- 面積って英語でなんて言うの?
- m²のことをsqmやsq.mって書いてあるけど何が違うの?
- sqftって聞いたことあるけど、何の単位?
- 図面に出てくるGFA、NFA、NLAってなに?
- 海外案件で「150 sqm」と言われたら何坪くらいの広さ?
- ㎡記号は英語のメールでどう書けばいい?
上記の様な悩みを解決します。
面積の英語は、結論「area(エリア)」が基本単語です。単位としては square meter(平方メートル=m²)、square foot(平方フィート=ft²) が代表的で、図面や仕様書では sqm/sq.m/m² や sqft/sf/ft² といった略号で頻繁に登場します。日本国内でも外資系の案件、海外メーカーのスペックシート、英文契約書では平気で出てくる表記なので、施工管理者なら読めて・換算できて・図面の中で正しく使える状態にしておきたい知識ですね。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
面積を表す英語の基本
面積の英語は、結論「area」のひとことで覚えておけばOKです。発音は「エアリア」または「エリア」(米英で揺れあり)。可算名詞・不可算名詞のどちらでも使われ、文脈によって意味が広がります。
areaが指す主な意味
| 用法 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 数学・物理の面積 | 平面の広さそのもの | The area of the floor is 50 square meters. |
| 地域・区画 | 場所の領域 | A residential area / Restricted area |
| 専門領域 | 分野・範囲 | His area of expertise |
施工管理や建築の文脈では、1番目の「広さ」の意味で使うのが大半です。
areaに付く動詞・前置詞
- The area is 〇〇 sqm.(広さは〇〇平方メートルです)
- The total area amounts to 〇〇 sqm.(合計面積は〇〇平方メートルになります)
- An area of 〇〇 sqm(〇〇平方メートルの面積)
「面積を求める」は calculate the area または find the area。ペーパーテストの英文でよく出る言い方なので、学生のうちに馴染んでおくと楽です。
「面積」を表す類義語
| 英単語 | ニュアンス |
|---|---|
| area | 一般的な「広さ」全般 |
| size | 大きさ全般(面積に限らず) |
| extent | 広がり、規模 |
| surface area | 表面積(立体の外皮の面積) |
| coverage | 覆っている面積(建ぺい率=site coverageなど) |
| footprint | 建物の接地面積(建築面積に近い) |
footprint は建築独特の単語で、「建物の真上から見た輪郭の面積=建築面積」を表します。海外設計者と話すときに「the building footprint is 200 sqm」と言えば建築面積150坪くらいの建物のイメージがすぐ伝わるんですね。
面積の単位そのものの全体像はこちらの記事をどうぞ。

面積の単位:平方メートル・平方フィートと英語表記
面積の単位は、世界的に大きくSI単位(メートル系)とヤード・ポンド法(インペリアル系)の2系統に分かれます。日本はSI、英米圏(特に米国)はインペリアルが主流です。
①SI単位系(建築実務の標準)
| 単位 | 英語表記 | 略号 | 関係 |
|---|---|---|---|
| 平方ミリメートル | square millimeter | mm² / sq.mm | 1m² = 1,000,000 mm² |
| 平方センチメートル | square centimeter | cm² / sq.cm | 1m² = 10,000 cm² |
| 平方メートル | square meter | m² / sqm / sq.m | 基準単位 |
| アール | are | a | 1a = 100 m² |
| ヘクタール | hectare | ha | 1ha = 10,000 m² |
| 平方キロメートル | square kilometer | km² / sq.km | 1km² = 1,000,000 m² |
square meter は「スクエア・ミーター」と読みます。複数形は square meters(s付き)。SI単位の正式表記なら m² を使い、メールやテキストファイルなど上付き文字が打てない環境では sqm や sq.m を使うのが業界の暗黙ルールです。
②インペリアル単位系(英米・特に米国の建築)
| 単位 | 英語表記 | 略号 | 関係 |
|---|---|---|---|
| 平方インチ | square inch | in² / sq.in / sq in | 1 sq.in ≒ 645.16 mm² |
| 平方フィート | square foot | ft² / sqft / sf | 1 sqft ≒ 0.0929 m² |
| 平方ヤード | square yard | yd² / sq.yd | 1 sq.yd ≒ 0.836 m² |
| エーカー | acre | ac | 1 ac ≒ 4,047 m² |
| 平方マイル | square mile | sq.mi | 1 sq.mi ≒ 2.59 km² |
square foot(スクエア・フィート)は米国の住宅広告でほぼ唯一見る単位。日本の不動産で「坪」が主役になっているのと同じ立ち位置です。
「sf」は要注意
不動産・設計分野では square foot の略号として sf がよく使われます。一方、構造分野では sf=stress factor(応力係数)の意味になることもあるので、文脈を見ないと取り違えます。「単位なのか、係数なのか」を必ず確認しましょう。
容積(3次元)の英語表記についてはこちらの記事も合わせてどうぞ。

図面・仕様書で使う面積の略号
日本国内の図面でも、海外案件や外資系プロジェクトでは英語略号が頻出します。読めるだけでも仕事の精度が変わります。
①平方メートルの書き方バリエーション
| 表記 | 使用シーン |
|---|---|
| m² | 正式表記。図面のタイトル欄、契約書、申請書類 |
| ㎡ | 全角文字(日本語環境で多用) |
| sqm | スペース節約。プレゼン資料、Excel表 |
| sq.m | 古くから使われる略号。海外設計者がよく使う |
| SQM | 大文字表記。タイトル行や見出し |
| m^2 / m2 | プログラム・テキストエディタ向け |
「m²」を打つには Wordなら「m」のあと「2」を選んで上付きにする、Excelなら「m」と入力して全角の「㎡」変換、CADでは特殊文字呼び出しが必要──など、ツールごとに方法が違います。図面に貼ったメモが文字化けしやすいので、納品図面ではできるだけ “m²” を画像化するか、フォントを固定するのが安全。
②平方フィートの書き方
| 表記 | 使用シーン |
|---|---|
| ft² | 工学系の正式表記 |
| sqft | 不動産広告で最頻出 |
| sq.ft | 古典的な略号 |
| sf | 米国図面・仕様書で多用 |
| SF | 集計表のヘッダー |
米国の建築図面(特に商業建築)では「Total Area: 12,500 SF」のような表記が当たり前。「SF」を見たら「あ、square footのことだ」とすぐ反応できるようにしておきましょう。
③図面タイトルでの面積表記例
PLAN: GROUND FLOOR
TOTAL AREA: 850 sqm (9,150 sqft)
SCALE: 1:100
このように SI単位とインペリアル単位を併記するのが国際的な図面の作法。クライアントが米国系か英国系か分からない場合は、両方書いておくと話が早いです。
④寸法線まわりの注意
寸法線そのものは長さなので mm や m、ft、in ですが、面積を寸法注記で書くときは「LxW=Area」の形式が基本。
8.5m x 10.0m = 85 sqm
27'-10" x 32'-9" = 912 sf
CADで寸法線を引く時、面積の自動計算機能を使うと便利ですが、SI単位とインペリアル単位の混在には注意。図面1枚の中で単位が揺れると、現場での誤発注の原因になります。
CADの寸法表記ルールはこちらの記事もどうぞ。

単位換算:sqmとsqftをすばやく頭の中で
海外現場や海外メーカーのカタログで頻出する換算は、暗算できる目安を頭に入れておくとスムーズです。
①基本換算式
1 sqm = 10.7639 sqft(≒ 約10.76倍)
1 sqft = 0.0929 sqm(≒ 約0.093倍)
1 sqm = 1.196 sq.yd(≒ 約1.2倍)
1 acre = 4,046.86 sqm(≒ 4,047 sqm)
1 hectare = 2.471 acres
②現場で使える概算(覚えやすい近似値)
- 1 sqm ≒ 約11 sqft(厳密には10.76だが、暗算は11倍で十分)
- 100 sqft ≒ 約9.3 sqm(米国住宅の最小区画でよく出る単位)
- 1,000 sqft ≒ 約93 sqm(約28坪)
- 1 acre ≒ 約4,000 sqm(約1,200坪/約3反)
「米国の家が2,500 sqft」と言われたら、2,500 ÷ 11 ≒ 約230 sqm(約70坪)。日本の戸建てよりかなり広い、というイメージがすぐ湧きます。
③暗記しておくと便利な数字一覧
| sqft | sqm | 坪 |
|---|---|---|
| 100 sqft | 9.3 sqm | 2.8坪 |
| 500 sqft | 46.5 sqm | 14坪 |
| 1,000 sqft | 92.9 sqm | 28坪 |
| 2,000 sqft | 186 sqm | 56坪 |
| 5,000 sqft | 465 sqm | 141坪 |
| 10,000 sqft | 929 sqm | 281坪 |
ホテルの客室サイズを比べるとき、米国系ブランドは「Room size: 350 sqft(約32 sqm)」と書きがち。これを坪換算すると約10坪で、日本のシティホテルのスタンダードルームより少し広いくらい、と数値感がつかめます。
④海外メーカーのスペックシートを読むコツ
タイル、フローリング、壁紙、外装材などのスペックシートは、米国メーカーだと per sqft 単価表示。これを per sqm に直すには 約10.76を掛けるだけ。
$5.00 per sqft × 10.76 ≒ $53.80 per sqm
逆に、欧州メーカーのカタログから米国向けに引用するときは、約0.093を掛ける。
€80 per sqm × 0.093 ≒ €7.44 per sqft
数値の桁が一桁違うので、見積り作業では単位の取り違えが致命傷。納品書のヘッダーを必ず指差し確認するクセを付けたほうが安全ですね。
建築で使う面積区分の英語:GFA、NFA、NLAの違い
ビルや商業建築の世界では、ただの area だけでは足りず、面積区分を示す専門用語が大量に登場します。賃貸契約・確認申請・投資分析でこれらを取り違えると数千万円単位で金額がズレるレベルなので、施工管理者も読めるようにしておきたいところ。
①主要な面積区分(業界標準)
| 略号 | 英語フルネーム | 日本語訳 | 意味 |
|---|---|---|---|
| GFA | Gross Floor Area | 延べ床面積 | 各階の壁芯までの面積を全部足したもの |
| NFA | Net Floor Area | 内法面積 | 壁の内側で測った面積 |
| GIA | Gross Internal Area | 内壁芯面積 | 外壁内側〜室内壁芯までの面積(英国基準) |
| NIA | Net Internal Area | 賃貸可能面積 | 共用部・柱・PSを除いた純粋な使用面積 |
| GLA | Gross Leasable Area | 賃貸対象総面積 | 商業施設のテナント部分(米国基準) |
| NLA | Net Lettable Area | 賃貸可能正味面積 | 共用部を除いた賃貸面積(豪州・アジア基準) |
| BUA | Built-Up Area | 建築面積(中東基準) | 中東諸国でよく使う、壁芯ベースの面積 |
| FAR | Floor Area Ratio | 容積率 | 延べ床面積/敷地面積 |
| Site Coverage | 建ぺい率 | 建築面積/敷地面積 |
②英米で違う「内法」「壁芯」の基準
困るのが、英国系(RICS基準)と米国系(BOMA基準)で計算ルールが微妙に違うこと。
- 英国系:GIA、NIA を使う。RICS(Royal Institution of Chartered Surveyors)の Code of Measuring Practice が基準
- 米国系:BOMA(Building Owners and Managers Association)の Standard Method of Measurement が基準。Rentable Area・Usable Area の用語
「内法」と一言で言っても、柱の内側で測るのか、PSや空調機械室を含めるのかで面積が変わります。賃貸契約の前提となる定義を必ず文書で確認するのが鉄則。
③建築面積はBuilding Footprintまたは Built-up Area
日本でいう「建築面積」は、英語圏では Building Footprint または Built-up Area が近いニュアンス。中東諸国では BUA という略号で頻繁に契約書に登場します。
④日本の確認申請書類との対応
| 日本の建築基準法 | 英語での対応 |
|---|---|
| 敷地面積 | Site Area / Lot Area |
| 建築面積 | Building Footprint / Building Coverage Area |
| 延べ面積 | Gross Floor Area (GFA) |
| 床面積 | Floor Area / Net Floor Area |
| 容積率 | Floor Area Ratio (FAR) |
| 建ぺい率 | Site Coverage Ratio / Building Coverage |
外資系のディベロッパーから「建ぺい率を英語で説明して」と言われたら、Site Coverage Ratio = Building Footprint / Site Area と書けばOKです。
[talk words=’シンガポール案件のキックオフで「Total GFA = 35,000 sqm, NLA = 28,500 sqm」と提示された資料を見て、「GFAとNLAの差7,000 sqmが共用部・柱・PSなのか」と確認したら、現地のコンサルから「うちの定義ではバルコニーと駐車場ロビーも除外している」と返ってきて、ようやく数字の根拠が腹落ちした経験があります。同じNLAでも国・組織・契約ごとに「何を除くか」の定義が違う、というのが面積英語の一番怖いところでした。略号を覚えることより、定義文書(Measurement Standard)を必ず添えてもらうクセが、海外案件では最大の自衛策ですね。’ name=”” avatarimg=”https://seko-kanri.com/wp-content/uploads/2020/02/c-run.png” avatarsize=70 avatarbdcolor=#d0d0d0 avatarbdwidth=1 bdcolor=#d0d0d0]
平面図の英語表記についてはこちらの記事もどうぞ。

海外案件・英文契約での面積英語の注意点
実務で「これは知っておかないと大事故になる」というポイントを整理しておきます。
①必ず単位を明記する
英文契約・英文図面では「Area: 1,200」のように単位なしの数字を絶対に書かない。1,200 sqm なのか 1,200 sqft なのかで広さが10倍以上変わります。タイプミスを防ぐためにも、毎回ペアで書く習慣が安全。
②カンマとピリオドの位置に注意
- 英語圏(米英・豪・カナダ):1,234.56 sqm(カンマ=3桁区切り、ピリオド=小数点)
- 一部欧州圏(独仏伊スペインなど):1.234,56 m²(ピリオド=3桁区切り、カンマ=小数点)
「1,234」が「1234」なのか「1.234」なのかで桁が変わるので、海外メーカーのスペックを引用するときは必ずどちらの記法か確認してください。
③口頭での読み方
- 「150 sqm」→ “one hundred fifty square meters”
- 「2,500 sqft」→ “two thousand five hundred square feet”
- 「m²」→ “square meter” または “meter squared”
会議の議事録に起こす場合、書き言葉と話し言葉でブレないよう、最初に表記ルールを決めておくのがプロ。
④英文の数字説明テンプレート
The total floor area is approximately 1,200 sqm.
The site covers 850 sqm.
The building has a footprint of 350 sqm.
The unit size ranges from 50 to 80 sqm.
approximately(およそ)、ranges from A to B(AからBの範囲)、covers(〜の面積を持つ) あたりは、議事録・メールでそのまま使える便利フレーズです。
⑤英文契約書での重要表現
- “subject to verification by survey”(測量による確認を条件として)
- “as built area”(実施図に基づく実測面積)
- “deemed area”(みなし面積)
- “net of common areas”(共用部を除いた)
- “carpet area”(インドの建築でよく使う、純粋な居住面積)
賃貸契約や売買契約の面積記述には、測定方法と測定の責任主体が必ず明記されます。施工管理側でこの定義を読み解けないと、最後の引渡しで揉めます。
⑥日本国内案件で英文資料を作るコツ
外資クライアントへの説明資料は、日本式(壁芯/延べ面積/m²ベース)に英語キーワードを併記するのが無難。
延べ床面積(GFA): 12,500 m² / 134,549 sqft
建築面積(Footprint): 850 m² / 9,150 sqft
敷地面積(Site Area): 2,000 m² / 21,528 sqft
建ぺい率(Coverage): 42.5%
容積率(FAR): 625%
このフォーマットを社内テンプレ化しておけば、海外チームへの説明工数が激減します。
設計図書の全体像はこちらの記事も合わせてどうぞ。

面積の英語に関する情報まとめ
- 面積の英語:area(エリア)が基本単語、surface area・footprint・coverage などの派生
- SI単位:square meter(m² / sqm / sq.m)、aは「are」、haは「hectare」
- インペリアル単位:square foot(ft² / sqft / sf)、square inch、acre、square mile
- 略号の使い分け:m²(正式)、sqm(テキスト)、sq.m(古典的)、SF(米国図面)
- 換算目安:1 sqm ≒ 11 sqft、1,000 sqft ≒ 93 sqm(28坪)、1 acre ≒ 4,047 sqm
- 建築の面積区分:GFA(延べ床)、NFA(内法)、GLA(賃貸総面積)、NLA(賃貸正味面積)、FAR(容積率)
- 英米基準の違い:英国RICS、米国BOMAで定義が微妙に異なる
- 注意点:単位の明記、カンマ・ピリオドの記法、定義文書の確認、SI/インペリアル併記
以上が面積の英語に関する情報のまとめです。
一通り面積の英語表記の基礎知識は理解できたかなと思います。area / sqm / sqft の3単語さえ反射で出てくれば、英文図面・スペックシート・賃貸契約書のどれを読まされても怯まなくなります。海外案件で本当に怖いのは略号の知識不足ではなく、面積の「定義」が国や組織ごとに違うこと。図面の右下に書かれた小さな注記「Areas calculated per RICS Code of Measuring Practice」のような一文を読み飛ばさない目線が、施工管理者の英語スキルの本当の差別化ポイントになりますよ。
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