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左官屋とは?語源、仕上げの種類、向いてる人、資格、年収、将来性

  • 左官屋ってなに?
  • 語源は?どうして「左官」なの?
  • どんな仕上げの種類があるの?
  • どんな人が向いているの?
  • 資格は必要?
  • 年収はどれくらい?
  • 将来性って?

上記のような悩みを解決します。

個人的に、左官屋さんは数ある職人さんの中でトップクラスに面白みのある仕事だと思います。

今回はそんな左官屋さんに関して解説していきます。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 

左官屋とは?

左官屋とは、簡単に言えば「塗ること専門の職人」です。

建築現場では数多くの「塗る仕事」が発生します。壁・床・柱などに、「こて」と呼ばれる道具などを使って、材料を塗っていきます。

例えば、柱はコンクリートで出来ています。それだけでも建物の構造上は何の問題もありませんが、コンクリートが剥き出しの状態だと見た目がよくありませんよね。

左官屋さんが仕上げ材を塗ることによって、見栄えが良くなるんです。

一言で「塗る仕事」と言ってみても、かなり奥深い仕事です。専門性も必要になってくるので、楽な仕事ではありません。

他の仕事とは違って、専門性+センスが求められる仕事ですので、面白い仕事だと思います。

また、新築工事でも改修工事でも必要になってくる仕事ですので、需要は常にあります。将来性を考えても悪く無い仕事だと考えられます。

 

左官の語源

左官の語源は、結論「大工が右官と呼ばれていたから」です。

諸説ありますので、あくまで一つの仮説だと考えてください。

話は平安時代まで遡ります。平安時代では今の様に「鉄筋」も「鉄骨」も「照明」も「エアコン」もありませんでした。

基本的に木造ですので、大工が大活躍している状況です。

大活躍している大工は「右官」と呼ばれる様になっていきます。

平安時代は設備的なものは必要ありませんので、大工と左官屋がいれば建物は建ちます。大工が右官と呼ばれているので、左官屋は左官と呼ばれる様になったんです。

江戸時代くらいで右官は「大工」へとネームチェンジを果たしましたが、左官屋だけはネームチェンジせず、左官と呼ばれる様になりました。

今の建築現場では左官屋は主役的な立ち位置ではありませんが、昔は主役的な立ち位置でした。

その名残もあってか、現場でのカーストは上位な気がしますね。

 

左官仕上げの種類

左官仕上げの種類

  • コテ波仕上げ:こてを使って少し波を残す仕上げ
  • ハケ引き仕上げ:ハケ(ブラシ)を使って模様をつける仕上げ
  • コテバケ仕上げ:ちょっとした縞模様の様な仕上げ
  • 扇仕上げ:こてで半円を描く様な仕上げ
  • スポンジローラー仕上げ:スポンジローラーで仕上げ材を塗る
  • ゴムローラー仕上げ:ゴムローラーを使って仕上げ材を塗る

上記の様な仕上げの種類が左官屋にはあります。

一言で「塗る仕事」と言ってみても、多くの種類の仕上げがあります。

ちょっと波を残す。。。とか、特別な技能が必要な仕事です。多くの種類の仕上げを知っていれば、自分の引き出しも増えてきます。

基本的に新築の現場では塗り方(仕上げ)は決まっていますので、それに従って施工を進めれば問題はありません。

ただ直接お客様の家を塗るとなると、個人として幅広い知識を持っていることが必要になります。

様々な仕上げの種類を学んでいきましょう。

 

左官屋さんに向いてる人

左官屋に向いている人その①飽き性な人

左官屋に向いている人その①は「飽き性な人」です。

先ほども説明した通り、左官屋は数多くの仕上げの種類があります。学ぶことの多い仕事ですので、飽き性な人は飽きずに働くことができると思います。

「塗る仕事」と簡単に言ってみても、実際は奥の深い仕事です。

要はやりこみ要素のあるゲームの様な感じですので、飽き性で色んなことに挑戦したい人は左官屋に向いているのではないかなと思います。

 

左官屋に向いている人その②センスのある人

左官屋に向いている人その②は「センスのある人」です。

他の仕事とは違って、左官屋はセンスが求められる職業だったりします。「微妙に波を残す」だったり「縞模様を作る」だったり。

例えば大工だとしたら、センスは必要ありません。

決められた場所に決められた型枠を施工していけば工事は完了します。ただ左官の場合は、その人のセンスが求められたりします。

「センスが無いなら絶対に左官屋にはなれない」という訳ではありませんが、センスがあった方がベターですね。

 

左官屋に向いている人その③体を動かすのが好きな人

左官屋に向いている人その③は「体を動かすのが好きな人」です。

基本的に左官屋は立ち仕事です。

肉体労働までは行きませんが、体を動かす仕事になります。ずっとデスクに座ってパソコンをいじっているより、体を動かしたい人は左官屋に向いています。

現場の人をみていると週6日は働く人が多いですので、体力も必要です。

体力に自信が無く、体を動かすのが苦手な人には左官屋は向きません。

 

左官屋の資格

まず大前提として、左官屋になるのに資格は必要がありません。

建設業では「資格が無ければやってはいけない仕事」がありますが、左官屋はそこに分類されないんです。無資格だからといって、現場から弾かれることはありません。

ただ「あった方がベターだよね」という資格があります。左官技能士と言われる資格です。

左官技能士の資格を持っていれば「より良い品質を担保できますよ」という証明になります。取っておいて損はありません。

もしあなたがお客様の立場だとして、資格を持っている左官屋と資格を持っていない左官屋がいたとしたら、資格を持っている方に発注したくなりますよね。

現時点で仕事に困っていない方は取らなくてもいいと思いますが、将来的に仕事に困る可能性のある方は取っておくことをオススメします。

特に今後はコロナウィルスで不況がきますので、準備をしておきましょう。

 

左官職人の年収

左官屋さんの年収は、結論「300万から700万程度」です。

当然のことながら、会社や個人によって年収は異なります。「だいたいこれくらい」という値ですので、全ての左官屋さんが当てはまる訳では無いというのは大前提です。

見習いの左官屋だと日当で1万円という求人もあります。

時給換算すると時給1250、月に21日働くとすると月収2万、年収換算すると250万程度。ボーナスを入れて300万程度です。

サラリーマンの平均年収は440万ですので、平均よりは少ないですね。

熟練の職人さんになるとサラリーマンの平均年収と同じくらいは貰えるようになります。

また、左官屋には独立するという選択肢もあるんです。独立すると年収は高くなり、稼いでいる人だと700万くらい稼ぐ人もいます。

 

左官屋の将来性

左官屋の将来性は、結論「明るい」と予測できます。

理由としては今後、改修工事が多くなるからです。

今、少子高齢化で人口は減っています。となると新しい建物を作る必要は無くなってくるんです。傾向として新築工事は減っていきます。

対して、今建っている建物の改修工事は必要です。

ほとんどの建物の耐用年数は50年程度でして、50年経たなくても建物はボロくなってきます。築40年のマンションとか、結構ボロいです。

既存の建物を直すリニューアル工事は今後増加していきます。

左官屋が入れば一気に建物の見栄えは改善されますよね。今後も左官屋の需要は続くと想定されますので、将来性は明るいと考えられます。

 

左官屋に関する情報まとめ

左官屋に関する情報のまとめ

  • 左官屋とは:塗ること専門の職人
  • 左官屋の語源:平安時代に大工が右官と呼ばれていたから
  • 仕上げの種類:コテ波仕上げ、ハケ引き仕上げ、扇仕上げ、他
  • 左官屋が向いている人:飽き性な人、センスのある人、体を動かすのが好きな人
  • 左官屋の資格:左官技能士(無くても仕事はできる)
  • 左官屋の年収:300万から700万
  • 左官屋の将来性:明るい

以上が左官屋に関する情報のまとめです。

一通り左官屋の基礎知識は網羅できたと思います。

新築の現場では内装工事のタイミングで左官屋さんが入ります。内装工事全体の流れを理解していると、更に左官屋さんに対する理解も深まると思います。

下の記事で詳細に説明していますので、よかったら読んでみてください。

それでは!

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