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プレキャストコンクリートのメリット9個デメリット4個を施工管理が解説

  • プレキャストコンクリートってなに?
  • どんなメリットがあるの?
  • デメリットについて知りたい

上記の様な悩みを解決します。

プレキャストコンクリートは経済的な施工を実行する上で考えなければならない工事方法です。現在では広く浸透していますし、使用するメリットも多いのでプレキャストコンクリートについて正しく理解しておきましょう。

この記事ではプレキャストコンクリートとは?といったところから、メリット、デメリットなどについて解説していきます。

当記事は現役の施工管理が解説しますので、それなりに信憑性の高い記事になるかなと思います。

それではいってみましょう!

 

プレキャストコンクリートとは?

プレキャストコンクリートとは、結論「工場で作ったコンクリートのこと」です。

まず「プレキャスト」の意味ですが、英語で「precast」日本語の意訳としては「あらかじめ作られた」といった意味合いです。

つまり、プレキャストコンクリートは「あらかじめ作られたコンクリート」です。コンクリートを作る場所は工場ですので、意訳するとプレキャストコンクリートは「工場であらかじめ作られたコンクリートのこと」と言えます。

また、プレキャストコンクリート(precast concrete)を使用する工事方法を「PC工法」とも言いますので、覚えておきましょう。

基本的にコンクリート打設は「現場打ち」です。

型枠を組み、鉄筋を組み、生コンを流し込んで、固まるまで養生する。。。といった手順が発生する現場打ちコンクリートと比較すると、PC工法は省力化が実現できていると言えます。

とはいえ、PC工法が現場打ちコンクリートよりも100%優っている訳ではありません。

メリットもデメリットもありますので、それぞれについて理解を深めておきましょう。

 

プレキャストコンクリートのメリット

メリット①強度が高い

「強度が高い」のはプレキャストコンクリートを使用するメリットの一つです。

目で見れば分かるのですが、プレキャストコンクリートは現場打ちコンクリートと比べると「白い」んですよね。このことからも強度の高さが伺えます。

コンクリートの強度を決めるのは「水セメント比」です。セメントの比率が高ければコンクリートの強度は増し、色は白くなります。

セメントが多く、不純物が少ないから白くて綺麗だからこそ、強度は高くなります。

また、必要な強度は用途によって変わります。カルバートなのか?盤の基礎なのか?ハンドホール用なのか?など、強度については用途毎に調べる必要があります。

 

メリット②施工のしやすさ

「施工のしやすさ」というのもプレキャストコンクリートのメリットです。

先ほども軽く触れましたが、現場打ちコンクリートの場合は、型枠組んで、鉄筋組んで、コンクリートを打って、養生する必要があります。

対してプレキャストコンクリートは、工場で作ってきたものを据え付けるだけです。工事完了までの手順が少なく、施工性が高いと言えます。

現場打ちコンクリートの場合は、大工さん、鉄筋屋さん、土工さんなど複数業者との打ち合わせが必要なのに対して、プレキャストコンクリートなら据付業者のみで終わります。

コミュニケーションコストも低いですし、手間も少ないのが大きなメリットです。

 

メリット③金額が安い

「金額が安い」というのもプレキャストコンクリートのメリットです。

先ほどの章で「施工完了までの手順が少ない」といった話がありましたが、これに付随し、プレキャストコンクリートは施工コストが安くなります。

手順が多いということは、その手順をやる人の人件費が必要であるということです。

型枠を組むなら大工さんの人区(人件費)が必要ですし、鉄筋を組むなら鉄筋屋さんの人区(人件費)が必要になります。

発注者側の視点からすれば、施工費用は安く抑えたいですよね。そう考えると、プレキャストで施工可能な場合はPC工法でやった方が経済的です。

 

メリット④工期が短い(早い)

「工期が短い(早い)」というのもプレキャストコンクリートのメリットです。

現場で持ってきたものを据え付けるだけだから早い、という単純な話になります。

スピーディーな施工を実現することができます。発注者視点からしても早く施工が終われば嬉しいですし、施工する側からしても嬉しいことです。

現場打ちコンクリートの場合は、雨が降って延長しなければならなかったりします。その場合はまた別日にやらなければなりませんし、コンクリート打設に付随した工事も後ろ倒しになります(型枠解体とか)。

対して、プレキャストコンクリートは工事が後ろ倒しになることもありません。

 

メリット⑤比較的スケジュールを抑えやすい

「比較的スケジュールを抑えやすい」というのもプレキャストコンクリートのメリットです。

ゼネコンによっては「生コンを抑えられないから工事が進まない。」なんてこともあります。コンクリートを施工する際、そもそも材料を抑えられなければ工事が始まりません。

時期や生コン業者の状況によりますが、比較的プレキャストコンクリートはスケジュールを抑えやすいです。

 

メリット⑥近隣からのクレームが少ない

「近隣からのクレームが少ない」というのもプレキャストコンクリートのメリットです。

現場打ちコンクリートの場合は、生コン車を現場もしくは現場付近に設置して作業を行わなければなりません。生コン車を現場外に置かなければならない場合は道路を一部止める必要があります。

また、騒音の問題もありますので、住宅街での工事の場合は近隣からのクレームが来る可能性があります。その場合はポスティングなどをしなければならないかもしれませんし、何かと手間です。

対して、プレキャストコンクリートの場合は据え付けるだけですので、近隣からのクレームは少ない工法といえます。

 

メリット⑦防音性能が高い

「防音性能が高い」というのもプレキャストコンクリートのメリットです。

これは施工後、その建物を利用する人にとってのメリットと言えます。壁の話をすれば、単純なボードよりもコンクリートの方が防音性能が高いのはいうまでもないかもしれません。

加えて、プレキャストコンクリートの場合は、より防音性能が高いと言えます。

 

プレキャストコンクリートのデメリット

デメリット①接合部の弱さ

「接合部の弱さ」はプレキャストコンクリートのデメリットです。

ざっくりとした話をしますが、大きなコンクリートを作るためにはプレキャストコンクリートを接合していかなければなりません。

接合する方法はありますが、現場打ちコンクリートと比較すると強度が弱くなります。これを考えるのは構造設計の方かと思いますので、あまり関係ない人の方が多いと思います。

 

デメリット②計画書を作る必要がある

「計画書を作る必要がある」というのもプレキャストコンクリートのデメリットです。

現場によって異なるかと思いますが、それなりに作業が複雑になってくれば、作業計画書を作って作業手順を明確にする必要があります。

クレーン車はどこに置くべきか?どこにプレキャストコンクリートを置くのか?作業体制は?といった細かい部分まで計画書を作り、場合によっては社内及び社外の承認を得る必要があります。

作業前に大きな手間がかかる可能性があるのは、プレキャストコンクリートを利用するデメリットになります。

 

デメリット③作業の危険性がある

「作業の危険性がある」というのもプレキャストコンクリートのデメリットです。

シンプルな話「重いものを運ぶ」という手順が発生する以上、作業は危険であると言えます。プレキャストコンクリートはコンクリートの塊であり、物にもよりますがかなり重いものです。

となると、もし万が一プレキャストコンクリートを落としてしまったら。。。と考えると、危険度合いがわかるかと思います。

現場打ちコンクリートの場合は、生コン車から生コンを流し込む訳ですので、そこまでの危険性はありません。

 

デメリット④規格外への対応は弱い

「規格外への対応は弱い」というのもプレキャストコンクリートのデメリットです。

工場で生産されるのがプレキャストコンクリートですので、一定の「規格」が存在します。規格に当てはまっているものでしたら工場から持ってくるだけですが、規格外のものでしたら特注しなければなりません。

特注の場合、納期も金額も膨らみますので、その場合、従来のプレキャストコンクリートのメリットを享受できない場合があります。

ケースバイケースでデメリットが発生するのも、プレキャストコンクリートの特徴です。

 

プレキャストコンクリートに関する情報まとめ

プレキャストコンクリートに関する情報まとめ

  • プレキャストコンクリートとは:工場で作ったコンクリートのこと
  • メリット:強度、施工性、金額、工期、防音性能、クレームの少なさ
  • デメリット:接合部の弱さ、段取りの手間、作業の危険性、規格外は弱い

以上がプレキャストコンクリートに関する情報のまとめです。

一通り基礎知識に関しては理解できたかと思います。

プレキャストコンクリートと対比されるのは現場打ちコンクリートです。プレキャストコンクリートとは特徴が異なりますので、合わせて抑えておきましょう。

下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。

それでは!

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