- 面積って英語でなんて言うの?
- 図面の「GFA」「NFA」って何の略?
- sqftで来た床面積、坪に直すといくつ?
- 平米とsqftって何倍すればいいの?
- 構造図の「A」「S」の記号は面積でいい?
- 延床面積とか建築面積は英語でどう言う?
- 外資の客に英語で面積を聞かれたら何て返す?
- 海外メーカーのカタログがft²表記で寸法感が掴めない
上記の様な悩みを解決します。
面積の英語は、英会話の教材としてではなく「外資案件の図面・仕様書・海外メーカーのカタログを読む」場面でいきなり必要になります。area一語で済むなら苦労しないのですが、現場で困るのは図面に出てくるA・S・GFA・sqftといった記号と略号の方ですよね。今回は基本語のareaから、単位の略号一覧、平米・坪・畳との換算早見、そして図面・内訳書で実際に出くわす面積記号の読み方まで、施工管理目線で一気に整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
面積の英語とは?
面積の英語は、結論「area(エリア)」です。
発音はアクセントが頭にくる「エリア(éəriə)」で、設計図や数式の中では頭文字をとって「A」と略記されます。「この部屋のエリアは?」のように日常でも使う単語なので、まずは面積=areaと押さえておけば、図面でも会話でも8割は通用します。
面積を聞きたいときの言い方も、場面で少し変わります。フォーマルなビジネスや図面の説明では「What is the floor area?(床面積はどれくらい?)」が自然ですが、職人さんや現場での雑談レベルだと「How big is it?」「What’s the size?」の方が普通に使われます。外資クライアントとのやり取りで固くなりすぎる必要はなく、面積を厳密に詰めたいときだけ area を使い、ざっくり広さを聞くときは size / big を使う、という感覚で十分です。
注意したいのが、図面に出る「A」と「S」の使い分けです。本来 area の頭文字は A ですが、設計図や構造計算では面積を「S」で書くこともあります。これは表面積を意味する surface area の頭文字をとったもので、日本の構造図・数学の教科書では断面積や面積を S と書く慣習が根強く残っています。つまり図面で A でも S でも「面積を指している」ケースが多い、と知っておくと混乱しません。
僕の整理では、area=面積の基本語、A=areaの略、S=surface areaに由来する面積記号、の3点だけ先に頭に入れておくと、後段の図面記号の話がスッと入ってきます。面積の単位そのものの体系は別記事で詳しく扱っているので、単位だけを整理したい方はこちらが早いです。

面積の単位の英語と略号一覧
面積の単位は、メートル法(㎡系)とヤード・ポンド法(ft²系)の2系統を押さえれば現場では足ります。
日本の図面はほぼ㎡(平方メートル)ですが、外資案件・海外メーカー・米国系のクライアントが絡むと一気に ft²(平方フィート)が出てきます。下の表が、現場で出くわす面積単位の英語・略号・読み方の一覧です。
| 単位 | 英語 | 略号・記号 | 読み方 | 主な使用地域 |
|---|---|---|---|---|
| 平方メートル | square meter | ㎡ / sqm / sq m | スクエアメーター | 日本・欧州ほか世界標準 |
| 平方センチメートル | square centimeter | cm² | スクエアセンチメーター | 断面・部材寸法 |
| 平方ミリメートル | square millimeter | mm² | スクエアミリメーター | 構造計算(鉄筋断面等) |
| 平方フィート | square feet | ft² / sqft / sq ft | スクエアフィート | 米国・カナダ・英国 |
| 平方インチ | square inch | in² / sq in | スクエアインチ | 米国の小面積 |
| アール | are | a | アール | 農地・土地 |
| ヘクタール | hectare | ha | ヘクタール | 大規模用地・造成 |
| エーカー | acre | ac | エーカー | 米国の土地取引 |
平方メートルのスペルは、米国式が meter、英国式が metre です。図面の表記が metre になっていても誤記ではなく英国(や英連邦圏)の書き方なので、そのまま㎡と読んで問題ありません。
略号で迷いやすいのが sqm と sqft です。sq は square の略で、sqm=square meter(平米)、sqft=square feet(平方フィート)。海外メーカーのカタログやスペックシートでは ft² ではなく sqft と書かれることが多いので、「sq=平方」「m=メートル/ft=フィート」と分解して読む癖をつけると、初見の表記でも止まりません。
現場でアール(a)・ヘクタール(ha)を使うのは、主に造成・外構・大規模用地のときです。1a=100㎡、1ha=10,000㎡(=100a)で、宅地造成や工場用地の面積を語るときに出てきます。アールの成り立ちや農地との関係はこちらでも整理しています。

sqm・sqft・坪・畳の換算早見
換算で最初に覚えるべき数字は「1㎡ ≒ 10.76 sqft」、これ一つです。
逆に sqft から㎡に戻すときは「1sqft ≒ 0.0929㎡」。外資図面が sqft で来たら ÷10.76 で㎡、㎡を客に sqft で伝えるなら ×10.76、と覚えておけば現場の会話は回ります。日本の実務では㎡と坪も併用するので、下の早見表をまとめて頭に入れておくと、図面・内訳書・客先のどの場面でも止まりません。
| 換算 | 係数(かける数) | 覚え方 |
|---|---|---|
| ㎡ → sqft | × 10.76 | 平米を約11倍 |
| sqft → ㎡ | × 0.0929 | sqftを約0.09倍 |
| 坪 → ㎡ | × 3.305 | 1坪=畳2枚=約3.3㎡ |
| ㎡ → 坪 | × 0.3025 | 平米を約0.3倍 |
| 坪 → sqft | × 35.58 | 1坪=約35.6sqft |
| 畳 → ㎡ | × 1.62 | 1畳≒1.62㎡(広さの目安、地域差あり) |
具体的な数字で感覚を掴んでおきましょう。たとえば外資の倉庫案件で「10,000 sqft」と図面に書いてあったら、10,000 × 0.0929 ≒ 929㎡、坪なら約281坪です。逆に「延床1,000㎡」を米国系クライアントに伝えるなら、1,000 × 10.76 ≒ 10,760 sqft と返せばOK。
エクセルの内訳書で一括変換したいときは、関数というほどのものは要りません。sqftの列に「=A20.0929」で㎡列、「=A20.0281」で坪列が出ます。数量がそのまま拾い出しに直結するので、外資案件の最初に変換列を一つ作っておくと、以降のチェックが一気に楽になります。換算式や単位ごとの注意点をまとめて確認したい場合はこちらが詳しいです。

なお、坪・畳には地域差(江戸間・京間・中京間)があり、畳1枚の㎡数は厳密には一定ではありません。面積の根拠を詰める場面では「畳何枚」ではなく㎡で押さえるのが鉄則です。
図面・仕様書で出る面積記号・略語の読み方
外資図面でつまずく原因の大半は、単語ではなく略語です。
英会話の教材には出てこないけれど、海外案件の図面・面積表(area schedule)には独特の略語が並びます。ここが上位の英語学習サイトや不動産サイトが触れていない、いちばん実務で困るところなので、現場で出やすいものを整理しておきます。
| 略語 | 正式名称 | 意味 |
|---|---|---|
| GFA | Gross Floor Area | 延床面積(総床面積) |
| NFA | Net Floor Area | 正味床面積(壁芯控除後の有効面積) |
| GIA | Gross Internal Area | 内法基準の総床面積(英国系) |
| NIA | Net Internal Area | 賃貸可能な有効面積 |
| FAR | Floor Area Ratio | 容積率 |
| CA | Cross-sectional Area | 断面積(構造計算) |
実務で特に頻出なのが GFA(延床)と NFA(正味床面積)です。日本語の延床面積に近いのが GFA、共用部や壁厚を引いた有効面積が NFA、とおおまかに対応づけると読み違いが減ります。賃貸・テナント絡みの外資案件では NIA(賃貸可能面積)が金額に直結するので、GFAと混同すると面積精算でトラブルになりやすい箇所です。
もう一つ現場で迷うのが「S=」の表記です。図面の欄外にある「S=1/100」は縮尺(Scale)の S で、面積ではありません。一方で構造図・断面リストの中に出る「A」や「As」は鉄筋などの断面積(As=鉄筋の断面積)を指します。同じアルファベット一文字でも、縮尺欄なら Scale、構造表なら Area と、置かれている場所で意味が変わるので、記号は単独でなく「どの表のどこに書いてあるか」とセットで読むのが安全です。
CADの面積コマンドが英語UIだと「Area」「Measure Area」と表示されますが、これも area=面積そのまま。構造図そのものの読み方に不安があれば、こちらの記事で記号や図面構成を押さえておくと、面積記号の位置取りも掴みやすくなります。

僕の感覚だと、図面の面積英語は「単語を訳す」より「この略語はどの面積か」を対応表で押さえる方が圧倒的に速いです。GFA・NFA・CAの3つだけでも先に覚えておくと、初見の外資図面でも面積表の骨格が読めます。
「○○面積」の英語(建築・延床・施工・断面積・表面積)
日本語の「○○面積」は、英語では area の前に種類を表す語をつけて表現します。
現場でよく使う「○○面積」を英語にすると下のようになります。客先への報告や図面注記でそのまま使える形で並べておきます。
| 日本語 | 英語 | 補足 |
|---|---|---|
| 床面積 | floor area | 各階の床の面積 |
| 延床面積 | total floor area / gross floor area | GFAと同義で使われる |
| 建築面積 | building area / footprint | footprintは外資図面で頻出 |
| 敷地面積 | site area / land area | 土地そのものの面積 |
| 施工面積 | construction area | 施工対象範囲の面積 |
| 断面積 | cross-sectional area | 構造計算でCAと略す |
| 表面積 | surface area | 塗装数量などで使う |
| 有効面積 | effective area / net area | 共用部を除いた面積 |
延床面積は total floor area でも gross floor area(GFA)でも通じます。外資クライアントには GFA の方が一発で伝わることが多いです。建築面積は building area でも通じますが、海外図面では「footprint(建物が地面に落とす影の面積=建築面積のイメージ)」という言い方が頻出なので、両方知っておくと図面注記を読み違えません。
構造側で押さえておきたいのが断面積(cross-sectional area/略CA)です。鉄筋やボルト、鉄骨部材の断面積は構造計算の根幹で、単位は mm² で扱うことがほとんど。塗装・防水の数量で出る表面積(surface area)とは別物なので、CAを表面積と取り違えないよう注意したいところです。断面積の単位まわりはこちらで具体例つきに整理しています。

建築面積・延床面積の日本基準での定義(軒・庇の扱いなど)は、英語表記より先に日本語側を固めておくと客先説明がブレません。建築面積の考え方はこちらが詳しいです。

外資図面・海外案件で面積英語に困らないコツと注意点
外資案件で面積英語に振り回されないコツは、最初に「単位と略語の対応表を1枚作る」ことです。
案件に入った初日に、その図面で使われている単位(㎡かsqftか)と、面積表に並ぶ略語(GFA/NFA/CA等)をメモして対応表を1枚作っておくと、以降の数量チェックや客先対応が一気に安定します。現場で押さえておきたい注意点を整理しておきます。
- 単位系を最初に確定する:図面がsqftか㎡か、混在していないかを着工前に確認する
- 換算は㎡を基準にする:sqftも坪も、いったん㎡に直してから比較すると間違えない
- GFAとNFAを区別する:面積精算・賃貸面積はNFA/NIAが効くので延床と混同しない
- footprint=建築面積と覚える:海外図面の頻出語、敷地配置図で多用される
- 端数処理を客先と合わせる:㎡⇄sqftは無限小数になるので、丸め桁を最初に取り決める
- カタログのft²は寸法感に直す:「10sqft≒0.93㎡≒約0.3坪」と坪換算しておくと感覚が掴める
注意点の中でも一番トラブルになりやすいのが、換算の端数処理です。㎡とsqftは割り切れないので、図面の合計面積と内訳の合計が丸め誤差でわずかにズレることがあります。これは計算ミスではなく丸めの問題なので、案件の初めに「面積は㎡で小数第2位まで」のように丸めルートを客先と一本化しておくと、後の数量精算で揉めません。
海外メーカーのカタログがft²で寸法感が湧かないときは、坪に直すのが一番手っ取り早いです。たとえば「500sqft」なら ÷10.76 で約46㎡、坪なら約14坪。「14坪のワンルームくらいか」と日本の感覚に翻訳できれば、製品の適用範囲を肌感覚で判断できます。
正直なところ、面積の英語は単語を完璧に覚えるより、㎡を基準に「×10.76でsqft、×0.3で坪」の往復と、GFA・NFA・CAの3略語だけ先に固めるのが現場では一番効きます。あとは案件ごとに対応表を1枚作る習慣をつければ、初見の外資図面でも面積で止まることはなくなります。
面積の英語に関する情報まとめ
- 面積の英語:基本は area、図面ではA、構造系ではS(surface area由来)でも面積を指す
- 単位の略号:㎡=sqm、ft²=sqft、ほかにa(アール)・ha(ヘクタール)・acre(エーカー)
- 換算の核:1㎡≒10.76sqft、1sqft≒0.0929㎡、1坪≒3.305㎡≒35.58sqft
- 図面の略語:GFA=延床、NFA=正味床面積、CA=断面積、S=は縮尺(Scale)
- ○○面積:延床=total/gross floor area、建築=building area/footprint、断面=cross-sectional area
- 外資案件のコツ:㎡を基準に換算し、単位と略語の対応表を初日に1枚作る
以上が面積の英語に関する情報のまとめです。
一通り、面積の英語まわりの基礎知識は網羅できたかなと思います。英会話としてではなく「図面が読める英語」として、area・sqm・sqftとGFA・NFA・CAを押さえておけば、外資案件の面積で迷うことはほぼなくなります。面積の単位や換算そのものをさらに深掘りしたい方は、下の関連記事もあわせてどうぞ。





