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電気設備施工管理のつらいところ【電気設備の施工管理が解説】

電気設備の施工管理をやっていると「つらい」と感じることが多々あります。

勿論、他の職業が楽だとはいうつもりはありませんが、多くの職種の中でも電気設備の施工管理はかなりつらい方だと思います。

当記事では具体例についてこの記事ではご紹介します。

電気設備の施工管理を目指している人はリアルな実態を知りることができ、実際に電気設備施工管理として働いている人は共感できる内容になっているかなと思います。

当記事を執筆している筆者は、現役の電気設備施工管理です。実際に働いてみて感じたことを元に記事をまとめるので、リアルで生々しい話になるかなと思います。

それではいってみましょう!

 

工期遅れの影響をモロに食らう

電気設備の施工管理は工期遅れの影響をモロに食らうのがつらいです。

どの現場にも工事計画なるものが存在します。その通りに工事が進めば何の問題もありませんが、その通りに工事が進む現場はそう多くありません。

何かしらのイレギュラーが発生し、工期が遅れたりします。

躯体工事の段階で2ヶ月遅れなんて普通にありますからね。納期を伸ばすことはできませんので、2ヶ月分の遅れを取り戻さなければなりません。そのしわ寄せが電気に来ます。

電気や設備などのサブコン業者は工事の尻に来ることが多いです。

例えば、照明器具を付けるのにも、天井ができていなければ照明器具を付けれませんよね。コンセントを付けるのには壁ができなければ施工できません。

工期が遅れた分、それを取り戻す様に電気が残業する必要があります。これが電気設備の施工管理をやっているとつらいポイントです。

残業時間ランキングなんかを見ると分かりますが、建築の施工管理よりも、電気の施工管理の方が残業します。

その分、心身に負担がかかりますから、つらいのは言うまでもありません。

 

他業者からの嫌がらせがつらい

電気設備の施工管理をやっていると、他業者からの嫌がらせがつらいです。

現場に出たことのある人なら分かると思いますが、現場には謎のヒエラルキーが存在しています。暗い業者は偉い、サブコンは偉くない的な感じです。

初めて現場に出た時に驚いたのですが、躯体業者はやたらとサブコンにイキリます。

何故が自分は偉いという認識を持っているらしく、ぞんざいに扱われたり、嫌がらせを受けることも多々あります。

筆者が行った現場では「お前ら(電気)の開口補強をやらねー」と鉄筋屋さんに大声で怒鳴りつけられたことがあります。開口補強は建築工事で別に筆者(電気)が困る訳ではないのでシカトしましたが、精神的ダメージを受ける人は受けると思います。キレられて良い気持ちの人なんていませんからね。

昔はPF管にコンクリートを詰められたりもしたそうですし、ビールを買って献上しないと協力してくれない。。。的なこともあった様です。

今ではそこそこ改善されたとは思いますが、それでもゼロになっている訳ではありません。

人によっては他業者の嫌がらせやゼネコンからの無理難題につらいと感じてしまう人も多いです。

 

電気関係の資格の勉強がつらい

電気設備施工管理は、資格の勉強がつらいというのも挙げられます。

資格の勉強が大変であるというのは建設業の共通事項かもしれませんが、電気の場合、資格取得の範囲がかなり広いです。電気工事士や施工管理技士の資格に加え、電験三種や消防設備士など、取るべき資格を挙げ始めたらキリがありません。

その分、取得した資格は自分の資産として大きく残りますが、それを活用する機会がどれくらいあるのか?と聞かれれば疑問が残ります。

また「電気は目に見えない」というのも大きなポイントだと思います。

目に見えないからこそ、抽象的で理解が難しいものが多いです。全ての試験が難しいとは言いませんが、電験三種や電験二種レベルになるとかなり難しいと思います。

後述しますが、電気設備の施工管理は労働時間もかなり多い部類です。

大量の残業をこなしつつ、プラスで資格の勉強をするというのは骨が折れます。会社によっては資格を取ったら数万円というボーナス制度を採用していますが、それでもつらいものはつらいです。

 

何故か電気設備の施工管理は若手が職長を務める

電気設備施工管理のつらいポイントとして、何故か若手が職長を務めるという点もあります。

現場に出れば分かりますが、ほとんどの業者は親分が職長を務めます。現場経験も長く、知識も豊富な人が職長として選定されるのは当然の考えですよね。

こと電気設備においては異なります。若手が職長を務めます。意味不明です。

筆者も1年目で大型現場の職長を務めましたが、相当大変な思いをしました。基本的に話す相手は百戦錬磨の職長達ばかり。現場のことなんてよく分かってない若手が苦労するのは当然です。

職長とは、簡単に言えば「現場のリーダー」です。

現場のリーダーをペーペーがやるのは意味不明ですよね。野球未経験者の1年生が部長を務めている様な感覚です。それ以外の野球に詳しい人達をまとめ上げるのは骨が折れます。

「若手は何事も経験」と多くの人は言いますが、人によって、それは超えられない壁で電気設備施工管理を辞めてしまうキッカケになるかもしれません。

個人的に、職長はそれなりに現場経験のある人にしておいて方が良いかなと思いますが、なかなか改善されそうにないのが難しいポイントですね。

 

専門用語のボリュームがつらい

電気設備施工管理のつらいポイントとして、専門用語のボリュームも一つ挙げられます。

前提として、電気設備施工管理は建築用語も理解しなければなりません。電気工事業者だから電気の知識さえつけておけばOKという訳では無いんです。

また、電気設備には多種多様な設備があります。

電気設備の種類

  • 防災設備
  • LAN設備
  • サイネージ設備
  • 幹線設備
  • 電灯設備
  • コンセント設備
  • 動力設備
  • 避雷針設備
  • etc…

各設備に関する専門用語も理解しておかなければ、工事を遂行することはできません。

建築用語から電気関係の用語、弱電関係の用語まで。。。一体どれだけのことを理解しなければならないのでしょうか?

とはいえ、それぞれの設備に対してプロの業者がいるので、全てに対する理解が必要は無いです。ただ基本的なところは理解しておかなければ、打ち合わせにすらなりません。

「追求し始めたら終わらない」というのは、知的好奇心旺盛な人によって魅力的です。

仕事をいくらでも深掘りできるという訳ですし、毎日新しいことを学ぶ必要があるのは、やりがいが大きいと言えます。

ただ、それを負担に感じてしまう人は、電気設備の施工管理をやっていてかなりつらいと思います。

相当適切が分かれる仕事だと思いますので、キャリアの選択は慎重にやった方が良さそうです。
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