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モルタルとは?比重、配合、強度、塗り方、硬化時間など

  • モルタルってなに?
  • 配合方法、比重って?
  • 塗り方を知りたい
  • 強度はどれくらい?
  • 硬化時間は?

上記のような悩みを解決します。

モルタルは使われていない建物はありません。

現場の知識としては必須の部分です。ただ、コンクリートやセメントとの違いが分かりずらかったり、抑えるべき情報が多かったりします。

この記事ではモルタルに関する網羅的な情報を解説します。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 

モルタルとは?

モルタルとは、結論「水と砂と接合材を配合してもの」です。

超簡単に言えばコンクリートのようなものです。正確に言えば異なりますが、似たようなものです。簡易版コンクリートがモルタルだと考えてしまってオーケーです。

モルタルはハツったコンクリート部分の埋め戻しなどに使われます。

「ハツる」とは要するにコンクリートを削ることです。新しく配管や配線を通したい時にコンクリートが邪魔して配管を通せない。そんな時はコンクリートをハツる必要があります。

配管を通すとして、配管の形の穴をそっくりそのまま開けることはできません。配管が通るであろう穴を開け、穴に配管を通し、モルタルで埋め戻しをするといった感じの流れです。

コンクリートは建物の躯体に使われたりしますが、モルタルが躯体に使われることはありません。あくまで埋め戻し(補填)する程度の使われ方です。

他には下記のような用途があったりします。

モルタルの用途

  • 区画貫通の埋め戻し
  • 外壁の下地
  • 内装壁の下地
  • レンガの接着剤

 

モルタルの配合方法

モルタルの比重、配合方法は結論「水・砂・セメント:1・3・6」です。

補足説明を加えておくと「セメント=接合材」になります。

セメントを6割、砂を3割にして、水を1割程度入れればちょうどいいモルタルの完成です。製品によっては砂とセメントが一緒になっているものもあり、水を入れるだけで完成するものもあります。

施工のスピードを考えるとセメントと砂が一体になったものをオススメします。製品の後ろとかに配合方法や比重が記載されていることもあるので、その場合は製品の指示に従うようにしましょう。

と、ここまでが理論上の話でして、現場では正確な量を測っている訳ではありません。

『だいたいこれくらい』といったさじ加減で決めてしまっていることが多かったりします。要するに水を入れて、モルタルが固まれば良い訳です。水を少しづつ入れて、ちょうどいい具合になったら使います。

そこまで正確にやらなくてもいいです。コンクリートなんかでは強度が求められたりしますが、モルタルはそこまでうるさくは言われません。極端におかしな配合でなければ大丈夫です。水が半分でモルタルがベチョベチョとか、水が少なすぎてパッサパサとか。

ある程度はさじ加減で大丈夫です。

 

モルタルの比重

モルタルの比重は、結論「2.0程度」です。

繰り返しになりますが、モルタルとは「水と砂と接合材を配合してもの」になります。水と砂と接合材がどれくらい調合されているのかによって比重は異なるんです。

コンクリートと比較しても施工誤差の発生しやすい部分ですので、正確にモルタルの比重がいくつとはいいがたい部分でもあります。

ざっくり言えば「2.0」程度ですが、上回ることもあれば下回ることもあるということを忘れないようにしましょう。

 

モルタルの塗り方

モルタルはコテを使って塗ります。

他にもモルタルを塗る工具はありますが、この記事では一般的なコテを紹介します。コテは塗る時だけでなく、水と砂とセメントを混ぜる時にも使えるので便利です。

バケツにモルタルを作り、コテでモルタルをすくって塗りつけます。

注意点として、仕上がりが綺麗になるよう気をつけましょう。

コテでモルタルを塗る際に適当にやってしまうと、適当のまま固まってしまいます。固まってしまうとやり直しが大変ですので、固まる前に綺麗にしておきましょう。コテを使えばしっかりと平らにすることができます。

他の工具でも同様ですが、固まった時、見た目が悪くならないように塗っていく必要があります。丁寧さが必要ですので注意が必要です。

また、コテで綺麗に塗ったとしても、固まる前に触ってしまえば形は崩れます。

例えば、指の跡がついてしまえば、指の跡が付いたまま固まってしまいます。そういうデザインならいいのですが、そういうデザインで無いなら避けた方がいいでしょう。

 

モルタルの強度って?

モルタルの強度は、結論「そこまで強くはない」です。

ここまでザックリした説明になってしまうのには理由があります。それは施工者によって施工誤差が発生しやすい材料だからです。

先ほども言った通り、水の量はぶっちゃけ適当だったりします。

強度を計算する上で重要になってくるのは、水とそれ以外の材料の比率だったりします。簡単な話、水が多いとモルタルはビチャビチャですので強度は出ないですよね。逆にパッサパサでも問題です。

実際はここまで極端にはなりませんが、施工誤差は微妙に発生しています。どの現場の職人さんも100%同じ比率で施工するなんて無理ですからね。モルタルの強度は配合によって変化します。

ただ一つ言えるのは「コンクリートよりは弱い」ということです。

先ほども解説した通り、コンクリートには砂利があり、モルタルには砂利がありません。その分、強度は落ちますので強度は弱いです。

「モルタルはそこまで強度ない」ということを覚えておきましょう。

 

モルタルの硬化時間

モルタルの硬化時間は、結論「24時間」です。

24時間は養生し、触れないようにしましょう。先ほども解説しましたが、固まる前に手で触れてしまうと、跡が残ったまま固まってしまいます。基本、24時間は見ておいた方がいいでしょう。

ただ、実際は1時間もあれば固まります。

完璧に固まりきる訳ではありませんが、ある程度は硬くなります。触れても跡が残らないくらいには、叩いても壊れない程度には硬くなります。

注意点としては、触れて硬かったとしても完全に固まっている訳ではないということです。

モルタル、コンクリートも同様ですが、時間経過によって「液体→塑性体→半個体→個体」という過程を経て固まります。コンシステンシーとか言ったりしますね。

液体のフェーズが終了したからといって、すぐに個体になる訳ではありません。目では分からなくても、微妙な状態変化が起こっている最中かもしれません。

 

モルタルに関する情報まとめ

モルタルに関する情報まとめ

  • モルタルとは:水と砂と接合材を配合してもの
  • モルタルの配合方法:水・砂・セメント:1・3・6
  • モルタルの比重:約2.0
  • モルタルの塗り方:コテを使って平らにする
  • モルタルの強度:そこまで強くはない
  • モルタルの硬化時間:24時間

以上がモルタルに関する情報まとめです。

一通りモルタルの基礎知識は網羅できたと思います。

類似単語として、セメントとコンクリートが挙げられます。似た様なものでありつつも明確に異なるものですので、しっかりと違いを理解しましょう。

下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。

それでは!

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