- 工事概要は設問1と設問2で共通でいいのか
上記の様な悩みを解決します。
令和7年度の1級土木施工管理技士 第二次検定・問題1では、工事概要をもとに〔設問1〕品質管理と〔設問2〕環境対策の両方を書かせる形でした。つまずきやすいのが環境対策で、問題冊子には周辺環境対策・自然環境対策・建設副産物等対策という3分類が例示されていますが、どれを選べばよいのか、CO2排出量削減や生態系の保全のような大きな話が自分の現場に無くても書けるのか、判断がつかず手が止まる人が少なくありません。世に出ている解説は書き方の型や答案例の提供に寄っていて、出題者が冊子に印刷した枠組みそのものを根拠に置いた説明は多くありません。今回は、この3分類のどこに自分の経験を当てはめればよいのかを整理しました。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、品質管理の準備だけ進めてきて設問2に手が回っていない方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
それではいってみましょう!
令和7年度の1級土木は、設問2がまるごと環境対策だった
環境対策は、想定しておく管理項目の一つとして名前が挙がる程度の扱いになりがちです。ところが令和7年度は、問題1の後半がそのまま環境対策の欄でした。
問題1の柱書はこうです。「【問題1】 あなたが経験した土木工事を1つ選び,工事概要を具体的に記述したうえで,次の〔設問1〕,〔設問2〕に答えなさい。」(一般財団法人 全国建設研修センター 令和7年度 1級土木施工管理技術検定 第二次検定試験問題 本文p.1 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。設問が2つ並ぶ構えで、そのうち後半が環境対策に充てられていました。
管理項目の名前は、それぞれの設問の柱書に書き込まれています。「〔設問2〕 工事概要に記述した工事の「環境対策」に関し,次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。」となっていて、前半は「〔設問1〕 工事概要に記述した工事の「品質管理」に関し,次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。」です(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。2つの管理項目を1つの問題で書く構成なので、環境対策だけを落として問題1を埋め終えることはできません。
この問題1は、解くかどうかを選べる問題でもありません。【問題1】の枠の直前には「必須問題」という見出しが印刷されています(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。表紙の【注意】にも「問題1〜問題3は全問解答してください。」と書かれています(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 表紙【注意】2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。
題材の選び方についても、柱書の末尾に条件が1つ置かれています。「なお,あなたが経験した工事でないことが判明した場合は,失格となります。」という一文です(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。環境対策のネタが手元に無いからといって、話を作って埋める方向に逃げると、ここに触れます。逆に言えば、この記事が扱う作業は「立派な環境対策の話を用意する」ことではなく、自分が実際に経験した工事の中から、冊子の言う環境対策に当たるものを見つけ出すことになります。
先に線を引いておきます。令和6年度以前の1級土木の第二次検定の冊子は、当サイトの手元にありません。出題の周期、次に指定される管理項目の見込みといった話は、この記事の担当外です。原本で押さえられたのは令和7年度の1年分だけです。
- 当サイトが原本で確認できたのは令和7年度の1年分のみで、出題の周期は扱わない
なお、同じ経験記述でも級が変わると問われ方の組み立てが変わります。2級の側の設問の並びとの違いは、2級土木の経験記述をまとめた記事で先に確かめておくと、1級の設問2の位置が掴みやすくなります。
何を書けば環境対策なのかは、問題冊子が3つに分けて示している
環境対策の範囲が広すぎて絞れない、という詰まりには、冊子の側に答えが用意されています。〔設問2〕の下に、出題者が例として3つの分類を印刷しているからです。
逐語で引きます。「〈環境対策の例〉」として「周辺環境対策:周辺地域の生活環境への対策(騒音や振動,水質汚濁,土壌汚染等)」「自然環境対策:周辺地域の動植物等の生態系の保全対策」「建設副産物等対策:建設副産物の発生抑制や分別解体,再使用,再資源化,適正な処理,再利用,CO2排出量削減等の対策」の3つが並んでいます(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。ここが大事なところで、この3分類は解説サイトや教材が整理したものではなく、〔設問2〕の柱書のすぐ下、⑴の手前に印刷されている枠組みです。
しかも、この例示リストが付いているのは〔設問2〕の側だけです。〔設問1〕の品質管理には、同じような分類の例示が置かれていません(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。品質管理より環境対策のほうが書きにくいと感じるのは自然なことで、範囲が捉えづらい項目だという前提が出題側にもあったのだろうと僕は受け取っています。読者にとっては、手がかりが多く印刷されている側の設問だ、と読み替えてよい場所です。
3つの分類名を並べて眺めると、末尾はどれも「対策」です。問われているのは環境に関する知識でも意識でもなく、工事を進めるにあたって実際に打った手のほうだと読めます。ここを取り違えると、環境に配慮した立派な話を探す作業になってしまい、自分の現場には無いという結論に着地しがちです。
「CO2削減なんてやっていない」という詰まりも、印刷の並びを見ると位置がはっきりします。CO2排出量削減は独立した分類として立っているのではなく、建設副産物等対策の中に置かれた列挙の末尾です。分類名は「建設副産物等対策」であって、CO2削減対策という名前の枠は用意されていません(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。同じように、生態系の保全は自然環境対策の側の説明文に出てくる語で、3分類のうちの1つの中身です。3つのうちどれかに当てはまる経験があれば足りる形で例示されている、という読み方になります。
自分の工事をどこに寄せるかは、括弧の中を見るのが早いです。周辺環境対策の括弧には騒音や振動、水質汚濁、土壌汚染が並び、建設副産物等対策には発生抑制や分別解体、再使用、再資源化、適正な処理、再利用が並んでいます(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。工事の周辺に住宅や商店、学校、病院、通学路があったなら前者の側に当たる状況が発生しているはずで、掘削や解体、撤去が入る工事なら後者の側に材料があります。どちらの分類を選ぶと採点上有利かという話は冊子に書かれていないので、当サイトからも言いません。判断の基準になるのは、自分が説明できる手を実際に打ったかどうかのほうです。
- どの分類が採点上有利かは冊子に書かれていないため、当サイトも優劣は示さない
3つの分類のうち、施工に入ってから判明するのはどれか
3分類のどこに寄せるかを決めたあと、次に効いてくるのが小問⑴の書き出しです。設問2の⑴は「施工に際し判明した,環境対策上の技術的課題と,その課題を解決するために検討した項目」から始まります(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。
設問1と設問2で⑴の入口の語が違うこと自体は、設問1の品質管理を扱った記事で整理しています。ここで考えたいのは、その入口の語と前の節の3分類を掛け合わせたときに何が残るか、という環境対策の側の話です。
「施工に際し判明した」という語に素直に乗せるなら、着手前の検討会で整理し終えていた懸念をそのまま課題として据えるより、施工に入ってから輪郭がはっきりした状況を先に置くほうが、設問の語との距離が近くなります。以下は当サイトの読み方であって冊子に書かれている分類ではありませんが、3つの分類はそれぞれ「判明する」経路の持ち方が違います。
周辺環境対策は、騒音や振動、水質汚濁、土壌汚染が括弧の中に挙がっています(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。この系統は、周辺から実際に申し入れが届く、測ってみて初めて数値と条件の関係がはっきりする、といった形で施工に入ってから表面化することがあります。着手前の想定と、実際に動かしてみた結果がずれる余地がある系統だ、という見方ができます。
自然環境対策は、周辺地域の動植物等の生態系の保全対策です(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。生態系の話は、現地に入って作業を始めてから確認される種類の情報を含みます。ここを選ぶなら、いつ何をどうやって把握したのかが説明の中心になります。
建設副産物等対策は、発生抑制や分別解体、再使用、再資源化、適正な処理、再利用が並びます(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。既存の構造物を開けてみるまで中身が確定しない、想定していた数量や種類と実際が違う、という形で施工中に課題が立ち上がることがあります。3つの中では、判明したという言い方と実務の感覚がいちばん素直につながる系統だと僕は考えています。
ただし、ここは踏み込みすぎないように線を引いておきます。計画段階で分かっていた課題は書いてはいけない、という趣旨の文は冊子のどこにもありません。書かれているのは⑴の問い方だけです(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。当サイトが言えるのは、設問の語が「施工に際し判明した」である以上、それに沿った形で状況を提示するほうが対応が取りやすい、というところまでです。
- 計画段階で分かっていた課題を禁じる文は冊子に無いので、当サイトは断定しない
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独学サポート事務局は、施工管理技士の受験対策を扱っているサービスです。設問文が求めている要素を自分の答案が満たしているか、自分だけでは判断がつかないときの相談先として名前が挙がることがあります。提供内容や対応範囲はコースによって異なるため、詳しくは公式サイトで最新の情報をご確認ください。
⑵の「評価」を、環境対策ではどこに向けて書くのか
設問2の⑵は「⑴で記述した検討項目の対応処置とその評価」です(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。文頭が「⑴で記述した検討項目の」で始まっているので、⑵が扱う対象は⑴で自分が挙げた検討項目に限られます。⑴を書き終えた時点で、⑵に何を書くかは検討項目の数だけ決まっている、という構造です。
環境対策でこの⑵を書くときに考えどころになるのは、末尾に置かれた「その評価」のほうです。評価の宛先は、前の節で見た3つの分類のどこに効いたのかという方向に取れます。周辺環境対策なら周辺の生活環境に対してどうなったのか、自然環境対策なら保全しようとした対象がどうなったのか、建設副産物等対策なら発生や処理の側がどうなったのか。打った手が、自分が選んだ分類の目的に向かって何を動かしたのかを書く欄だ、という読み方です。
その評価に何を書くかの型は、当サイトからは示しません。示すための根拠が手元に無いからです。冊子には採点基準も配点も印刷されておらず、しかも解答用紙は「いかなる場合も持ち帰りできません」と書かれているので、自分が何をどう書いたのかを後から突き合わせる材料が受検者の側に残りません(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 表紙【注意】6 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。字数の目安についても同じで、1行あたり何字で何行という指定は冊子に印刷されていないので、当サイトからは数字を出しません。
- 冊子に採点基準も配点も印刷されておらず、解答用紙も持ち帰れないため、当サイトは評価の書き方の型や字数の数値目安を示さない
不合格と印刷されているのは工事概要と設問1。設問2は名指しされていない
無記載は不合格という話は広く知られていますが、原本の書きぶりを読むと、名指しされている対象がはっきり限定されています。ここは誤読が生まれやすいので、逐語のまま置きます。
表紙の【注意】には「問題1の工事概要及び設問1のいずれかが無記載等の場合,不合格となります。」とあります(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 表紙【注意】2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。同じ条件は、問題1の入り口に置かれた注意枠にもう一度、項目を割った形で印刷されています。「問題1で ① 工事概要の解答が無記載又は記述漏れがある場合, ② 設問1の解答が無記載又は設問で求められている内容以外の記述の場合,どちらの場合も不合格となります。」(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 注意枠 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。
2箇所とも、挙げられているのは〔工事概要〕と〔設問1〕です。〔設問2〕という語は、この条件の中には入っていません。
そこで先回りして書いておきますが、これは設問2を空欄で出してよいという話ではありません。前に見たとおり、問題1は「必須問題」の見出しが付いた全問解答の対象で、〔設問2〕はその問題1の一部として印刷されています(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1・表紙【注意】2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。不合格条件の書きぶりから分かるのは、名指しの範囲と解答が求められている範囲が別だということまでです。どの設問から仕上げるべきかという順番について、冊子は何も書いていません。
工事概要を設問ごとに書き分けるのか、という迷いにも柱書が答えています。問題1の柱書は、工事概要を具体的に記述したうえで次の〔設問1〕〔設問2〕に答えなさいという並びです(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。工事概要は1つで、その上に2つの設問が乗ります。つまり、品質管理の題材として選んだ工事から、環境対策の課題も出す形になります。工事を選ぶ段階で、片方の管理項目しか材料が無い工事を選ぶと、後から片側が埋まらなくなります。
- 工事概要は1つで、その上に設問1と設問2が乗る。工事の選び方は両方の材料で考える
設問1の側に置かれた条件と品質管理の問われ方だけを追いたいときは、同じ問題1の設問1を扱った記事に分けて書いています。
工事概要のどの欄が、環境対策の土台になるのか
環境対策の側から工事概要を見ると、設問2に効いてくるのは2系統です。以下の切り分けは当サイトの整理で、冊子が2系統と書いているわけではありません。1つは工事場所で、周辺環境対策を選んだときに周辺の状況を示す欄になります。もう1つは主な工種と施工量で、建設副産物等対策を選んだときに発生した材料の規模を示す欄です(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。工事場所の欄に周辺の状況が入っていなければ、設問2で騒音や振動への手を細かく書いても、その手を打つことになった条件が答案の中に見当たらないことになります。
欄そのものは冊子の側で決まっていて、⑴工事名/⑵工事現場における施工管理上のあなたの立場/⑶工事の内容(① 発注者名 ② 工事場所 ③ 工期 ④ 主な工種 ⑤ 施工量)が並びます(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。埋め方の作法は1級土木の経験記述の全体像をまとめた記事のほうで扱っているので、ここでは環境対策から見た使い道に絞りました。
⑶の内側で、発注者名の欄にだけ〔注意〕が別に添えられています。「「経験した土木工事」は,あなたが工事請負者の技術者の場合,あなたの所属会社が受注した工事内容について記述してください。例えば,あなたの所属会社が二次下請業者の場合,発注者名は一次下請業者名となります。なお,あなたの所属が発注機関の場合の発注者名は,所属機関名となります。」(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 本文p.1 〔注意〕 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。末尾の一文が発注機関に所属する場合まで拾っているので、受検者が請負側にいるとは限らない前提で書かれた〔注意〕だと読めます。
- 発注者名には独立した〔注意〕が付いており、所属が発注機関の場合は所属機関名と書かれている
問題1の外側|必須は問題3まで、選択問題は2問ずつ
経験記述を仕上げても、答案全体の扱いを間違えると持ち出せる点が減ります。表紙の【注意】には、問題1の外側の決まりも並んでいます。
問題の構成はこうです。「問題1〜問題3は全問解答してください。」と書かれた後に「問題4〜問題11は選択問題(1),(2)です。選択した問題は,解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。」が続き、「・選択問題(1)は,問題4〜問題7のうち2問を解答してください。(3問以上解答すると減点)」「・選択問題(2)は,問題8〜問題11のうち2問を解答してください。(3問以上解答すると減点)」と割られています(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 表紙【注意】2 https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。書ける問題を多めに埋めておく発想が通らない形です。○印の記入も「必ず」と書かれた指示なので、解答本体とは別に手を動かす作業が1つ残ります。
なお、どの問題が何点なのかという配点は、当サイトが確認した令和7年度の冊子には印刷されていませんでした(前掲 令和7年度 第二次検定試験問題 表紙とも6枚を通じて配点の記載なし https://www.jctc.jp/wjctcp/wp-content/uploads/2025/10/20251006d_mondai.pdf ・2026-09-23確認)。選択問題を2問に留める理由は、減点と書かれているからであって、点数の重みを計算した結果ではありません。
- 解答用紙はいかなる場合も持ち帰りできず、問題冊子は試験終了時刻まで在席した希望者に限り持ち帰り可(同 表紙【注意】6・7)
令和8年度に環境対策が出るかは、公表されていない
次の年度の出題を先に知りたい、という気持ちにはこの記事は応えられません。理由を材料の量から説明します。
当サイトが2026年9月23日に全国建設研修センターの試験問題のページを開いた範囲では、1級土木の第二次検定として辿れたのは令和7年度の1年分でした。令和6年度以前の冊子は手元にありません。1年分の出題から次の年度を言い当てる作業は、当サイトの手には負えません。令和8年度も環境対策が出る、という書き方をこの記事がしないのはそのためです。
例文や模範解答を載せないのも、同じ線の上にあります。前の節で触れたとおり冊子に採点の基準が印刷されていないので、この形なら通るという説明を裏付けるものを当サイトの側で用意できません。答案の形を示すこと自体は文章としてできますが、それは当サイトが作った文章が通る根拠を持たないまま並ぶという状態になります。当サイトが引き受けるのは、冊子に印刷された設問の語を正確に開いて、読者が自分の工事を当てはめられる状態にするところまでです。
この割り切りは、読者にとって不便に見えるかもしれません。ただ、設問2に関して言えば、必要な枠組みは冊子の側に印刷されています。3分類と、⑴の「施工に際し判明した」という入口、⑵の「対応処置とその評価」という2要素。この3つに自分の工事から言葉を入れる作業は、他人の答案を読んでも進みません。
- 設問2に必要な枠組みは、3分類と⑴の入口と⑵の2要素という形で冊子の側に印刷されている
出題を当てにいく準備より、印刷されている語に自分の工事を対応させる準備のほうが、結果として手戻りが少なくなります。
1級土木施工管理技士の経験記述と環境対策に関する情報まとめ
- 次年度:当サイトが確認できたのは令和7年度の1年分だけなので、出題予想と例文は扱わない
以上が1級土木施工管理技士の経験記述と環境対策に関する情報のまとめです。
環境対策で手が止まるのは、経験が足りないからではなく、探す場所を「環境に配慮した立派な取り組み」の側に置いてしまうからだと僕は見ています。冊子が示しているのは3つの器で、周辺の生活環境、動植物の生態系、建設副産物とCO2排出量削減。このどれかに、施工に入ってから判明した状況と、そこで実際に打った手を置ければ、設問2の⑴と⑵は埋まります。作業の順番としては、答案の文章を考える前に、選ぼうとしている工事で周辺から何を言われたか、何をどれだけ場外に出したかを思い出すところから始めるのが早いはずです。
設問2まで見通したあとで経験記述そのものの組み立てを整え直したいときは、1級土木の経験記述の全体像をまとめた記事に戻ると、どの欄をどの順で埋めるかが繋がります。
