を平らにすることです。均しコンとも呼ばれたりしますね。

先ほどまでの砕石では、石が敷き詰められている訳ですので、床面が平らではありません。床面が平らでないと建物を上に伸ばして行った時、真っ直ぐ上に伸びていきませんよね。

もしかしたら2階立てとかなら大丈夫かもしれませんが、地上30階立てのマンションとかなら、床面の傾きは上に行けば行くほど顕著になります。

ミズノ
建物が傾かないように捨てコンを打設します。

 

基礎工事の工程その⑤鉄筋を組む

建物の底面ができたら、次は建物の構造体を作る段階に入ります。

まず、鉄筋を組みます。

コンクリートだけでなく、鉄筋を入れることによって建物の強度が増すが目的です。正確に言えば「せん断破裂防止」になります。

コンクリートは縦の揺れには強いですが、横の揺れには弱いです。横の揺れが強いと「ボキッ!」っとコンクリートが折れてしまいます。これがせん断破裂であり、鉄筋はせん断破裂防止の為に鉄筋が組まれます。

 

基礎工事の工程その⑥型枠建て込み

鉄筋を組んだたら、型枠を建て込みます。

型枠とは、簡単に言えば「コンクリートを流し込む型」です。

コンクリートは「生コン」と呼ばれる液体の状態で搬入されます。それを型に流し込み、時間が経てば固まって固体になるという仕組みです。

正方形の型に生コンを流し込めば、正方形の形のコンクリートが出来上がります。同様に、柱の型に生コンを流し込めば、柱の形をしたコンクリートが出来上がるんです。

ミズノ
型枠では建物基礎部分の型を作ります。

 

基礎工事の工程その⑦コンクリート打設

先ほど組んだ型枠にコンクリートを流し込みます。

基本的にコンクリート業者が行いますが、必要があれば「あいばん」が付きます。

 

基礎工事の工程その⑧型枠解体・搬出

コンクリート打設後、コンクリートが固まった段階で型枠を解体し、搬出します。

型枠は使い回しできますから、搬出して再利用されることが多いです。型枠を解体・搬出したら建物の基礎は完成し、躯体工事に移っていきます。

 

雨の日は基礎工事は続行する?

雨の日に基礎工事は続行されるのか?

結論、続行されます。

まず、雨が振ることによってどんな問題が発生するのかというと、コンクリートの水比率が高くなってしまうんです。逆にそれ以外は大きな問題にはなりません。

コンクリートを打設する日に雨が振ると、コンクリートと水の比率が「水多め」になってしまいます。するとコンクリートの品質に問題が発生します。

とはいえ、普通の雨だったら基礎工事は続行です。

まず生コン(液体のコンクリート)は手配するのが大変ですからね。数ヶ月前から手配するものですので、「やっぱ明日やるわ」とカジュアルにスケジュールを変更できません。

また、普通の雨なら対策をすれば、コンクリートの品質は悪化しません。その辺は設計者も余裕を持って設計しているので、普通の雨なら大丈夫です。

 

基礎工事の期間って?

基礎工事の期間は、結論「1ヶ月程度」です。

これは敷地面積が1万平方メートルで、地下一階までの場合になります。現場によって大きく変わるのは大前提として考えてください。

まず基礎工事の期間は、下記のような変数によって変化します。

  • 敷地面積はどれくらいか?
  • 地下階が何階まであるのか?
  • 地盤の状況はどうか?
  • コンクリートは手配できているか?
  • 工事業者を適切に手配できているか?
  • 工事に遅延はないか?

敷地面積と地下階の階数に関しては分かりやすいと思います。面積が広ければ広いほど工事に時間がかかりますし、地下階の階数が多いほど工事に時間がかかります。

あとは、地盤の状態によっても変化します。

地盤が悪ければラップルコンクリートなどを利用して、地盤改良をしなければなりません。事前調査を行う際に判明すると思います。

実際に施工していく上でもイレギューラーが発生して遅れたりします。

基礎工事の期間は一概には言えないというのが大前提ではありませんが、ザックリ1ヶ月くらいだと思えばいいと思います。

 

基礎工事に関する情報のまとめ

基礎工事に関する情報のまとめ

  • 基礎工事とは:建物の地盤を整える工事
  • 基礎工事の流れ:縄を張る→掘削→砕石→捨てコン→鉄筋→型枠→コン打ち
  • 雨の日の基礎工事:基本的に続行
  • 基礎工事の期間:1万平方メートルで1ヶ月くらい

以上が基礎工事に関する情報のまとめです。

一通り基礎工事の基礎知識は身についたのではないかなと思います。勿論、現場によって基礎工事の流れは変わりますが超大枠の考え方としては、こんな感じです。

基礎工事が終了したら、次は躯体工事へ移ります。

ミズノ
躯体工事に関する記事リンクを貼っておくので、良かったら読んでみてください。それでは。

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