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ベントとは?原子力発電のベントを腰が砕ける位分かりやすく解説

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ベントとは?

ベントとは、結論「蒸気を逃す穴のこと」です。

原子力発電で使われている部品でして、詳細にいうと原子炉の中にあります。

原子炉が通常運行している時はベントのお仕事は無いのですが、原子炉に異常が発生した時にベントの出番です。つまり安全装置的な役割ですね。

ミズノ
具体的には、原子炉内の圧力が上昇しすぎた時に作用します。

原子炉の圧力が上昇しすぎると、原子炉が圧力に耐えられず、爆発してしまいますよね。

ベントは「蒸気を逃す穴」ですので、ベントが開けば蒸気が逃げます。蒸気が逃げれば原子炉内の圧力が下がり、不足の事態を解消できるという訳です。

 

3.11の際もベントが鍵になった

ミズノ
「じゃあそもそも不足の事態ってなんやねん。」って話ですよね。

3.11の東日本大震災の時に、原子力発電やべえみたいなニュースありましたよね。あれにもベントが関係してます。超関係してます。なんなら主役です。

原子力発電では、核融合反応を用いて熱エネルギーを生成します。

熱エネルギーを電気エネルギーに変換することによって、電気を作ってるんです。

細かい説明は省きますが、要は、原子力発電では大きな熱エネルギーが生まれます。加えて、これを冷やす必要もあります。

冷却器という冷却機能で普段は膨大な熱エネルギーを冷やしていた訳ですが、地震で冷却器がぶっこわれちゃったんです。熱エネルギーが大きくなると、原子炉内の圧力は急上昇しますよね。

「やべえ。原子炉冷却できないんですけど。これ爆発すんじゃね?」

というのが3.11の時に起こっていたことです。ベントは蒸気を逃す安全装置ですから、ベントを開くしか原子炉爆破を防ぐ方法はありません。

ただいつ爆発するか分からないので、怖い。という葛藤を描いたのが「fukushima50」という映画ですので暇だったら見てみてください。(KADOKAWAの回し者ではありません)

ミズノ
この話で何が言いたかったかっていうと、要は、ベントって超重要だってことです。長くてすみません。

 

ベントの種類

ベントの種類その①ベントシール

ベントシールとは、簡単に言うとパテのようなものです。

機器の出口に蓋をしても、本当に細かい穴はあります。その穴から中の気体が漏れたりしないようにする為のものがベントシールです。

原子力発電所では、ウランやMOX燃料などの放射性物質を含んだ気体を使用します。外に漏れたらヤバイのは説明しなくても分かると思います。

ミズノ
ベントシールを使うことにより、危ない気体を外に出さないことができます。

 

ベントの種類その②ドライベント

原子力発電の概要は先ほどざっくり解説しましたが、冷却の予備機能として「サプレッションプール」と呼ばれているものがあります。

サプレッションプールは、簡単な話、水です。

ミズノ
「水をたくさん用意しとけば冷えるだろ。」という単純でアナログな発想です。

ドライベントとは「サプレッションプールを通さず、直接外部に蒸気を逃す方法のこと」です。

勿論、外気に出す訳ではなく、原子炉建物の中に逃します。

屋外に出してしまったら放射線で汚染されてしまいますからね。とはいえ、屋内に蒸気は放出されますから、屋内は危険な状態になります。

 

ベントの種類その③ウェットベント

ウェットベントとは、「サプレッションプールに蒸気を逃す方法のこと」です。

蒸気を冷たい水で冷やそう!という単純な話です。ドライベントとは違って外に蒸気を逃さないので、屋内の危険性が軽減されます。

ミズノ
とはいっても、サプレッションプールを使っている時点で危険なことには変わりないんですけどね。
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