- 照度計ってなに?
- 単位は?
- 使い方について知りたい
- 校正のやり方は?
- オススメ商品は?
- 照度の目安は?
上記の様な悩みを解決します。
照度計は照度を測定する際に必要になってくる機器です。使い方や校正など、正確な情報を理解しておかなければ後々問題が発生しますので、正しい知識を知っておきましょう。
この記事では照度計とは?といったところから、単位、使い方、校正、オススメ商品、照度の目安などについて解説していきます。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
照度計とは?
照度計とは、結論「室内の照度を測る機械のこと」です。
そもそも照度とは?といったところですが、照度は「照明器具によって照らされた面の明るさ」を指します。要するに床面・机上がどの程度の明るさなのかを示したものです。
数字が大きければ明るく、数字が低ければ暗いと言えます。では具体的にどれくらい明るいのか?どれくらい暗いのか?を数字で計測してくれるのが照度計です。
部屋の用途によって、適切な照度は異なります。
例えば、仕事をする事務所なんかでは明るい照度が設定されます。単純に明るい方が書類を見やすく、判断能力の向上にも繋がるからです。
対して、リラックスルームなんかでは比較的暗い照度になります。ギンギンに明るいよりも、少し暗い方が落ち着けますからね。
照度計の単位
照度計の単位は「lux(ルクス)」です。
似た様な単位としては「cd(カンデラ)」や「lm(ルーメン)」などがありますが、これらとは明確に区別されます。間違えない様にしましょう。
カンデラとルーメンはそれぞれ「光度」と「光束」を表したものです。気になる方は下記記事参照でお願いします。
照度計の校正方法
照度計を校正するなら、専門の会社に依頼しましょう。
テスターなどの簡単な機器なら自分で校正しても問題ない部分がありますが、照度計に関しては素人が校正できる部分ではありません。専門業者に依頼する必要があります。
理由としては、照度計の校正証明書が必要になるからです。
例えば照明器具の更新工事を行なった際、最終的に部屋の照度を測定してお客様に提出する必要があります。その際、測定に使用した機器と校正証明書が必要になります。
要するに「公の機関が認めた問題のない機器で測定しました」という証明が必要な訳です。自分で校正したとしても、それを証明する術がありません。
周期としては2年周期で校正に出す必要があります。
それ以前の校正証明書は使えませんのでご注意ください。
照度計の使い方
照度計の使い方
- ふたを外す
- 電源を入れる
- 測定したい場所に照度計を置く
- 表示された数字を確認する
以上が照度計の使い方です。
基本操作はそこまで難しくありません。ボタンを押して測定したい場所に置くだけです。表示された数字が照度ですので、確認してメモしましょう。
注意点としては、外光の存在です。
もし昼間に窓のある部屋で照度測定を行うと、外からの光も合わせて照度に組み込まれてしまいます。正確に部屋内の照度を測ることはできません。
どうしても外光が入ってきてしまう様な場合は、夜に照度測定を行いましょう。
裏技としては部屋の電気を消して外光のみの照度を測定し、電気を付けて先ほどの数字を引く。。。というやり方もなくはないですが、いかんせん正確な数字であるとは言えません。必要があれば夜に測定を行いましょう。
照度を測定する部分に自分の影が重なってしまうと、必然的に照度が落ちます。この場合も正確に照度を測定することができませんので注意しましょう。
照度計のおすすめ商品
AOPUTTRIVER
HIOKI(日置電機)
サンワサプライ
照度の目安
照度の目安
- 100lux:休憩室、病室、倉庫
- 200lux:便所、更衣室、書庫
- 300lux:受付、EVホール、体育館、教室
- 500lux:会議室
- 750lux:事務室、役員室、スーパーマーケット
- 1000lux:手術室
照度計に関する情報まとめ
照度計に関する情報まとめ
- 照度計とは:室内の照度を測る機械のこと
- 単位:lux(ルクス)
- 使い方:ふたを外す→電源ON→照度計を置く→数字を確認
- 校正のやり方:専門の会社に依頼
- オススメ商品:上章参照
- 照度の目安:上章参照
以上が照度計に関する情報のまとめです。
一通り基礎知識は網羅できたと思います。
照度に類する単語で「光度」や「輝度」や「光束」というものがあります。似た様な単語でありながら、意味合いは微妙に異なりますので、違いについて理解しておきましょう。
下に分かりやすい記事のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。