- ニッパーってなに?
- ペンチとの違いって?
- どんなメーカーが制作してるの?
- オススメ商品は?
- 研ぎ方について知りたい
上記の様な悩みを解決します。
現場では「切断する」という作業が多分に発生し、それに対応するにはニッパーが必要です。工事をする上で必須の工具ですので、基礎知識について理解しておきましょう。
この記事ではニッパーとは?といったところから、ペンチとの違い、メーカー、オススメ商品、研ぎ方などについて解説します。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
ニッパーとは?
ニッパーとは、結論「硬いものを切断する工具のこと」です。
例えば、VVFケーブルを配線する工事について考えてみましょう。
VVFの真物は20mから100mまで、基本的に束になっています。必要な長さを測って切断する必要がある訳ですが、そこで使われるのがニッパーです。
具体例として挙げられるのは「被覆を剥く」などです。VVFケーブルは芯線に絶縁被覆が覆われている訳ですが、負荷に接続したり盤に結線するには芯線をむき出しの状態まで持っていく必要があります。
ニッパーをちょうど良い力加減で握ると、絶縁被覆を剥き取ることができ「切断→被覆を剥く」という作業の変化で工具を持ち替える必要がありません。作業効率の向上に繋がります。
ただ、力を入れすぎると芯線が傷付いてしまいます。
適度な力具合が必要ですので、初心者の方にはあまりオススメできないやり方です。
ニッパーとペンチとの違い
ニッパーとペンチの違いは、結論「切断目的か?ねじり目的か?」です。
先ほどの繰り返しになりますが、ニッパーは対象を切断する目的で使用されます。ケーブルを切断する、インシュロックを切断する、などなど。
対して、ペンチはねじり目的で使用されます。
例えば、芯線の先っちょで輪っかを作る時なんかはペンチが使われますね。ペンチはニッパーとは違い、先端が研がれていませんので「掴む」という動作がメインになります。
勿論、ペンチで切断するということも可能です。
ただペンチで切断すると、断面が綺麗ではないんですよ。インシュロックを切断したとしたら、切れ目に尖った部分が生まれ、触れた人が手を切ってしまう可能性があります。
ペンチで切断することも可能ですが、本来の利用目的ではない為、あまり成果としてはよくありません。自分がする工事によって、適切にペンチとニッパーを持ち替えるようにしましょう。
ニッパーを制作しているメーカー
ニッパーを制作しているメーカー
- エンジニア(ENGINEER)
- AmzBarley
- aurochs
ニッパーのオススメ商品
①エンジニア マイクロニッパー ESD 静電気対策 120㎜ NS-04
迷ったらこれにしておきましょう。
切れ味や使いやすさ、値段などどの項目でも良好です。買った人の評判も良いですし、ハズレの少ない商品かなと思います。
個人的には「67g」という重さです。これは相当軽い部類に入ります。
現場内であちこち動き回ることを考えると、少しでも腰道具の重さは軽くしておきたいところ。全体的な性能を見ても、この商品にしておいて間違いありません。
こんな人にオススメ
- 軽いニッパーが欲しい人
- 腰道具は軽くしておきたい人
- よく切れるニッパーが欲しい人
- 持ちやすさを重視したい人
②エンジニア(ENGINEER) 斜ニッパー 穴付き 159X51mm NN-46
ポイントはニッパに小さい穴が付いている点です。
ここに電線を挟み込むと、芯線を傷付けず、被覆を剥くことができます。最初は力加減が分からないと思いますので、初心者の方にオススメです。
2つ穴があり、1.6mmでも2.0mmでも対応することができます。現場ではどちらの電線も使いますので、重宝しますね。
こんな人にオススメ
- 電線の被覆を剥くのに使う方
- 電気工事士の方
- 切れ味の良いニッパーが欲しい人
③AmzBarley 強力ニッパー 薄刃
ずしっとした重量感あるニッパーが欲しい人にオススメできます。
重さは100gですので、最初に紹介した商品より1.5倍程度の重さがあります。個人的な好みにはなりますが、重い方がしっくりくる方もいるかと思います。
持ち手の部分に持ちやすい素材が採用されてますので、全体的な使いやすさという点において優れるニッパーかと思います。
こんな人にオススメ
- 重い方がしっくり来る人
- 持ちやすさを重視する人
- 切れ味の良いニッパーが欲しい人
ニッパーの研ぎ方
ニッパーを研ぐにはヤスリを使います。
使えば使うほど、刃先の鋭さが弱くなり、使いにくいニッパーになってしまいますよね。そんな時はヤスリを使用しましょう。
ヤスリは刃先に使用します。よく見ると刃先がボロボロになっていますので、ヤスリで平らにします。特に注意点はありませんが、手を切らないよう注意しましょう。
定期的にヤスリで研げば、ニッパーは長持ちします。
意外とニッパーを消耗品だと考えてしまっている方も多いですが、正しくヤスリで研げば購入当時の鋭さが戻ります。
モノによってはニッパーとヤスリがセットになっているものもありますが、ヤスリはちゃんとしたものを買った方が良いと思います。
というのも、ヤスリはニッパー以外の工具でも使えるからです。
現場事務所に一つちゃんとしたものを置いておけば、現場全体で見たときにコストカットにも繋がりますので、オススメです。
ニッパーに関する情報まとめ
ニッパーに関する情報まとめ
- ニッパーとは:硬いものを切断する工具のこと
- ペンチの違い:切断目的か?ねじり目的か?
- メーカー:ENGINEER、AmzBarley、aurochs
- オススメ製品:上章参照
- 研ぎ方:ヤスリを使う
以上がに関する情報のまとめです。
一通り基礎知識は網羅できたと思います。
腰道具にはニッパー以外にも様々な工具が入ります。現場でよく使うメジャーな工具について理解しておきましょう。
下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。