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高圧検電器とは?仕組み、使い方、点検方法、セットで使う工具など

  • 高圧検電器とは?
  • 仕組みについて知りたい
  • 使い方は?
  • 点検方法について詳しく知りたい
  • セットで使う工具は?

上記の様な悩みを解決します。

検電器と言われてイメージすることが多いのは低圧の検電器ですが、高圧ケーブルの更新や新設など、高圧検電器を使用するタイミングもあります。

使い方や点検方法など、低圧の検電器とは違った部分がありますので、それらの違いについて抑えておきましょう。

この記事では高圧検電器とは?といったところから、仕組み、使い方、点検方法、おすすめの商品などについて解説していきます。

なるべく分かりやすい表現で記事を執筆していくので、初心者の方にも分かりやすい記事になっているかなと思います。

それではいってみましょう!

 

高圧検電器とは?

高圧検電器とは、結論「高圧ケーブルに電気が流れているか否かを確認する工具のこと」です。

当たり前ですが、活線部分(電気の流れている部分)に触れると感電してしまいますよね。高圧ケーブルの更新なんかではブレーカーを開放し、電気が止まった状態で作業しますが「本当に電気が止まっているのか?」を再度確認する必要があります。

そこで使用するのが高圧検電器です。ブレーカーを開放した後に高圧検電器で検電確認を行うことで、無電圧であることを確認してから安全に作業を開始することができます。

工事現場においては安全が最重要ですので、高圧検電器を使用するのは必須です。

ちなみにここで言う「高圧」とは、直流では750V超え7000V以下、交流では600V超え7000V以下を指します。

ローカル側に設置してある電灯盤は大抵100Vですし、動力盤でも200V程度です。それらと比較すると電気の大きさが容易に想像できるのではないでしょうか?

また、「検電器」と言われて多くの人がイメージする検電器は低圧の検電器であり、高圧の検電器は見た目も仕組みも異なります。

そこでまずは高圧検電器の仕組みについて理解していきましょう。

 

高圧検電器の仕組み

高圧検電器の仕組みは、結論「ケーブルの周囲に発生する電界の変化を検出する」です。

前提として、検電器によって仕組み及び原理は異なります。よって一概には言えない。。。というのを大前提として、ざっくり、分かりやすい原理について解説します。

極論、ケーブルの活線部分に触れれば、電気が流れているか否かを確かめることはできますよね。ただ活線部分に触れるとお釈迦様になるので、触れずに確かめる必要があります。

ここで考えるべきは「ケーブル周囲の電界」です。

ケーブルに電気が流れると「電圧」が発生するのは言うまでもないかもしれません。電圧(電位差)が発生すると、ケーブルを中心として電界が発生します。検電器はこの電界に関する情報を取得することにより、ケーブルが活線か否かを判断します。

 

高圧検電器の点検方法

高圧検電器の使い方について理解する前に、点検方法について理解しておきましょう。

高圧検電器は「音を発するか否か」で活線か否かを判断します。音を発したら活線状態ですし、音がならなかったら非活線状態です。

そもそも高圧検電器のバッテリーが切れていれば音を発することはありませんので、使用前には必ずバッテリーが切れていないか確認しましょう。

また、半年に一回もしくは一年に一回の定期点検に関しましては「推奨」という形になっています。法律で必ずやらなければならないと決まっている訳ではないが、やった方が良い、という位置付けです。

実際、他の工具とは違い、命に関わる部分ですのでやっておいた方が良いでしょう。

各メーカーへ依頼すれば正式な点検をしてもらえますので、半年もしくは一年程度で点検へ出すようにしましょう。

 

竣工図書におけるトレーサビリティ

どの工事においても竣工図書を作成する訳ですが、そこでは「トレーサビリティ」というものが重要になってきます。「トレーサビリティ」を直訳すると「追跡可能性」です。

ザックリ言うと「正しい場所で、正しい機関が、正しい手順で点検した!という証明証のこと」です。

竣工図書において、使用した高圧検電器が正しく機能するものであったと証明する必要がありますよね。そこでは現場担当者が「ちゃんと点検から大丈夫」などといった大雑把なものは通用しません。

適正な機関で良いものと証明されたものを使用する必要がありますし、その証明証が竣工図書には必要です。それがトレーサビリティな訳です。

点検は現場にて行うことも必要ですが、定期的にメーカーへ点検を依頼し、その証明証を貰うことが必要になります。あらかじめ覚えておきましょう。

 

高圧検電器の使い方

STEP①高圧検電器の点検

まずは高圧検電器の点検を行います。

点検方法は先述の通りですが、意図としては「その当日も高圧検電器は正常に動くものである」ということを確認するものです。

 

STEP②棒を伸ばす

点検が終わったら、棒を伸ばしましょう。

高圧部分は大変危険ですので、距離を取って検電できる高圧検電器が多いです。棒を伸ばして検電したい部分へ近づけましょう。

 

STEP③数字を3つ数える

検電したい部分に検電器を近付け「イチ、ニッ、サン!」と数えましょう。

ブレーカーの投入や低圧の場合なんかでも同様ですが、高圧検電器を近付けても確実に音が鳴らないことを確認しましょう。

 

STEP④再度点検を行う

高圧部分の検電が終われば棒を元の状態に戻し、再度点検を行いましょう。

確率は低いかもしれませんが、点検中に検電器が壊れる場合もあります。検電が終わったタイミングにおても高圧検電器は正しく動作している、、、ということの証明が必要です。

 

高圧検電器に関連する用具

その①ゴム手袋+長靴

高圧検電器で調べるのはその名の通り「高圧」ですので、作業自体が非常に危険なものになります。安全には気を遣っても使い切れないですので、ゴム手袋と長靴を使用するのが一般的です。

命に関わる部分ですので、きっちり道具を揃えましょう。

 

その③短絡接地器具

安全装置として、高圧部の短絡接地器具も使用されます。

短絡接地器具は復電時の取り外し忘れが原因で設備事故が起こったりします。停電計画書等を作り、安全に作業を進める様にしましょう。

 

高圧検電器に関する情報のまとめ

高圧検電器に関する情報のまとめ

  • 高圧検電器とは:高圧ケーブルに電気が流れているか否かを確認する工具のこと
  • 高圧検電器の仕組み:ケーブルの周囲に発生する電界の変化を検出する
  • 高圧検電器の点検方法:音を発するか否かorメーカーへ依頼
  • 高圧検電器の使い方:点検→棒を伸ばす→検電部にて3つ数える→再度点検
  • 高圧検電器とセットで使う工具:ゴム手袋、長靴、短絡接地

以上が高圧検電器に関する情報のまとめです。

高圧検電器を使用するということは、それだけ大きな電気を使う工事であり、工事の危険度は高い部類に入ると言えます。

事故が発生して幸せになる人は1人もいませんので、事故が発生しないよう、高圧検電器を使用して行きましょう。

それでは!
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