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【建築】エラスタイトとは?腰が砕けるくらい分かりやすく解説

エラスタイトとは?

エラスタイトとは、結論「伸縮する板のこと」です。

コンクリートは、ああ見えて伸縮します。若干ですが、大きくなったり小さくなったりします。(目に見えないくらいの変化ですが)

もしコンクリートと隣のコンクリートがゼロ距離だったとしたら、コンクリートが大きくなった時点で隣のコンクリートとぶつかって、ひびが入ります。

そこでコンクリートと隣のコンクリートの間に、エラスタイトを挟みます。

エラスタイトは伸縮可能な板です。コンクリートが大きくなったらエラスタイトは縮み、コンクリートが小さくなったらエラスタイトは大きくなります。

コンクリート間の距離感の調整をしてくれるのが、エラスタイトという訳です。

海なんかに行くと、防波堤を目にしますよね。防波堤もコンクリートとコンクリートを組み合わせて作っている訳ですが、このコンクリート間に挟まっている黒い板がエラスタイトです。

 

エラスタイトが採用されている場所

エラスタイトが使用されている場所

  • 護岸
  • 貯水池
  • ダム
  • 水路

上記のような場所でエラスタイトは採用されています。

「なんでエラスタイトは水がある所ばっかで使われるんだ?」と思いますよね。

結論、コンクリートは水場で伸縮するからです。

まず、コンクリートは乾燥すると小さくなります。コンクリート内部にある水分が無くなって、その分、コンクリートの体積が減るんです。逆に、水を吸収すると膨張します。

コンクリートの収縮原理は水ですので、水路やダムなどでは特にコンクリートは収縮するんです。

エラスタイトはコンクリートの収縮に対応するために作られました。よって、エラスタイトが活躍するメインの場所は「水場」という話です。

勿論、水路やダム以外にも水は発生します。

どこにいても雨は降りますし、どこにいても乾燥することはあります。メインは水場ですが、コンクリートの間があればエラスタイトは姿を現します。

 

エラスタイトは紫外線で劣化する

エラスタイトは紫外線で劣化します。

コンクリートの伸縮に伴い、エラスタイトも伸縮しますよね。コンクリートが大きくなればエラスタイトは小さくなり、コンクリートが小さくなればエラスタイトは大きくなります。

エラスタイトは大きくなったり小さくなったりする間に、位置が変わってしまうんです。

最初はコンクリートにぴっちりハマっていたのが、伸縮を繰り返す内、徐々に位置が変わってきます。外気に晒される場所まできてしまうと、エラスタイトは紫外線に晒され、劣化してしまいます。

これがエラスタイトの欠点ですね。

「エラスタイトは劣化しちゃうから、よくないよねー」みたいな話が持ち上がり、その後ケンタイトという製品が開発されました。

 

エラスタイトとケンタイトの違い

エラスタイトとケンタイトの違いは、結論「伸縮で位置が変わるか否か」です。

先ほども説明した通り、エラスタイトは伸縮によって位置が変わってしまいます。位置が変わり、紫外線に晒されてしまうので、劣化してしまうんです。

それに対し、ケンタイトは伸縮によって位置が変わりません。位置が変わらなければ紫外線に晒されることもないので、劣化することもなくなります。

簡単な話、エラスタイトの上位互換がケンタイトです。

また、違いとしては施工性の良さが挙げられます。

ケンタイトもエラスタイトも、コンクリートの間に挟みます。購入した時は四角い板の状態ですから、コンクリートの形に合わせてカットしなければなりません。

エラスタイトは固いのでカットしにくいんですよ。作業効率も下がりますし、時間もかかります。施工性はあまりよくありません。

それに対し、ケンタイトは柔らかいのでカットしやすいです。カットしやすいので作業効率は上がり、早く仕事を進めることができます。

あとは重さですね。

エラスタイトは重くて、ケンタイトは軽いです。イメージとしては、エラスタイトの改良品がケンタイトといった感じで間違い無いでしょう。

 

エラスタイトの規格

次にエラスタイトの規格です。

エラスタイトのサイズは元より決まっており、縦横で1000mm(1m)です。どこのメーカーも同じサイズでしょう。

ただ厚みは製品によって異なるんです。具体的には下記のような厚みがあります。

エラスタイトの規格

  • 10mm
  • 15mm
  • 20mm
  • 25mm
  • 30mm

現場によって必要なエラスタイトの大きさは変化します。

平面の部分に関しては1000mm×1000mmしかありませんが、厚さには様々な規格があります。必要に応じて適切な規格のエラスタイトを選ぶことが重要です。

 

エラスタイトの固定方法

エラスタイトの固定方法は、結論「ビス止め」です。

インパクトドライバーを使えば、4mmくらいは穴が空きますからビスを止めるのには十分です。コンクリートに穴を開けて、エラスタイトをビスで止めましょう。

両面テープや接着剤では弱いです。

エラスタイトは位置が変わってしまうと、紫外線で劣化してしまうので、なるべく位置が動かないよう固定すべきです。

接着剤でも両面テープでも接着が弱く、簡単に位置が変わってしまいます。施工した当時は大丈夫だったとしても、後々、すぐに対応が必要になってしまいましょう。

エラスタイトの固定方法はビス一択です。

 

エラスタイトの施工ピッチは?

エラスタイトの施工ピッチは、結論「8メートルから10メートル」です。

そもそもエラスタイトはコンクリートとコンクリートの間に入れるものですから、その度に必要になります。要は全部って話ですね。

防波堤なんかに行けば分かりますが、コンクリートは8メートルから10メートルくらいでひと塊りです。よってエラスタイトの施工ピッチは8メートルから10メートルになります。

施工する前に「どれくらいのエラスタイトが必要なのか?」と拾いを行うと思いますが、全ての間にエラスタイトを入れると考えましょう。

注意点としては、エラスタイトのサイズに「1000mm×1000mm」しかないことです。

全体の面積で足りていたとしても、カットしてる内に足りなくなってしまった。。。なんてなると面倒です。カットすることも計算に入れましょう。

あとは補給率もしっかり掛けて、余裕を持つことが大切です。

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