「ゼネコンはやばい」は、業界が縮む・会社が潰れる・働き方がきつい、の3つが混ざった言い方です。国土交通省の見通しでは、2026年度の建設投資は名目で81兆4,700億円(2025年度比2.9%増)と増える見通しです。一方で建設業の倒産は2025年に2,014件と4年連続で増えており、2025年に倒産した建設業のうち9割超は従業員10人未満(代表者を含む)です。
- ゼネコンがやばいって、結局なにがやばいの?
- 建設の仕事って、この先減っていくんじゃないの?
- 建設会社の倒産のニュース、最近よく目にする気がする
- 潰れているのって、どのくらいの規模の会社?
- うちの会社が危ないかどうか、どこを見れば分かる?
- 人手不足って、技術者の求人にも出ているの?
- 残業の上限ができて、何か変わった?
- 不祥事を起こした会社かどうか、自分で調べられる?
- 安値の受注や短すぎる工期は、この先も続くの?
- ネットの「やばい」って書き込み、どこまで本気にしていい?
上記の様な悩みを解決します。
検索でゼネコンを調べると、激務・休めない・不祥事といった理由を並べた記事や書き込みが先に出てきます。ただ、それを読んでも、業界全体が本当に傾いているのか、自分の会社が潰れる側なのかは判断がつかないんですよね。検索上位の記事は個社の評判と働き方の話が中心で、倒産した会社の従業員規模や業種の中分類、許可業者の新規と失効の内訳まで年度と出典を添えて並べたものは、確認した中にはありませんでした。今回は建設投資・倒産・会社の数・求人倍率・働き方といった基本を公表値で押さえた上で、「2025年に倒産した建設業の会社の9割超は従業員10人未満」「会社の処分歴を国土交通省のサイトで自分で調べる方法」「2025年12月12日に完全施行された改正建設業法」まで、現場の施工管理が知っておきたい順に並べました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、ゼネコンで働き始めて数年の若手の方や、就職・転職先としてゼネコンを考えている方にも、判断の材料として使いやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
「やばい」の中身は3つ。業界・会社・働き方に分けて数字を当てる
「ゼネコンはやばい」という話を、僕は業界・会社・働き方の3つに分けて確かめるのがよいと考えています。ひとまとめにしたままだと、倒産のニュースと残業の話と不祥事の話が混ざって、何が本当に心配なのかが見えなくなるからです。
この記事では、3つを次の公表値に当てていきます。
- 業界が縮むのか:国土交通省の建設投資見通しと、建設業許可業者数の調査
- 会社が潰れるのか:東京商工リサーチの建設業の倒産集計(従業員規模・業種の中分類)
- 働き方と不祥事:厚生労働省の求人倍率と時間外労働の上限規制、国土交通省の監督処分の公開、改正建設業法
前提として、ゼネコンは建設業法に出てくる言葉ではなく、公的な統計もゼネコンだけを切り出して数えてはいません。この記事で使う数字は、どれも建設業全体(または建設業許可業者全体)の値です。元請・一式工事・特定建設業といった法律の言葉でゼネコンをどう読むかは、ゼネコンの意味と法律上の位置づけをまとめた記事で整理しています。
ネットの書き込みは、書いた人の会社や現場ひとつ分の話です。僕は、それを業界全体が傾いている根拠として読むのは避けたほうがよいと考えています。
建設投資は名目で増える見通し。2026年度は81兆4,700億円
国土交通省の「令和8年度(2026年度)建設投資見通し」(令和8年8月31日公表)では、2026年度の建設投資は81兆4,700億円で、2025年度比2.9%増の見通しです。内訳は政府投資26兆6,000億円(2025年度比0.6%増)、民間投資54兆8,700億円(同4.1%増)です。
この見通しは「「令和8年度(2026年度)建設投資見通し」とは、我が国の全建設活動について出来高ベースの投資額を推計したものである。」と説明されています(国土交通省 総合政策局・概要)。直近4年度の総計は次のとおりです。
| 年度 | 資料上の区分 | 建設投資の総計(億円・名目) |
|---|---|---|
| 2023年度 | 実績 | 718,547 |
| 2024年度 | 見込み | 741,700 |
| 2025年度 | 見込み | 791,800 |
| 2026年度 | 見通し | 814,700 |
出典:国土交通省「令和8年度(2026年度)建設投資見通し」概要(令和8年8月31日公表)。出来高ベース・名目値。2026年10月12日確認。
読むときの注意は2つあります。1つ目は、2026年度の値が実績ではなく見通しだという点です。資料には「2026年度の伸び率は、「令和8年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」(令和8年1月23日閣議決定)及び「令和8(2026)年度内閣府年央試算」(令和8年7月30日)の指標から算定している。」とあり、2025年度の79兆1,800億円(2024年度比6.8%増)もまだ見込みの段階です。
2つ目は、名目値だという点です。名目値は金額の合計なので、この資料だけでは、工事の量が同じ割合で増えたのかどうかまでは分かりません。
それでも僕は、「建設の仕事そのものが年々減っていく業界」という見方は、少なくとも国の金額の見通しとは合わないと考えています。
倒産は4年連続で増えた。ただし倒産した会社の9割超は従業員10人未満
東京商工リサーチ(TSR)の集計では、2025年(1〜12月)の建設業の倒産は2,014件で、4年連続の増加でした。原文は「2025年の建設業の倒産は、2,014件(前年比4.6%増)で、4年連続で前年を上回り、2013年(2,421件)以来、12年ぶりに2,000件を超えた。」です(TSRデータインサイト・2026年7月6日)。
さかのぼると「建設業の倒産は、コロナ禍の2021年に1,065件と2000年以降では最少を記録。その後は増勢に転じ、わずか4年で約2倍に増加した。」とも書かれています(同)。倒産が増えているのは事実です。
TSRの全国企業倒産の集計は、2026年上半期(1-6月)と2025年度(4-3月)の公表ページで、対象を負債額1,000万円以上と明記しています。TSRの全国企業倒産の集計では、負債が1,000万円に満たない倒産は数えられていません。
2,014件のうち1,873件、91.4%が従業員10人未満
同じTSRの記事は、倒産した会社の従業員規模を「2025年の建設業全体の倒産のうち、代表者を含む従業員数が1~4人は1,522件(構成比74.3%)で、約4分の3を占める。5~9人は351件(構成比17.1%)で、10人未満の合計は1,873件(同91.4%)と9割を超える。」と書いています。理由については「こうした企業は、資金力など経営基盤が脆弱で、資材価格や燃料費などの上昇が収益を直撃している。」という見方です。
これは2025年に倒産した建設業2,014件の内訳で、倒産していない会社を含む建設業全体の規模の構成ではありません。また、今回確認したTSRの公表ページには、ゼネコンだけを取り出して規模別に数えた倒産件数は載っていません。そのため、この91.4%という数字から、規模の大きいゼネコンが倒産と無関係だとは読めません。
業種の中分類では、職別工事業が総合工事業を2000年以降で初めて上回った
TSRは業種の中分類でも分けています。2025年は「総合工事業」が774件(2013年比33.1%減)、「職別工事業」が814件(2013年比9.7%増)で、職別工事業は建設業倒産の40.5%を占め、中分類別で最多でした。「倒産件数で職別工事業が総合工事業を上回ったのは、2000年以降では初めてだ。」とあり、記事は「近年の建設業倒産は、下請け色の強い職別工事や設備工事の割合が高まっている。」とまとめています(TSRデータインサイト・2026年7月6日)。
ここで注意したいのは、「総合工事業」はTSRの業種の分け方で、ゼネコンと同じ範囲を指すとは資料に書かれていないことです。総合工事業の倒産が2013年より減ったからといって、ゼネコンが潰れていないと言える数字ではありません。
2026年上半期も増加。人手不足と物価高が理由に挙がる
2026年に入っても増加は続いています。TSRの2026年上半期(1-6月)の集計では、建設業は「職人不足や資材高などが深刻な建設業1,026件(同5.8%増)が、5年連続で前年同期を上回り、上半期としては2014年(1,035件)以来、12年ぶりに1,000件を超えた。」とされています。
倒産の理由で見ると、TSRの2025年度(4-3月)の「人手不足」倒産は全体で442件、うち建設業は93件(前年度比8.1%増)でした(TSR・2026年4月8日)。帝国データバンクの2025年度の集計では「業種別では、物価高倒産は建設業、人手不足倒産はサービス業が最も多かった。」とされています(帝国データバンク・2026年4月29日配信)。TSRと帝国データバンクは集計の定義が違うので、件数どうしは並べません。
僕は、倒産の数字を自分の会社に当てはめるなら、件数の増減よりも、会社の規模と、元請として受けている工事の割合を見るほうが役に立つと考えています。規模の呼び名は人によって指す会社が違うので、スーパーゼネコンの記事、中堅ゼネコンを数字で確かめた記事、地場ゼネコンの記事で、それぞれの範囲を確かめてから比べると混乱しません。
会社の数は3年連続で増えたが、平成12年3月末からは約2割減
国土交通省の「令和7年度末の建設業許可業者数調査の結果」(令和8年5月15日公表)では、建設業の許可業者数は483,823業者で、3年連続の増加でした。ただし前年度からの増加は123業者(0.03%)で、増えたというより横ばいに近い微増です。
原文は「令和7年度末現在の建設業許可業者数は483,823業者で、前年度からは123業者(0.03%)の増加となりました。」「建設業許可業者数は令和4年度末に一度減少しましたが、令和5年度末から増加傾向になり、3年連続で増加となりました。」です。
長い目で見ると減っています。調査結果の概要は「ピーク時の平成12年3月末時点と比較すると、▲117,157業者(▲19.5%)の減少。」としています。483,823に117,157を足すと、平成12年3月末のピーク時は600,980業者だった計算です(算出値)。
1年間の出入りは、新規に許可を取った業者が18,121業者、許可を失効した業者が17,998業者でした。失効のうち廃業の届出を行った業者は8,273業者、更新手続を行わずに失効した業者は9,725業者です。失効は前年度より6,151業者(51.9%)増えていますが、概要には「令和7年度は、更新期を迎える建設業者の多い年の1年目にあたるため、建設業許可を失効した業者数が増加傾向にあります」という注記があります。失効の増加は、許可の更新の巡り合わせによる面があると資料自身が説明しているので、業界が傾いた証拠としては読みません。
規模の面では、「個人及び資本金の額が1億円未満の法人の数は478,383業者となっており、建設業許可業者数全体の98.9%を占めている。」とされています。「特定建設業許可を取得している業者は50,511業者」で、50,511÷483,823で計算すると全体の約10.4%です(算出値)。
人手は足りていない。建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は5.71倍
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表)で、常用(パート含む)の職業別の実数(季節調整なし)を見ると、令和8年8月の「建築・土木・測量技術者」の有効求人倍率は5.71倍でした。有効求職者1人あたり5人分を超える求人がある計算です。
この5.71倍は、有効求人60,206人を有効求職10,552人で割った値です。同じ表で「建設・採掘従事者」は5.10倍(有効求人115,371人・有効求職22,633人)、職業計(常用)は1.06倍でした。
報道で目にする「令和8年8月の有効求人倍率は1.18倍」は季節調整値で、上の職業別の実数とは別の指標です。職業計(常用)の1.06倍とも計算の仕方が違うので、1.18倍と5.71倍を並べて「何倍の差」とは言えません。また、「建築・土木・測量技術者」は職業分類の名前で、施工管理だけを切り出した倍率ではありません。
担い手の数では、総務省の労働力調査で、建設業の就業者は2025年平均で478万人でした(2024年は477万人)。TSRの倒産の記事も「建設業では、人手不足に加え、技能者の高齢化が大きな問題になっており、施工力が「希少資源」となりつつある。」と書いています(2026年7月6日)。
僕は、技術者向けの求人が求職を大きく上回っている以上、経験のある技術者は会社を選ぶ側に回りやすいと見ています。今の会社がやばいかどうかを考えるときも、「ここ以外に行き場がない」という前提は置かなくてよいと考えています。
働き方:上限規制は2024年4月から。数字の詳しい比較はきつさの記事で
働き方の面で大きく変わったのは、時間外労働の上限規制です。厚生労働省は「工作物の建設の事業…については、長時間労働の背景に、業務の特性や取引慣行の課題があることから、時間外労働の上限規制の適用が5年間猶予されていましたが、その間、こうした課題の改善に取り組み、令和6(2024)年4月から適用されています(一部特例あり)。」と説明しています(厚生労働省「建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制」)。
上限の中身は「○原則として月45時間、年360時間(限度時間)以内」「○臨時的な特別の事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)、限度時間を超えて時間外労働を延長できるのは年6か月が限度」です。例外として「災害時における復旧及び復興の事業には、時間外労働と休日労働の合計について、月100時間未満、2~6か月平均80時間以内とする規制は適用されません。」とされています(同)。
数字で見る働き方は、ここでは2つだけ挙げます。毎月勤労統計(2025年確報・事業所規模5人以上)の就業形態計では、1か月の総実労働時間が調査産業計135.1時間なのに対し、建設業は159.8時間です(パートを含む値。一般労働者だけで比べると、建設業164.3時間に対し調査産業計160.5時間で、開きは小さくなります)。また、厚生労働省の令和7年の労働災害(確定)で亡くなった人は全産業で700人、そのうち214人が建設業でした。
休日の取り方や外勤・内勤の残業の差、一般労働者どうしで比べた労働時間は、施工管理のきつさを労働時間と休日で確かめた記事で詳しく比べています。
不祥事が気になる会社は、処分歴を国交省のサイトで調べられる
会社の不祥事が気になるなら、口コミより先に、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」で行政処分の記録を調べるのが確実です。建設業者の監督処分の情報を、会社の側ではなく行政の側が公開しています。
サイトの趣旨は「過去の処分歴など、事業者にとって有利に働かない情報(ネガティブ情報)の公開は、事業者自身に任せるのではなく、行政からも業務を遂行する中で保有した情報を公開していくことが必要です。」と説明されています(国土交通省 ネガティブ情報等検索サイト「本サイトについて」)。
処分の考え方は「建設業者の不正行為等に対する監督処分の基準」(最終改正 令和5年3月3日国不建第578号)に定められています。その趣旨は「本基準は、建設業者による不正行為等について、国土交通大臣が監督処分を行う場合の統一的な基準を定めることにより、建設業者の行う不正行為等に厳正に対処し、もって建設業に対する国民の信頼確保と不正行為等の未然防止に寄与することを目的とする。」です。
調べるときは、事業分野「建設工事(公共事業を含む)」の「建設業者」の検索ページを使います。2026年10月12日に確認した時点で、検索条件には「処分を行った者」(都道府県等を選ぶ項目)があり、「複数の条件を組み合わせて検索することも可能です。」と案内されています。
僕は、処分の記録が見つかったかどうかだけで会社の良し悪しを決めるのではなく、処分の理由と、その後に同じ理由の処分が続いていないかを見るのがよいと考えています。サイトに載る期間は今回の確認範囲では確かめられなかったので、載っていないことを「過去に一度も処分が無い」証明として扱わないようにしてください。
2025年12月12日から、不当に低い請負代金と著しく短い工期の契約は受注者側も禁止
下請いじめや安値受注の心配に関わるのが、改正建設業法・入契法です。国土交通省は令和7年11月14日に「「建設業法及び公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の一部を改正する法律」の改正規定について、令和7年12月12日から完全施行することとします。」と発表しました。
このとき施行された改正規定の中身は「受注者について不当に低い請負代金・著しく短い工期による契約締結を禁止、建設工事の見積書に記載すべき事項を明記、見積書において示された金額を著しく下回る金額での契約締結を行った発注者に対する勧告・公表権限を新設、入札金額の内訳書に記載すべき事項を明記」と注記されています(同報道発表)。国土交通省の「第三次・担い手3法」のページでは、この改正を「著しく低い労務費等による見積りや見積り依頼を禁止」「原価割れ契約の禁止を受注者にも導入」「工期ダンピング対策を強化(著しく短い工期による契約締結を受注者にも禁止)」と整理しています。
施行までの流れは次のとおりです。
- 2024年6月14日:建設業法・入契法の改正法の公布(国土交通省「第三次・担い手3法」ページ)
- 2024年9月1日:中央建設業審議会が労務費の基準を作成・勧告できる規定の施行(建設業法第34条)
- 2025年12月2日:中央建設業審議会が「労務費に関する基準」を作成し、実施を勧告
- 2025年12月12日:改正規定の完全施行
労務費の基準とは別に、国土交通省は令和7年12月までに、13職種分野99工種(作業)について「労務費の基準値」を公表しています(国土交通省 説明会資料「改正建設業法 令和7年12月施行分」)。ただしこの基準値は「個別の請負契約においてそのまま適用できるものではなく」、現場の条件に合わせて補正して使うものと説明されています。
受注者も禁止の対象に入ったことで、僕は、不当に低い請負代金や著しく短い工期を「仕事を取るために仕方ない」と受ける理由は条文の上では無くなったと考えています。ただし、施行から1年もたっておらず、これで給料が上がる、安値受注が無くなる、と言える段階ではありません。工期の条文の文言はきつさの記事の工期の章で引いています。
辞めるか残るかの前に、今の会社について調べておきたい4つ
ここまでの数字を並べると、業界の金額の見通しは増える方向で、倒産は増えていますが、件数では従業員10人未満の会社が大半で、業種の中分類では職別工事業が最多です。ただしゼネコンだけを数えた倒産の公表値は確認できていません。僕は、ゼネコンがやばいかどうかは業界単位ではなく、自分の会社の条件で決まると考えています。辞めるか残るかを決める前に、次の4つを調べておくと判断がぶれません。
- 会社の規模と、元請として受けている工事の割合(倒産の章で見た規模と業種の差)
- 処分歴:ネガティブ情報等検索サイトで、処分の有無と理由を見る
- 上限規制への向き合い方:36協定の上限と、4週のうち実際に何日休めているか
- 受注の中身:見積りで労務費を示しているか、著しく短い工期で受けていないか
4つのうち、規模と処分歴は外から公表値で調べられます。上限規制と受注の中身は、社内の人に「直近の現場で月の残業の上限はいくつだったか」「工期の交渉で押し返した例はあるか」と具体的に聞くと、実態に近づけると思います。仕事のやりがいの感じ方は人によって違い、数字では示せないので、ここでは扱いません。
会社ごとの給与の公表値の見方はゼネコンの年収を有価証券報告書で比べた記事にあります。4つを調べて、動かせない条件がいくつも重なるようなら、別の会社と比べてみるのも一つの手です。施工管理の経験を活かして職場を比べるときのサービスの違いは、施工管理向け転職サービスの比較記事にまとめています。
ゼネコンはやばいのかに関する情報まとめ
- 3つの中身:「やばい」は業界・会社・働き方に分けると公表値で確かめられる。統計はゼネコンだけでなく建設業全体の値
- 建設投資:2026年度は名目で81兆4,700億円(2025年度比2.9%増)の見通し。見通しであって実績ではない
- 倒産:TSRの集計で2025年の建設業の倒産は2,014件と4年連続増。倒産した会社の91.4%は従業員10人未満(代表者を含む)、中分類では職別工事業が最多
- 会社の数:令和7年度末の許可業者は483,823業者で3年連続の微増。平成12年3月末のピークからは▲19.5%
- 人手:令和8年8月の常用(パート含む)の実数で、建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は5.71倍
- 働き方:時間外労働の上限規制は令和6(2024)年4月から建設業にも適用。災害時の復旧・復興の事業には一部例外
- 処分歴:国交省のネガティブ情報等検索サイトで、建設業者の行政処分を自分で調べられる
- 改正建設業法:2025年12月12日の完全施行で、不当に低い請負代金と著しく短い工期の契約は受注者側も禁止
- 調べておきたい4つ:規模と元請の割合・処分歴・上限規制への向き合い方・受注の中身
以上がゼネコンはやばいのかに関する情報のまとめです。
数字で分けてみると、僕は、「ゼネコンはやばい」のうち自分の会社の条件で決まる部分がかなり大きいと考えています。まずはネガティブ情報等検索サイトで今の会社を調べ、4つのうち分かるものから書き出してみてください。残るにしても移るにしても、次に何を調べればよいかが見えてくるはずです。
施工管理の働き方を数字で確かめたい方は、施工管理のきつさを数字で見た記事から読むと、自分の現場が業界のどのあたりにいるかがつかめます。
