ジプトーンとは?施工方法、寸法、厚み、価格などを解説する

  • ジプトーンってなに?
  • 施工方法について知りたい
  • 寸法、厚み、価格は?

上記のような悩みを解決します。

ジプトーンはほとんどの建物で使用されているといっても過言ではありません。

天井ボードと言えばジプトーン、ジプトーンと言えば天井ボード。現場でも目にする機会が多い材料ですので、基本的な知識を抑えておきましょう。

この記事ではジプトーンとは?といったところから、施工方法、寸法、厚み、価格について解説していきます。

なるべく専門用語は使わずに解説していくので、初心者の方にも分かりやすい記事になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 

ジプトーンとは?

ジプトーンとは、結論「石膏(せっこう)が素材となっているボード材のこと」です。

基本的に天井材に使われるのがジプトーンになります。別名は「化粧石膏ボード」でして、「化粧」と名前に入っている通り、既に既に仕上げが施されているのが特徴です。

本来、ボードの役割は「区切ること」です。部屋と部屋を区切ったり、天井と天井裏を区切ったり。。。区切ることが本来の役割である為、見た目に拘らないボードも数多く存在します。仕上げは後からやればいいだけですからね。

対してジプトーンは既に仕上げがなされていますから、加えて仕上げ作業をする必要がありません。仕上げをする材料も人も必要ありませんから、経済的であると言えます。

天井には様々な仕上げがあります。

「直天」と呼ばれるコンクリートがそのまま仕上げになるパターンもありますが、「二重天」と呼ばれる仕上げになるパターンも多いです。

そもそも「二重天」とは、その名の通り二重に天井ができているということです。

建物の骨組みはコンクリートで構成されています。天井も床もコンクリートでして、これが1枚目の天井です。ここから更にもう一枚天井を作るのが二重天になります。そして、二枚目の天井に使用されるのがジプトーンという訳です。

ジプトーンに似たボード材で「ソーラトン」と呼ばれるものもあります。

詳しくは下記記事にて解説しておりますので、よかったら読んでみてください。

 

ジプトーンの施工方法

ジプトーンの施工方法

  • 資材置き場の確保
  • 現場にジプトーンを搬入する
  • ボードの加工
  • 下地にボードを留める
  • 片付け清掃

ジプトーンの施工方法は上に示す通りです。

まず、ジプトーンを搬入した際に置く場所が無ければ困ってしまいます。改修工事なんかではスペースに余裕があるので大丈夫かもしれませんが、新築工事では資材置き場に余裕がないこともあります。

搬入前、事前に資材置き場を確保しておきましょう。

資材置き場が確保できたら実際にジプトーンを搬入していきます。一枚一枚はそこまで重みがある訳ではありませんが、一度に多くを運ぼうと思ったら結構重いです。挟まれて怪我などしないよう注意しましょう。

ジプトーンを搬入できたら、次はジプトーンを加工していきます。

天井に何も付かない場合はそのまま付けてしまって大丈夫ですが、天井に照明器具が付いたり空調機器が付いたりする場合は、開口が必要になってきます。電気工事業者、空調工事業者、衛生工事業者と打ち合わせを行い、開口を行いましょう。

また、端っこなんかでもボードを加工する必要ができてきます。決まった大きさであるジプトーンを加工して、天井に付ける下準備を行なっていきましょう。

下準備が終わったら「LGS」と呼ばれる天井下地にジプトーンを留めていきます。

一通りジプトーンが留められたら片付け清掃して、施工完了です。

 

ジプトーンの寸法と厚み

ジプトーンの寸法

  • 455mm×910mm
  • 910mm×910mm
  • 1000mm×1000mm

ジプトーンの厚み

  • 9.5mm
  • 12.5mm
  • 15mm
  • 21mm
  • 25mm

 

ジプトーンの価格

ジプトーンの価格は、結論「1枚150円から300円程度」です。

当然のことながら、ジプトーンの大きさによって価格は異なります。小さければ安いですし、大きければ比較的高くなります。

とはいえ、ジプトーン自体はそこまで値の張るものではありません。

どちらかというと施工する人の人件費の方が高く付きますね。参考までに。

 

ジプトーンに関する情報まとめ

ジプトーンに関する情報まとめ

  • ジプトーンとは:石膏(せっこう)が素材となっているボード材のこと
  • ジプトーンの施工方法:置き場の確保→搬入→加工→LGSに留める→片付け清掃
  • ジプトーンの寸法:455mm×910mm、910mm×910mm、1000mm×1000mm
  • ジプトーンの厚み:9.5mm、12.5mm、15mm、21mm、25mm
  • ジプトーンの価格:1枚150円から300円程度

以上がジプトーンに関する情報のまとめです。

一通り基礎知識は網羅できたと思います。

似たようなボード材ではソーラトンやプラスターボードが挙げられます。ジプトーンを合わせて3大よく使われるボード材ですので、それぞれについても理解を深めておきましょう。

下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。

それでは!