シンダーコンクリートとは?用途、比重、強度、厚みなどを解説する

  • シンダーコンクリートってなに?
  • 用途は?
  • 比重は?
  • 強度はどれくらい?
  • 厚みについて知りたい

上記の様な悩みを解決します。

コンクリートには複数の種類があり、どちらかというとイレギュラーな種類としてシンダーコンクリートがあります。基礎知識について理解しておきましょう。

この記事ではシンダーコンクリートとは?といったところから、用途、比重、強度、厚みについて解説していきます。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 

シンダーコンクリートとは?用途についても解説する

シンダーコンクリートとは、簡単に言えば「軽いコンクリートのこと」です。

そもそも「シンダー」とは「石炭などの燃えかす」の意味でして、これらをコンクリートにしたものがシンダーコンクリートになります。リサイクル品ですね。

通常のコンクリートは「水、砂、砂利、セメント」から成っていることと比較すると、成分が大きく違うことが理解できると思います。

コンクリート系の材料としてはセメントやモルタルなどがありますが、イレギュラーなコンクリートのイメージです。

よって、他のコンクリートとは用途が異なります。

具体的には「床レベルの調節」などに使用されます。

レベルとは高さのことです。コンクリート打設後、少し高くしたい時にシンダーコンクリートを打設します。レベリング材の様な使い方ですね。強度はありませんが高さは調節できるので役立ちます。

他にもいくつか使い方はありますが、強度を高める目的には使用されません。

 

シンダーコンクリートの比重

シンダーコンクリートの比重は「1.5」です。

1立法メートルの重さは1.5トンになります。イメージがつかないと思いますので、通常のコンクリートと比較してみましょう。

コンクリートの比重が「2.3」ですから、1立方メートルあたり2.3トンになります。

つまり1立方メートルあたり8000kgの差が出るということです。

 

シンダーコンクリートの強度

シンダーコンクリートの強度は「8-14[N/mm2]」です。

通常のコンクリートは「18-36[N/mm2]」ですから、倍以上は違う計算になります。

繰り返しになりますが、シンダーコンクリートは基本的に強度を高める目的では使用されません。そもそも「軽いコンクリート」ですからね。

ちなみに、シンダーコンクリートには1種と2種があり、1種の方が比較的強度が強い傾向にあります。

 

シンダーコンクリートの厚み

シンダーコンクリートの厚みは「必要な高さによる」です。

当たり前の話ですが、床レベルの調節にシンダーコンクリートを打つ場合、どの程度高さを作りたいか?によってシンダーコンクリートの厚みは変化します。

設計図を確認し、必要な高さを確認しましょう。

材料を用意するには必要面接が必要です。

簡単な話、広い範囲にシンダーコンクリートを打つなら多くのシンダーコンクリートが必要ですし、狭い範囲だったらそうではありません。

「必要高さ×面積」で必要なシンダーコンクリートの量は計算できますので、適切な量を用意し、施工当日に材料が足りないことが無いようにしましょう。

 

シンダーコンクリートに関する情報まとめ

シンダーコンクリートに関する情報まとめ

  • シンダーコンクリートとは:軽いコンクリートのこと
  • 用途:床レベルの調節など
  • 比重:1.5
  • 強度:8-14[N/mm2]
  • 厚み:必要な高さによる

以上がに関する情報のまとめです。

一通り基礎知識は網羅できたと思います。

シンダーコンクリート以外にもコンクリートはあり、それぞれ微妙に役割が異なります。合わせて知識として抑えておきましょう。

下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。

それでは!