1級電気通信工事施工管理技士とは?受験資格、実務経験、申込など

  • 1級電気通信工事施工管理技士の受験資格ってどうなってるの?
  • 令和6年の改正で何が変わったの?
  • 一次って本当に実務経験なしで受けられる?
  • 二次の実務経験は何年必要?
  • 電気通信主任技術者を持ってると有利になる?
  • 旧受験資格だと学歴で年数が違うって本当?
  • 特定実務経験ってなに?
  • 申し込みはいつ・どうやるの?

上記の様な悩みを解決します。

1級電気通信工事施工管理技士は、令和6年度の受験資格改正でルールが大きく変わったうえに、電気通信主任技術者など他資格からのルートもあって、意外と条件が入り組んでいます。今回は改正後の受験資格、第二次検定の実務経験ルート、旧受験資格の学歴別年数、他資格からの近道、令和8年度の申込時期まで、施工管理の実務目線で整理しました。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

目次

1級電気通信工事施工管理技士とは?

1級電気通信工事施工管理技士とは、結論「通信ケーブルや基地局、光ファイバ・LANなどの電気通信工事について、施工計画・工程・品質・安全を管理できる国家資格」のことです。

この資格は令和元年度(2019年)に新設された、施工管理技士7種の中で一番新しい資格です。試験を実施するのは一般財団法人 全国建設研修センターで、試験は年1回だけ行われます。1級を取ると、電気通信工事の主任技術者に加えて、大規模現場の監理技術者にもなれます。5Gや光インフラの需要拡大でできた資格なので、通信系のキャリアを本気で考えるなら押さえておきたい資格ですね。

現場で配置される「主任技術者」がどんな立場かは、こちらが分かりやすいです。

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1級電気通信工事施工管理技士の受験資格【令和6年度改正後】

結論から言うと、令和6年度以降の受験資格は、第一次検定が「受検年度末に満19歳以上なら実務経験なしで誰でも受検可」、第二次検定が「第一次検定の合格後に所定の実務経験」という2段構えです。

改正前は学歴ごとに長い実務経験が必要でしたが、今は19歳になれば知識だけで一次検定に挑戦できます。そして第一次検定に合格すると「1級電気通信工事施工管理技士補(技士補)」になれて、監理技術者補佐として現場に配置できます。二次に受かる前でも肩書きとして意味を持つ、というのがポイントです。

注意したいのは、第一次検定と第二次検定を同じ年度に続けて受けるわけではない点です。まず一次に合格し、実務経験を積んでから二次に進む、という流れが改正後の基本形になります。

1級電気通信工事施工管理技士の第二次検定の実務経験ルート

第二次検定は、第一次検定に合格したあと、実務経験の積み方によって複数のルートから受検できます。改正後の新受験資格では、主に次のパターンがあります。

  • 1級第一次検定の合格後、実務経験5年以上
  • 1級第一次検定の合格後、特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
  • 1級第一次検定の合格後、監理技術者補佐としての実務経験1年以上
  • 2級第二次検定の合格後、実務経験5年以上(1級第一次検定の合格者に限る)

ここで出てくる「特定実務経験」とは、請負金額4,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)の工事で、監理技術者・主任技術者(監理技術者補佐を含む)の指導のもと、またはその立場で積んだ経験のことです。大きい現場を経験していれば、必要な実務経験を5年から3年に短縮できます。

そして電気通信ならではのルートとして、電気通信主任技術者の試験合格者や資格者証の交付を受けた人は、実務経験1年以上で第二次検定を受検できる道もあります(別途1級または2級の第一次検定合格が必要)。僕の感覚だと、通信インフラ側で電気通信主任技術者を持っている人は、この近道を使えるかどうかで受検までの年数が大きく変わるので、まず自分の保有資格を棚卸しするのがおすすめです。

1級電気通信工事施工管理技士の旧受験資格との違い

結論として、令和10年度までは、改正後の「新受験資格」と令和5年度までの「旧受験資格」のどちらでも受検できます。経過措置の期間なので、自分に有利なほうを選べます。

旧受験資格は学歴ごとに必要な実務経験年数が決まっていて、指定学科を出ているかどうかでも変わります。おおまかな目安は次のとおりです。

  • 大学(指定学科)卒:実務経験3年以上
  • 短期大学・高等専門学校(指定学科)卒:実務経験5年以上
  • 高等学校(指定学科)卒:実務経験10年以上
  • 上記以外:実務経験15年以上

いずれも一定期間の指導監督的実務経験を含む必要があります。新受験資格は学歴の区分が無くなった代わりに「一次合格後」の経験がカウント起点になるので、すでに現場経験が長い人は旧受験資格のほうが早いこともあります。個人的には、経験が浅い若手は新受験資格、ベテランは旧受験資格、と自分の状況で選び分けるのが現実的だと思います。

1級電気通信工事施工管理技士の試験内容と一次合格のメリット

受験資格とあわせて、試験の形と一次合格の意味を知っておくと計画が立てやすいです。試験は第一次検定と第二次検定に分かれます。

第一次検定は四者択一のマークシート方式で、電気通信工学・電気通信設備・施工管理法・法規などから出題され、満点の60%以上が合格ラインです。第二次検定は記述式で、施工経験に基づく施工管理の記述が中心になります。ここで大きいのが、第一次検定の合格は無期限で有効という点です。一度一次に受かれば技士補として働きながら、二次はじっくり準備して受け直せます。

つまり「まず一次を確実に取って技士補になる」戦略が理にかなっています。同じ電気系の電気工事施工管理技士とも試験の骨格が似ているので、電気系の勉強法はこちらも参考になります。

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1級電気通信工事施工管理技士の申し込みと日程

結論として、この検定は年1回で、申し込みは例年5月ごろ、第一次検定は9月ごろに実施されます。願書は申込開始の少し前から発売されるので、受ける年の春先には情報を集め始めるのが安全です。

申し込みでは、受検資格を証明する書類(学歴や実務経験、保有資格に応じたもの)を準備します。新受験資格の第一次検定だけなら年齢を満たしていれば申し込めますが、第二次検定は実務経験の証明が必要になるため、勤務先での証明の段取りに時間がかかることがあります。実務だと、申込直前になって証明書類でバタつくケースが多いので、受けると決めた時点で必要書類を確認しておくのが遠回りしないコツです。

なお、この資格は建設業許可の技術者要件にも関わってきます。取得後にどう活きるかは、こちらも読んでおくとイメージが湧きます。

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1級電気通信工事施工管理技士の受験資格に関する情報まとめ

  • 1級電気通信工事施工管理技士とは:通信インフラ工事を管理できる、2019年新設の国家資格
  • 受験資格(令和6年度〜):第一次検定は満19歳以上なら実務経験なしで、第二次検定は一次合格後の実務経験
  • 二次の実務経験ルート:一次合格後5年、特定実務経験含む3年、監理技術者補佐1年、2級二次合格後5年など
  • 他資格ルート:電気通信主任技術者の合格・資格者証があれば実務経験1年以上で受検可(要一次合格)
  • 旧受験資格:令和10年度まで併用可。学歴別に3〜15年(指定学科の場合)
  • 申込・日程:年1回。申込は5月ごろ、一次検定は9月ごろ

以上が1級電気通信工事施工管理技士の受験資格に関する情報のまとめです。

改正で入り口はかなり広がったので、19歳以上なら「まず一次を受けて技士補になる→実務経験を積んで二次」という流れが基本です。現場目線で言えば、電気通信主任技術者など手持ちの資格でショートカットできないかを最初に確認しておくと、最短ルートが見えてくると思います。

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