- 職人で働くメリットって?
- デメリットは?
- 1日のスケジュールについて知りたい
- どうやって求人を探せば良いの?
上記のような悩みを解決します。
職人として働くというのをキャリアの一つとして考えた方もいるかと思います。その為に、まずメリットとデメリットを理解し、正しい現状を把握してからキャリアを決めましょう。
この記事では職人の働き方について、メリット、デメリット、スケジュール、求人の探し方などについて解説していきます。
なるべく分かりやすい表現で記事をまとめていくので、初心者の方にも理解しやすい内容になっているかなと思います。
職人で働くメリット
職人で働くメリット①ライフワークバランスに優れている
「働き方改革」という名目で、17時には作業が終了する現場が多いです。その後の片付けを考えても、18時には現場を出られることがほとんどです。
施工管理が毎日夜遅くまで働いているのに対し、職人は基本的に残業しません。
その分早く家に帰ることができます。
- 趣味に時間を使ったり
- 恋人との時間に使ったり
- 明日に備えてキッチリ睡眠を取ったり
上記のように、ライフワークバランスの取れた生活を送ることができます。
職人で働くメリット②健康的な生活を送れる
- 朝早起きをする
- 仕事で体を動かす
- しっかり睡眠時間を確保できる
- 規則正しい生活が出来る
上記の理由から、職人として働くと健康的な生活を遅れます。
僕がいた現場では70歳くらいのおじいちゃん職人がいたのですが、ピンピンしていました(笑)。たまにガラパゴス携帯のように腰の曲がった老人がいますが、職人として働けば、ああはなりません。
毎日現場で運動をして汗をかいているからこそ、肉体的だけではなく、精神的にも健康的に生活をすることができます。
職人で働くメリット③給料は意外と良い
職人というと、あまり給料が良いイメージはないかもしれません。確かに高学歴の人で職人ってあんまいませんからね。
実は職人って給料いいんです。
電気工事士の場合は、良い人で日給2.5万〜3万円の人もいます。
日給3万で月に20日働くとしたら、月収60万です。年収換算すると720万円。日本人の平均年収は400万ですから、倍近くもらっている計算になります。
スタバでスーツ着てパソコンを打っているビジネスマンより、現場で汗水垂らしている職人の方が給料は良いこともあったりするんです。
職人で働くメリット④個人事業主としての門出が開かれている
職人は個人事業主として独立しやすい職業です。個人事業主として働けば、もちろん大変なことはありますが、良いこともたくさんあります。
- 自分で働く時間をコントロールできる
- 嫌いな上司と関わる必要なし
- 自由にのびのびと働ける
縛られたくない自由人の方にはオススメです。
また、個人事業主の職人は「仕事がない。。。」というリスクも少ないです。
というのも建設業は未曾有の人手不足。本当にどこも人手が足りてない状況です。おそらく前科があったとしても仕事を受注できます(笑)。
仕事がなくなる恐怖に覚える必要がないのは大きいです。
職人で働くメリット⑤ぶっ飛んだ人が多くて楽しい
建築現場の職人にはぶっ飛んだ人が多いです。
そんな人達と一緒に働くとやはり楽しいです。
その分、いざこざが多いことも確かですが、会社でデスクワークをしているよりも楽しいです。現場はある種、治外法権のようなところもありますので、普通じゃ考えられないようなことが起こったりします。
刺激を求める方もオススメです。
職人で働くデメリット
職人で働くデメリット①給料にアッパーがある
先ほど、職人の給料が多いといいましたが、給料にアッパーがあるのは事実です。
確かに一般的なサラリーマンくらいは稼げます。それ以上稼ぐ人もいますし、700万近く稼ぐ人もいるのは事実ですが、それを超えることはありません。
また、700万まで行くのはごく少数ですので、裕福な生活をするのは厳しいかもしれません。
ただ、普通に生きていけるだけのお金は貰えるので全然生活はできるんですけどね。超豪勢な暮らしをしたい!といった方にはオススメしません。
職人で働くデメリット②繰り返しの作業が多い
職人として働くと、同じ作業を淡々とこなすことがあります。繰り返しの単純作業が苦手な人にはオススメしません。
何時間も同じ作業をし続けるのは精神的にしんどい部分があります。
「あー早く終わらないかな」「めんどくさいな」そう思うことが多々あります。その点、他の職業では複数の違うタスクをこなすので、違う仕事で飽きがきません。
繰り返しの単純作業は即飽きるので、飽き性の方は辛いと思います。
職人で働くデメリット③年をとると体が辛い
誰にでも老いはきますから、歳を取った時に体が辛くなることがあります。
そこでしっかり動くからこそ、老後も健康的にいられるのかもしれませんが、やはり辛いですよね。それに体を壊してしまえば、働くことはできません。
働くことができなければ、お金は入ってきません。生活に困ります。
仕事が体に依存している分、体調管理はキッチリしないといけません。
また基本的に屋外での作業になるので、夏は暑いし冬は寒いです。
若いうちはまだ耐えられるかもしれませんが、歳を取るごとにどんどん辛くなっていくことは覚悟する必要があります。
職人で働くデメリット④将来性があるのかは疑問
最近では科学技術の発展により「誰でも同じように施工できる道具」が開発されています。
このような道具が普及すれば、ベテランの職人だろうと新人の職人だろうと同じクオリティの仕事ができるようになります。
そうなるとベテラン職人の価値は下がりますから、給料も下がります。
最近ではロボットも発展しており、単純労働はロボットに代替されることもあります。完全に職人の仕事がなくなることはありませんが、給料が下がる可能性は否めません。
職人の1日のスケジュールは?
まずは職人の1日のスケジュールについて解説します。
「人による」というのは大前提ではありますが、大体はこんな感じです。
- 6時30分:起床
- 7時30分:現場に到着
- 8時:朝礼・KYミーティング
- 8時30分:作業開始
- 10時:30分休憩
- 10時30分:作業再開
- 12時:昼休み開始
- 13時:昼礼後、作業再開
- 15時:30分休憩
- 17時:作業終了
- 17時30分:片付けを終えて現場を出る
- 18時30分:帰宅
職人の求人の探し方
もし職人へ転職したいと思うなら、転職エージェントを利用することをオススメします。
職人の世界では、いわゆる「パワハラ」のようなことも少なくありません。キッチリと職場を選ばないと辛い目にあってしまいます。
嫌な会社を回避するためにも、多くの求人からより質の良い求人を見つける必要があります。
また、その中で良い求人を見つけることが出来ても、内定をもらえるかは分かりません。1%でも内定の確率をあげるべきです。
転職エージェントを利用することにより、
- 内定の確率が上がったり
- 条件の良い求人を知れたり
- 自分では気付けない強みに気づいたり
といった、良いことしかありません。せっかく大きな決断をする訳なので、転職エージェントを使わないのは損です。利用料も無料なので、一回チェックしてみてください。
まとめ:自分に合っていると思ったら職人は悪くない
- 朝早く起きて早く寝る
- 体を動かす
- 仲間と協力して大きなものを作る
上記のような基本的なことが出来るので、職人さんは精神的にも肉体的にも健康です。毎日楽しそうに生きている人も多いです。
職人として働くのは想像するよりもずっと良い選択だと思います。
もちろん、悪い面もありますが、それはどの仕事も同じですからね。
是非、キャリアの1つとして職人という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?