1級土木施工管理技士の合格率とは?推移、難易度、勉強法など

  • 1級土木施工管理技士って合格率どれくらい?
  • 第一次と第二次でどっちが難しい?
  • 最近 合格率が下がってるって本当?
  • 何点取れば合格できるの?
  • 応用能力の基準ってなに?
  • ストレート合格はどれくらい難しい?
  • どれくらい勉強すれば受かる?
  • 経験記述ってどう対策する?

上記の様な悩みを解決します。

1級土木施工管理技士の合格率は、受験を決めるときに最初に気になる数字だと思います。ただ近年は第一次検定の合格率が下がっていて、「難しくなった」と不安に感じる人も多いはずです。実はこの数字の動きには、受検資格の改正という明確な理由があります。今回は第一次・第二次の合格率と推移、合格基準といった基本を押さえた上で、現役の施工管理目線で「合格率が下がった理由の読み方」「施工管理法の応用能力という関門」「合格に向けた勉強法」まで、数字を自分の合格戦略に落とし込めるよう整理しました。

なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

目次

1級土木施工管理技士の合格率とは?

1級土木施工管理技士の合格率とは、結論「第一次検定が40%台、第二次検定が30〜40%で推移している」数字のことです。

土木の施工管理技士の検定は、第一次検定(マークシート)と第二次検定(記述)の2段階で、合格率もそれぞれ別に発表されます。試験を実施しているのは、建築とは異なり一般財団法人全国建設研修センターです。直近の令和7年度は第一次43.1%、第二次38.9%でした。

この試験で大事な前提は、受験者同士で競う相対評価ではなく、得点が60%以上なら受かる絶対評価だという点です。つまり合格率が高い年でも低い年でも、自分が6割を確実に取れれば合格は揺らぎません。合格率はその年の難易度や受験者層を映す目安であって、合否を直接決める数字ではないんですね。

僕の感覚だと、合格率の数字に振り回されるより「6割をどう安定して取るか」に集中する方が結果につながります。他人の集団がどうだったかより、自分の得点がすべてですからね。

第一次検定の合格率と推移

第一次検定の合格率は、結論「近年下がってきており、令和7年度は43.1%」でした。数字だけ見ると難化していますが、後述するように理由があります。

全国建設研修センターが公表している直近3年の第一次検定の結果は次の通りです。

年度 受検者数 合格者数 合格率
令和7年度(2025年) 47,715人 20,547人 43.1%
令和6年度(2024年) 51,193人 22,705人 44.4%
令和5年度(2023年) 32,931人 16,311人 49.5%

第一次検定は令和3年度の60%台をピークに、近年は40%台前半まで下がってきました。令和7年度の43.1%は過去10年でも低い水準です。ただし、合格率が下がった一方で受検者数は令和5年度から大きく増えていて、ここに数字の読み解きのカギがあります。

四肢択一のマークシート方式で、過去問からの類似出題が多いという特徴は変わっていません。合格率が下がったからといって、過去問対策の有効性そのものが落ちたわけではないです。

第二次検定の合格率と推移

第二次検定の合格率は、結論「年度によって30%台前半から40%台まで振れる」水準です。第一次より低めで、ここが1級土木の本当の山場になります。

直近3年の第二次検定の結果は次の通りで、年によって差があります。

年度 受検者数 合格者数 合格率
令和7年度(2025年) 24,667人 9,603人 38.9%
令和6年度(2024年) 27,220人 11,224人 41.2%
令和5年度(2023年) 27,304人 9,060人 33.2%

第二次検定が難しいのは、記述式で、しかも施工経験記述が大きな配点を占めるからです。土工・コンクリート・安全管理・品質管理といったテーマで、自分の経験を採点者に伝わる文章にまとめる力が問われます。知識があっても、書く練習をしていないと当日に手が止まります。

数値は推定を含む場合があるため、確定値は全国建設研修センターの発表で確認してください。

土木施工管理の仕事そのものの中身は、こちらの記事がイメージしやすいです。

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僕としては、第二次の合格率が低いのは「実力不足」というより「記述の準備不足」が大きいと感じます。択一と違って書く力は直前の詰め込みが効かないので、ここを早めに始められるかが合否を分けます。

ストレート合格率と難易度の位置づけ

第一次・第二次を同じ年に両方通す「ストレート合格率」は、結論「おおむね15〜20%程度」です。1級土木の難易度をリアルに表す数字だと思います。

第一次40%台×第二次30〜40%を掛け合わせるので、両方一発というのは5〜6人に1人くらいの感覚です。とはいえ、第一次に合格すれば第二次の受験機会は確保されるので、1年で決めきれなくても落ち込む必要はありません。難易度を整理すると次のようになります。

  • 第一次検定:過去問中心で対策可能、難易度はやや控えめ
  • 第二次検定:施工経験記述が中心で、難易度はやや高め
  • 総合:両方突破で約15〜20%、計画的な学習が前提
  • 国家資格としての位置づけ:建設業の主任技術者・監理技術者につながる難関

主任技術者・監理技術者の役割はこちらで詳しく解説しています。

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数字だけ見ると身構えますが、第一次は過去問、第二次は経験記述の準備と、対策の方向性がはっきりしている試験なので、やることをやれば十分に届くレンジです。

合格基準点と施工管理法(応用能力)の関門

合格基準は、結論「第一次・第二次とも得点60%以上」ですが、第一次には見落とされがちなもう一つの関門があります。

令和7年度の第一次検定は、必須問題40問と選択問題30問の合計70問について、得点が60%以上(42問以上正解)であることに加えて、施工管理法(応用能力)の15問のうち60%以上(9問以上正解)が求められました。つまり全体で6割取れていても、応用能力の分野で点が足りないと不合格になるんですね。検定ごとの基準を整理します。

  • 第一次(全体):70問中42問(60%)以上の正解
  • 第一次(応用能力):施工管理法の応用能力15問中9問(60%)以上の正解
  • 第二次:得点60%以上
  • いずれも絶対評価:基準点を超えれば人数に関係なく合格

この「全体6割かつ応用能力6割」という二段構えが、第一次の合格率が下がっている一因とも言われています。全体の点数だけを追って応用能力分野を軽視すると、思わぬところで足をすくわれます。

正直なところ、ここを知らずに「全体で6割取ればいい」と思い込んでいる受験者は少なくないです。応用能力の分野も落とせない、という意識を持って対策するのが合格の前提になります。

合格率が下がった理由をどう読むか

第一次検定の合格率が下がっている背景には、結論「令和6年度の受検資格の改正」があります。難化を必要以上に恐れる前に、この理由を理解しておくのが大事です。

1級土木の第一次検定は、令和6年度から学歴や実務経験年数に関係なく、19歳以上であれば受検できるようになりました。これによって、これまで受験できなかった若手や経験の浅い層が大量に第一次へ挑戦するようになっています。合格率を読むときに押さえたい視点は次の通りです。

  • 受検者数が急増:令和5年度3.3万人→令和7年度4.8万人規模に拡大
  • 母集団の質が変化:未経験・若手が増え、相対的に合格率が下がりやすい
  • 合格者数自体は高水準:合格者は2万人規模を維持している
  • 個人の対策は変わらない:母集団が変わっても、6割取れば受かる構造は同じ

つまり合格率の低下は「試験が急に難しくなった」というより、「受ける人の層が広がった結果」という側面が大きいです。合格者数そのものは高い水準を保っているので、過度に身構える必要はありません。

僕の感覚だと、合格率の数字に怯えるより「自分が基準点を超えられる準備ができているか」を見る方が建設的です。母集団がどう変わろうと、自分の得点が6割を超えれば合格は動きませんからね。

合格率を上げる勉強法

合格率を自分の合格に変える勉強法は、結論「第一次は過去問の反復、第二次は経験記述の作り込み」に尽きます。必要な勉強時間の目安は500〜600時間です。

検定の性質が違うので、対策も分けて考えるのが効率的です。1日2時間なら半年前後の計算になります。

  • 第一次:過去問を複数年分繰り返し、頻出分野を固める
  • 第一次:施工管理法(応用能力)を意識的に対策し、足切りを避ける
  • 第二次:自分の施工経験を題材に、記述のパターンを事前に作っておく
  • 第二次:模範解答を参考に、実際に手書きで書く練習を重ねる
  • 共通:通勤時間や昼休みも使い、長期戦の学習時間を確保する

特に第二次の経験記述は、本番でゼロから書こうとすると確実に時間が足りません。過去問のテーマ(土工・コンクリート・安全・品質など)ごとに、自分の経験を当てはめた記述パターンを準備しておくのが王道です。

勉強法の考え方は、ほぼ満点合格者による電気の解説も参考になります。

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現場目線で言えば、第一次は「過去問を解いた量」、第二次は「実際に書いた量」がそのまま得点になります。インプットだけで分かった気にならず、早めに手を動かす学習へ切り替えるのがポイントです。

1級土木施工管理技士の合格率に関する情報まとめ

  • 合格率の目安:第一次40%台、第二次30〜40%(絶対評価で60%以上が合格)
  • 第一次の推移:令和7年度43.1%、近年は低下傾向だが受検者数は急増
  • 第二次の推移:33〜41%程度、施工経験記述が山場
  • ストレート合格率:おおむね15〜20%(5〜6人に1人)
  • 合格基準点:第一次は70問中42問以上かつ応用能力15問中9問以上、第二次は60%以上
  • 合格率低下の理由:令和6年度の受検資格改正(19歳以上で受検可)で母集団が拡大
  • 勉強時間の目安:500〜600時間(1日2時間で半年前後)
  • 勉強法:第一次は過去問反復+応用能力対策、第二次は経験記述のパターン作り

以上が1級土木施工管理技士の合格率に関する情報のまとめです。

1級土木施工管理技士の合格率は、第一次40%台・第二次30〜40%が目安ですが、絶対評価の試験なので、最後は自分が6割を取れるかに尽きます。近年の合格率低下は受検資格の改正による母集団の変化が大きく、過度に恐れる必要はありません。第一次は過去問と応用能力対策、第二次は経験記述の作り込みと、やるべきことは明確です。数字に振り回されず、着実に基準点を超えていけば、監理技術者への道は十分に手が届くはずです。

1級土木施工管理技士の合格率に関するよくある質問

Q1:1級土木施工管理技士の合格率はどれくらいですか?

第一次検定が40%台、第二次検定が30〜40%程度です。直近の令和7年度は第一次43.1%、第二次38.9%でした。両方を同じ年に通すストレート合格率は15〜20%程度になります。ただし得点60%以上で受かる絶対評価なので、合格率の高低に関わらず、自分が6割取れれば合格できます。

Q2:最近 合格率が下がっているのはなぜですか?

第一次検定の合格率低下は、令和6年度の受検資格改正が大きな要因です。学歴や実務経験に関係なく19歳以上で受検できるようになり、未経験・若手層が大量に受験するようになりました。その結果、受検者数が急増し、相対的に合格率が下がっています。試験が急に難しくなったというより、受ける人の層が広がった影響が大きいです。

Q3:第一次と第二次はどちらが難しいですか?

合格率で見ると第二次の方が低く、難易度も高めです。第一次は四肢択一で過去問対策が効きますが、第二次は記述式で、特に施工経験記述の配点が大きく、自分の経験を文章にまとめる力が必要です。第二次は書く練習をしていないと当日対応できないため、ここが本当の山場になります。

Q4:合格基準は何点ですか?

第一次・第二次とも得点60%以上が基準です。ただし第一次には注意点があり、全体(70問中42問以上)の基準に加えて、施工管理法(応用能力)の15問でも60%以上(9問以上正解)が必要です。全体で6割取れていても、応用能力分野で点が足りないと不合格になるため、この分野も落とせません。

Q5:合格に必要な勉強時間はどれくらいですか?

目安はおおむね500〜600時間です。1日2時間のペースなら半年前後の計算になります。第一次は過去問の反復が中心で比較的進めやすいですが、第二次の経験記述は時間をかけて準備する必要があります。働きながら受験する人が多いので、通勤時間なども活用して長期の学習時間を確保するのが現実的です。

Q6:経験記述はどう対策すればいいですか?

本番でゼロから書こうとすると時間が足りないので、事前にパターンを作っておくのが王道です。過去問のテーマ(土工・コンクリート・安全管理・品質管理など)ごとに、自分の施工経験を当てはめた記述を準備しておきます。模範解答を参考にしながら、実際に手書きで書く練習を繰り返すと、本番でも安定して書けるようになります。

Q7:独学でも合格できますか?

第一次は過去問中心の独学で十分に合格を狙えます。問題は第二次の経験記述で、独学だと自分の記述が合格レベルか判断しづらいのが難点です。記述のパターンを作り込んだうえで、可能であれば添削などで客観的なフィードバックをもらうと、合格の精度が上がります。第一次に集中して合格し、翌年第二次に絞る2年計画も現実的な戦略です。

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